
「三重大学三翠会館」は、三重大学の母体である三重高等農林学校の開校l0周年記念事業として同窓会の醵金により建築されたもので、工事は昭和11年 (1936年)1月28日に着工し、約9ヵ月を要して同年9月24日に竣工し、同年11月1日開館されました。建物は、木造洋風2階建一部平屋建で、集会 室として1階洋室と2階和室が設けられ、面積は1階309㎡、2階192㎡、計501㎡です。集会・宿泊や校史関係資料展示などに活用されてきました。 さらに、昭和47年(1972年)に農学部創立50周年記念事業の一環として、集会室の西側に新たにベランダが設けられました。このベランダは、グラ バー邸を思わせる明治調のもので、三翠園とよく調和した景観をかもし出しています。 三翠会館の建築は、簡潔な意匠による経済的で技術にも容易な技術様式体系が用いられ、昭和戦前に建築された地方の木造公共建築の特色をよく留めているこ とから、平成l4年(2002年)2月l4日、登録有形文化財に指定されました。 また、三重大学開学50周年記念事業の一環として同会館の大改修工事が行われ、平成l4年(2002年)3月25日竣工し、三重高等農林学校時代の唯一 の既存建物としてキャンパスに由緒ある風情を残しております。
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