JA三重 市民講座 農を考える ~守りたい私たちの文化・景観・環境~

 
 食・農・いのちの市民講座開催
2010年7月31日

JAグループ三重と三重大による「食・農・いのちの市民講座」第1回目が
2010年7月31日(土)、津市内の橋北公民館(アスト)で開かれました。

この講座は県内の市民の方々へ4会場に分けて開催する予定です。
(今後の会場について
詳しくはこちら 

「農を考える~守りたい 私たちの文化・景観・環境~」をテーマに研究者3名が
講師として招かれ、それぞれの専門分野について講演しました。
講座には30人の市民が参加し、講演後には活発な質疑応答も行われました。

冒頭、JA三重中央会川井室長の挨拶

生物資源学研究科の石田正昭教授による司会進行
 
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元農水省農業研究センター作物生理品質部長元三重大学生物資源学部教授
「稲作からみた日本の生活文化」

明治~戦後~現在までの稲作文化の歴史をご紹介下さいました。
稲の収量が100年間で2.5倍に増え、そこには肥料の質向上・農法改良・
区画整備など、数多くの手によってなされたことをご紹介下さいました。
コシヒカリ・あきたこまち・ひとめぼれ・きらら397など、日本独自の品種文化の誕生や
それぞれの品種にあった流通業界の視点も教えて下さいました。

次回、四日市会場からは稲作からみた日本酒の今についてもお話し下さいます。

市民の方々からの感想など
  稲というものを日本人として知ることは、極めて大事であることを再認識しました。
品種改良に関しコシヒカリと流通の関連など興味を覚えました。

 
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生物資源学研究科 准教授 大野 研 准教授「農村景観を科学する」 

人間の脳が「美しい」と感じるものの共通点を探すため、景観を守る先進国である
ヨーロッパの景観と日本の景観を比較し、形や配置に「フラクタル性」があることを
ご説明下さいました。
その他に、美しさの基準として「安全であるか・整然としているか・自然であるか」を
フィールド調査しすることで、私たち育った農村景観を科学的に解釈し、
景観の美しさを守ることは、観光資源の保有につながることをご提示くださいました。

市民の方々からの感想など
都市が美しいと感じるのはなぜなのか 何気なく眺めている景色にも配置・色彩など様々な要素が関連して景観が成り立っていることが理解できた。今後行政や自治体でもこのような研究が生かされ農村の景観が残るとよいと思います。

 

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生物資源学研究科 水野隆文 准教授 「植物で土をきれいに」

普段、わたしたちが食べている「農作物」を育てる、「土」に含まれる
有害な金属について、
人体への影響と日本での土壌の重金属汚染の現状を
ご説明くださいました。
それを解決するために、植物を利用した新しい土壌浄化法
「ファイトレメディエーション」
について、わかりやすくご説明くださいました。
この方法は汚染物質を資源として回収でき、従来の方法とくらべてコストが
懸らないことから、
農水省やゼネコンを始めとする多くの企業が注目している
というお話に、
市民の方々からは「本格的な実用化を期待したい」などの
感想があげられました。

市民の方々からの感想など
 公害・環境問題にも興味があったので新たな知識が吸収できました。
命にかかわる大事な内容、植物に土壌浄化能力がある事は知らなかったので
非常に興味深く聞けました。

 
 

 

 

 

 

   
 会場の様子    
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三重大学大学院生物資源学研究科

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