研究の目的
我が国は古くから,多くの海藻を食糧資源や工業原料として利用してきました.
近年は海藻のもつ機能特性が注目され,機能成分の単離・精製・同定や,
ヒトに対する生理機能・作用機序の解明,さらには海藻のもつ特異な性質の分子レベルでの解明などが重要な課題となっています.
このような背景から,海洋生物化学教育研究分野では
「ヒトの生活に海藻をどのように役立てることができるのか?」
「海という特殊な環境に生育している海藻の特性は,どのような分子メカニズムで調節されているのか?」

に重点を置いて,様々な研究活動に取り組んでいます。




[機能性食糧資源としての海藻]
海藻に含まれている機能成分を単離・精製し,
実験動物やヒト培養細胞を用いた試験により,ヒトの生活習慣病予防効果について調べています.
研究活動を通して,海藻を積極的に食生活に取り入れることによる生活習慣病予防効果を明らかにすると共に,
海藻の機能成分を利用した機能性食品などの開発や,未利用海藻資源の有効活用法の開発にも取り組んでいます.




[遺伝子資源としての海藻]
海に生育する生物は,環境条件が一定の範囲を超えた場合にストレスを受け,代謝や生長が大きく影響されます.
海藻の環境応答・適応の分子機構を調べると共に,得られた分子情報を利用した海洋環境のモニタリング手法の開発
ストレス耐性品種の開発に取り組んでいます.
さらに,海という特殊な環境に生育する海藻は,陸上植物とは生長や代謝が大きく異なっています.
海藻の特性に関わる分子機構を調べ,その基礎情報の利用・応用についての研究にも取り組んでいます.



[研究課題の概要]


現在の研究課題
○食用海藻資源と未利用海藻資源の生活習慣病予防効果に関する研究
○モデル海藻の環境応答・適応の分子機構に関する研究
○養殖海藻スサビノリの病障害抑制手法の開発
○養殖海藻スサビノリの生殖細胞形成の分子機構に関する研究
○海産種子植物の生殖器官形成の分子機構に関する研究
○モデル海藻の形質転換法の開発


専門分野
海洋生物化学,海洋分子生物学,食品化学,栄養学など


研究内容の応用分野
食品(健康・機能性・保健食品),化粧品,種苗生産,育種,環境アセスメントなど





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