直線上に配置

このページは、どうでもいいと思っていましたが、いろんなところから反響があり、それなりに読んでいただいているということがわかってきました。ぼちぼち、日々の生活を書いていきたいと思っています。

12月某日 仕事納め 今年は東日本大震災が大きな出来事でした。放射線管理をずっとやってきたものとして、地域に少しでも貢献できればと、依頼された講演にはできるだけ行きましたし、企業からの相談もいくつか受けました。子供達までが、ベクレル、シーベルトと言うようになりました。怖れるだけでなく、正しく理解することが重要なのです。こうして、また1年が過ぎます。出席簿の最後の欄に印鑑を押しました。まあ、病気することなく、この1年も過ごせたことが一番なのかとも思います。ドラゴンズの連覇、グランパスの活躍、なでしこジャパンの優勝、アジア杯、いろいろなことがありました。まあ、それなりにという感じですが、研究が進んでいないし、思ったように勉強もできていません。課題はたくさん残った感じですね。東海・東南海・南海の三連動地震もいつ起きてもおかしくはありませんし、東北で起きたことは、明日は我が身です。だからこそ、一日一日の大切さみたいなものを感じながら、目標をめざしてがんばっていこうと思います。(例年年明けに届く、健康診断の結果の入った灰色の封筒。今年は、年内に届きました。これは正月の飲み食いを抑えるための作戦か・・・・・血液検査の結果も改善せず、あっちが減れば、こっちが増える。メタボ脱却は遠いまぼろしかも)よいお年をお迎えください。

12月某日 いよいよ、今年も残り少なくなってきました。今年も、なんとか数日を残し、300万歩を達成することができました。残念ながら、メタボの脱却はかないませんでしたが、来年の課題としてとっておきます。来年の会議資料としての業績のまとめと、研究費のお金の計算をしながら、年の瀬を迎えています。

12月某日 学内企業研究会 学内で開催される就職説明会です。今年は、430社の参加があります。いわゆる就職合同説明会です。各企業が説明ブースをつくって、学生が話を聞くというようなスタイルです。卒業生が働いている会社もいくつか来ていますので、ご挨拶にでかけました。こういった大学の活動が、就職率のよさにつながっているのかもしれません。学生も、名古屋や大阪の合同説明会に行くよりは、手軽ですし、ブースを出してくれている企業は、少なくとも三重大学から学生を採用したいと思って来てくれているわけですから、チャンスがあります。先日某経済誌に発表された就職に強い大学ランキングでも、三重大学は総合13位、人気企業100社への就職率は低いものの、正味の就職率、公務員への就職率の高さが評価されています。

12月某日 忘年会 今年は少なめですが、健康診断が済んでいるからといって飲みすぎないようにしないといけません。資源循環学科(専攻)、生命科学研究支援センターと所属の分だけ異なるメンバーでの忘年会がつづきます。

12月某日 同窓会 大学の同窓会「三翠化学会」の機関誌である「三翠化学」の編集をやっています。その第60号が完成し、発送が終わりました。同窓会活動は、法人化以降の大学にあっては、重要な意味があります。

12月某日 分子生物学会 横浜で開催されました分子生物学会に参加し、ポスター発表をしました。今年は、濃い議論ができました。とっても、勉強になりましたし、よいサジェスションをいただきました。いろいろとお世話になった皆さんに会うこともできましたし、他大学の現状や改革のお話なども聞く事ができ、有意義な時間を過ごせました。もう少し長く参加できるとよかったのですが、講義とか行事が重なって、結局日帰りという強行スケジュールになってしまいました。ちょうどTOYOTA杯の試合のはじまりと帰る時間が重なってしまい横浜線が、すごいラッシュで新横浜がとても遠く感じました。いやー、都会の電車の混み方はあいかわらずすごいですですね。

12月某日 文化フォーラム2011〜大震災から学ぶこと〜 志摩市と三重大学で開催しておりますフォーラムに参加し、「ベクレルとシーベルトって、どう違う?」というお話をしました。市長さんをはじめ、一般の人に放射性物質と放射線、単位としてのベクレルとシーベルトについて説明をしました。

12月某日 前期試験の再試 何かが変わったように感じます。昨年あたりから、なんだかおかしな雰囲気になってきました。自分にも再試の経験はあります。とくに必修で再試になったときは、本当によく勉強しました。すんなり通った講義よりも、今でもよく覚えています。これまでは、再試になるとさすがに勉強してくれて、再試で落とすことはありませんでした。ほぼ、完璧な答案をみながら、どうして、最初の試験でこれをしてくれないかなあと思っていました。昨年の再試で、再試でも勉強をしてこない学生にはじめて出会いました。ちょっとおどろきでしたが、それでも、この講義が必修の学生は、全員なんとか合格点をクリアしてくれました。今年、まず再試の無断欠席が多いのに驚きましたが、さらに、その試験成績に、目が点になってしまいました。この講義をはじめて9年目になりますが、なぜ、なぜ、なぜ??? なんのために、前期試験の正答例を掲示板に貼っているのか、なんのために前期のMoodleをこの時期までオープンにしているのか、がっかりを通り越して、さみしいですね。

12月某日 掲示板 学部掲示板に、「机に落書きをしないように」の注意が出ていました。子供じゃあるまいしと思っていたら、ある教室でびっくり、ポケモンの絵がいっぱい書いてありました。

12月某日 研究室の忘年会 さあ、忘年会シーズンのスタートです。健康診断が終わったからと、ちょっと食べ過ぎました。

12月某日 V2による経済効果に貢献しました。

12月某日 V2優勝パレード 落合竜最後の優勝パレードを名古屋まで見にでかけました。こちらを出るときは雨模様でしたが、名古屋では雨も上がって、そこそこの場所でパレードを見ることができました。残念ながら、グランパスとのアベックV2にはなりませんでしたが、それでもグランパスもがんぱってくれて、最後までハラハラドキドキでした。

12月某日 健康診断 これも恒例行事、残念ながら、腹囲は変わらず、残り1cmは、前のまま。北海道での体重増加をもとにもどすことができず、体重は増加。11月はよく運動したつもりだったが、直前1ヶ月では、効果がうすいことがよくわかりました。次の6月に向けて、またやりなおしです。

12月某日 いよいよ、今年もラスト1ヶ月ですね。あっという間に1年が過ぎていく感じです。

11月某日 予備審査 博士課程の学生さんの予備審査がはじまりました。200ページを超える博士論文を読むのはたいへんですが、地域イノベーション学研究科として最初の博士ですので、審査にも気合いが入ります。

11月某日 推薦入学試験 いよいよ入試シーズンインという感じです。学部の推薦入試がありました。

11月某日 地域イノベーション学会 地域イノベーション学研究科という大学院に所属していますが、地域イノベーション学という学問は、どのようなものなのか、なかなかわかりにくいところがあります。そこで、地域イノベーション学を議論する学会として、地域イノベーション学会が設立されました。その第一回の大会が津市内で開催されました。前三重大学学長の豊田先生、豊田先生の附属時代の同級生のドン小西氏の辛口トークにはじまり、高校生レストランで話題になりました多気町の取り組み、大台町の過疎化集落におけるユズ栽培の取り組みの紹介があり、行政、企業、大学がいっしょになって地域からイノベーションを起こしていこうとする、まさに地域イノベーションは、三重からという意気込みを感じました。

11月某日 日本シリーズ 落合監督になってから、8年間5度目の日本シリーズです。結果的には、ナゴヤドームでの三連敗がひびきました。シリーズ最低打率、シリーズ最少得点、シリーズ最少安打、シリーズ最少ホームランと打つ方では、記録ずくめでしたが、最終戦まで戦えたのは、シリーズ最多奪三振という記録でわかるように投手陣のふんばりだったと思います。12球団最低打率で、日本シリーズの最終戦まで戦えたのは、まさに投手陣、守って勝つ落合ドラゴンズの集大成のような日本シリーズだったと思います。残念だったねメールをいただきましたが、完全制覇という目標を残してくれたのは、落合監督の愛情だと思って、来年も応援します。長い2011シーズンが終わりました。この時期まで、野球を楽しめたのは幸せなことだと思いました。

11月某日 科学の祭典 三重大学大会 これも年中行事ですが、今年も小学生を対象に「科学の祭典」に出展しました。今年も2日間で3000名を超える参加者がありました。「放射線を調べよう」というブースで、中身は昨年と同じですが、驚いたことがあります。子供達のほとんどがBqとSvの単位が読めるということです。自然放射線をカウントしてもらっているのですが、数字を読んで、○○ベクレルとか、シンチサーベイの値を見て、0.07マイクロシーベルトと読めるのです。それと中学校の先生が小型の線量計をもっていたり、ご父兄の質問も、より具体的であったり、実験をお母さんがやらせてほしいとか、例年にない盛り上がりで、2日間、話し続けた感じでした。一番多い質問は、ベクレルとシーベルトの違いについてでした。放射線のもつエネルギーが核種によってちがうことを理解してもらうと、そういうことだったのか、となるのですが、そこを説明するところが難しいですね。とくに、γ線のエネルギー違うというところ、つまり光が振動数(波長)により、エネルギーが違うというところを理解していだだけるかどうか鍵でした。やはり物理は大事です。E =hν。
 GMサーベイメータを使ったポケモンゲーム

11月某日 自由研究発表会 資源循環学科物質循環学講座の2年生に、毎年、夏休みの自由研究をやってもらっています。これまでも、工場見学、研究所見学などもしてもらったり、とにかく自主的に研究するという取り組みをしてきました。その内容を大学祭で発表してきましたが、大学祭には、そういった学術的な発表する場がなくなってきたので、発表会をすることになりました。少しでも、自分たちで勉強して、考えて、行動するということができればいいかなと思います。

11月某日 教育貢献表彰 前期の講義で、「基礎分子生物学」が、人数の多いクラス(46名以上)で、授業アンケートの総合満足度が1番になり、学部教授会で表彰されました。ただ、ちょっと複雑です。確かに学生さんは講義に満足したかもしれませんが、試験の結果はさんざんでしたし、授業外学習時間は、昨年度よりもずっと少なく、のきなみポイントダウン。確かに2年連続の表彰ですが、うれしさも半分です。以前からのクレームは、改善したので、減りましたが、満足度のポイントは、一昨年、4.67、昨年が、4.59、今年は、4.45と、どんどん下げているのが、気になるところです。いろいろと改善したことが裏目に出ているのかもしれません。まだ、再試もありますし、この講義の決着がついたわけではありません。再試が終わってから総括して、来年度に備えたいと思います。

11月某日 大学祭 落語研究会の発表会に出かけました。今年は、元気のいい1年生が入ってくれたので、今後が楽しみです。発表会の後に、引き続いて落語研究会OB会を開催しました。みんな50歳に近くなっていますが、そこは、落研、近況報告も十分に楽しめました。とくに後輩が某TVクイズ番組で優勝し、地中海に行った話は、もりあがりました。時間がたつのも忘れてしまうくらいに、しゃべくりました。

11月某日 地産地消地域力向上研修会 桑名で開催された研修会に参加し、また、放射性物質のお話をしました。「いろいろな放射線の話を聞きましたが、先生のお話が一番わかりやすかったです。」と言われ、ニコニコ顔で帰ってきました。お世辞でもうれしくなりますね。

11月某日 農芸化学会中四国支部市民フォーラム 松江で開催された市民フォーラムに参加し、放射性物質のお話をしました。松江には岡山から伯備線に乗るのですが、かつて、D51の三重連が走っていたところです。鉄道ファンにとっては、SLの聖地のようなところです。鉄道に乗っている時間が長いのは、気になりませんし、ちょうど、紅葉がはじまったところ、車窓の景色を楽しむことができました。ただ、ちょっと誤算だったのは、岡山からの特急「やくも」に車内販売がないこと。名古屋から新幹線で、岡山、岡山での乗り継ぎの時間がタイトで、弁当や飲み物が買えず、結局、松江まで、名古屋から飲まず食わずで、厳しい思いをしました。車窓から時折みえる枝にたくさんなった柿がおいしそうで・・・・。お話のほうは、相変わらず、長くなる傾向があり、時間を超過してしまい主催者にご迷惑をおかけしてしまいました。でも、いろいろなお話が聞けて、有意義でした。声をかけていただいたN先生に、感謝いたします。

10月某日 出前授業 県下の中高一貫校の中学3年生に対しての出前授業にでかけました。大学での勉強はどんなものかという話をいたしました。ちょうど、この日は地球の人口が70億人を超えたというニュースがありました。この授業のなかでもふれた「地球は満員」(朝日新聞社)という本、この本が書かれた頃の人口は36億くらいで、世紀末、つまり2000年には、70億になると警告していました。実際のところ、10年は遅れましたが、実際に70億人を超えたことが感慨深いです。というのも、この本には、地球での食料生産では、せいぜい60数億人が限度で、70億人を収容するのは、とても無理と書かれています。でも、こうして70億人を超えて、なお、増加しているのですから驚きです。また当時、日本は食料自給率が53%で、先進国ではもちろん最低で、「薄氷上の繁栄」と書かれていましたが、今では、さらに下がって40%で、今後TPPによる関税の撤廃が起きれば、さらに低下するという事態になっています。私の場合、この本に影響されて「食料生産」というところに強い興味をもちました。なんとか、自給率の向上に少しでも貢献できればと、学生に米を食べるように、日本酒を飲むようにとすすめているところです。

10月某日 回転寿司 新しくできた回転寿司に家族で出かけました。先日北海道で行った回転寿司の印象が強くて、魚も輸送距離が長いと(輸送コストがかかると)、この大きさになるのかと思いました。

10月某日 オーバーブッキング bookは、名詞では本ですが、動詞には予約するという意味があります。過剰予約ということになるのでしょうか。通常、日程をコンピュータに打ちこんでいるのですが、ちょっとした勘違いで、学会の週を一週間間違えて入力していました。学会を避けてと、そこへ行事、講演会、いろいろなものを詰め込んでいたのですが、学会から来た一通のメール、「あなたの発表日は、○月○日です」・・・・・すでに、その日は、予定がいっぱい。さあ、困った。これは、発表をキャンセルかな・・・・・一度、発表日の変更は可能か学会の事務局に聞いてみるか・・・・聞いてみるもんですね、要旨集は既に印刷済みですから変更は無理。でも、発表の変更はできますというお返事、いやーほっとしました。

10月某日 博士課程予備審査 博士課程の学生さんの予備審査がはじまりました。 

10月某日 遺伝子工学と社会 共通教育の総合科目「遺伝子工学と社会」において、微生物のお話をしました。たくさんの学生さんの前でお話するのは、ひさしぶりで、けっこうテンションが上がってしまい、早口になってしまいました。出席票のところに、微生物のことがわかったと書いてもらえるとうれしいですね。100名を超える出席票を見るのは、けっこう時間がかかりました。

10月某日 月ドラ 定期購読している「月刊ドラゴンズ」を生協に取りにいったら、レジのお姉さんに「おめでとうございます。よかったですね。」と声をかけていただけました。とっても幸せな気分でした。

10月某日 学部公開講座 学部が開催しています公開講座「グローバリゼーションと食」安全・安心で持続的な生産に向けて〜に参加しました。私の担当は、「放射性物質と食品」ということで、食品にどのように放射性物質が入ってくるかといったようなお話をさせていただきました。

10月某日 V2 巨人に三連敗してどうなるかと思っていました。ちょうど国際シンポジウムのフェアウェルパーティの際中で、会場にいた某巨人ファンの明治大学の学生さんが親切に携帯で試合経過をみせてくれました。そのとき、娘からの電話で、優勝を知らされました。小さくガッツポーズ。74年の優勝以来、夢にみたV2です。

10月某日 日韓中ルーメンジョイントシンポジウム 北海道大学で開催されたセミナーに参加し、学生が発表をしました。ひさびさの札幌です。段取りやスタッフがすばらしく、本当に楽しいシンポジウムでした。某先生おすすめの回転寿司には、混んでいて入れませんでしたが、ジンギスカンの食べ放題をはじめ、北の食べ物を満喫しました。おかげで、2キロほどウエイトオーバーしてしまいました。

発表する研究室の学生            RowettのAminov先生

10月某日 セルラーゼ研究会 東日本大震災で延期になりましたセルラーゼ研究会が開催され、参加いたしました。今回は、GH3の特集です。糖質加水分解のデータベースでは、GH3というファミリーは、大きなグループで、そこには、たくさんのグリコシダーゼが含まれています。β-グルコシダーゼ、キシロシダーゼなどです。まだまだ知らないことがいっぱいあり、いい勉強になりました。ポスターセッションで、久々に発表をさせていただき、何人かの人に面白いといっていただきました。

10月某日 M2 いよいよ連覇がせまってきました。落合監督曰く「与えられたやつはもろいんだよ」(日刊スポーツ誌より)、野球だけでなく勉強でも研究でもそうだと思います。言われたことをやるのではなく、取りにいくという姿勢が大切なんだと思います。

10月某日 東海地域生物系先端技術研究会、農林水産省主催のセミナーに参加して、「放射性物質と農産物」というお話をしました。前半をゆっくり話をしたので、後半が早口になってしまいました。ちょっと反省です。ただ、恩師の先生方や、学生時代の後輩に会ったりで、ちょっと懐かしい気分になりました。

10月某日 国際ワークショップ 地域イノベーションに関する国際ワークショップを開催しました。研究室の学生2名が発表しました。まあ、英語を話すほうは、わかりやすかったのですが、質疑応答が、難しかったですね。難しいことをたずねられているわけではなかったのですが、質問が聞き取れなかったようです。まあ、気持ちはわかります。私も国際会議での質疑の時間は大嫌いですから。
国際ワークショップについて三重大学のHP

10月某日 保護者懇談会 毎年やっています3年生の保護者懇談会、今年も盛況でした。成績表をお渡ししながら、大学での学生さんの様子や進路についてお話をします。とくに問題になるようなことはありませんでした。

10月某日 好調ドラゴンズ、ついに首位です。残り13試合、このまま走ってほしいですね。13連戦の最初のカードを3連勝で、ついに首位に立ちました。

10月某日 スティーブ・ジョブズ氏 アップルの元祖のスティーブ・ジョブズ氏が亡くなりました。Macを使っている人間として、日頃お世話になっているので、本当に残念です。こうして、書いているのは、iMacですし、授業ではMacBookを使い、iPodを聞きながら通勤しています。心からご冥福をお祈りしたいです。

10月某日 送別会 三重大学の大学院には、10月入学という制度があります。これは、留学生など、外国の卒業時期にあわせた制度です。10月入学生は、9月末に卒業式があります。研究室の大学院生が無事に、学位を取得し、修了しました。その送別会がありました。5年間もいっしょにいたわけですから、思い出はたくさんあります。ちょっとさみしくなりますね。

10月某日 はやいもので、もう10月、後期の授業がはじまりました。M2と4年生は、ここから3ヶ月が追い込みです。

9月某日 出前授業 県下の高校に出前授業。いつもの「黒やぎさんは、なぜお手紙を食べたか」というタイトルで、生物を資源として考えるという話をしました。液晶プロジェクターを頼んでおいたのですが、大型TVでやりました。それでも、画面が小さいので、ちょっとやりにくかったです。なかなか難しいですね。他の大学の先生方は、みなさん、難しいそうな題目でしたが、あいからわず「黒やぎ」にこだわってやっています。

9月某日 修士2年中間発表会 地域イノベーション学研究科では、修士2年の学生に修士論文の中間発表会を義務づけています。ここで、しっかり、自分の研究をまとめてもらい、残り3ヶ月、およそ100日を有効に使っていただき、研究を仕上げていただこうというところです。分野の異なるひとにいかにわかってもらうかというところも重要です。

9月某日 「心を整える」長谷部誠著を読みました。 100万部を突破しているというミリオンセラー、どんなことを書いているのか興味がありました。自分に向き合うことは重要ですね。真摯に、真面目にというか、最終的には自分が納得いくかどうかが問題なのですから。アジア杯のシリア戦のレフェリーの項、ピッチの上での何があったのか、というところと「どんな腹が立つような誤審があったとしても、リスペクトを忘れずに接するべきだ」が印象深かったですね。

9月某日 ナゴヤドーム 首位ヤクルトになんとか迫りたいということで、応援にでかけました。先発は、またしてもネルソン、投手戦かと思いましたが、打線が8回ツーアウトから、連打を見せてくれて、一挙4点。楽しい気分でドームを後にすることができました。

9月某日 イノベーション・ジャパン2011 大学見本市 東京国際フォーラムで開催された展示会に出展をしました。三重大学ブースへ文部科学大臣の視察があり、研究内容の説明をしました。いろいろな企業の方とお話しができてよかったです。糖質結合モジュールの新しい展開としては面白いかもしれませんが、いざ、実用化となると問題は山積みです。21日と22日に開催されたのですが、21日の夜が台風が接近して、東京は嵐でした。JR線、地下鉄などがストップして、街には、帰宅難民があふれ、ビルの谷間に吹く風は、歩けないというより、何かの影になっていないと飛ばされそうな勢いでした。それでも、なんとか、ずぶぬれでホテルにたどりつくことができました。ビルの谷間の風は、恐るべし。イノベーション・ジャパンのHP

9月某日 BIAシンポジウム2011 大阪難波で開催されたBiophysical Interaction Analysis 生物物理的相互作用解析シンポジウムに参加しました。生物も細かくしていけば、分子の相互作用で成り立っています。医薬品などは、とくにその典型なようなもので、薬剤とタンパク質の相互作用で、効果を発揮するわけですから、この相互作用を詳細に調べることには意味があります。企業のハイスループットな話には驚くばかりでした。

9月某日 フィールドサイエンス実習 学部2年生の実習です。練習船「勢水丸」での実習で、伊勢湾内の水質調査をしました。2泊3日でしたが、幸い天候にも恵まれ、いい実習ができました。学生さんの取り組みの姿勢がよかったです。大学にもどってきても、なんだか床が揺れている感じです。
    溶存酸素濃度を測定します。

9月某日 ナゴヤドーム なんとか、上位に追いついてほしいのですが、なかなか首位は落ちてきませんね。4連勝を祈って、日曜日のデイゲームの応援にでかけました。荒木の1500安打を見ることができ、久々のネルソンの勝利、ひやひやのゲームでしたが、最後は岩瀬がしめて1-0の勝利でした。それにしても、往きは中央線が止まっていて、途中から地下鉄に乗り換えるなど、ドタバタしました。

9月某日 状況 松岡修造氏曰く「状況を受け入れた上で、自分はどうベストを尽くすか」

9月某日 フィールドサイエンスセンター体験演習 学部1年生の演習です。学生は農場に泊まりいろいろな課題を行います。農場では黒毛和牛を育てています。牛は草食動物で、その草を分解するのは微生物だというお話をしました。実際に、牛を見ていただき、さらに堆肥施設や、メタン発酵施設を見学していただきました。我々の生活や地球の環境に、微生物がいろいろと役立っているということを認識してもらえればいいですね。

9月某日 フィールドサイエンス概論 学部2年生の講義です。今年は、堆肥について中崎先生の講義が集中講義でありましたので、「環境基本法」「循環型社会形成推進基本法」「「資源有効利用促進法」「食品リサイクル法」「バイオマス活用促進基本法」「生物多様性基本法」といった資源循環に関連する法律の話をしました。「資源循環」というのは、三重大学がつけている名前でありますが、その背景には、「循環型社会をつくる」という要請があるということを理解していただければと思います。

9月某日 自由研究 今年も2年生の自由研究として、ヨーグルトを作っています。

9月某日 前人未到 岩瀬投手の300セーブ まだまだ、これからも記録を伸ばしてほしいですね。だれも届かないような数字に行ってほしいです。王のHRと金田の勝利数は、絶対抜かれないと言われていますが、岩瀬のセーブ数も、そういう数字になってほしいですね(大魔神佐々木の日米通算381を超えて)。

9月某日 台風 ゆっくりと北上した台風のため、台風一過どころか、ずっと雨、雨、雨。だいぶ雨戸がきれいになりました。三重県ということで、ご心配のメールをいくつかいただきましたが、幸い、今回は山間部が大雨で、我々のところはとくに被害はありませんでした。津市でいいますと雲出川系と安濃川系はかなり水位が上がったようですが、幸い堤防を超えるようなことはありませんでした。それにしても三重県の南部では、相当な雨だったようです。TVで見る熊野川の増水は、驚くべきというか、恐怖を感じました。

9月某日 台風12号タラス 直撃は避けましたが、ゆっくりと北上するにしたがって、風がつよくなっています。先程、暴風警報が出て、学生に帰宅するようにアナウンスがありました。少し前に風の強い時間帯があり、最大風速32mを観測していました。どんどん状況が悪くなっているので、早めに帰らないととんでもないことになりそうです。

9月某日 ステファン・ベロフ ふとこの名前が頭に湧いてきました。そう1985年9月1日スパのWECで、ポルシェ956に乗って亡くなったF1ドライバーです。才能を感じていましたが、残念でした。シューマッハではなく彼がドイツ人初のF1チャンピオンになると多くの人が信じていたと思います。どういうわけか、ふと、彼のこと、彼の走りを思い出してしまいました。ここ何年も彼の名前など忘れていましたが、カレンダーをめくった時、ふと、思い出しました。頭のなかは、本当に不思議です。

8月某日 国際大学交流セミナー 結果報告会と終了式、及び懇親会に出席しました。懇親会でタイの学生さんといろんな話をしました。意外なところで、研究がつながっていたりで、楽しかったです。やっぱりアジアの学生さんは元気があっていいですね。これもやりたい、あれもやりたい、こんなことも勉強したい、いろいろと話が出てきますし、先生のこんな研究知っていますとか、先生の論文を見ましたとか・・・・やっぱりPubMedに出る雑誌に英語で論文を書かないと読んでもらえないし、そういう雑誌に書いておけば、いろいろな国のひとたちがアクセスできるということを実感しました。

8月某日 集中講義 学部2年の集中講義に東京工業大学の中崎清彦先生に来ていただきました。学生さんにはいい勉強になるかと思います。しっかり勉強してください。集中講義は体力勝負、1コマの8時50分から、夕方5時50分まで、3日間通しの講義です。まさに集中力の勝負です。先生の声が涸れないか心配になります。

8月某日 大学等放射線施設協議会 例年開催される会議と研修会に参加しました。今年は、とくに原発事故をうけて、各大学の施設ともたいへんな状況になっている様子が報告されました。我々の施設でも技術職員を福島に派遣をしていますが、そのときの被ばく線量の取扱いや、来年度にやってくる法令改正など、有意義な情報をたくさん得ることができました。とくに、セシウムなどの今回の原発由来の放射性同位元素の扱いなど、なかなか、個人レベルでは扱いが難しい問題を、こうして全国の放射線施設の関係者と議論することはとても役に立ちます。ただ、今回の出張は、行きから、近鉄の踏切事故で、一時不通になり、新幹線に間に合うかどきどきし、帰りも東京の豪雨で、地下鉄が止まり、新幹線も一時不通になり、帰ってこれるかどうか、どきどきしました。いつも、きっちりと動くものと信じていますが、こういう時もあるんだと思いました。それにしても、すごい雨でした。

8月某日 国際大学交流セミナー 三重大学とタイの4つの大学との交流セミナーが開催されました。開講式には、タイ国大使が、ご夫妻で参加され、結構緊張しました。私の仕事は、オープニングレクチャーということで、講義をひとつと、タマサート大学の学生の研究室への受入れです。今回は期間が短いので、たいしたことはできませんが、今後も交流ができればいいかなと思います。そういえば、大使が、三重県といえば、タイカレーを出しているY社という話をされていました。Y社のタイカレーは、確かに人気があります。開講式の様子(三重大学HP)

8月某日 親知らず 子供が親知らずを抜歯しました。レントゲンをみて、親子というのは、親知らずのはえ方まで似るのかと感心をしました。自分のときには、ずいぶんと痛いを思いをしましたが、すんなりの抜けて、歯医者さん曰く、若いからだそうで、年をとるとたいへんになるそうです。

8月某日 名古屋ドーム ソトが踏ん張り、いいところでホームランがでました。大きな声を出して、スカッとしました。しびれる試合でした。

8月某日 後悔と反省 囲碁の武宮九段曰く、ああすればよかった、残念だったことは、しかたがない。問題は、それを繰り返さない事。後悔しても、反省しなければ改善しないし、うまくならない。反省できるということは、まだまだ、うまくなる可能性があるということ。後悔よりも、反省をしなければいけない。勝負の世界に生きる人たちの言葉は重い。

8月某日 熱帯夜 暑い夜でした。深夜1時をすぎても、29℃、明け方になんとか、28.5℃まで下がりましたが、これが、最低気温。当然、朝の8時には、30℃を超えました。

8月某日 JA伊賀北部で、「放射能の人体、食品に及ぼす影響」というタイトルでお話をしました。三重県内でも宮城県産のワラを肉牛に給与していた問題で、肉牛の出荷制限が起きている状況です。今後も堆肥を含めて、放射性物質で汚染した農業資材が入っている可能性もあります。特にセシウムは、化学的な性質では、カリウムと似ています。少しでも理解いただき、余計な風評がでないように祈るばかりです。JAのHP

8月某日 科学技術振興機構説明会 基礎研究向けの研究費が科学研究費補助金(通称、科研費)ですが、もうひとつ応用研究というか実用化に向けての研究費が、研究成果最適展開支援プログラム(通称、A-STEP)です。前回、残念ながら採択されませんでしたので、今度こそと、A-STEPの説明会に参加しました。

8月某日 Moodle講習会 e-learningのためといいますか、講義と学生の自学習のために三重大学ではMoodleを使っています。その利用講習会に参加しました。個人的には私の授業には結構使っていますが、まだまだ、使い方が足らないといいますか、こんな使い方もあるんだという感じです。とくに、小テストとか、まだまだ使いこなせていない機能がたくさんあります。もっともっと活用しないといけません。

8月某日 学部オープンキャンパス 恒例となりました学部オープンキャンパスです。今年から、教育学部、医学部と同じ日になりましたので、キャンパスに高校生があふれています。だんだん保護者の方々の参加も増えている印象です。子供が模試でこれないのでという親御さんも来ていました。先日来学いただいた某高校のPTAの方もみえていました。高校2年生が多いようでしたので、今回のオープンキャンパスの成果は、再来年の入試ということになるかもしれません。とにかく、「三重大学を受験してくださいね」という一日でした。

8月某日 とうとう真夏の8月です。といっても天候は不順です。あいかわらずです。テストの採点シーズン。3年生は、選択にも関わらず、みんながんばってくれて、予想以上の好成績で、講義をしたものとしては嬉しいのですが、採点のミスが多く、足し算が違っていたりして、ずいぶんとひどい計算をしてしまいました。5名の学生の採点で10点も計算間違えをしていて、あやうく評価を下げるところでした。ちょっとした計算にも電卓、電卓。2年生は、必修にも関わらず、残念な結果でした。リフラクションシートには、「よくわかった」なんてコメントが多かったので、結構期待していたのですが、ぜんぜんわかっていなかったのねって感じです。この講義をはじめてから、もう10年にもなりますが、こんなことははじめてです。平均点は、一昨年と差がなかったのですが、二極化が顕著になり、多くの学生が及第点に届きませんでした。たくさん落ちると、教え方が悪かったのかとか、勉強させる工夫が足らんかったのかとか、反省しないといけないのが、この商売です。また再受講生が増えると、来年、教室が満杯になってしまうとか、悩みをつきません。

7月某日 質問 とうとう授業時間外の学生の質問がゼロになりました。日頃はともかくも、これまでは、試験直前になると、過去の問題をもってきて、ここの解答がわからない、とか、このところの説明がわからないとか、いろいろと質問に来る学生さんがいました。年々、そういう学生が減っていましたが、とうとう、今年、ゼロになりました。とうとうです。理解しようとする力、納得のいくまで考えようとする力が、なくなりつつあるという養老先生の指摘もありましたが、そういった傾向が出ているのかもしれません。まあ、それでも、試験ができれば、文句はないのですが。カリフォルニア大学で、講義の後、先生の部屋の前に質問をする学生の列ができている光景をよく見かけました。そうあってほしいというより、納得の行くように勉強してほしいと思うこのごろです。

7月某日 地上波アナログ放送の中止 自宅はずっと前からデジタルになっていましたが、最後の砂の嵐となる瞬間を子供がビデオに撮っていました。またひとつ時代が変わったかなと思いました。学生の頃、麻雀をしながら、砂の嵐になるところを見ていたことを思い出しました。

7月某日 日帰りバス旅行 子供が夏休みに入っていますので、バス旅行にでかけました。南信州駒ヶ根高原です。しゃぶしゃぶ食べ放題、桃食べ放題というツアーでした。しばらくは、体重計にのりたくはないくらいに食べました。食べたなーという幸せ感と、食べ過ぎたなーという罪悪感の狭間でゆれるバス旅行でした。

7月某日 研究科COE公開シンポジウム 「アジアにおける動物資源としての水牛の複合的評価」に参加しました。水牛は日本ではなじみがないですが、アジア地域においては貴重な動物資源です。これまでは、役畜として農業を支えてきましたが、肉として、牛乳として、これから利用していくことができる動物です。島根大学名誉教授の藤原先生のフィリピンでの肉牛としての水牛、名城大学の林先生のネパールでの乳牛としての水牛と、興味深い話をきくことができました。 

7月某日 牛肉汚染 県内の農家さんが、宮城県からセシウムに汚染したワラを購入しており、それを食べさせていた肉牛が、流通してしまったという問題が、三重県内でも発生しました。幸い、規制値を超えるようなことはなかったようです。しかし、それを食べさせていた牛の糞尿が、堆肥として広がってしまうと、今度は、野菜や果物といった食品に放射性物質の汚染が広がる可能性があります。ここは、しっかりとおさえておかないといけないと思います。

7月某日 高校PTA訪問 某高校のPTAの皆さんの大学訪問があり、その席で、学部の簡単な説明をしました。もちろん、高校生の皆さんに説明をして受験していただくことも大切ですが、親御さんに大学を見ていただき、三重大学で学ばせたいと思っていただけたら、それはそれでいいことだと思います。というわけで、講義の関係で、短い時間でしたが、お話をいたしました。

7月某日 博士論文審査 10月入学の大学院生の博士論文の審査がありました。10月入学生は、9月末が修了となりますので、この時期になりますが、学部の前期定期試験の時期とも重なり、100ページを超える英文論文を見るのはたいへんなんですが、院生が一生懸命書いた論文ですから、こちらも一生懸命見ないといけませんね。

7月某日 牛肉汚染 放射性セシウムのついたワラが、広範囲に販売されていることがわかり、いろいろなところの牛に給与され、セシウムの入った牛肉が出回っていることがわかってきた。これは、大きなエラーですね。放射性物質の拡散を十分に把握していなかったのか、軽く見ていたのか。ちょっと収まりそうになくなってきました。

7月某日 台風6号マーゴン 大型の台風がやってきました。まだ中心は、遠く四国沖にあるというのに、朝から強風が吹き荒れています。9時頃からずっと、20mを超える東風が吹いています。駅から歩く学生は、ほとんどノーガード。傘は折れるので、さしていない学生がほとんどで、ずぶぬれ状態で登校しています。そして、暴風警報が出たところで、講義は休講、学生を帰宅させる指示がでました。

7月某日 歴史が作られる 女子ワールドカップで、ついに日本が優勝しました。優勝です。ワールドカップです。朝、早起きして、決勝戦を子供といっしょに見ていました。後半の失点も、延長に入ってからの失点も、やられたと思いました。そこからの粘りというかあきらめない気持ちを見せてもらったような気がします。忘れられない試合になりました。

7月某日 連敗阻止 を合言葉に、子供二人と名古屋ドームにでかけました。目下5連敗中、なんとか、ここでと思って応援にいったのですが、結局6連敗。広島の選手がはつらつとプレーしている姿だけが、印象に残りました。まあ、とりあえず、2010のチャンピオンフラッグを見に行ったということにしておきましょう。残念。

7月某日 タイの大学の先生の受入れ タイの大学の先生が8ヶ月、研究室に滞在して、いっしょに研究することになりました。なんとかいい結果を出して、双方にとってメリットになればと思います。

7月某日 牛肉の放射性物質 放射性セシウムのついたワラを食べさせたら肉に移行しますね。食べたからっていきなり病気になるものでもないですが、これも、落ち着いてくれることを願うばかりです。意外なところで、影響が出て、三重県産の牛肉にまで波及してしまうのが怖いです。講義で牛の個体識別番号について語っていますが、福島県産の牛肉が簡単にわかり、こんなふうにも利用できるというところは、さすが日本のトレーサビリィティと感心しました。

7月某日 魁皇1046勝 これもすごい記録だとは思います。大関をはっているところがすごいです。大相撲ダイジェストがあったころは、夜の楽しみでしたが、録画して見るほど熱心でもなく、だんだん、力士にうとくなってきました。それでも魁皇は、現貴乃花親方、若乃花、曙と同期入門、まだまだ相撲をとってほしいですね。

7月某日 なでしこジャパン 予選リーグ2位でドイツと当たったときは、だめかと思いましたが、ドイツ、スエーデンの勝ってしまいました。すごいです。まるで、大人と中学生のような身長差、でもボールきわでの強さと、はやいパス回し・・・・・すごいです。ワールドカップの決勝です。男子は、いつか決勝にいけるのでしょうか。なでしこジャパン、すごすぎです。

7月某日 「何の準備もせずに、毎日、ただただ会社と家を往復しているだけの人にはチャンスはやってこない」(「柳井正の希望を持とう」朝日新書)、何がチャンスなのかよくわからないが、日々是丹精ですね。ただ、さすがにユニクロの会長だけあって面白いし、確かにと思うところがたくさんあった。学生さんにはおすすめの本でした。「社員一人ひとりが、零細商店の店主になったつもりで、日々、危機感を持って働くことを心がけないといけない。」、大学でも、学生さん一人ひとりが、貧乏研究室の教授になったつもりで、日々、危機感をもって研究してくれれば、いろいろな無駄を無くすることはできるかもしれないね。

7月某日 2000万歩達成 もう万歩計をつけるようになってどれくらいになるでしょうか。今つけている万歩計になってから、2447日めで、やっと2000万歩になりました。1000万歩が、1200日目でしたので、1247日かかったことになります。なんとか、1000日くらいでいきたかったのですが、やはり難しいですね。3000万歩をめざして、また歩きます。

7月某日 2011年も前半が終わって後半に入ります。とくに変わったことはありません。ひたすら、ルーチンをこなしていくだけです。

6月某日 今年もこれで半分がすぎました。はやいものです。なんとか150万歩もクリアしました。依然として体重は問題ですが、後半に向けて気合いをいれなおしていきます。

6月某日 福島 兼務しているアイソトープ生物資源学部実験施設の技術職員が、福島の応援にでかけました。避難区域への一時帰宅の際の放射性物質のサーベイのためです。法人化したとはいえ、国立大学ですから、こういう時には、サポートをしないといけません。それほどの汚染はなかったと聞きましたが、作業はたいへんなようです。はやく収束することを願うばかりです。

6月某日 いつも届く灰色の封筒 これを見ると、もう半年かと思うのですが、どうせと開き直って開けました。あいかわらずですが、コレステロール、中性脂肪と大幅な改善が見られました。しかしながら、今度は、尿酸値がアウト。この夏は、ビールを減らさないといかないのか・・・・・・

6月某日 暑いです。大学の近くに気象台もありますので、津の気象台のデータは、そのまま大学の状況を表しています。本日の最高気温36.0℃、最低気温26.6℃、熱帯夜の上に、とっても暑かったです。まだ6月なのに、8月の暑さです。夜8時をすぎたのに、まだ31.9℃もある・・・・今日も熱帯夜かな。

6月某日 祝300盗塁 荒木選手が300盗塁を達成しました。ドラゴンズでは、高木、中に続く記録です。それでも、落合監督がいうように1000盗塁している人もいるくらいですから、三分の一でとやかくいってもしかたがないかもしれません。ひとつでも盗塁を増やしてほしいですね。

6月某日 ジョゼ・モウリーニョ TVで彼の特集をやっていました。「私が興味があるのは過去の10年ではない、これからの10年である」、やっぱり名将は言うことが違うなあと感心いたしました。過去の業績をながめている場合ではない・・・・・といいつつ、締め切りが近づいた昨年度の教員活動データベースの入力(過去の業績)と格闘しているところです。

6月某日 授業参観 ひさびさに授業参観を受けました。他の学科の先生が、教室の後や前で、授業を聞いています。緊張というわけでもないですが、なんやらへんな感覚ではありますが、いつもどおりの授業ができました。講義の後の反省会でも、きびしい指摘もなく、無事に終わりました。もちろん、改善すべき点はあると思いますので、これで終わりというわけでなく、少しでもいい講義を目指していかないといけないと思っています。まあ、「いい講義」の定義が、微妙ではありますが。

6月某日 某大手予備校の「2011年度入試を振り返る」というセミナーに参加しました。今年の入試では、そこそこ倍率もありましたし、某予備校も、後期日程に関しては、ランクをあげてくれるようです。いろいろな分析の話を聞きながら,戦略を考えないといけないと思いました。ちょっとした理系ブームなので、これをうまく取り入れていかないと、偏差値の先細りになってしまいそうです。理系ブームの背景には、堅実な就職があるかと思います。これを全面に出して学部の宣伝をするなんて、戦略が必要なのかもしれません。

6月某日 朝、地震で目が覚めました。といっても、震度1もないわずかな地震です。それでも、はっとして起きました。朝4時20分頃だったと思います。いつくるかわからない、東海ー東南海ー南海の大地震ですが、ちょと揺れるだけでも、前兆じゃないか、余震じゃないかと思ってしまいます。起きて、インターネットで確認すると震源は遠州灘、M3.7、深さ30km。

6月某日 交流戦4位 セリーグでトップの成績なので、よかったです。さあ、ここからが本番ですね。ただ、今年は、変則スケジュールのために、13連戦とかいうのもあって、ちょっと大変なんですが、連覇にむけてがんばってほしいと願っているところです。

6月某日 岩瀬投手の287セーブ日本プロ野球新記録 今こうして、たたいているコンピュータの上に、250セーブをとったときのポスターが貼ってあります。プロ野球新記録よりも、300セーブ、いや、できるだけ大きな記録をつくってほしいですね。

6月某日 「大人になるということは、挫折に挫折を繰り返し、親の期待とも折り合いをつけながら、自らの卑小さを自覚していく過程である。言いかえれば、自己愛の傷つきを積み重ね、万能感を喪失していくことによって、はじめて等身大の自分と向き合えるようになる。こうして自らの立ち位置を認識する。昔ながらの言葉で言えば「身の程を知る」ことによってしか、地に足のついた努力ができるようにはならないのだ。(中略)大人になるというのは、「何でもできるようになること」ではなく、むしろ「何でもできるわけではないということを受け入れていく」過程だからである。」片田珠美「一億総ガキ社会」(光文社新書)、いろいろと考えさせられる本でしたが、以前読んだ「他人を見下す若者たち」(速水敏彦著 講談社現代新書)と考えてみると、同じ現象であることに気づきます。仮想的万能感による自己防衛なのか。数年前は、これらの本に出てくるような典型的な学生がいましたが、ここ2、3年は、少し違っている印象もあります。

6月某日 大学特別講演会 (株)東芝 西田取締役会長の講演会に参加しました。印象に残ったのは「グローバル化」という中に今の日本企業はいて、世界とのコミュニケーションなしにはなりたっていかないという状況と、個人が主体的な努力をしないと教育効果は半減するという話でした。外国語も英語だけでなく、もうひとつくらい勉強しないとだめだとか、日本語もあやしい学生さんにとっては、たいへんな時代になってきているということでしょう。学生さんの質問に対して、本当は学者になりたくて博士課程まで進んだが、民間で働くことになったと言われいて、以前にも紹介した「計画された偶然」を思い出しました。その後、地域イノベーションを考えるというシンポジウムがあり、前豊田学長が、なぜ、地域イノベーション学研究科を作ったかというお話をされ、研究科の一員としては身の引き締まる思いでした。さらに懇親会には三重県知事も参加され、有意義な時間を過ごすことができました。「地域イノベーション」について考えるいい機会にもなりました。

6月某日 地域イノベーション学研究科 入試説明会 恒例となっております説明会に参加しました。

6月某日 もう6月 例年よりも早い梅雨入りです。6月といえば、健康診断、今年もやってきました。一週間前から間食をせずにがんばってきましたが、残念ながら、腹囲は6mm増でした。なかなか、目標に近づけません。お医者さんにも、もう少しなんとかしては、と言われるものの、体重を減らすことできません。次は12月かと思いつつ、先は長いです。とほほ。

5月某日 サイエンスカフェ 「三重大学 食と農業を科学するリサーチセンター」主催のサイエンスカフェで、「放射能の人体、食品に及ぼす影響」というお話をしました。30分の予定を大きくオーバーして、大ヒンシュクで、反省しきりです。ちょっと難しいという意見もありましたし、やはり、放射線をわかりやすく語るのは難しいですね。

5月某日 モナコGP F1のなかで、モナコだけは特別のような気がします。ついつい、見てしまいます。あの、距離感がたまらないというか、迫力がありますね。小林可夢偉選手が、5位です。ファイナルラップで抜かれましたが、もう一周あったら、ハミルトンにも抜かれていたでしょうね。それでも日本人最高位は、すばらしいです。

5月某日 今シーズンは、どうなることかと思っていましたが、一応、首位奪還です、ドラゴンズです。

5月某日 東海国立3大学 新技術説明会 東京の科学技術振興機構で開催された説明会に参加し、発表をしました。先日、出願した特許の内容で、お話をしました。企業と共同研究できればと思い、もっていったのですが、そんなに甘くはないですね。いいネタだとは思うのですが・・・大学は、サプライヤーオリエンテッドですから、やはりニーズから出発しないと具体性が見えてこないのかもしれません。科学技術振興機構(JST)のHP

5月某日 カンブリア宮殿 いつも研究室の学生がインターンシップでお世話になっている万協製薬(株)の松浦社長が出演するということで見ました。阪神淡路大震災で会社が倒壊し、多気町に会社を移転して事業をされています。この時期の放送で、東北で震災を受けた経営者の皆さんへのエールかとも思いますが、司会をしている村上龍さんが「必要とされる存在」と締めくくっていました。企業だけでなく、人も同じだと思います。以前、ユニクロの柳井社長も、「相手の力になれる存在であることを証明すること」といっていましたが、自分が自立して、技術なりノウハウをもたないと、他人からは必要とされないということだと思います。名刺交換する知り合いがいくら増えても、結局は、真の人脈とはなりえないということかな。カンブリア宮殿

5月某日 一億総ガキ社会 という本を読みました。「打たれ弱い」という今どきの学生、すぐに他人のせいにする「他責的」特性、そういったものの心理的な背景を語っていました。なるほどなーと思いましたが、どうすれば、「打たれ強く」「しぶとく」なるのか、むつかしい問題ですね。「他責的」にしても、全部自分のせいだと落ち込まれるよりも、気が楽ですが、攻撃的になられるとどうしたらいいものか・・・・・いろいろと難しいです。片田珠美「一億総ガキ社会」光文社新書

5月某日 特許 昨年度の学生さんがやっていた研究で、出願特許を出しました。

5月某日 講座たてコン 資源循環学科 物質循環学講座の新入生歓迎会がありました。研究室が5つ、新2年生を加え、博士の学生まで100名以上の大宴会です。それにしても、ひさびさに明るく楽しく飲んで語りました。ちょっと声が涸れてしまうくらい話をしました。講義はもっていますが、なかなか2年生の名前や顔が一致しなくて、それでも、こうやって飲み会をすれば、何人かは覚えることができます。

5月某日 地域イノベーション学研究科新入生歓迎会 研究科の新入生歓迎会に参加しました。うちの研究室には、修士1年生と2年生で6名の研究科の学生がいますので、最大派閥ということになります。研究科の活性化に貢献ができればと思います。学生諸君の活躍に期待していますね。

5月某日 全学アイソトープ教育訓練 毎年恒例になっています放射線教育ですが、今年は、フクシマの件もあり、例年になく学生さんが熱心に聞いてくれたかなと思いました。ベクレルとシーベルトの違いくらいは理解してもらわないと教育している意味がありません。

5月某日 ホーキング博士 宇宙論で有名なホーキング博士が、人々がどのように生きるべきかの問いに対して「自らの行動の価値を最大化するため努力すべき」と答えたとロイターのHPに出ていました(5月17日)。最大化か・・・・何が最大なのか、とりあえず、頑張るしかなさそうですね。

5月某日 オペロン説の50周年 オペロン説でノーベル賞をとったJacob先生がScience誌(5月13日号)のEditorialに「オペロンの誕生」を書いていました。それを読んでいてい思ったのは、人との出会いとか他の研究室とのコラボは大切かなということと「night science」の重要性ということだと思います。結局、ブレイクスルーは、少数の研究者が議論しながら、あーでもない、こーでもないと失敗しながら、考えていく「night science」にもあるのだという主張です。夜中に実験しろということではないので、安心してください。ゲノムや高度なマシンを擁したハイスループットな研究だけでなく、あーでもない、こーでもないという研究に少し応援してもらえたような気がしました。

5月某日 コラム 某新聞にユニクロの柳井社長がコラムを連載していました。その連載の最後は、「自分に「期待」しよう」でした。「他人は誰もあなたに期待していないかもしれない。だからこそ、最後の自分の味方は自分でなければならない。」結局最後は、自分でしかないし、自分が自分の味方でない、自分が自分を見切ったら、もう変われないし伸びることもない。やっぱり、最後は自分なんだよねって、まあ、50をすぎてこんなことを言っていてもはじまりませんが・・・・・がんばります。

5月某日 ボランティア活動 連休中に休んでいた学生さんから、「ボランティア活動参加届書」なる書類と欠席届を受け取りました。担当している講義のなかで、2名の学生さんが、この連休中に、それぞれ岩手県の山田町と陸前高田市で、家屋の片付け、炊き出しの手伝いなどに参加しました。講義も大切ですが、こうした実践的な作業で見えてくるものもあります。本当にご苦労様でしたと頭の下がる思いです。

5月某日 新3年生が研究室に来ました。これで、本年度の研究室メンバーは確定しました。これから3月の終わりまで、このメンバーで、がんばります。

5月某日 気がつけば、連休も終わり、カレンダーを見ると、7月18日まで休みがない日がつづきます。毎日のルーチンをひたすらこなしていくだけです。

5月某日 野球も調子が悪く、元気がでませんね。もう少し打ってくれないと勝てる気がしません。まだまだ、シーズンは長いですからと思いつつも、なんとか、5割はキープしてほしいと思うこのごろです。

5月某日 国道306号 津から彦根へといく国道306号を走り、国宝彦根城を見にでかけました。天気にも恵まれ、青い空と、青い琵琶湖、久々のドライブ日和でした。

5月某日 ゴールデンウィーク 運悪く月曜日と金曜日に講義を持っているので、休講にするわけにもいかず出勤です。それでも、出席率は73%。レポートの提出日にしたのが、正解だったのかもしれません(学生さんには嫌われそうですが)。ぼやく暇なく、金曜日の講義の準備に追われる一日でした。遅れていた科学研究費の発表があり・・・・・元気がなくなりました。

4月某日 線量計 3週間、504時間つけた線量は、17マイクロシーベルトでした。時間あたり0.033マイクロシーベルトですから、全くの正常値です。余計な被ばくは避けるべきですが、何もないのに恐れることはないし、そういった雰囲気が風評被害を生み出します。正確な情報を出していくことが大切かと思います。

4月某日 1年生歓迎会 恒例となりました1年生の歓迎会 「先生、試験監督のときにいましたね。」とか言われると、よく覚えているものだと感心します。新しい1年生を迎え「ようこそ、資源循環学科へ」という感じです。ひとりひとり自己紹介をききながら、このなかの何人かといっしょに実験をするようになるのかと思いながら聞いていました。自己紹介で「落語に興味があります」という学生がいましたので、さっそく「落語研究会に入らない?」とさそっておきました。なんだか毎年同じことを書いています。

4月某日 線量計 2週間、336時間つけた線量は、10マイクロシーベルトでした。ここのところ、5マイクロシーベルト/週というような値です。まったく通常の値です。それでも、県内の輸出業者は、外国から段ボールの表面を検査するように言われているとか、風評被害も甚だしいですが、まあ、外国で出している放射能拡散のシュミレーションでは、このあたりにも、ずいぶんと放射能が来ている図が出ていますので、しかたがないかと思います。ただ、シュミレーションででいるような放射能は現在は出ていませんので、こちらまで、飛んできているという科学的な根拠はないです。

4月某日 プロ野球開幕 自粛ムードもわかりますが、やはり、盛り上がらないことには、日本経済は成り立ちません。というわけで、連覇をかけて、燃えるようなシーズンの開幕です。しっかりと応援をしていきます。

4月某日 海外からの応援 F1ドライバーやヨーロッパのサッカー選手、いろいろなところで、「ひとりじゃない、がんばれ日本」と言われると、本当に目頭があつくなります。残念ながら、原子炉から放出された放射性物質が数十万テラベクレルということで、レベル7になってしまいました。我々が、これまで原発事故と言えば、スリーマイル島、チェリノブイリでしたが、これからは、チェリブイリ、フクシマと言われるかと思うと日本人としては心苦しいです。決して日本ではそういった事故(レベル7)は起きないと思っていましたが、本当に残念です。

4月某日 桜満開 キャンパス内のあちらこちらの桜が満開です。

4月某日 線量計 1週間、168時間つけた線量は、5マイクロシーベルトでした。時間あたりに換算すると、0.03マイクロシーベルト毎時ということなります。この値は、通常の自然放射線の値とかわりません。また、四日市の県の施設で測定している空間線量の値からみても、リーゾナブルな値となりました。

4月某日 前期講義の始まり 前期の講義がはじまりました。今年から、以前2年生の後期にやっていた「循環飼料学」が、3年の前期になりました。というわけで、「循環飼料学」と「基礎分子生物学」が、前期の中心になります。「循環飼料学」に他学部の学生さんが受講希望をしてくれました。ちょっとだけうれしいです。

4月某日 統一地方選挙 昔大学の事務職員だった方が県会議員に当選しました。

4月某日 入学式 ういういしい学生さんが、大学にあふれていました。どんな出会いがあるかなーなんて思って、ふとカレンダーをみれば、月曜からいきなり講義がスタート。新入生のオリエンテーションもそこそこ、講義の準備に追われる一日でした。

4月某日 放射線量 線量計をつけています。どれくらいの放射線量なのかをよく聞かれるものですから、実際に線量計をつけて歩いていて、聞かれてたら見せています。風評被害でもないですが、安心してもらうための活動です。とくに留学生が本国の家族から心配されているとか、三重大学での生活は安心ですよというのも根拠が必要です。今のところ通常の自然放射線以上のものは計測されていません。

4月某日 修了セレモニー パキスタンの先生が来ているプロジェクトの修了式がありました。いろんな経験をしていただいたというか、8月の猛暑(本人曰く、全然大丈夫、パキスタンでは50℃を超える日もあるからだそうです)、雪、そして地震と津波とわずか8ヶ月の間に、いろんな出来事がありました。研究成果のプレゼンテーションの他に日本でのいろいろな思い出を語ってくれました。学会と研究会で行った神戸、学生と行った名古屋、留学生の餅つき、工場見学・・・・。パキスタンに帰ってから日本のいいところを伝えてくれたらいいなあと思います。

4月某日 生協 生協の購買が新装オープンしました。以前よりも売り場面積が拡大しました。とくに、本屋のスペースが大きくなったのは、うれしいです。それに、焼きたてパン屋が登場しました。おいしい食べ物は危険ですが、楽しみが増えました。

4月某日 新年度のはじまり 出会いの季節、これまでは、1年生の講義をもっていましたので、2年生の顔ぶれはおおよそわかっていたのですが、昨年から1年生の講義がありませんので、今度の2年生は、はじめて会う学生さんがほとんどです。どんな学生さんがいるのか楽しみです。

3月某日 年度末 3月に予定されていた学会をはじめとする様々な行事がキャンセルになりましたので、例年になくのんびりとした年度末となりました。あいからず、放射線に関する質問は多いですが、少し落ち着きはとりもどしています。今年度を振り返ると、学部、修士、博士と、みんな行き先も決まり、無事に送り出すことができたのが、一番良かったことかと思います。授業評価での表彰もいただきましたし、研究のほうもそれなりに進みましたが、もっとできたかなという印象はありますが。インドネシアの先生、パキスタンの先生を受入れ、国際交流もできました。本年度は地域イノベーション学研究科として、はじめての修了生を出しました。手探りではじまった新研究科も、軌道に乗ってきたかと思います。その1期生の総代に、研究室の学生がなったことは、指導教員としては、嬉しい限りです(先生孝行?)。こうして、また年度がすぎて、新1年生をむかえ、新しいサイクルがはじまります。                                   

3月某日 リジェクト 投稿した論文が返ってきました、いわゆる掲載は不可ということです。ただし、もう少し簡潔にまとめたらいけるかもね、再投稿したら?というエディターの優しいコメントがついていました。とりつくしまもないときもありますが、同じリジェクトでも、少し元気がでました。

3月某日 パキスタンの先生シリーズ 水道の水は飲めるのか、放射性物質で汚染されているのではないか? だいじょうぶだと説明しても、スーパーにもコンビニもどこにもペットボトルの水がない。これは、水道水が危険だから、みんな買って行くにのではないのか。いやそうじゃなくて・・・・・。うまく英語で説明できません。我々は測定装置もあるし、ちゃんと測定していて、放射性物質は検出されていないのだから、信用してくれって言うしかないです。

3月某日 学位授与式 お天気にも恵まれ、学位授与式を迎えました。地域イノベーション学研究科としては、1期生を世に送り出すという大きなイベントとなりました。また、博士の学生さんは、学部2年間、修士2年間、博士3年間、合計7年間もいっしょに研究してきました。毎日、研究室にいるのが、当たり前になっていましたが、これから顔を見なくなるかと思うと、ちょっとだけさみしくなります。修士にしても学部2年間と修士2年間で4年間です。いろんなことがあったなあと思いつつも、学生さんのがんばりで、今の研究室のアクティビティがあるかと思います。4年生もがんばってくれました。卒業・修了おめでとう。

3月某日 講演要旨集 学会は中止になったのですが、一応、学会としては成立しており、発表予定だった講演は、業績としてカウントができます。ただ、要旨集が届かないと思っていたら、なんと講演要旨を印刷している会社が、気仙沼市にあるとのこと。今回の震災でかなりのダメージだったと思います。てっきり、こういった学会ものの印刷は、事務局のある都内かなと思っていました。

3月某日 資源循環学専攻のシンポジウム 三重大学生物資源学研究科のダブルディグリー修了生と博士課程の学生、インドネシアのスリビジア大学の先生方とで、シンポジウムが開催され、参加しました。ダブルティグリー制度は、2年間の修士課程で、1年はスリビジア大学大学院で、1年は三重大学大学院で、研究活動して修士論文を書くと、審査後、両方の大学から修士が貰えるという制度です。つまり、ダブルディグリー(二つの学位)なのです。それにしても、インドネシアから来ている学生の英語の議論を聞いていると、日本の修士は、こんなに英語で議論できるかな?って思ってしまいます。というか日本の先生は、こんなに英語で質問ができるかな?って感じです。日本語でも議論がむつかしいところで、英語でなんか無理とは思うものの、これでは、東南アジア諸国の大学に勝てなくなりそうです。教員の英語の質を高めないと・・・・・といつも思うのですけどね。

3月某日 退職された先生方との意見交換会 三重大学名誉教授をはじめ退職された先生方との懇親会に参加いたしました。今から30年ほど前、態度の悪い私をしかってくれた先生方とお話ができてよかったです。授業に5分遅刻して「やる気があるのか(怒)」と怒鳴られたS先生、おかげでしゃきっとなり勉強しました(ちょうどDNAシークエンスの話の日だったので、今でもよく覚えています)。その頃は、DNAシークエンスをこんなにするなんて思っていませんでしたが、不思議とその日の講義の内容はよく覚えています。教員のいろんな一言が、学生に影響するんだとつくづくと思いますし、こういった先生方のお陰で、今の自分があることをあらためて認識する懇談会でした。

3月某日 水道水の汚染 雨が降ったので、川に水がながれ、こういう結果になったのだと思います。kg当たり200ベクレルを超える放射能が検出されたと新聞に出ていました(東京での話)。たとえば、100mLのコップ一杯の水道水で、放射性ヨウ素が20ベクレル。ベクレルは、一秒当たりの放射線壊変数なので、1分間では、1200dpm。測定の効率を10%と仮定すると、120cpm、この数字は、放射能の量として十分に測定器で測定できる値です。安全だとわかっていても、ちょっと飲めない感じはしますね。

3月某日 土壌汚染 40kmでの測定値が、セシウムが、放射線施設での表面密度限度4ベクレル/平方センチメートルの4倍だとか。いやーおどろくばかりの数字が毎日飛び込んできます。よく被ばく線量を、レントゲン写真、CTスキャン、飛行機での移動における被ばく線量と比較するマスコミがあります。線量を比較することは問題ではありませんが、これらの被ばくをする人たちには、被ばくを上回るメリットがあります。レントゲンやCTの撮影で、病気がみつかったり、骨折の様子がわかったり、飛行機ではかなり短時間で移動できたりと、メリットがあるので、被ばくは許容できるのです。ところが、今回の被ばくは、どうでしょうか。人体への直接の影響がないにしても、放射線被ばくをしていることは事実です。この被ばくにはメリットがありません。これを同じだと扱うところに、すこしだけ違和感を感じました。

3月某日 留学生 東北大学で被災した留学生が、地震の恐ろしさを生々しく語ってくれました。かなりのショックを受けていました。主震はともかく、それから続く、余震がとくに怖さを強調したようです。仙台にいたのですが、服に放射能がついていないか見てほしいと言われ、サーベメータで見ましたが、まったくのバックグラウンドで、本人も安心した様子でした。

3月某日 食品から基準値を超える放射能検出 関東一円で、数マイクロシーベルト/時間以上の空間線量が測定されていたので、次に来るのは、これかなと予想していました。茨城のほうれん草は、洗えばいいかなと思いつつも、福島の牛乳は、さすがにショックを受けました。そんなに速く牛乳にでるものかと驚きました。131ヨウ素なら、半減期が8日くらいですから、時間が解決していくれます。137セシウムですと、半減期が、30年と長いので厄介です。とにかく、拡散がおさまってくれることを祈るしかないですね。

3月某日 計画停電 東京のほうでは、停電になっています。子供頃、そういえば、停電があったことを思い出しました。水道も断水したりして、水汲みにいったこともあります。だけど、今となっては、とっても大変です。オートロックのアパートに入れない、ポンプが止まって水が出ない、エレベータが動かない、電車の本数が激減、冷凍庫・・・・・今から、この夏が不安になってきます。もちろん、ここではそんなことにはなっていませんが、関東の出来事は他人事ではありません。

3月某日 東北大学の学生さん そんなに知っている学生さんが多いわけではないですが、何人か知っている学生さんがいます。そんななか何人かの学生さんから連絡がありました。ちょっと心配だったので、少しほっとしました。

3月某日 学会の中止 震災をうけまして今月末に開催の予定の学会が中止になりました。発表を楽しみにしていた学生さんには、気の毒ですが、しかたありません。我々が参加予定だった学会だけでなく、多くの学会の開催が中止になっています。また、多くの大学で、「学位授与式」つまり卒業式が中止になっています。

3月某日 東日本大震災 とんでもないことになっていて残念です。ご冥福をお祈りするほかありません。原子炉も、だんだんきびしい状況になっているように思えます。放射線を測定することを教えている立場からも、なんとか、おさまってほしいと祈るしかありません。

3月某日 地震 津波警報が出ました。最初は、なんだか目眩がするなーくらいに思っていたら、建物が揺れていました。結構長い周期で揺れていました。携帯のワンセグでニュースをつけるととんでもないことになっていて、「津波」の恐ろしさをあらためて知ることになりました。こんなに離れた津の海岸にも津波はやってきました。帰りに江戸橋の橋の下を流れる志登茂川が、すごい勢いで逆流しているのを見て、おどろきました。今回の地震は、他人ごとではなく、間近に迫った東海ー東南海ー南海の地震が連動すれば、同様な津波が、こちらにも来るという理解をすべきかと思いました。こんなに「シーベルト」という単位が、ニュースで連呼されるのを、はじめて見たというか、原子炉が落ち着いてくれるのを願うばかりです。

3月某日 研究室追い出しコンパ 奇しくも修士2年が3年生のときに新歓コンパをした同じ店の同じ部屋で追いコンを行いました。例年のことですが、なんとなく寂しい気になりますね。

3月某日 しだれ梅 今年も市内某所のしだれ梅が満開になりましたので、留学生を連れて梅見にでかけました。例年の学生とは違い、今年の留学生は先生ですので、さすがに、同じ梅をみても、おしべが多いだの、花のつきかたが螺旋状になっているだの、いろいろな発見をしてよろこんでいました。

3月某日 地域イノベーション学研究科の感謝会 地域イノベーション学研究科は、修士の定員が10名、博士の定員が5名の小さな研究科です。ですから、研究科全体がアットホームな感じがします。研究科全体で、修士2年の修了予定を祝いましたが、けっこう厳しい指摘もありました。第一期生は、これからも、ずっと第一期生の看板をさげて、活躍してもらわないといけません。彼らの活躍こそが、本研究科の成果ですから。

3月某日 前期日程合格発表 学内に親子づれが特に目立つ一日。アパートさがしや何やらで、ちょっとだけキャンパスがにぎやかになっています。休眠クラブも、この時期は、新入生勧誘のために活発になってきます。

3月某日 医学研究科 鈴木宏治先生の退職記念講演会 鈴木先生には大変お世話になりました。とくに先生が遺伝子実験施設長だったとき、私の海外研修を許可いただくとともに、強く背を押してくださいました。おかげで、1年間、カリフォルニア大学で勉強することができました。その他にも生命科学支援センター長のときにも、お世話になりました。その講演会のなかで、先生が紹介された論語の「子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」という言葉が印象に残りました。「如かず」は、「百聞は一見に如かず」の「如かず」で、及ばない、かなわないの意味です。知っている者は、好む者にかなわない。好む者は、楽しむ者にはかなわないということです。研究や勉強もそうだということです。楽しんで研究や勉強できることが一番なんだとつくづく思いました。また、いかに研究や勉強が楽しいことかを学生に伝えるかが大切かなとも思いました。

3月某日 愛知県立松蔭高校 学部・学科説明会 例年の学部・学科説明会に参加しました。農学・生物資源学部系の勉強の先に、どんな就職先があり、どんな展開があるのかを説明しました。ひとりでも受験してもらえればという気持ちで語りましたが、時間の使い方が難しいというか、PPTにスライドを入れすぎました。もう少し、シンプルにしないといけないという反省です。

3月某日 日航ボーイング747のラストフライト はじめての海外旅行に乗った飛行機は、日航のジャンボでした。ひとつの時代が過ぎた感じがします。

3月某日 与那嶺元ドラゴンズ監督の訃報 今でも思い出す1974年のリーグ優勝の熱狂。巨人の連覇阻止とはじめてのリーグ優勝(1960年生まれですので)、ドラゴンズファンとして、本当に力の入ったシーズンでした。元祖燃えろドラゴンズ、「それはひとこと優勝だ、与那嶺監督の胴上げだ」、ご冥福をお祈りいたします。

2月某日 前期日程入学試験 今年は倍率もあがったので、よかったとするのでしょうね。河合塾の予想がはずれたというか、河合塾が予定倍率を低くだしたから、倍率があがったのかもね。

2月某日 ニュージーランドの地震 三重大学からも人文学部の学生さんと生物資源学部の学生さんの2名が、クライストチャーチに滞在中でしたが、いずれも安否が確認されました。

2月某日 ほっとする時期 卒論も一段落して、いったんは、ほっとする時期。これから、本格的入試シーズン、前期日程に後期日程、さらに追い出しコンパなど、飲み会ラッシュも、12月なみです。

2月某日 生物資源学部 資源循環学科 卒業研究発表会 今年も口頭発表とポスターセッションの2段での発表でした。とくにポスターでは、他講座の発表も見ることができ、いろいろな議論ができてよかったです。今年は、翠陵会館が工事中のため、講堂のホワイエでのポスターセッションで、会場が広くて、落ち着いて議論ができました。卒業研究発表会が終わると、なんだか、1年が終わったような気になります。もちろん、まだまだ、仕事はありますが、一段落ついた感があります。冷蔵庫にある秘蔵の吟醸酒で乾杯です。4年生、よくがんばりました。
 ポスターセッションの会場にて

2月某日 生物資源学研究科 資源循環学専攻 修士論文発表会 いろいろな分野がまざって、いろいろな話が聞けてよかったです。とくに、ダブルディグリーの留学生がいたりして、英語での議論もあり、見にきていた学部学生をびびらすのには十分だったかと思います。英語で議論する、英語で発表する、英語で論文を書く、そういったことが、日常にあるのが、大学院であり、研究室だということがわかっていただけたかと思います。研究室へ入ってくる新3年生もそういうつもりでがんばってくれると、修士を出るころには、英語がずっと身近になっているかと思います。

2月某日 Facebook エジプトでの民衆を動かしたのがFacebookということで、Facebookに登録してみました。原理はよくわかりませんが、「知り合いかも?」というところへ、つぎからつぎへといろんな人が登場します。それが、かつての研究室の卒業生や留学生だったり、海外の知り合いだったり、他の大学の共同研究をしている先生だったり、海外の大学の大先生だったり、おどろくべきネットワークというか、これはもう奇跡に近いです。東南アジア諸国、アメリカ、韓国、いろいろな人たちとの距離が、あっという間に縮まりました。いやーほんとうに驚くべきネットワークです。もう十年以上あっていない人、メールアドレスも知らず、住所も、会社も、日本にいるのかもわからないような知りあいが、すぐつながるfacebookに、本当に驚きました。

2月某日 降雪 日本海から超えてくる雪でなく、太平洋岸を進んだ低気圧による雪です。みるみる間に積もっていきました。津では積雪がめずらしいです。
 雪のある学内の風景

2月某日 地域イノベーション学研究科 修士論文公開討論会 修士論文発表会がありました。担当教員は議論には参加してはいけないルールだったのですが、思わず発言してしまって、申し訳なかったです。いろいろな分野の話題があり、もりだくさんではありました。他の分野の話は難しいですが、それをわかりやすく語るのもひとつの技ではあるように思います。

2月某日 鳥羽水族館のジュゴンの「じゅんいち」死亡 個人的にはジュゴンのうんこ微生物の解析を手伝った関係から、まったく縁がないわけではありません(分析したのは、もう一方のメスの「セレナ」ですけどね)。31年を超える飼育期間は、世界一ですし、当時飼育できないと言われていた動物をここまで飼育した水族館の努力はほんとうにたいへんだったと思います。

2月某日 インテル長友 なんだか夢のようです。セリアAのトップチーム、いやヨーロッパの一流チームで日本人がプレーするなんて。ちょっと感動しました。それにつけても大相撲ですが、まあ、無気力相撲は前からあったと思いますが、なんとなく暗黙の了解みたいだったのではないでしょうかね。そういったことがないと言い続けてきたのですから、しかたがないとは思います。本当に相撲が好きだった頃のヒーローたちが、頭を下げたり、困った顔でインタビューにこたえているようすは、ちょっと耐えられません。がんばれ、魁傑、負けるな栃乃和歌、鷲羽山。

2月某日 計算分子科学研究拠点 第一回研究会 岡崎で開催されてました研究会に参加しました。例の事業仕分けで有名になりました「1番でなければいけませんか」の次世代スーパーコンピュータ「京」の利用に関する研究会議です。汎用コンピュータとしては世界で最もパワフルなコンピュータですので、ぜひ成果が出ることを期待します。計算科学はさっぱりですが、いろいろ有意義なお話が聞けてよかったです。タンパク質の触媒作用は動的であり、タンパク質構造は結晶解析で解け、反応速度は酵素化学で分析でき、酵素がどのように触媒するかを分子シュミレーションできれば、酵素への理解が画期的にすすむと期待できます。研究会の受付で、「三重大学の苅田です。」と言うと「ドラゴンズ優勝おめでおとうございます。」と言われてしまいました。へんなところで有名になっているかも・・・それでも名前を覚えていただけるだけありがたいものです。

2月某日 博士論文発表会 なかなか立派な発表会でした。いろいろな先生にほめていただきました。私ではなく仕事をした学生がほめられるべきではありますが、指導してきた教員としてはうれしいかぎりです。発表会の後は、打ち上げもあり、ずっとテンションがあがりっぱなしでした。

2月某日 博士論文審査 博士論文の審査がありました。博士課程の学生さんともなると、学部からずっといっしょにいますから、研究室にいることが当たり前のようになってしまっています。いよいよこれで修了です。

1月某日 アジア杯 優勝 オーストラリアの決定力のなさに少し助けられたかもしれませんが、優勝できてよかったです。

1月某日 パキスタンの先生シリーズ 昨日TVで火山が噴火した様子を見たんだけど・・・・・どのあたり?と聞くので、気象庁のHPにある火山情報を開いて、このあたりと示しながら、他にもこんなに火山が日本にあってと説明したら、日本はたいへんな国だといっておどろいていました。火山は噴火するは、台風は来るは、地震はあるは、大雪が降るは・・・・・考えられない、なんで日本人はこんなところに住んでいるの? まあ自然災害のデパートなようなところに住んでいるのが日本人、だからこそ、逆にがんばれるのかもしれないし、連携できるのかもしれないですね。地盤が安定していて、気候の変化も少ない国から来た人にとっては脅威なんでしょうね。

1月某日 わが家のこの冬のヒット なんといっても「着る毛布」です。袖のついた毛布なんですが、これが結構暖かくて、袖を通すので、毛布が落ちてこずに、毛布に包まりながら、コンピュータをたたけるというすぐれものです。

1月某日 締め切り 毎年思うことですが、どうしてこう締め切りが近づかないと卒業研究って結果がでないのですかね?もうひと月はやく結果がでていれば、楽勝なんですけど・・・・。

1月某日 論文 博士論文、修士論文、読まなければならない論文が机の上に積み上がっていて、そこへ学会誌の査読。最近は目がつかれてくるので、長時間、読み続けることができません。

1月某日 見学 (財)国際環境技術移転研究センターから3名の外国人研究者の方が、見学に見えました。次世代シークエンサーをはじめ、地域イノベーション学研究科コアラボの装置を見ていただきました。

1月某日 研究科入学試験(二次募集) 大学院の2回目の入学試験がこの時期にあります。

1月某日 アジア杯 日韓戦 左サイドで長友が抜けたとき、思わず大きな声で叫んでしまいました。できればPKにならずに終わってくれたらと思いましたが、実際、試合が終わってからも興奮してしまい、なかなか寝付けませんでした。

1月某日 三重大学管弦楽団コンサート 知らない曲ばかりだったので、どうかなと思いつつでかけました。エロールの歌劇「ザンパ」序曲は、むかしラジオで聞いていた「朝の名曲」のテーマ曲だったということがわかりました。遠い昔の記憶でしかありませんが、今でも口ずさむことができ、よく聞いていたと思います。(ラジオを聞くということが、今の若い世代には理解でいないかもしれませんね。我々の子供時代は、TVは、ひとりに1台あるわけではないので、もっぱら、ラジオが友達だった気がします。中学高校と、ミッドナイト東海や、今夜もシャララは、本当によく聞いていたと思います。)

1月某日 アジア杯 カタール戦 10人になったときは、だめかと思いましたが、あきらめない気持ちを見せてもらったように思いました。最後まであきらめない、大事な心です。

1月某日 修士論文提出日 地域イノベーション学研究科として、今年、はじめて修士の学生を出します。

1月某日 センター試験 今年もセンターの季節がやってきました。センター2日目、朝、雪がまい、氷点下の今年の最低気温のなか駅に行くと近鉄が車両事故のために不通になっていました。これは大変だ、ホームには高校生がどんどんあふれてくるし、監督当番の私も試験時間に間に合わない状況でした。大動脈の近鉄が不通ということで、試験は1時間繰り下げになりました。長い間、センターの業務をやってきましたが、こんなことははじめてでした。それでも、混乱もなく、無事にセンター試験を終わることができました。あいかわらず、肉体的には厳しいですが、試験室のなかの学生さんから、ひょっとしたら、将来ノーベル賞がでるかも、なんて思いながら見ていました。がんばれ受験生。

1月某日 3年次編入試験説明会 短大生や高専生が卒業に大学に編入できる制度があるのですが、来年度の編入を希望する学生さんの説明会を鈴鹿高専で行いました。残念ながら、参加者は少なかったです。ぜひ、高専を卒業後、地元の大学に来ていただければと思うのですが、ひょとしたら、高専のほうが就職がいいから、大学には魅力が少ないかもね。

1月某日 I have a question. パキスタンから来ている大学の先生曰く、どうして日本はこんなにゆたかなのに自殺者が多いのか?年間に3万人なんて信じられていない。・・・・どうしてでしょうね。命を軽く見る傾向があるのは、日本人の死生観かもしれません。神から授かった命だから、大事にしないといけないという宗教観がうすいのかもしれません。いずれにしても、外国から見ると異様な数字だそうです。3万人を超える自殺者、そして来て見るととてもゆたかな国、発展途上国からみると、いったいどうなっているか、わからない国だそうです。豊かになった先進国では人々は幸せではないのか?こんなにものがあり、なんでもできて、どこへでもいける、インフラも整備されている、それでも人々は自殺しなれければならないほど失望しているのか?いろいろと聞かれても、納得させられるだけの答えはありませんでした。

1月某日 同業他社 たまたま同じ世代の某大学の教授の先生がいまして、かなりがんばっています。というわけで、HPをちょっと見たのですが、見なければよかったかなと少し後悔。昨年の発表論文数が、なんと40を超えていました。それに比べて自分は・・・・・。国立大学法人ですので、ほぼ同じ給料をもらっているのに、なんと情けない。それでもなんとか、昨年を上回る論文を今年は出したいと思っているのは間違えないですが、40は、大杉良太郎。

1月某日 全国きき酒選手権大会のDVD 昨年同様に全国きき酒選手権大会のもようが、ケーブルTVのJ-Sprort で放映になりました。そのDVD映像が酒造組合から届きました。昨年もうちの学生がインタビューされていましたが、今年は、インタビューだけでなく、実際のきき酒でも5位だったので、DVDでは、ずいぶんと映像が出ていました。自分が出ているわけではないですが、なんだかうれしいですね。残念ながら、三重県代表で、「三重大学」という名前は出ませんでしたが、昨年と今年と、全国きき酒大会には「三重」というインパクトを残せたかなと思います。

1月某日 TVのCM 某製薬会社のCM、認知症の早期発見のなかで、「いつもものをさがしている」人はあぶないかもというような話。そういえば、ここのところ、よく書類さがしをしています。大掃除のときに、なくすといけないと、あるいは、間違って捨てるといけないと思って、片付けた書類が、どこに入れたがもうわかりません。とういうわけで、また、書類さがし。菌を植えるのに培地組成を書いたメモ、どこいったかな、と机の書類の山をさがす。新年そうそう、いつもものをさがしている人になりつつあります。

1月某日 健康診断の記録 開けるのになかなか勇気のいる灰色の封筒が、今年も新年早々に届きました。そこには、「余分な1口が脂肪に!、例えば、たった1口(50kcal)余分に食べる生活を1年続けると・・・・・・」と怖い話が書いてありました。結果は、前回とほとんど変わらずでした。メタボ保健指導項目では、腹囲があと4mm、BMIがあと0.1、これさえクリアできれば、メタボ判定はブルーに変わります。次の健康診断は、6月ですので、それに向けて、忘年会と正月に過剰摂取したものを減らしていかないといけません。

1月某日 明けましておめでとうございます。またこうして新しい1年のはじまりです。今年は、三重大学に来てから20年という節目の年でもあります。なんだかあっという間でしたね。目標をしっかりとクリアできるように、今年もがんばらないといけません。万歩計の目標は、昨年よりも1割増しで、メタボの目標は、なんとしても85cmをクリアすること。そして仕事のほうでも、がんばらないといけません。まずは、学生をしっかりと卒業・修了させることからはじまります。それにしても、今年は卒業生・修了生の「結婚しました」の年賀状が多かったです。みなさんお幸せに。

2010年分はこちら 

2009年分はこちら 2008年分はこちら 2007年分はこちら

2006年分はこちら 2005年分はこちら 2004年分はこちら

2003年分はこちら 2002年分はこちら 2001年分はこちら

トップ アイコントップページへもどる
直線上に配置