白鳥 (swan)



 毎年冬になると、各地で白鳥飛来情報が聞かれます。
 ギリシア神話、白鳥の湖、アンデルセン、ニルスの不思議な旅、日本では羽衣伝説。白鳥にまつわる話は世界各地に多くあり、古くから白鳥が人間に親しまれてきたことがわかります。
 白鳥はロシアや中国などの湿地で繁殖し、毎年10月頃に日本に渡ってきます。渡りの距離は14000kmにも達します。冬の間日本で過ごした白鳥はまた、3月頃になると繁殖地へ帰っていきます。体長は1mちょっと(オオハクチョウで140cm、コハクチョウで120cm程度で、幼鳥も成鳥とほとんど同じ大きさ)。翼を広げると2m以上になります。幼鳥は灰白色ですが、成鳥は名前の通り真っ白です。
 写真は北海道・屈斜路湖に飛来した白鳥の群れ(1997年2月23日)。白鳥の姿は雪の湖によく似合うと思うのは私だけでしょうか。



 
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