三重高等農林学校創設の頃、海岸まで濃い緑の松林に囲まれた学園から望むことができる伊勢湾 の素晴らしい景観(「樹(松)のみどり」、「海のみどり」、「空のみどり」の三つの翠)に因んで、三翠学園と呼ばれるようになりました。
当時、自然の「三翠」にとどまらず、この「三翠」の言葉には、樹の翠は「不変の信念」、海の翠は「雄大な気魄」、空の翠は「久遠の理想」の意味が込められていました。また、三重の「三」を意味するだけでなく、世界を形成する「三才」(天、地、人)で使用されるように「三」には、「世界の」「全体の」という意味が込められており、若者がめざすところを意味して「三翠」は創られた言葉なのです。