環境・食料に関する新しいシステムを創造するための高度技術を教育・研究します。
生物資源学部では平成27年度から、資源循環学科、共生環境学科、生物圏生命科学科の3学科体制のもと、専門分野を再構成しました。
環境情報システム工学講座の教育研究分野
応用環境情報学

本研究室では、制御理論・技術を活かしたシステム設計、計測・情報技術を応用したシステム評価を行い、低環境負荷を実現する効率的システム開発を目指しています。具体的には、低環境負荷型社会システム構築に向け、種々の製品や農産物に対して、資源投入から製造・輸送・運用段階までの網羅的な環境影響評価(Life-Cycle Assessment)に関して教育・研究を行っています。また、環境負荷低減のため、効率的な食料生産システム・社会システムを提案しています。
システム設計学

人類が他の生物と共生しながら持続的発展を図るためには、人工物や人工システムが自然環境に与える悪影響を最小限に抑えなければなりません。本研究室では、基礎理論や情報技術を活用して、人工物や人工システムの最適化及び低環境負荷化に関する基礎・応用について研究を行っています。研究例として、(1) 養殖魚の自発摂餌システムの研究、(2)生物生産のための知能ロボットシステムの研究、(3)生産プラント設備の状態監視・診断の研究など。
生物環境制御学

ランプ、培養液、ウレタンマットを用いて、サラダ菜やホウレンソウといった葉茎菜、ニンジンなどの根菜類を、人工的に栽培する技術について研究を行っています。最近では、LEDランプやクラシック音楽を使った植物栽培技術についての研究も開始しました。長年の植物栽培作業を通して獲得した作業効率化のためのノウハウを利用して作業者を手助けする、知的な作業機械を開発する技術についても研究を行っています。
エネルギー利用工学

本研究室では、化石燃料に代わる再生可能な太陽エネルギーや風力エネルギーの発電システムの開発と複合利用に関する研究、堆肥発酵熱を利用した発電システムの研究を行っています。また海藻や植物のわら等のバイオマスを利用した環境に優しい生分解可能なバイオマス材料の開発研究を行っています。さらにオフロード車両の高効率化や低環境負荷型食料生産システムの機械化・自動化・最適化に関する理論と技術について研究しています。