研究目標

研究室は農産物に限らず、広く生物に材料をもとめ、その中の高度機能
性分子について、基礎並びに応用研究を行うことを目標としている。

 

 

研究内容

 

植物や昆虫等を材料として、カラムクロマトグラフィーや高速液体クロマ
トグラフィー等の手法で種々の機能性分子を単離する。また、その構造を核
磁気共鳴装置や質量分析装置、ペプチドアミノ酸配列自動解析装置などを用
いた機器分析によって決定する。さらに、有機化学的精密分析手法を用いて
分子レベルでの変化を追跡しながら、活性の発現や機能発現機構を解明する。
実際の内容は以下の通りである。

 

1.     植物成分による脂質過酸化の抑制に関する研究(勝崎)

2.     イラガによるかゆみ、痛みに関する研究(勝崎)

3.     リン欠乏植物の脂質プロファイリングに関する研究(岡咲)

4.     イネ科植物のストレス応答下の成分に関する研究(岡咲)

 

スタッフからのメッセージ

生命現象を機能性物質による制御系としてとらえ、機能性物質の構造や反
応等を解析するため、有機化学に対する恐怖心を抱かない人が望ましい。ま
た、研究には、体力と忍耐力を要求する部分が多いので、健康でやる気があ
り、我慢強い学生諸君を待っている。

 

 

 

 


生物機能化学のトップページへ