研究テーマ:有機性廃棄物の微生物分解処理に関する研究

微生物の有機物分解能を利用した生ゴミの堆肥化はゴミの減量化という点のみではなく、地力の回復、地域内物質循環の回生などに貢献するといわれてきたが、現在では次のような問題点が指摘されている。
・微生物による分解によって大量に発生する水分処理の問題
・動物性生ゴミの比率増加に伴うC/N比の減少
・堆肥の熟成度
・加工食品、調味料に由来する塩分蓄積の問題
本研究では、これらの諸問題解のための基礎的なデータの収集を目的とし、微生物分解方式の生ゴミ処理機を用いた有機性廃棄物の分解処理における微生物群や構成成分の変化、ならびに分解の要因となる核酵素の活性を経時的に測定し、分解処理過程における変化について明らかにする。

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