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研究テーマ:ATP分解能を指標とした魚肉ミオシンの活性保存と温度依存性の研究

魚肉の筋タンパク質は畜肉のそれよりも不安定であると言われている。そこで筋タンパク質を安定に保存する種々の方法を試みた。さらにこの方法を使って種々の魚類のミオシンのATPase活性を定量し、生息環境特に生息水温との関係について調べている。

研究テーマ:魚肉筋肉蛋白質の物性に関する物理化学的研究


脊椎動物の骨格筋の速筋と遅筋のミオシンの性質の違いを明らかにすることが目的です。魚の骨格筋では速筋と遅筋が明確に分離されているので、速筋と遅筋の比較生化学をするのに良い材料です。これらの筋肉は収縮速度に違いがあるためATPase活性や滑り運動活性に差があることが予想されます。しかし私のこれまでの実験では、アクチンとの親和性にも違いあることが分かってきました。このことをさらに深く調べるためにより詳細な実験を進めています。
(注)滑り運動はmotility assayで測定する。具体的にはミオシンを固相化したガラス面に蛍光ラベルしたアクチン繊維を加え、ATP依存的運動を蛍光顕微鏡で観察する。
生物分子モーターの解析