セルロソーム、セルラーゼ、と他の糖質修飾酵素に関するゴードン研究会議(Gordon Research Conference on cellulosomes, cellulases, and other carbohydrate modifiying enzymes)

ゴードン研究会議(Gordon Research Conference:GRC)は、1931年、当時ジョンホプキンス大学の教授であったN. E. ゴードン博士が、自由な討論を通して最先端の科学者の交流・情報交換を促進させることを目的として、開催したのがはじまりで、以来70年を超えて発展し続けてきています。現在、生物学、化学、物理学の主要な研究領域の中から毎年およそ200のテーマが会議として採択されて、コードン研究会議として開催されています。
ゴードン研究会議のテーマの採択は、審査委員会の諮問により、ゴードン研究会議評議会により決定されます。生物学、化学、物理学の研究分野のなかで特に重要であると認められて研究領域が採択されます。毎年採択された研究領域についてはScience誌に掲載されます。

 

 

 


ポスターセッションが開かれたHolland Memorial Auditorium(プロクタアカデミー)

(GRC2011)
2011年7月24日より29日で開催されました。今回からは会場がかわりました。トピックはこちら

(GRC2009)
2009年7月26日より31日で開催されました。Harry J. Gilbert先生が議長です。トピックはこちら

(GRC2007)
2007年7月29日より8月3日まで、アメリカ、ニューハンプシャー州アンドバーのプロクタアカデミーで開催されました。行事が忙しくて、旅費もうまく得ることができず、参加できませんでした。ちょっと残念でした。というか、あまりにも研究に進展がなくて、GRCで発表するだけの内容をつくることもできていませんでした。プログラムをリンクします。
GRC 2007 Cellulases and Cellulosomes

(GRC2005)
2005年8月7日より12日まで、アメリカ、ニューハンプシャー州アンドバーのプロクタアカデミーで開催されました。おどろくようなゲノムの話はありませんでしたが、セルラーゼ業界も次を模索しているという感じでもあります。ゲノムも一段落、タンパク質の構造解析も一段落、CBMの構造や機能もそこそこ、じゃあ次は何?という感じでしょうか。日本の若手ががんばっていますという印象を与えられたかもしれません。今回、若手口頭発表が2つあり、またポスター賞もゲットしました。もっともっと日本の若い人たちに参加してほしいですね。プログラムをリンクします。
http://www.grc.uri.edu/programs/2005/cellul.htm

(GRC2003)
2003年7月29日より8月1日まで、アメリカ、ニューハンプシャー州アンドバーのプロクタアカデミーで開催されました。セルロース分解細菌のゲノムが一段落し、Trichoderma reesei のゲノムの情報が出てくるようになって、比較ゲノミックス、機能ゲノミックス、マイクロアレー、網羅的解析などなど、セルラーゼの業界も様変わりを見せています。酵素の構造についても新しい反応機構の提案や、実験手法の紹介などもあり、有意義な時間を過ごすことができました。ルールにより、内容を報告することはできませんが、プログラムをリンクしますので、参照してください。
http://www.grc.uri.edu/programs/2003/cellul.htm

(GRC2001)
2001年7月28日より8月3日まで、アメリカ、ニューハンプシャー州アンドバーのプロクタアカデミーで開催されました。セルラーゼの構造や反応機構、セルロース結合ドメインなどについても活発な議論が行われました。前回(GRC1999)に比べ、今回はポスター発表が多く、ポスター会場でも多くの議論がされ、有益な情報を得ることができました。全体の印象ですが、ヨーロッパのがんばりと結局のところアメリカのひとり勝ちのような感じになってきました。日本としては、残念なところです。
会議のプログラムは次のURLを参照してください。
http://www.grc.uri.edu/programs/2001/cellul.htm

(GRC1999)
1999年7月25日より30日まで、アメリカ、ニューハンプシャー州アンドバーのプロクタアカデミーで開催されました。セルラーゼとセルロソームという分野での初の記念すべきGRCです。
http://www.grc.uri.edu/programs/1999/cellul.htm