
<現在,開発中のため,途中経過を記載します>
本開発の一部は,平成27・28年度科研費(挑戦的萌芽研究)15K12275より助成を受けました.
筆者がデータベースの仕様設計を行ない,プログラムの実装はソシオアート株式会社が行ないました.
URL https://csa.bio.mie-u.ac.jp/
パソコン・スマホのブラウザで閲覧・入力できます.
基本構造
- 圃場ーフィールド(畦)の2重構造
- 圃場は複数設置できる.
- フィールドは1つの圃場に複数設置できる.
- 圃場には,天気管理・労務時間管理・日報・写真等のファイルが記録できる.
- フィールドには,作物・作業の記録が,作業報告・写真等のファイルおよび使用資材が記録できる.
- フィールドには,移動経度情報,土壌・土性情報,土壌分析の各種項目値が記録できる.
- 圃場には日報と,フィールドには作物・作業記録について,それぞれコメントが付けられる.
実際の利用について
利用方法・実装画面については,作成途中です.
現在改良中(科研2年目の途中なので)
表示部門,ユーザ管理部門等について,改良している.
応用的利用
これは本来,農業用の農作業技術や土壌肥沃度管理のためのデータベースです.
一方で,使い方を変更すれば,次のような使い方が可能です.
- ある土地の在来作物の栽培管理情報の集積(在来作物の種とともに,作物栽培情報が記録できます)
- ある土地の伝統文化・民俗芸能の集積(民俗学的な情報を記録できます.写真だけでなく,動画も可能です)
次に視点をかえて,
- ある土地の特産品加工技術の集積(地域ごとに微妙な差がでる特産品の加工技術を,それぞれ記録し,伝承します
- ある会社の各部門の振り返りシート(業務PDCA)が可能となります.
- ある会社の担当者が変更になっても,過去の業務情報(ワードファイルやPDFファイル,エクセルファイルの保存もできます)が時系列に保存され,新規担当者の引継が楽になります.
- あるプロジェクトの進行管理が可能となります.
- 大学では,卒業研究や修士・博士研究の研究ノートとして利用できます.日報および作物・作業記録では,表面上の記録日と,本当に作成した記録日ならびに修正した記録日の記録されますので,データ改ざん等について検討が可能となります.(たとえば,本日に昨日の日報を記載すると,昨日としてデータが表示されますが,本日の記録日も同時に記録・表示されます)
- 大学では,研究記録が時系列に保持されるので,新規に配属された学生が,過去の学生の作業状況などを振り返ることできます.基本的な研究手法や,これまでの研究経過について独学することができるので,研究の下支え効果が期待できます.
- 大学の各種委員会の記録が時系列に残るので,委員が振り返ることが容易になり,いわゆるFDが活性化されます.とくに学士の質保証ために講ずる措置の検討や改善に有効となります.
- など
以上のような,汎用性をもったデータベースとして利用できます.
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