昆虫生態学研究室（Insect Ecology Laboratory)
更新日：2014年5月7日
ここは、三重大学生物資源学部昆虫生態学研究室のサイトです。
教員名：現在の主要研究テーマ
山田佳廣（教員紹介のサイト）：寄生蜂の探索戦略と性配分戦略
塚田森生（個人のサイト）：昆虫の生活史・甲虫による花粉媒介
キーワード：天敵，行動学，生態学，生物的防除，移動，休眠，系統学，花粉媒介，昆虫機能利用
研究テーマの概要：
当研究室の目標は，昆虫の防除，有用昆虫の利用，昆虫群集の保全のための知識をおもに生態学的に深めることです。以前は昆虫学研究室という名前でした。基礎研究から応用研究まで幅広く扱っていますが，どちらかといえば，基礎研究を主にしています。現在研究している主要な昆虫は，ウンカ（稲の主要害虫），カマバチ（ウンカの寄生蜂，子殺しを行う），アシナガバチ，カメムシ類（害虫として、また天敵として，ただの虫として），小甲虫（花粉媒介者），ミカンコミバエ種群の熱帯性ミバエ（果物の大害虫）です。
学生へのコメント：
虫の種類は，記載種95万種，未記載種も入れると少なくとも500万種。世界中どこへ行っても虫のいない所はない。まさに，地球は「虫の惑星」。虫に興味を持っている人，持ちそうな人，一緒に研究をやりましょう。また，昆虫にさほど興味はないが，生態学，行動学に興味のある人も歓迎します。
熱烈歓迎：
昆虫少年，少女だった人；昆虫の採集，飼育が好きな人；生き物が好きな人；自然が好きな人；映画「エイリアン」とか漫画「寄生獣」とかの寄生生物ものが好きな人；蜂にさされ蜂に興味を持ち出した人；野外で調査がやりたい人；研究者になりたい人；生態学，行動学に興味を持っている人；タフな人。
過去７年間の就職・進学先（この間、学部生26人、院生17人卒業）（May. 2014）：
三重大学内で修士に進学 １５，九州大学大学院 １， 鹿児島大学大学院 １， 北海道大学大学院 １， 三重大学工学部 １， その他学校 １，地方公務員 ５（三重県 ４， 春日井市 １）, 国家公務員（植物防疫所） １, 長野県警 １， 衛生害虫管理 ４， 種苗・農業資材 3， 食品 ２， 農業薬剤メーカ １， その他サービス ２， その他製造 １。 過去には，薬剤メーカ・環境アセスの会社に就職した人がそこそこいたのですが，最近激減しました。昆虫関係の仕事ができる公務員になりたい人，国家II種に受かって植物防疫所に勤務するのがお勧め。
現在の在籍学生数（May. 2014)：
D?, 1名； M2, 3名； M1, ３名（１名留学生）; 4年生 ３名； 3年生 4名 交換留学生 １名
三重大学以外の大学、、さらには三重大学内の他の研究室など外部から大学院に来る人がときどきいます。大歓迎しますので興味のある人は問い合わせてください。
学生のおおまかな研究テーマ(2014)
●ウンカの寄生蜂カマバチの行動生態
●甲虫による花粉媒介システム
●アシナガバチの優劣順位
●グンバイムシの寄主範囲の進化
関連授業：
LINK: