受験生の皆様へ
目 次
|
地球上で発生している様々な環境問題(地球規模から身近な地域で起こっているいろいろな問題)を想像してください.この学科では,環境問題を解決していくために避けては通れない自然環境と人間活動の「共生」に着目し,自然環境を維持しながら人間活動を発展させていくために必要な知識・技術や能力を身につけます. 数多くの優秀な人材を世に送り出し,伝統ある専門分野を持つこの学科の特徴は,社会の要求に応えることができる教育とそれを証明する就職にあります.この学科が4つの講座で構成されていること,講座毎に活躍する現場が異なることなども合わせて,ぜひこの学科のことをもっと深く知ってください.
|
学科の特徴
特徴1. | 伝統がある 大正10年(1921年)に三重高等農林学校が設置されて以降,様々な改組を経て現在の生物資源学部共生環境学科となりました. 社会で求められる人材を輩出してきた長い伝統があり,例年就職率はほぼ100%です.将来の就職先がはっきりしているとも言えます.目的意識を強く持って入学してください.
|
特徴2. | 学問領域が広い 環境や生物に関する学問の中にも,工学や理学の視点が必要となります.学問領域が広いので,学びたいことがきっと見つかります. |
特徴3. | 現場に強い 世界基準で優秀なエンジニアを育成する教育プログラム(JABEE)を導入しています.多くの実験実習科目を用意し,現場に強い人材を育成しています. 卒業までの4年間に,社会で必要とされる基礎体力(知識,技術,各種スキル)をじっくり身に付けます. 筋力トレーニングと同じように,日頃からしっかり訓練して頂きます.各種資格や免許も取得できます.
|
特徴4. | 技術者養成コースが2つある 国際的教育水準を満足する技術者教育プログラムが2つ存在します.農業土木プログラム(2003年4月開始)と共生環境学プログラム(2005年4月開始) です.その他,バラエティに富んだ実験実習科目を用意して,現場に強い人材を育成しております.
|
卒業後の自分を想像するサイトへ | ||
出身地域では,北海道から九州まで幅広い.地域別の入学者数では,東海,近畿,中国地方からの入学者が多くなっている. 学生の特徴としては,高等農林や一期校(旧帝大と歴史ある大学が一時期呼ばれたグループ名)時代にあったエリート意識は薄れてしまったが,性格が非常に素直であるので,4年間で驚くほど成長をする学生の割合は高いと感じる. 最近,「環境」や「生物」に興味を持つだけでなく,実際フィールドに出て問題となっている現象を積極的に観察しようとする学生が増えきている.フィールドに出て初めて,問題解決には,工学や理学の視点も必要だと感じ始め,理系学部に来ていること,将来の就職先が専門能力を求めることを改めて認識する様子である.工学部や理学部を志望していた学生が「環境」に配慮した研究を行いたいと入学する例もあり,周りの学生に刺激を与えている. 卒業論文が終わる頃になると,「大学院に行けば良かった」とよく聞く.答えが用意されていない卒業論文に1年間取り組むことにより,探求精神が刺激されるのであろうが,問題解決型人間から問題設定型人間に変われる環境として,大学院は最高だと思う. |