私たちの社会を守り豊かにしてくれる土木施設も、限りある地球資源の有効利用や地球環境への負荷軽減などが求められています。また、既に作られているダム・頭首工・水路・橋梁・道路・擁壁といった農業土木施設は、激化する自然災害や老朽化のなかで様々な問題が生じています。
そこで、環境施設工学研究室では、リサイクル材料を利用した新しいコンクリートの開発や建設材料を用いた環境負荷軽減法、農業土木施設の安全性、維持管理の検査手法や適切な更新法などを研究対象として、材料試験・模型実験・調査・数値解析などの技術を用いた研究教育を行っています。
・自ら勉強し、考え、率先して行動する力を養います。
(意欲がなければ研究が進みません。)
・現象解明や力学的特性把握のために実験・現地調査を基本としています。
・材料の物性値や構造物の破壊メカニズム解明のために必要に応じて数値解析も行います。
・学部4年生以上の学生は、研究室ゼミによる研究発表を行います。
→ プレゼンテーション能力を高めます。
・研究室ゼミでは、参加者全員が1つの発表につき必ず1つ以上の質疑に参加します。
→ 研究への理解とディスカッション能力を高めます。
・研究成果を学会発表で公開します。
→ プレゼンテーション能力の向上を図るとともに、公開することで社会への責任を果たします。
2014棚田学会冬期研究発表会(@早稲田大学)
・民間会社、三重県、農林水産省、農村工学研究所などと連携して研究しています。
→ 外部機関との交流、就職についての情報収集ができます。
・現場を重視し、積極的に視察をします。
→ 問題が現場で発生し、解決すべき課題があることを身をもって知ることができます。
※ これらの教育効果は、学生の自主性により、一層活性化できます。