論文の基となった学会発表予稿、論文の解説、論文内容を説明したppt等

自分や共著者の論文に関係する覚え書きのページ


これまで共同研究者や学生達と論文を書いてきましたが、論文内容のほとんどは、学会でも発表していますので、論文内容とほぼ同等のpptファイルが手元にあります(遺失したものも多数ありますが)。また、論文内容をかみくだいた解説文や学会予稿集として、論文以外の出版物もいろいろ書いています。それらを、時間があるときに順次置いておきたいと思います。(ゆっくりペースで更新します)。なお引用を明記していただければ、二次利用はokです。

主旨


多くの研究者のweb pageには、論文リストが載っているだけで、それらの論文の中身をざっと眺めるような感じにはなっていません。また、英語で書かれている論文を読む早さは、日本語で書かれている文書よりも遅くなりますし、論文スタイルの英語を読む経験が少ない人にとっては斜め読みしにくいですし、学生など英語論文に慣れていない人にとってもハードルが高いとおもいます。気象には詳しいけれど研究者ではないという人たちや、高校の先生なども。もし日本語で書かれていれば、背伸び好きの中学校や高校の生徒、などに読んでいただけるのでは。。と思っています。なお、日本語で書かれている文章は単なる英文の直訳ではありません。内容は必ずしも完全に一致するるわけではありません。その点はご理解ください。

論文をすみからすみまで全部読んでいただくのはしんどいと思いますので、パラパラっと、pptを眺めていただいて、どんな論文なのかをざっと概観していただくには時間の節約になり良いことだとおもいます。pptはアニメーションを用いたりポンチ絵を使って、短い発表時間に聞いてくださっている方達に内容のキモ部分を理解していただくような工夫をしていますが、じっくりと読んでいただくことを前提に書かれている論文の図にはそのような工夫が余りされていません。まずパラパラとpptをごらんいただいて、もし論文本体に興味を持たれた方は、論文そのものをお読みいただければ。。と思います。将来的には、自分の学会発表の動画を載せるということも考えています。

自分で観測して取得したデータを用いた論文では、観測の準備など、苦労話がたくさんありますが、論文そのもには書けません。そのような裏話も書き加えていきたいと思います。観測以外の論文でも論文執筆と改訂に至る苦労話や、その論文の発想に至った経緯や源なども書き加える予定です。それぞれの論文のレフェリーの方がお読みなったら、カチンとくるような内容も含むかもしれませんが、著者としての気持ちを素直に書いていきます。


「日本の異常気象が遠く南極に関係がある ―北極振動と南極振動が一緒に変動していることを発見―」

Tachibana, Y., Y. Inoue, K. K. Komatsu, T. Nakamura, M. Honda, K. Ogata, and K. Yamazaki, Interhemispheric synchronization between the AO and the AAO, Geophysical Research Letters, 45,13477-13484, DOI:10.1029/2018GL081002 , 2018

この論文の核心部は当研究室の学部学生の井上祐介さんの卒論です.これをベースに共著者とで修正を加え論文として仕上げました.うんちく話は(こちら(未完)

この研究はプレスリリースしました(リリースペーパーこちら
リリースペーパーの補足資料は、(こちら

この卒論をアイデアとして科研費を取得しました.
研究種目 挑戦的萌芽研究
研究題目:北極振動と南極振動の「メタ・テレコネクション」~両半球をつなぐ航路は何か~ 研究代表者 立花 義裕 研究期間 (年度) 2016 – 2018

論文そのもののファイルは(こちら


「シベリアからの「大気河川」'Siberian Atmospheric Rivers'が北極上空を熱する」

Komatsu K. K., V. A. Alexeev, I. A. Repina, and Y. Tachibana, Poleward upgliding Siberian atmospheric rivers over sea ice heat up Arctic upper air, Scientific Reports, 8, 2872, doi:10.1038/s41598-018-21159-6 , 2018

この論文は当研究室の小松謙介さんの博士論文の一部です.小松さんがロシアの砕氷船で北極に行き,ロシアの研究者と一緒に海氷の中と外で砕氷船からラジオゾンデ観測(上空の大気の気球観測)を行った観測データから見いだした研究です.北極温暖化加速の原因についての新説となるかもしれません.このような砕氷船からの海氷内外での連続気球観測は世界初だとおもいます.うんちく話は(こちら(未完)

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三重大Rナビにも掲載されています、(こちら

論文そのもののファイルは(こちら


ハイライト論文1
Otomi, Y., Y. Tachibana, and T. Nakamura, A possible cause of the AO polarity reversal from winter to summer in 2010 and its relation to hemispheric extreme summer weather, Climate Dynamics, 40, 1939-1947, doi:10.1007/s00382-012-1386-0, 2013
この論文は大学院生の大富裕里子さんが筆頭著者で、彼女が修士2年の時に出版されました。彼女の卒論がベースです。2010年の猛暑と北極振動の関係についての論文です。うんちく話は(こちら
論文そのもののpdfファイルは(こちら
論文そのもののhtmlファイルは(こちら
この論文の内容+αを図解で一般向けに説明したpptxファイル7MBは、(こちら
2012年秋気象学会発表原稿pdfファイル(こちら
2010年春気象学会発表原稿pdfファイル(こちら)、と学会発表時のpptは(こちら)
気象研究ノート「2010年猛暑」の原稿draft pdfファイル(こちら)



ハイライト論文2
Munemoto, M. and Y. Tachibana, The recent trend of increasing precipitation in Sahel and the associated inter-hemispheric dipole of global SST, International Journal of Climatology, 32, 1346-1358, doi:10.1002/joc.2356, 2012
この論文は大学院生の宗本くんが筆頭著者で、修士修了の2年後にacceptされました。彼の修士論文がベースです。水不足と砂漠化でよく報道されるアフリカのサハラ砂漠の南のサヘールの降水量が、実は最近増えていて、それが北半球と南半球の全球の海水温の南北コントラストと関係があるという論文です。うんちく話は(こちら
論文の出版前最終原稿のpdf draftは、(こちら
彼の修士論文の発表会に使ったpptファイル25MBは、(こちら
2009年春気象学会発表原稿pdfファイル(こちら


上記の他、自身の論文のリストは(このリンク)です。