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12月某日 また先頭車両の事故 気象とか地震とか、自然からみると人間はちっぽけです。そんななかでも、もっとちっぽけな自分がいるように思えます。ここ1週間で3回の有感地震がありました。少し不気味です。というわけで、仕事納めをむかえました。また1年が経ちました。来年も忙しくなりそうです。まあ、忙しいうちが花ということでしょうか。よいお年をお迎えください。

12月某日 アメリカの大学でポスドクを3年した三重大学の卒業生が、帰国して研究室をたずねてくれました。セミナーをお願いしてアメリカの大学事情や研究について語っていただきました。ひろびろとしたキャンパスの風景はなんともいえず羨ましいかぎりです。研究できる環境・・・・・一番羨ましいですね。

12月某日 これまで台風の暴風警報で休講になったことはありましたが、今回、はじめて大雪警報で休講になりました。集中講義は休講、実験している学生を帰宅させるようにの連絡。雪国のひとには笑われるかもしれませんが、わずか数センチつもっただけで、こんな状況です。

12月某日 例年になく寒いです。今年最後の講義が終わりました。再試も、研究室の大掃除も終わりました。一応、学生さんは冬休みです。いろいろと「今年最後の」出来事がつづきます。

12月某日 某ドイツの研究者にリプリントをお願いしたら、pdfといっしょに美しい景色の写真をメールしてくれました。なかなか粋なメールで、ちょっと感心しました。

12月某日 できるだけ子供が見えなくなるまで見ているようにとのことで、朝、家の外で見ています。今日は今の団地に来てから初めて、朝パトカーを見ました。なんだか物騒です。子供たちはそんなことはおかまいなしに、他所の家の犬に向って「3ー2は?」と声をかけ、犬が「わん」と吠えると、「おりこうだね、ここの犬は」と感心しながら登校しています。

12月某日 子供の応援に鈴鹿の県営プールにいきました。プールの場内放送でも不審者を注意するようにのこと。もちろん前から、ビデオも写真も撮影には許可証が必要です。なんだろうな、この不安感というか他人に対する不信感というか、そういう空気がいやですね。

12月某日 子供の通う小学校での緊急保護者会 ぶっそうな事件がつづき、学校で緊急の保護者会がありました。不審者情報やトラブルの現状、学校の取組み、地域の取組み。道草くってゆっくり下校ができない、ひとりで公園であそべない、ほんとうにとんでもない世の中になってきました。警察のひとの講演では、犯罪機会を減少させることが大切だということでした。実際に県内でも小学生の不明事件がおきています。このあたりは大丈夫と思えないこわさがあります。

12月某日 市内某所で家電量販店がオープンしました。その日に先日買いそびれた「○○ごっち」を売り出すというので、朝早くから並びました。途中で家内と交替して出勤しましたが、並んでいる人には、前回も某おもちゃ屋で並んで買えなかった人もいて、けっこうその話でもりあがりました。それにしても出勤前のお父さんや、おじいさん、おばあさん、みんな子供や孫のために寒いなか並んでいる光景というのも、微笑ましいというのか、今の日本の景色のひとつかもしれません。

12月某日 授業参観、後期になって3回目の授業参観です。いろいろな工夫や苦労があり、教員もここ数年授業改善をしてきているのですが、参観している我々の横で、携帯でメールしたり、しゃべっていたり、教科書をもってきていないし、スキーのパンフをみているし、ちがう講義の宿題をしているし、講義を聞くという体勢になっていない学生がたくさんいることに少しがっかりしました。自分の講義でも後ろのほうに座っている学生さんは、こんなんだろうなと思うと少しさみしい気持ちになりました。

12月某日 すごい風、台風なみの30メートルを超える風が吹きました。津は風が強い街だとあらためて実感。

12月某日 東京の科学未来館で開催された「ものづくり体験教室」に子供が参加したので、つきそいで台場までいきました。科学未来館の館長は、毛利宇宙飛行士で、科学館としては大人も楽しめる立派なものでした。季節がら、クリスマスのイルミネーションがきれいでしたので、帰りに台場を散策し、光るツリーを見ながら夕食をし、新幹線でもどりました。

11月某日 なにげなく、TVでチャンネルを回していたときに、どこかで聞いた声を耳にしました。先日会いました分子研の先生が出ていました。SDSミセルの構造を計算し、その動きをシュミレーションしていました。各分子の動きを全て計算して予測したものとのことでした。おどろきました。すごすぎるという感じです。

11月某日 ひさびさに本格的な感冒に感染しました。ここ数年で最悪です。講義はあるけど、声は出ないし、本当にたいへんです。

11月某日 推薦入試 毎年恒例の行事です。資源循環学科では、定員の4分の1の15名の枠があります。結構、大きな割合だと思います。倍率も2倍ちょっとで狙い目だとは思うのですけどね。ひょっとすると3年後、4年後にいっしょに実験するようになるのかなあと思いつつ、受験生を見ていました。受験シーズンのはじまりです。

11月某日 出身高校、愛知県立松蔭高校の同窓会の総会に参加しました。同期は2名だけでしたが、恩師にも会えました。もちろん、校長先生にも営業活動をしてきました。ぜひ、三重大学を受験してください、よろしくお願いいたしますって。

11月某日 某社から新型○○ごっちが発売になるということで、朝はやくおもちゃ屋に並びました。限定300個あまり、ところが、すでに駐車場は満車状態、前の晩からの徹夜組を含めて長蛇の列、もう少しというところで、完売。すぐに、次の店へと車を走らせ、開店前のスーパーに並びましたが、こちらもすでに長蛇の列。結局、買うことはできませんでした。某社にお願いです。もう少しだけたくさんつくってもらえないでしょうかね。少なくつくって稀少価値をあおろうというマーケティングがもしれませんが、休日の朝はやくから並ぶ、お父さんの身にもなってよねといいたい。

11月某日 「更新がとどこおっていますね」なんてメールをもらいました。言い訳ではないのですが、とにかく忙しいのと日々平凡な毎日を過ごしており、ここに書けるねたがないのです。そんなわけですので、お許しを。

11月某日 研究室に他大学から実験に来ている学生さんとドライブに行きました。せっかく遠くから三重大学に来たのですから、ぜひ三重を満喫してもらおうという魂胆です。ちょっと前に青山高原の風車を見に行ったのですが、嵐のように風の強い日で、風車が回っていませんでした。気をとりなおして、今度は、南へ、二見の夫婦岩をみて、パールロードの鳥羽展望台、志摩の横山展望台、おかげ横丁に赤福本店というコースで走りました。昔、南家窓歌師匠が夫婦岩の前で、「岩おこし」の小噺をしたのを思い出し、同じ場所で同じ噺をしてみました。

11月某日 携帯電話をもってはや2年。ぼちぼち、ポイントもたまったので機種変更をと、わくわく店にでかけました。海外での便利さを考え、外国でも使える機種を選んだのですが、一度電波の状況を確認してほしいと店のお姉さんが試験機を貸してくれました。するとなんと日本なのに自宅が圏外・・・・・・。とほほ、新しい携帯電話は夢となりました。

11月某日 大学祭 今年も2年生の夏休み自由研究を発表しました。また、クラブのほうでは、現役生ががんばり、大学祭寄席になってきました。1年ぶりに高座にあがりました。緊張気味で、一生懸命仕込んでいた小噺をすっかりとばしてしまいがっかりしました。それでもなんとか無事に終了しました。見にきてくれた皆様に感謝、感謝の大学祭寄席でした。学生さんに「話方が、授業と同じですね」と言われました。私の授業は落語か?

11月某日 全日本大学駅伝 大学駅伝のうち、出雲、箱根と並ぶ三大イベントのひとつです。名古屋の熱田神宮から伊勢神宮までを走る全日本大学駅伝。国道23号を南下しますので、三重大学の横を走ります。ガードレール脇でみていると、ランナーの息づかい聞こえてきて、走っているという迫力というか気魄というか、そういったものが伝わってきます。TV観戦とはひと味ちがった駅伝観戦です。駒澤連覇ならずという感じでした。

10月某日 岡崎にある自然科学研究機構分子科学研究所のセミナーに参加して「植物繊維分解性細菌の戦略」というお話をしました。バイオマスの酵素糖化に興味をもっていただけるのは、うれしいものです。セミナー後、米の発酵についての話題でもりあがり、帰りの名鉄電車でのりすごしそうになりました。あやうく国府宮までいくところでした。

10月某日 いつも津から名古屋に出るのは、近鉄と決まっていましたが、JRが4枚綴りの回数券を発売しました。それが、なんと近鉄よりも230円も安いということで、時間に余裕があったので乗ってみました。キハ75のエンジン音が気にはなりますが、近鉄とちがってJRの線路は、比較的まっすぐなので、乗り心地は悪くありませんし、高架が多いので景色も楽しめます。ただ、1時間に1本しかないのが難点です。

10月某日 10月ひと月、毎週土曜日に開催してきた公開講座が、無事に終了しました。長かったような、短かったような、いろいろなことを勉強させていただきました。週休2日に慣れた身には、少しばかりきつかったですが、終わってほっとしたというところです。

10月某日 10月は科研費の季節 正確には、科学研究費補助金と言います。いまや大学からいただける研究費はわずかで、とても学生に研究させることはできません。ですから、補助金というよりも、まさに研究費なのです。というわけで科研費申請書作成は、1年のかなでも結構大事なイベントのひとつです。

10月某日 ロッテの優勝 74年の日本シリーズを思い出しました。あのときは、中日がロッテにやられました。有藤に打たれ、村田に押さえられ・・・・・。中日が優勝して、あのときの悔しい思いをはらしてくれるとよかったのですが。職員室のTVで日本シリーズを休み時間に見たことがとても印象に残っています。

10月某日 応募していた助成金の申請が不採用 一通の封筒とともに、不採用通知が届きました。実は、そんなこといつも書いていたら、不採用の話ばかりしないといけないので、書いてきませんでした。たまに書いてみるのもいいかなというか、大学教員は、研究費の獲得に日夜努力しているということを少し理解していただいて、学生さんには、実験に集中してもらい、よく考えて、意味のない実験エラーを少しでも減らしていただけるとうれしいなと思う今日このごろです。

10月某日 昨年後期の授業評価の結果がもどってきました。さんざんでした。とくに学生実験の評価が大幅ダウン。TAの数も増やし、講義も充実させたのに「わからん」とたくさん書かれました。前年とほとんど内容がかわっていないのに、急に「わからん」くなる学生が増えました。学生さんの学年によって、こんなに評価がかわるのかと少しびっくりしました。

10月某日 津まつり 今年は沢口靖子が来て、彼女の乗った山車を引いたと上の坊主。いっしょに写真をとったとよろこんでいました。あいかわらずの人出でした。一方、F1ですが、ひょっとして、ホンダが、トヨタが、と思ったのですが、結局、メルセデスにルノー、タイヤもミシュランと、ヨーロッパにもっていかれました。どうしたジャパン。技術の日本ですが、理科ばなれしている場合でないような気がします。資源のない国、技術で勝負しないと生き残れないと思います。昔のホンダのように、レギュレーションが変わるほど、圧倒的に勝ってほしいと思うのは、ナショナリズムか。

10月某日 公開講座2回目 「食品表示について」専門ではありませんが、この講座にあわせて勉強してきました。会社にいるときに勉強したことがずいぶんと役立ちました。上司と保健所に通ったことを思い出しながら、いろいろな食品表示について話をしました。

10月某日 知り合いの自動車が車上あらしにあいました。バールのようなもので、無理やりドアをこじ開けられていたそうです。とんでもないなあーっと思っていたら、うちのクラスの学生が、空巣に入られ、ゲーム機を取られたとか、いつも行っている家の近くのドラッグショップに強盗、本当に物騒な世の中になってきました。田舎でも例外ではないということです。山口市が、市町村合併で、人口増加し、津は、全国の都道県庁で最も人口の少ない県庁所在地になってしましました。

10月某日 鈴鹿市内で、飼料稲の刈り取りとホールクロップサイレージのラップをするというので、見学にいきました。机の上で考えること、実験室での実験ももちろん大切ですが、実際の現場を見るのも、ずいぶんと勉強になります。刈り取りとロールベーラー、ラッパー、サイロを運ぶクリッパー、実際に見ること、つめられたラップサイロに触れること、写真でみるのとは違って、その動きの速度やノイズなど、いろいろなものが見えていきます。ほんとうによい勉強になります。刈っているところに集まる白鷺たちが、青いそらにはえていました。

10月某日 電波時計復活 ちゃんと取扱い説明書をキープしていてくれた家内に感謝。複雑な操作でしたが、針を動かせることがわかりました。

10月某日 子供の自転車を調整しました。チェーンがのびているので、車輪を下げ、サドルを上げ、ペダルとカバーの接触を修正し、ブレーキのあそびを調節しました。どうしてこれくらにのことが自分でできないのかと聞いてみました。中学の技術でてっきり習っていると思ったら、習っていないそうなのです。私が中学の頃は、技術で、自転車や、ガソリンエンジンをばらばらにして、また組むといったことを習ったと思います。ボールベアリングとか、点火プラグや、いろいろな実物をみて、実際に組み立てマシンの構造を理解しました。理科ばなれのなかには、技術の実習が減っていることがあるかもしれません。

10月某日 公開講座 公開講座は一般市民むけに講義を行うもので、今年は、「みえの食と安全」というテーマで、開催しています。2回の講義をもっています。初日「安心と安全」という講義をしました。早口になってしまいました。注意していたつもりですが、次回は気をつけないといけません。

9月某日 阪神タイガースの優勝 やはり悔しいです。なんともなりませんね、こればっかりは。やっぱり9月7日のゲームがポイントだったような気がしました。

9月某日 三重大学で、日本応用糖質科学会の平成17年度大会と、セルラーゼ研究会が開催されました。いろいろな話をきいてたいへん参考になりました。学会はいいですね。今回は、うちの研究室のメンバーもスタッフとして大活躍でした。たいした貢献はしませんでしたが、一応、私も会場係をしました。懇親会で、松阪牛が食べられなかったことが残念でした。

9月某日 朝、なにげなく、いつものとおりに腕時計をつけました。私の時計は電波時計で、朝、某TV局の特ダネを見ても、8時の時報でぴったりはじまるのですが、時計の針の位置がおかしい。こうなると電波時計は、針を回す術がなく、なんともなりません。デジタル部分は全く狂いがないのですが、針の位置だけがおかしい。こわれたかと暗い気持ちで大学にやってくると、今度は、研究室のPCRのふたが開かないトラブル、これも修理、ピペットマンがおかしい、これも修理。やたらにものの壊れる9月です。

9月某日 物質循環学講座では、2年生に夏休みの自由研究をお願いしています。そのうちのひとつのチームのメンバーと(財)三重県環境保全事業団を見学に行きました。ガスマスをはじめ、たくさんの分析機器を見せていただきました。また環境汚染物質は低濃度なので、いかに濃縮し、バックグラウンドを下げ、正確に測定するか、プロの技を見せてもらったという感じでした。見学をお世話いただきました事業団の皆様に感謝いたします。

9月某日 フィールドサイエンス実習の発表会 大学の講義で学ぶことと実際の社会での出来事とがどうつながっているのか、また講義で学ぶ基礎科目が世の中ではどういうところで役立つのか、そういう実体体験をしてもらうのが、フィールドサイエンス実習だと思います。その実習をうけての発表会を大講義室で行いました。今年は、副学長や他学部の先生も見学に来ていました。パワーポイントのアニメーションだけは、年々パワーアップしていました。

9月某日 阪神の優勝マジックが3という状況のなか、今シーズンの巨人最終戦に名古屋ドームにでかけました。阪神とのゲーム差0.5になったときは、ひょっとすると、胴上げが見れるかもと期待していたチケットでした。山井と上原の投手戦、福留のHRで勝ちました。福留のHRは、まっすぐ、ライトスタンドへ、思わずグローブを出して構えたのですが、ボールがおちたのは、5つ横のシートでした。もう少しセンターによってくれれば取れたかも。これで今シーズンのドーム通いも終わりです。幸い昨シーズンからつづく連勝記録は今年ものびて、来シーズンへともちこせました。

9月某日 父母懇談会 三重大学生物資源学部では、毎年、3年生のご父兄に大学をみていただくと同時に、成績表をお渡しするという行事を行っています。今年も私についている学生さんの御両親がみえて、いろいろとお話させていただきました。「来てよかったです。」と言われて少しほっとしました。

9月某日 小学校の運動会 都会の小学校とはちがい、地方の小学校の運動会はにぎやかです。天気もよかったので、校庭には色とりどりのパラソルが開き、簡易テーブルに椅子、ハイキングの様相です。年に1回のマニュアルフォーカスカメラの出番です。近くのコンビニにフィルムを買いにいきました。ASA100のフィルムがなく、400とか800とかしか置いてなくて、すいぶんと様がわりしていました。デジカメをつかっていると撮影して、すぐに撮れ具合を確認できるのですが、フィルムカメラですので、現像とプリントができるまで、ひさびさに、ドキドキしました。近所の子を撮ったつもりが、全く知らない子だったり、レンズのなかで自分の子供を見失ってしまったりで、いいところがなかったです。一瞬のシャッターチャンスに決断できなかったり・・・・・カメラも使っていないとだめですね。

9月某日 自宅で仕事をしようとコンピュータのスイッチをいれたところ、いやな音と同時に異臭がただよい、まったくうごかなくなりました。すぐに修理に出しました。トラブルから10日、無事に返ってきました。最近は、外付けHDDにバックアップをとっていましたが、音楽と写真は落としていなかったのと、最後にバックアップをとったのが、7月でしたので、8月分まるまるのデータがなくなったと覚悟を決めましたが、無事にもどって本当に助かりました。コンピュータに頼りすぎるからこういうことになるのだと思いつつ、久々に英和辞典片手に論文を読みましたが、老眼でもって、細かい字が読めないしまつ。コンピュータの電子辞書の便利さに脱帽。

9月某日 某TVで教育関係のドラマをやっていたので、ついつい見てしまいました。ひとつは、「ドラゴン桜」ともうひとつは「女王の教室」です。どちらも、今のこどもに欠けているもの、大人に欠けているものを描いているかなと思いましたが、両主人公ともいい台詞をいっていました。「何のために勉強するの? いいかげんめざめなさい!」ほんとそうです。自分を変えられるのは自分しかないなとあらためて思いました。

9月某日 阪神タイガースにマジックが点灯し、優勝のカウントダウンがはじまりました。とっても悔しいのです。学内某施設に阪神ファンがいて、その施設へ行きにくいのです。仕事に影響がでるといけないので、ドラゴンズファンも、そこそこにしておかないといけないなあと思いつつも、施設から足が遠のく今日このごろです。

9月某日 フィールドサイエンス概論 今年から内容を少し変えました。資源循環に関わる法律の説明と物質循環に関わる微生物の働き、もちろん、1日の講義で語りつくせるわけもなく。本当に概論です。「食品リサイクル法」「循環型社会形成促進法」「資源有効利用促進法」・・・・いろんな法律が資源循環に関連しているのです。

9月某日 成績配布 前期の試験の成績を返却しました。がんばった人、もうちょこっとの人、いろいろですが、自分のことを思い出すと、2年の前期が一番遊んで、いろんな先生に呼び出しくらって、とんでもなかったなあと思いつつ、それに比べると、うちのクラスの学生さんは、みんな真面目に取り組んでいて感心します。

9月某日 台風がやってきました。小中学校は休校。雲の動きやアメダスをインターネットで見ながら、雨にぬれないように帰る時間を調整していたのですが、アメダスの風力を見ていて驚きました。強い風が吹いているのは、津だけなのです。昨日の午前10時から今日の未明まで、15m/s以上の風がふき、瞬間最大で、34.6m/sの勢いでした。大学近くの店の看板が飛び、鉄製の標識が折れていて、風の強さをものがたっていました。しかし、アメダスをよく見ると、台風が九州にあるとき、同じ県内でも、伊勢や桑名では、5m/sのそよ風なのに津だけは、20m/sもの風がふいているのです。台風に近かった大阪や岡山よりも、断トツで強い風がふいていました。地形の関係かもしれませんが、台風が遠くにあっても、津の風だけは侮ることなかれ。いやー本当に嵐でした。

9月某日 4回目の愛・地球博にでかけました。朝早く、地下鉄の藤が丘駅についたところで、すでにリニモは、50分待ち、リニモをあきらめ、シャトルバスに乗り東ゲートへ、8時45分には入場でき、今回の目標であるドイツ館へ走りました。しかし、すでに230分待ちの長い列ができていました。しかたがないので、ドイツ館はあきらめフランス館へ、ところがマシントラブルで、開館が1時間遅れ、イタリア館を見てから、グローバルコモン4のパビリオンめぐりと作戦を変更しました。この日は、これまでの最高の25万人が来場していたのですが、午前中は思ったより空いていました。マンモスと愛知館の予約ができました。ところが午後はすごい人で、土産を買うのに、ペットボトルを買うのに、トイレにいくのに、とにかく並ぶしかありませんでした。つかれきった最後の万博でした。

8月某日 高田高校体験実習 大学の近くにある中高一貫高校の学生さんにVNTRのPCR増幅の実習を行ってもらいました。実験室にやっとエアコンが入り実験は快適でした。たくさん質問をうけましたが、PCRのときに、大学の学生実験でたずねられたことのないような、的をえた質問や、するどい質問におどろきました。感心することしきり。知的好奇心のかたまりのような学生さんたちでした。

8月某日 今シーズン初の公式戦で、名古屋ドームにでかけました。広島に先制されたものの、福留の同点HR、そして井端の勝ち越し満塁HR。すばらしいのひとこと。とっても幸せな気分でした。

8月某日 台風がやってきて出張の予定が変更になり、満員の新幹線で東京にでかけました。例年参加している「大学等放射線施設協議会研修会」なんですが、免除レベル導入の具体的な話が聞けました。うちではやりたくないなあというのが率直な感想ですが、33Pが普通の実験室で使えるというのは、ちょっと魅力的かも。研修会の帰り、東大のキャンパス内で声をかけられました。現在東大の大学院にいる三重大の卒業生だったのですが、とってもびっくりしました。むこうもどうして私が東大にいるのか、びっくりした様子で、お互いにびっくりで話がもりあがりましたが、立話をしている間に蚊におそわれ、腕を5つもさされました。帰りの新幹線でも、かゆいこと、かゆいこと。東大の蚊、おそるべし。

8月某日 帰国 帰りのボストンからデトロイトで、アップグレードをしてもらえて、ファーストクラスに乗りました。たった2時間ですが、とってもリッチな気分でした。飛行機内の雑誌をみていたら、日本酒の記事がでていました。「What's Brewing in Osaka」という記事で、「Kansas City's Best Barbecue」なんて記事と並んでいました。そこのページをめくって、びっくり、茨木の某酒造会社のオーナーとしてNさんが写真入りで紹介されていました。そこには、ジャッキーチェンに似て、活発に仕事をしていると書かれてありました。実はNさんとは、国税庁醸造試験所時代に同じ研究室にいたことがあります。知っているひとが活躍しているのを見るのは、うれしいですね。外国で紹介されているとなるとなおさらです。

8月某日 飛行機の都合で、ボストンにひとつ泊まりになりました。東大のS先生、ミュンヘン工科大学のS先生をはじめ、みんなで、クインシーマーケットの先のレストランへでかけました。案内された2階のその席は、なんと、JFケネディのお気に入りの席で、なんだかとっても幸せな気分、クラムチャウダーがおいしくて、それだけでお腹がいっぱいになりました。

8月7日〜12日  セルラーゼとセルロソームに関するゴードン研究会議ー写真は、ポスターセッションの行われたプロクタアカデミーのHolland Memorial Auditorium

 

 

 

8月某日 ボストンの街を散策、クインシーマーケットで昼食をとり、午後からバスにのって会議の会場であるプロクタアカデミーへ。セルラーゼとセルロソームに関するゴードン研究会議も今回で4回目で、会議のことや、プロクタアカデミーのこととかは慣れてきたのですが、この6年間というもの英語の実力は進歩していないなあとつくづく実感。

8月某日 セルラーゼとセルロソームに関するゴードン研究会議に参加するためにアメリカに出発しました。セントレアから乗り、デトロイト、デトロイトの入国では、かばんの中身をあけられる始末、ついてないなと思いつつ。指紋や写真も撮られ、行き先にニューハンプシャーと書いたのがよくなかったのか、入国審査、税関で、どこへいくのかを質問された。それでもなんとか、無事にボストンに到着。

7月某日 前期試験 今年の成績は、2つに分かれました。よく勉強しているグループと、そうでないグループ。転写と翻訳、酸化的リン酸化と生体膜という比較的基本のつもりでしたが、「おぼえることが多すぎる」と言われました。「おぼえる」ということにハードルがあるような気もします。しかし、野球でもサッカーでも、キャッチボールやランニング、パスといった一見退屈な練習があってこそ、試合ができるのであって、それをしっかりやって基礎をつまないとゲームが楽しくないのと一緒で、基本的な知識があってこそ実験も楽しくなると思うのですけどね。試験の直前、1週間で詰め込むには、多すぎるかもしれませんが、半期4ヶ月かけて覚えれば、そんなに量は多くないように思えるのですが。

7月某日 学外のあるサーバーに大学の講義の授業評価が出ていることを知りました。学内の授業評価だけでなく、それこそ学生の率直な意見や感想が、一般のひとの目の触れる場所にあるということに驚きました。個人的には、そこまで気にしている暇はないので、見ていませんが、どんなことを書かれているやら。またその評価を受験産業や、高校の進路の先生がみることで、大学の評価の参考にされているかもしれません。

7月某日 前期の講義が終了しました。例のごとく、学生さんの授業アンケートを実施しました。今回からは学生さんの評価の高い講義の先生は表彰されるようになりました。どんな先生が表彰されるのか楽しみです。ただ、少し考えないといけないこともあります。わかりやすい講義、わかりやすい板書・・・・・・・、たとえば、私は、毎回の講義でA3のプリントを2枚くらい配るのですが、丁度よいという学生と、多すぎるという学生もいます。また、昨年は、全てプリントは英語で、今年は、一部訳をつけました。この英語でも、昨年の評価では、「英語でのプリントはよかった」という学生さんと「英語はかんべんしてほしい」という学生さんに分かれます。板書も昨年は「キーワードを書いてくれるので、まとめやすかった」と評価されたのですが、今年のリフラクションシートでは、「キーワードだけでは、わかりにくい」という意見が多かったです。講義をききながらノートをとることができず、黒板に書いたことしか書かない学生が増えてきているように感じます。学生さんの評価は、学生さんにとって楽な講義になっていくのではないか、とも思ってしまいます。

7月某日 松阪高校のSSHIの講義と実験を行いました。とっても暑い実験室で皆さんがんばりました。やっぱり学生実験室にもエアコンがほしいですね。企画がいまいちで、予定の終了時間を1時間もオーバーしてしまいました。TAと学生さんの写真入りで中日新聞と伊勢新聞に記事が掲載されました。

7月某日 卒業生の結婚式に参列し、披露宴に参加しました。名古屋から新幹線で京都へ出ました。最近は、名古屋ー新大阪間は乗ることが少ないので、その車窓の風景を楽しめました。大垣の南で杭瀬川を渡るのですが、昔、この川原から新幹線を眺めたことがあり、まだ幼かった頃の懐かしい想い出がよみがえります。小さい頃、いろんなところで新幹線を見た想い出があります。そのひとつひとつにストーリーがあって、こうして大人になって車窓を見るときの楽しみになっています。そうそう70年の大阪万博のときもこうして名古屋から新幹線にのったなあーと思いつつ。

7月某日 3回目の愛知万博へいきました。今回は、インターネット予約を活用し、あらかじめ予約を入れてから、ターゲットを決めて並ぶ計画をたてました。連休ということもあり、すごい人出でしたが、見たいパビリオンを回ることができました。それにしても、何時間も並ぶ列の横から、待ち時間なしで入るのはなんともいえない複雑な気持ちでした。

7月某日 四日市高校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)研究授業公開・生徒研究発表会に参加しました。とっても勉強になりました。「現代数理科学概論」という授業を参観しました。高校で数学をやっていて、微積や、ログや、三角関数が何の役にたつのか分からず、ひたすらやっていました。もちろん、大学にいって、あるいは企業で働くようになって、その意味合いがわかってきたのですが、この授業では、まさに数学が物理現象を説明していることを実感できるような実験でした。微分方程式を解かせて、実測値と比較する。コンデンサーの放電実験ですが、このような自然現象はたくさんありますので、それを微分方程式で解いてグラフ化し、実測するという体験は、数学にとって貴重な体験だと思います。英語、英語と思いつつ、やる気がでないけど、実際にそばに外人が来て、使ってみて、英語によるコミュニケーションの大切さがわかるように、数学も自然現象とのリンクが明確になると自然対数とかが分かりやすいと同時に、なぜ数学なのかがわかるようになる気もします。ここの研究室に来ていたSSH生も研究発表会を無難にこなしていました。パワーポイントの使いかたなど慣れたものという感じですね。あいかわらず、SSH生のパフォーマンスに驚くばかりです。

7月某日 「学長サロン」に参加しました。実際に学長とお話ができました。実に遠い存在であった学長とフランクに語ることができたのは、とっても有意義でした。それでも、実績をあげてものをいわないとだめですね。少しだけ、学長のイメージが変わりました。

7月某日 2回目の愛知万博へいきました。今回はターゲットをしぼって、並ぶ作戦で、2つのパビリオンに、それぞれ110分ほど並びました。どこも、あいかわらず、人が多くて、たいへんでしたが、今回は、とくに、アフリカ共同館にいってヒトのルーツをゆっくり見てきました。350万年前のAustralopitecus afarensis ルーシーや、ヒトのずっと前にアフリカを出たとされる100万年前のHomo erectusの化石など、 人類の進化に思いをはせてきました。ほんもののアウストラロピテクス(中学のとき読むのに苦労したなー)の化石が見れるのも万博の醍醐味です。

6月某日 あいかわらずなのですが、今年も半分すぎてしまいました。後半も気合いを入れていきます。落語研究会が、昼休みに寄席を開催しました。翠陵会館の和室で、お客さんがいっぱいでした。1年生もなかなか元気がよくって、顧問としてはうれしくなります。まだまだ、かみしももバラバラ、台詞もかんでいましたが、1年生としてのこの時期に高座にあがろうという気持ちに感心しました。どんどんうまくなってほしいですね。

6月某日 論文査読という作業があります。学会に属しているので学会誌であったり、一部商業誌から依頼されることもあります。これは投稿された論文を読んで、その研究内容や結果を、雑誌に掲載できるかどうか判断をする作業です。普段、そんなに頻度はないのですが(年に3つとか4つとか)、偶然というのは恐ろしいもので、たまたま、ひとつ査読を頼まれ、引き受けたら、次々と依頼がきて・・・、せっかく編集者に査読者として選んでもらったのに、お断りをしなければならない状態で、申し訳ない気持ちでいっぱいです。なんだか忙しいときには、ますます忙しくなるようになるようです。これをビジーの法則と呼びましょう。

6月某日 東海畜産学会の総会とシンポジウムに参加しました。総会で、会計報告をし、2年間の会計業務を終了いたしました。ほっとしました。

6月某日 6月に2つ授業参観に出ました。やっぱりひとの講義はためになります。時間のとりかたや板書など、参考になります。もうひとつ授業ねたで、昨年前期の授業評価のまとめが報告されました。自分の講義の位置とか、高い評価の講義の学生さんの感想など、なるほどねという感じでした。個人的には双方向性というか、学生さんの声を聞きながら、学生さんに考えもらいながら講義をするのが好みなんですけど、あまりうけないかもしれないですね。こちらから問うことが嫌われているかもしれません。

6月某日 研究室の4年生が教育実習にいっている高校をたずね、授業参観をしてきました。ネクタイ姿もういういしく、先生をしていました。緊張したといってましたが、まあまあ、堂々としていました。笑いのとりかたをもう少し改善しないと、と思うのは私だけでしょう。

6月某日 愛知万博、愛・地球博にでかけました。万博も70年の大阪万博以来だなあと思いつつ、当時の話は、ほとんどの学生さんが生まれる前で、話が通じません。アメリカ館で見た月の石・・・・・。どこのパビリオンも人の列でたいへんでした、とくに企業パビリオンはほとんど無理ですね。意外とすいていたのが、中小国のパビリオンでした。カタール館ではピンバッチがもらえたし、アフリカや、中南米、アジアといろいろな国のパビリオンは、それなりに楽しかったです。長時間並んでいるが時間的におしかったので、とにかくいろいろなパビリオンを優先的に見てまわりました。各パビオリンで押すスタンプも80近くになりました。アマチュア無線のブースで、目が発光ダイオードのモリゾーを組み立てました。トランジスタに、コンデンサー、半田のかおりもなつかしく、こどもそっちのけで、組み立てました。昔、1石のラジオやゲルマニウムラジオを組み立てた頃を思い出しました。広い会場内、とにかく歩きました万歩計の表示では13kmになっていました。昔ほど感動はなかったですが、万博という響きになんとなくなつかしさを感じました。

6月某日 ワールドカップの予選突破 ドーハの悲劇、ジョホールバルの歓喜、どちらも、すごい気合いを入れて見ていたのでが、ちょっと今回は気合いが足りませんでした。アジアカップも勝っているので、勝ってあたりまえという雰囲気があったかもしれません。前のワールドカップから、ヨーロッパの試合も見る機会が増えて、目がスーパープレーに慣れたのかもしれません。もちろん、うれしいことはうれしいのですが、ハーフタイムでは、チャンネルを変えて、楽天ー中日戦を観ていました。途中から、テレビでサッカーとラジオで野球と、二元応援だったのですが、6連勝はならず、楽天にサヨナラ負け。うれしさも半分です。

6月某日 セパ交流戦の後半、息を吹き返したドラゴンズ、この調子でのりきってくれたら・・・・

6月某日 はやいもので、はや6月。とんでもなく忙しい5月が終わりました。少しでも余裕ができればと思います。

5月某日 セパ交流戦が一回りして、さんざんな成績に、気分が滅入ります。3連勝の予定だった楽天に、まさか、まさかの3連敗、ドラゴンズのスケジュールカレンダーに毎日、シールを貼るのですが、パオロンの水色のシールばかり貼っているこのごろです。(シャオロンの赤いシールが勝ちで、パオロンの水色のシールが負けです。ドラゴンズファンの家には必ずある試合日程の入ったカレンダーです。我が家には4さつあります。)

5月某日 6月1日から放射線障害防止法令が改正されるので、その講習会に参加しました。免除レベル導入により、法律が大きく変わりました。これまで、法律上で放射性同位元素扱いになっていなかったものが、なったり、逆に放射性同位元素であったものが、そういう扱いでなくなったり、いろんなことが出てきました。さあ、放射線取扱主任者の出番です。法令改正をうけ、予防規程の変更作業や、法定帳簿の変更作業など、時間的に厳しいです。

5月某日 沼津工業高等専門学校に講義にでかけました。バイオマスのセルラーゼによる分解について話をしましたが、学生さんがとても熱心でびっくりしてしまいました。たくさん質問もいただきましたが、質問の質が高くて驚きました。講義の最後に学部の宣伝と編入試験の話もしました。もっと講義の質もあげないといけないなあと思いつつ、反省を上回る学生さんの応答に気分よく新幹線に乗ることができました。

5月某日 東海畜産学会の会計幹事の引継ぎのために名古屋大学にでかけました。関係諸氏に迷惑ばかりかけました。まだ学会総会での会計報告が残っておりますが、少し肩の荷がおりました。名古屋へ出るときに近鉄にのったのですが、ついに黄金ー八田間の高架工事が上下線とも完成し、上り電車の車窓からも松蔭高校がよく見えるようになりました。30年も前になるのでしょうかね、烏森駅からよく走りました。高架になった烏森駅に昔の面影はありませんが、急行で通過するときに見える昔と同じセーラー服は、ちょっとドキッとします。

5月某日 公開講義の見学にいきました。毎年、学生さんの評価の高い講義を「公開講義」として、他の先生が見学にいくのですが、やはり学生さんの評価が高いだけのことはあります。すごいなーと感心するばかりです。もっともっと考えて講義をしないとだめですね。よい勉強になりました。

5月某日 講座縦コン 新2年生を迎え講座の親睦会を開催しました。新2年生のカウセラーとしては、はやく2年生に講座の一員としてとけ込んでほしいなあと思いましたが、危惧することなく、新2年生は、上級生にとけ込んでいました。

5月某日 ちょっとばかり今年の5月はたいへんです。余裕がないのです。どんどんカレンダーが埋まっていってしまって、おかげで時間管理がうまくなりました。6月になれば、と思いつつ。

5月某日 連休の谷間の講義 カレンダーどおりなんですが、有給休暇でやすもうにも、こういう日にかぎって講義があったり、大事な会議があったりで、ゴールデンウイークも休みの日数のわりにうまく使えていませんね。

5月某日 こどもがなりたい職業の男の部で、「学者・博士」が3位になったと新聞でみました。前年の7位からの躍進だそうです。大学の先生は学者かどうかは問題ですが、こどもたちのあこがれの職業であることには間違いなさそうです。夢をあたえられたらいいですね。

5月某日 家族で、岐阜県の某所にある天然ラジウム温泉にでかけました。サーベイメータがあれば、と思ってしまいました。外部被曝は問題にならないでしょうが、ラドンを吸っているかなと思うとちょっと気になりました。やっぱり、大きな風呂にのんびりつかっているのは、気分がいいですね。

4月某日 4月は5割でいいと思っていましたが、すでに首位。ただ、昨年に比べて、試合が荒いのが気になります。阪神戦のような、どかんと大逆転はうれしいのですが、どうも、昨年よりエラーが多く雑に見えるのが気になる今年のドラゴンズです。

4月某日 鉄ちゃんなので、先頭車両に乗るのが好きなんです。「電車でgo」の気分で、「制限解除」などとつぶやきながら運転席を見ています。今回は、ちょっと考えたくない事故でした。

4月某日 資源循環学科新1年生歓迎会、アルコールのない歓迎会でしたが、もりあがりました。今年も1年生は、元気でした。ちょっと元気をわけてもらえた感じです。

4月某日 元生物資源学部長 高橋孝雄先生が亡くなられました。ちょっとショックでした。一年生の頃輪読を引き受けてくださり、昼休みに研究室に押しかけて英語を教わりました。また、今研究しているセルロースなどの糖を最初に習ったのも先生の講義でした。こころよりご冥福をお祈りいたしております。

4月某日 講義がはじまりました。新3年生が研究室に来て、いよいよ新学期という感じになりました。今年は、後期にあった化学実験が、前期になった関係で、新学期そうそう、なんとなく慌ただしいです。

3月28-31日 日本農芸化学会の大会に参加しました。今年は、札幌でありました。3月の終わりでも、雪が舞う寒い日々でしたが、学会では熱い議論をすることができました。院生がポスター発表をしたのですが、多くの方々にお話を聞いていただき、ポジティブな指摘をいただきました。ちょっと元気をもらえたポスターセッションでした。札幌で食べた回転寿司が忘れられません。

3月某日 名古屋ドームへ、オープン戦を観戦に行きました。もちろん、ドラゴンズが勝ちました。これで、昨年からつづく連勝記録は、今年へとつながりました。連覇の夢、日本一の夢、今年も盛り上がっていきたいです。

3月某日 高校時代に着ていた「VAN」のジャケットが、ちょうど上の坊主にぴったりとなりました。いろいろ、想い出のあるネイビーのジャケットです。なんといっても、VANというのがお気に入りでした。つくりもしっかりしており、30年たちますが、十分に着ることができます。親から子へ、いいものは、時代を超えて伝わっていきます。チノパン、ボタンダウンにレジメン、トラッドも最近はみなくなりました。個人的には、クレリックカラーが好きで、ときどき着ますが、だんだん、化石化しているようです。

3月某日 四日市高校のスーパーサイエンスハイスクール生が実験室で実験をはじめました。現役高校生とは思えない手つきで実験をしています。

3月某日 中国から帰国しました。新装なる中部新空港で出入国しました。とってもすごい人出で実際に飛行機を利用するひとよりも見学者が多く、ごったかえしていました。津からの高速船はとっても便利で、空港のカウンターへのアクセスも問題なく、本当に快適でした。中国では、思ったよりも、いろいろなことを体験しました。上海リニアにも乗りました。時速430キロという地上で走る公共の乗り物では、おそらく一番ではないかというスピードを体験しました。また、いろいろなものを食べました。日本ではふだん目にしないような「らくだ」の肉とか・・・・・中国レポートを書きました。

2月18日 四日市高校のスーパーサイエンスハイスクール研究大会に参加しました。高校2年生の発表でしたが、パワーポイントを使いこなし、アニメーションありの、ビデオ動画ありの、ちょっとびっくりしてしまいました。大学の卒論発表にそのままもってきても通用しそうな質の高い発表で、大学もうかうかできないなあと思いました。ポスター発表も、どうどうとして、説明をしている姿も、ちょっとびっくりです。本当に高校生?見学で、いろんな学会にも出ているだけあって、そういった発表の雰囲気といういか、そういうものを十分に出していて、いやー驚きました。

2月16日 博士論文発表会 こちらは、たっぷりとした時間に、これでもか、これでもかというデータとその解釈、うーん、聞きごたえがあります。もうひとつ、今日は「京都議定書」の発効の日です。これで議長国の日本は、率先して二酸化炭素の削減にとりくまなければなりません。議長国でありながら、進んで削減にとりくむわけでもなく、発効までに逆に排出量が増えてしまうというお粗末な日本でした。さあ、これから、増えた分+当初の削減分ですから、気合いをいれて二酸化炭素の削減に取り組みましょう。バイオマスは、いくら燃やしてもカーボンニュートラルですので、二酸化炭素の排出量としてはカウントされません。燃料としての炭とか、発酵エタノールとか、見直してもいいような気がします。

2月15日 卒論発表会 恒例の卒論発表会です。研究室の学生さんも元気いっぱい発表してくれました。2年にわたる研究成果を5分で話せというのは難しいかもしれませんが、ポスター発表もありますし、いろいろ勉強になるかと思います。ただ、ちょっと気になったのは、他人のポスターの説明を聞こうという姿勢が少ないこと。部屋の椅子やソファーにどっかと座りこんで、友達とダベリング。なんのためのポスター発表か、よく考えてほしいなあ。

2月某日 ホットな、というか、できたての交通事故をここ1週間で2件も見てしまいました。みなさんも気をつけてください。

2月某日 こんなチョコレートをもらいました。いつも実験でつかっているようなプラスチックの滅菌シャーレに入ったチョコレートで、上蓋には、クローン名や日付、培地名や抗生物質名まで書いてあり、ホワイトチョコレートでつくったコロニーと、手のこんだものでした。大腸菌プレートそっくりなよいできでした。大学院生の皆さんありがとうございました。色の悪い寒天培地を食べるようで・・・・・・・、チョコレートなんですけどね。

2月某日 津から中部新空港へ船でいけるのですが、今度の中国行きのために高速船の予約に、新しくできた「津なぎさまち」にいってきました。まだ、レストランなどは準備中でしたが、駐車場も広く、新しいウォーターフロントという感じです。これまで、津の海側に広い駐車場がなかったので、夏が楽しみです。屋上の展望席からの伊勢湾が広がる光景はなかなかのもので、ルアーも楽しめそうです。

2月9日-10日 (財)地球環境産業技術研究機構の国際シンポ「バイオリファイナリー」に参加しました。今回は、同時通訳付きでしたが、これだけテクニカルな言葉が多いのによく訳せるなあと感心しながら、日本語のレクチャーの英文通訳を聞きました。ちょっとびっくりですね。結構、微生物学とか遺伝子のこととかを知っていないと同時通訳できないよなあと思いました。ポスター発表の会場で、ミュンヘン工科大学のZverlov博士ともりあがりました。いつもゼミで、あなたの報文を学生が勉強していますよ、といったらえらく喜んでくれました。セルロソームピープルはみんな仲良しです。会場では、ひさしぶりにカリフォルニア大学のDoi教授ともお話ができました。以前GRCのときにも書きましたが、アメリカは、バイオマス利用に大きなファンドをつけてガンガン研究しています。ですから、アメリカのセルラーゼ研究者は元気です。よく京都議定書にアメリカが調印しないのはけしからんという話を聞きますが、あのバイオマス利用への研究投資をみていると、きがつけば、アメリカは、調印しなくても二酸化炭素の削減に成功し、調印している日本が結局目標を達成できなかったといったことになりかねないなあと思いました。Doi教授が、セルロソームの研究は、今はライト兄弟だと言われました。たしかに、そんな気がします。数十メートル飛べたからといって何の役にたつのですか?しかし、それから100年、世界じゅうを旅客機が飛び回っています。セルロソームやセルラーゼの研究も今は、ライト兄弟のレベルかもしれません。しかし、かならず、セルロースの効率的な分解が必要になる時代がくる。植物バイオマスを思い通りに酵素分解でき、そこからいろいろな化学物質を合成し、精製する。21世紀の後半には、そんな化石燃料に依存しない植物の光合成に依存する持続的社会ができる、そんな熱い心を思い出させてくれるようなシンポジウムでした。

2月某日 子供のクラスがインフルエンザで学級閉鎖になりました。大学にも学級閉鎖があったらなあと思いつつ、様子をみると何やら残念そう。学校にいけなくてつまらんとぼやいているのです。そうか、学校って楽しいところなんだよなあとあらためて気づきました。大学が学級閉鎖にならんかなと考えているのは不謹慎かな?息子曰く「大学は学級閉鎖がなくていいなあ」とうらやましがられてしまいました。

2月某日 いきなり、携帯にたくさんのメールがつぎつぎと同時に入ってきました。7通同時で鳴りっぱなし。メールは、学生さんからのもので、「日」としか書かれていないものや、「先生!!」としか書かれていないもの、何がなんやらわからなかったのですが、学生さんごとにメールのホルダーをつくっているので、だれから来たはすぐわかりましたが、全部のメールをみるまで、時間がかかり、全部見てやっと意味がつなりがりました。こういう驚かしかたもあるのか。というわけで、またひとつ歳をとりました。

2月某日 今年度は、本の印税収入があったのと、他所で講義をした非常勤講師収入がありましたので、税務署に確定申告にでかけました。以前は家内にいってもらっていましたが、はじめて自分で行きました。なんだかよくわからんうちに申告書を書き、コンピュータのタッチパネルで計算し、仕上げデスクなるところで、源泉徴収票をのり付けして完了。結果は、いくらか支払ってくださいとのこと。税金を支払うのは国民の義務ではありますが、どうもすっきりしないなあと思いつつ振込用紙をもらって帰ってきました。

2月某日 後期試験 試験週間のはじまりです。さっそく循環飼料学の試験をしました。思ったより欠席が多かったのが気になりました。授業評価で、評価されたので、今度は、こちらが評価する番なんですが、出来が悪いと「教え方がわるかったか」と思い、結局、採点しても気分ははれないもんですな。

2月3日 節分 後期講義が全日程終了しました。今年度の講義はこれでおわりです。ハッピィマンデーの影響で、月曜日の講義が少なくなり、木曜日なのに月曜日の講義ということになりました。今年から、実験はレポートだけでなく、パワーポイントによるプレゼンテーションを行ってもらいました。思ったより面白かったです。3年にもなるとパワーポイントの使い方もかなりなもので、こったバックにアニメーション、なかなかのものです。講義の最後は、どっきりアンケートが待っています。さあ明日からは試験ウィークです。帰宅してから豆まきをしました。以前は、家の前が空き地でしたので、おもいっきり玄関から豆をまいていましたが、周りに家がたちならび、「豆まきも少し控えめ住宅地」という感じでした。

2月某日 大阪の中国領事館にいってビザをもらいました。中国の広西チワン族自治区南寧にある広西大学へ講義と共同研究にでかけます。中部新空港からの離陸です。大阪に行くときに近鉄特急にのるのですが、伊勢中川の手前で、連絡線を通ります。ちょうどその下を中村川という川がながれています。小学2年か3年の頃、親父に連れられシラハエ釣りに来たことがあります。今のように川がコンクリートで固められる前で、ちょうど、連絡線の下あたりがポイントになっており、糸をたれ、ときどき通るビスターカーを下から眺めたことを思い出します。その映像が鮮明に残っているのですが、つくづく脳のなかは不思議だと思うのです。

1月29日-30日 「青少年のための科学の祭典2004」(三重大学大会)に参加しました。やはり理科好きをそだてるなら小学生からだと思います。物質循環学講座で「種の秘密」というブースを開設し、いろいろな種の展示と、どうやって種が運ばれるのかというクイズをやりました。思ったよりもたくさんの子供たちが来てくれました。生物の不思議さに触れられたらいいなあと思いました。他のブースも結構楽しそうで、話を聞いて感心しました。まだまだ、知らないことが多いし、科学って楽しいなあとつくづく感じました(おとながよろこんでどうする?)。当日の様子などはこちらへ。

1月某日 1年生の講座分属がほぼまとまってきました。学生さんといろんな話をしました。ひとそれぞれいろんな人生があって、それにかかわるのは、こわいような気もしますが、これも仕事です。

1月某日 運転免許証の更新 ゴールドカードになってから2回めの更新です。無事故無違反というか、違反はすることはありますが、幸いにして捕まっていないというラッキーだけなのかもしれません。日曜日も更新手続きをしてくれますし、30分の簡易講習ですし、とっても楽になりました。

1月15-16日 大学入試センター試験 試験監督をしました。あいかわらず、ハードな仕事です。2日間、立ちっぱなしで、腰にきます。使い捨てカイロを背中にはりつけてがんばりました。

1月8日 恩師熊澤元生物資源学部長の叙勲祝賀会に参加しました。熊澤先生は、担任でしたので、いろんな意味でお世話になりました。同期の農芸化学30回卒業生からは、北は札幌から、南は伊勢まで、14名の参加がありました。

祝賀会から、2次会へ、座敷にうつってからは、みんな絶好調、今の仕事の話から、昔の学生実験のことや、入学試験の問題は、どうだったとか、よくみんな覚えていて感心してしまいます。2次会がおひらきになっても、30回生だけは、残って終電を気にしつつ、昔話が、もりあがりました。どれだけのんだかわかりませんが、気がつくと机の上に横に1合とっくりの瓶が、7、8本、本当に楽しく、あっという間の時間をすごせました。
同期から「苅田はどんな先生なのか、現役生に聞いてみよ」とか言われましたが、学科が別なので、生理活性化学研究室(旧農薬化学研究室)の学生さんで、直接、私の講義をうけている学生さんはいませんでした(ほっ)。大学での授業評価の話をしたら、こんな先生いたよなーと今ならとんでもない話がいっぱい出て、○○のノートはわかりやすかった、○○のノートは詳しく書いてあったなど、卒業後23年もたちますが、学生時代の話題はつきませんでした。

熊澤先生と奥様を囲んで。(叙勲記念祝賀会2次会にて)

1月7日 2005年最初の講義のはじまりです。

1月4日 新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いをいたします。こうして、このHPを作ってから、四回目のお正月を迎えました。今年もきっといろんな出来事があるかと思います。

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