9/10中日新聞にて紹介されました。アゲハチョウは「子が食べやすい葉」を選んで卵を産む

2026年9月10日、中日新聞にて、本研究科 博士後期課程2年の仁平岳登さん鈴木紀之准教授の研究成果が、中日新聞に 「アゲハチョウ、幼虫が食べやすい硬さの葉に産卵 三重大院生・仁平さんが発見」というタイトルにて掲載されました。

詳しくはリンク先をご覧ください。

中日新聞 2026.9.10
「アゲハチョウ、幼虫が食べやすい硬さの葉に産卵 三重大院生・仁平さんが発見

三重大学プレスリリース 2026.8.24

本研究科 博士後期課程2年の仁平岳登さん鈴木紀之准教授が、学術誌 Entomologia Experimentalis et Applicata の「Insect Adaptation to Plant Mechanical Protection」という特集号にて「Oviposition Site Selection in Relation to Hatchling Feeding Performance in Two Sympatric Papilio Butterflies」という題の論文を出版しました。
この論文では、ナミアゲハとナガサキアゲハというチョウの仲間を対象に、親がどのような特徴の葉に産卵しているのか野外で調べ、また幼虫が硬い葉を食べて成長できるかを飼育実験により検証し ました。その結果、2 種のチョウそれぞれで幼虫がうまく食べることのできる葉の硬さに合わせて産卵する場所を選ぶように進化したことが示唆されました(図 1)。
本研究は、従来考えられてきた葉の化学的な特徴に加えて、葉の硬さという物理的な特徴が昆虫の行動に影響を与えるという学術的に重要な知見を提供するものです。

ポイント

  • 2 種のアゲハチョウを対象に、卵が産み付けられている葉の特徴を野外で調べ、また幼虫が硬い葉を 食べて成長できるかを飼育実験により検証しました。
  • ナガサキアゲハはナミアゲハよりも大きくて硬い葉に産卵し、幼虫も硬い葉に食いついて成長できる ことがわかりました。
  • 2種において、幼虫がうまく食べることのできる葉の硬さに合わせて親が産卵する場所を選ぶように 進化したことが示唆されました。


図1ナガサキアゲハ(左)とナミアゲハ(右)(Nihei & Noriyuki 2026)

謝辞

本研究は、高知大学農林海洋科学部附属暖地フィールドサイエンス教育研究センター南国フィールド(農場)の許可を得て実施しました。本研究は、公益財団法人藤原ナチュラルヒストリー振興財団、日本科学協会 笹川科学研究助成、および科学技術振興機構(JST)次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING、JPMJSP2137)の支援を受けて実施しました。

詳しくは下記サイトをご覧ください。

三重大学 プレスリリース
https://www.mie-u.ac.jp/news/topics/2026/08/post-4236.html

詳細(プレスリリース本文)
https://www.mie-u.ac.jp/news/topics/b938ce5cbeaeaf0fd42922de4b3de50e.pdf

掲載誌:Entomologia Experimentalis et Applicata
掲載日:2026 年 8 月 13 日
論文タイトル:
Oviposition Site Selection in Relation to Hatchling Feeding Performance in Two Sympatric Papilio Butterflies
著者:
Gakuto Nihei, Suzuki Noriyuki

URL:
https://doi.org/10.1111/eea.70179

関連リンク

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