生物資源学部は、人類が生きていく上で欠かせない多様な生物資源と、それを育む環境について、広く教育研究する学部として、農学部と水産学部の改組統合により、1987年10月に創設されました。生物資源は、山から海までの広範な地域で育まれ、食料をはじめとして工業原料、エネルギーなど人類にとって有用な財を提供します。その特長は、適切 に利用すれば、枯渇することなく、持続的に利用できることです。また生物資源を生産するために良好に管理された環境は、気象や水質など人類が生きていく上でも
良好な環境を保つとともに、快適な景観を形成するなど、物質生産に留まらない多くの役割を果たして います。
本学部では、このような生物資源の生産と利用、その生産を支える環境の維持に貢献で きる能力を身につけることを目指しています。「資源循環学科」「共生環境学科」「生物圏生命化学科」「海洋生物資源学科」の4つの学科で、講義、実験などによって、
各分野の専 門知識を修得するとともに、附属するフィールドサイエンスセンターや練習船での実習やインターンシップなどで、生物資源が生産される現場での体験を積むことによって、広範な 視野から生物資源をとらえられるようになります。




