三翠「学生」ゼミ


(左上)松永寛之さん(森林資源環境学)、(右上)寺田知功さん(魚類増殖学)
(左下)股村真也さん(草地・飼料生産学)、(右下)村井朝香さん(国際資源植物学)

13 回「三翠ゼミ」を開催。

2024年2月29日、 三翠「学生」ゼミの枠組みで、 博士課程後期(ドクターコース)の学生がそれぞれの研究成果を紹介。
樹木、スナメリ、水稲、肉牛、といった多岐にわたる研究分野からエントリー。
さすがは国内屈指の多様性を誇る生物資源学研究科。
博士号を取得し新たなステージへ飛び出す学生や、博士号取得へ向けた茨の道を苦しみながらも楽しんでいる学生、彼らに続いてこれから茨の道へ進もうとする学生。
知識を渇望し分からないことを分かりたいと思う新鮮な感覚。
この年代から「多様性」を自身に取り込むことは非常に大切。
年齢を重ね、専門分野の「常識」に囚われがちな我が身を大いに振り返る良い機会に。
議論が白熱し予定時間を2倍も超過した盛会に。
(文責: 関谷信人教授



 松永寛之さん(森林資源環境学

「樹木の幹枝表面における水分の吸収と放出に外樹皮の形態が及ぼす影響」

 寺田知功さん(魚類増殖学

「鳴音の可聴範囲と個体間距離からみたスナメリの社会性」

 村井朝香さん(国際資源植物学

「水稲根系による養分獲得の実態に迫る」

 股村真也さん(草地・飼料生産学

「近赤外分光法を用いた肥育牛の糞中デンプン含量の測定」










三翠ゼミについて

背 景

異なる価値観が融合することでイノベーションが生まれるように、自分の専門とは異なる分野の先端的研究を理解することは、新たな研究課題の着想やブレイクスルーを誘発する可能性を持っています。
国内屈指の学問的多様性を有する三重大学生物資源学部は、各分野の知識が衝突し融合するような機能を得ることで、新しい研究課題やブレイクスルーが生まれやすい組織的構造になっています。生物資源学部に内在する機能を顕在化させて創造的研究環境を創出するために、教員が気軽に相互の研究内容を理解する勉強会を設立しました。
生物資源学部の多様性を示した「三翠」の言葉をもとに、「三翠(海・山・空)の境界領域を探る」ことを目指し、この勉強会を「三翠ゼミ」と名付けました。

「個の力」をアップすれば「代表の力」もアップする。サッカー日本代表の選手たちが異口同音に語ります。
「三翠ゼミ」が個々の教員にイノベーションを誘発し、ひいては「チーム生物資源学部」のプレゼンス強化に少しでも貢献することを願います。

運 用

三翠の境界領域として以下のようなテーマを想定します。発表を担当する教員は可能な限りこれらのテーマを意識して発表内容を練って頂ければ良いでしょう。「とにかく研究内容を知ってほしい」というモチベーションで、テーマに拘わらず発表してもらっても構いません。

三翠Bio(生物学) 三翠Method(実験・調査技術)
三翠Tech(ものつくり) 三翠Food(食品)
三翠Stats(統計) 三翠Econ(経済)
三翠Ag(農業) 三翠Marine(水産業)
三翠Grant(予算獲得) 三翠Talk(新しい価値やアイデア)



重 要 事 項

聴衆は教員ですが「高校生」を相手に話すことを想定しましょう。
成果を自慢する場ではなく、相互理解によりイノベーションを誘発する場であることを意識すると良いでしょう。





あいう

パンフレット