12月19日、伊賀連携フィールド事業・リカレント教育プログラム「伊賀おとな塾」『分析の世界』~基本・基礎を振り返り応用を身に付ける~ 第三回講義が開催され、
本研究科の伊藤智広准教授(生物圏生命科学専攻 海洋生命分子化学講座 水圏材料分子化学研究室)が、
講師を務めました。
本講義では、皮膚の役割や構造について基礎から解説し、
皮膚の弾力や水分量、経皮水分蒸散(TEWL)などを測定する最新機器の仕組みやデータの読み取り方、さらに顔画像解析装置や超音波機器による真皮評価など、
美肌研究の最前線で用いられている評価技術について紹介されました。
特に、肌の保湿やバリア機能を支える「セラミド」に注目し、加齢や紫外線との関係、肌状態との相関など、研究成果に基づく具体的な知見を学ぶことができたということです。
また、画像解析ソフト「ImageJ」を用いた研究手法についても紹介され、参加者の皆さんは熱心に耳を傾けていたということです。
伊藤智広准教授による講義の様子