実際のイルカの撮影の様子.黄色の丸で囲んだものが体長推定のためのシステム
9月28日、「野生イルカの体長を触らずに測り,保全につなげる」というタイトルで、
本研究科の森阪匡通准教授,大阪公立大学の濱裕光客員教授(大阪市立大学
名誉教授),近畿大学の酒井麻衣講師,および御蔵島観光協会の小木万布氏(三重大学の生物資源学研究
科博士前期課程を修了)の研究グループがプレスリリースを行いました。
成長曲線は、私たち人間でも、子どもの成長障害などを発見するのに用いられますが、野生のミナミハンドウイルカで描くことができたことで、例えばエサ不足による栄養状態の悪化などをいち早く発見できる可能性があります。個体群全体の健康状態のモニタリングに重要な役割を果たすと期待されます。 この研究成果は,ドイツの哺乳類の生態に関する国際誌(Mammalian Biology)の特集号に2022年9月22日付で掲載されました。