ミャンマーの留学生が12年ぶりに来学しました

2006年に大学院博士後期課程を修了したアウン・タン・ウーさんが,JICAの研修中の週末を利用して10月20日に来学されました。彼はもうJICAの研修を受けられないポジションにいるのですが,第2の故郷である津にどうしても行きたいと関係者にいろいろとお願いして今回の来日が実現しました。前日の夜にかつての指導教員でした田中雅史名誉教授から電話をいただき,当時の関係者にメールで連絡したところ,突然のことでしたが木本凱夫元准教授,加治佐隆光教授,廣住豊一四日市大学講師,伊藤の4名が集まりました。だいぶお腹が出ていましたが,人懐っこい感じは変わっていませんでした。昔話で盛り上がっていたところ,偶然ミャンマーの実家からメッセンジャーアプリでテレビ電話がかかってきて,アウン・タンさんのお母様,弟さんとお子さんと繋がることができました。言葉は通じませんでしたが,とても暖かいご家族だということは分かりました。

 アウン・タンさんは現在,ミャンマーの農水省灌漑水利用管理局の副部長を務めていて,部下が60名もいるそうです。三重大学で学んだ知識を母国のために活かしておられ,一同とてもうれしく感じました。まだまだミャンマーでは水利用に関する問題が多いそうで,今後共同研究のフィールドとして活用していこうということになりました。

 

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