「三重高等農林學校農場の給水井戸」の土木学会選奨土木遺産認定
を記念しモニュメントを整備しました

三重大学上浜キャンパス内で所有・管理している井戸(名称:三重髙等農林學校農場の給水井戸)が,
平成28年度土木学会選奨土木遺産に認定されたことを記念し,モニュメントを整備しました。

この給水井戸は,大正11年に設立された三重高等農林學校の教官や学生が一丸となって掘削を行い,
大正13年に完成しました。
当時は,毎時72トンの真水を供給していたことから「不渇の井戸」とも呼ばれており,完成から95年経っ
た現在も常に水を湛えています。
この完成により真水の確保され,低湿地で塩分濃度が高く農業用には適さないとされていた学校地一帯の
土地改良ができるようになり,実験農場が設置されました。

このような成果が農業土木技術史上の実践例として歴史的価値が認められ,平成28年度土木学会選奨土木
遺産に認定されました。

三重大学にお越しの際は,是非お立ち寄りください。
なお,津市広報2月16日号-歴史散歩-で給水井戸が紹介される予定です。

津市広報の掲載記事はこちらからご覧いただけます。

建設当時の井戸(左側)と給水塔 現在の井戸の様子 整備された記念碑
井戸の場所(記念モニュメント設置場所)はこちらです
パンフレット