様々な環境下に生息する水棲生物の組織・器官で働く生体分子には,陸棲の動植物のものとは物理化学的な性質が大きく異なるものが数多く存在する。
本研究分野では,主に水棲動物の筋肉を対象とし,比較生理学および比較生化学的な観点から,その分子論的な特性を明らかにすることに取り組んでいる。その成果は,水棲生物に関する新たな生物学的知見の獲得のみならず,食品としての魚介類の品質保持技術や加工技術の開発にも有益となる。
本研究分野では,水産食品を対象として,水棲生物の特性に基づいた食品科学に関する教育研究を行う。
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教 授 大井 淳史