令和3年11月15日(月)、四日市商工会議所1階会議所ホールにおいて、三重大学と地元企業との連携セミナーを開催しました。
このセミナ-は、地元企業の技術開発や新製品開発における諸課題の解決を支援することを目的に、(株)三十三銀行、(株)三十三総研、四日市商工会議所様と主催するイベントで、今年度で7回目を迎えました。
今回は『脱炭素社会を目指した持続的食料生産』をテーマに、地元企業関係者と対面形式で開催し、コロナ禍のため、昨年度同様に収容定員196名の会場を使用しながらも、定員を30名に抑え、受講者の方々に感染防止対策の徹底にご協力いただきました。
また、テーマに興味を持っていただいた自治体関係者にも参加していただくため、北勢サテライトはオンライン参加者の募集も行いました。
セミナーでは、最初に三重大学生物資源学研究科の研究紹介を行い、続いてパネルディスカッションを行いました。
最初の研究紹介では、生物資源学研究科の教員が、生物資源の生産と利用、その生産を支える環境の維持に関する研究シーズを紹介しました。
三重大学生物資源学研究科の研究紹介
生物資源学研究科長 奥村 克純
『1次産業生産物としての農作物の付加価値について』資源循環学専攻 教授 梅崎 輝尚
『持続的社会に向けての微生物活用』生物圏生命科学専攻 教授 苅田 修一
『植物資源によるプラスチック代替の取り組み』資源循環学専攻 教授 野中 寛
『食料生産過程に発生する副産物の利用法』共生環境学専攻 教授 王 秀崙
続いて、パネルディスカッションでは、①持続的食料生産システムの構築に寄与できる研究・開発について、 ②持続的食料生産に向けた地域(北勢地域)連携について、以上2点についてパネラーから意見を伺いました。
パネルディスカッション
司会 三重大学 生物資源学研究科 副研究科長 橋本 篤
パネラー
三昌物産㈱ 代表取締役社長 渡邉 大雄
㈱三十三総研 代表取締役副社長 伊藤 公昭
三重大学 資源循環学専攻 教授 梅崎 輝尚
三重大学 生物圏生命科学専攻 教授 苅田 修一
三重大学 資源循環学専攻 教授 野中 寛
三重大学 共生環境学専攻 教授 王 秀崙
今回のセミナーをきっかけに、北勢を中心とした地域の産学官金連携による持続的食料生産に向けた取組の推進、 三重大学と地元企業との共同研究などにつながっていくことが期待されます。
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