8月24日に高大連携事業の一環で,生物資源学部の白水貴准教授 (植物医科学研究室)が講師となり,学問探究セミナー「菌類の多様性と生態-陸上生態系の見えない調節者」を開催しました。
内容・白水先生からメッセージ
菌類には,きのこ,かび,酵母,地衣類などのさまざまな種類があり,我々の生きる地球上には約150万~1000万種の菌類が存在すると推定されています。
しかし,私たちが認識できているのはそのほんの数%にすぎず,まだ多くの菌類が未知の存在のままです。
菌類は目に見えにくいため,普段意識されることが少なく,ときには「バイキン」のようにネガティブな印象を持たれることもあります。
しかし実は,陸上の生態系において菌類は極めて重要な役割を担っているのです。
分解者として自然界の物質循環を支えたり,植物と共生してその成長を助けたりするなど,その働きは多岐にわたります。
このセミナーでは,菌類の驚くべき多様性と生態を紹介し,その魅力に迫ります。
また,セミナー後には,実際に菌類を研究している研究室の設備をご案内します。
研究の現場を体験し,目には見えない微生物を探究する面白さを感じていただければと思います。
参考文献: 『奇妙な菌類:ミクロ世界の生存戦略』(NHK出版新書)