令和元年7月24日(水曜)午後、三重大学生物資源学部において、学部授業「実践農業農村工学」の総括会議が開催されました。
農業土木学教育コースでは、平成12年度(2004)から実務の第一線で活躍している技術者を非常勤講師として招き、各人1コマの講義をしていただいています。非常勤講師陣には、(官)農林水産省東海農政局、(官)三重県農林水産部、(官)愛知県農林基盤局、(官)津市教育委員会、(民)水土里ネット三重、(民)水土里ネット愛知、(産)三祐コンサルタンツ、(産)若鈴コンサルタンツ、(産)鹿島建設、(産)清水建設など農業土木関連の「官産民」各分野からご参加いただいています。今年度の非常勤講師数は計15名に及びます。
7月24日は、建設系コンサルタンツの技術者による講義がありました。あいにく、愛知県および三重県の職員の方々は豚コレラ対策のために出席できませんでした。授業参観の総括では、講義方法のレベルアップや教育内容の確認などがありました。
講義終了後に、非常勤講師、随行者、講座教員の計13名が情報交換会に出席し、「より良い講義、より良い三重大学農業土木学の教育、より良い進路選択」などについて、働き方改革の政策により劇的に変化している各業界のキャリアデザインや就業実態を踏まえながら、活発な議論が交わされました。
どの分野の方々も、「実践農業農村工学」のような講義を早い段階から行うことの意義を強調されていました。また、「学生がインターンシップなどを経験することによって、就業現場の実態を知ることができ、近い将来、実社会で働くための力を蓄えることができるだろう」と話されていました。
(文責:農業土木学講座教員)