【動物の発生異常のメカニズムの一端が明らかに】早川琢也さんが参加した共同研究の成果が英国の科学誌Natureに掲載されました!


早川さん(左)と複製中のDNAを捉えた顕微鏡写真(右)

この度,生物資源学研究科・分子細胞生物学教育研究分野の早川琢也さん(2021年度博士後期課程修了)と竹林慎一郎教授らの共同研究グループが,マウス初期胚に特異的なゲノム複製パターンを明らかにしました。具体的には,受精直後の初期胚の細胞核から複製中のゲノムDNAを取り出し,顕微鏡下で直接観察することで,初期胚では通常の体細胞とは異なり複製速度が非常に遅いことを見出しました。また,この現象が,これまで初期胚でよく観察されていた染色体異常の発生と関係していることが示唆されました。

この研究は, JST CREST 「潜在的不安定性から読み解くゲノム設計原理」の支援を受けて行われました。 本研究内容は,英国の科学誌「Nature」に掲載されました。

詳しくは以下のサイトをご参照ください。


三重大Rナビ
動物の発生異常のメカニズムの一端が明らかに
プレスリリース
https://www.riken.jp/press/2024/20240829_1/
掲載された論文
https://www.nature.com/articles/s41586-024-07841-y
パンフレット