日本農業新聞に、本研究科の伊藤智広准教授らが開発する香粧品素材「スイカ幼果実エキス」に関する記事が掲載されました。


廃棄処分されるスイカ摘果幼果物
左: 廃棄処分される摘果幼果、右下:摘果幼果の断面図
5月23日、日本農業新聞に、本研究科の伊藤智広准教授生物圏生命科学専攻 海洋生命分子化学講座 水圏材料分子化学研究室)の香粧品素材「スイカ幼果実エキス」の開発に関する記事が『皮膚の老化防止 炎症抑制に ~ 摘果スイカから化粧品原料 ~ 』というタイトルにて掲載されました。
伊藤智広准教授、岐阜大学(工学部 纐纈守 教授)、株式会社萩原農場(奈良県磯城郡田原本町 代表取締役社長 萩原俊嗣)の研究グループは、スイカ栽培過程で発生する農産副産物であるスイカ幼果実から新規フェノール配糖体2種(Citrulluside H および Citrulluside T)を単離・精製し、これら新規化合物が光皮唐老化およびC.acnes 誘導による炎症を抑制することを明らかにし、2023年4月18日、プレスリリースが行われました。
これら新規化合物を含む幼果実エキスの8週間の連続塗布では、シワを軽減する効果も確認でき、持続可能な農業生産に向けた栽培副産物からの香粧品素材「スイカ幼果実エキス」を開発するに至りました。

本製品は、2023年5月17日~19日にパシフィコ横浜にて開催の CITE Japan 2023に出展されました。





パシフィコ横浜で開催の CITE Japan 2023に出展時の様子(5月17日~19日)

パンフレット