10/21発行の食品化学新聞「話題の焦点」に、慶徳紗希さん(生物圏生命科学専攻 海洋生命分子化学講座
海洋食糧化学教育研究分野 博士前期課程1年 指導教員:柴田 敏行 准教授)の研究が紹介されました。
6月10日(木)~11日(金)に開催された日本食品化学学会 第27回総会・学術大会にて
『LC-MSを用いたイミダゾールジペプチドの新しい定量分析法の開発』
(発表者:慶徳 紗希、宮崎 多恵子、柴田 敏行)の題目で研究成果の発表を行いました。
イミダゾールジペプチドは、イミダゾール基を有するアミノ酸結合体で、アンセリン、バレニン、
カルノシンといった化合物が知られています。これらは、
抗酸化作用や抗疲労効果などの生理機能を持つことから新しい生理活性物質として注目されています.
その一方で、イミダゾールジペプチドは、化合物間の構造が類似しているため分離が困難であり、
定量分析が難しい化合物群と考えられています。
慶徳さんは、「高速かつ高感度なイミダゾールジペプチドの定量分析法」に成功しており、
食品化学新聞から取材を受けました。