第3回 三翠ゼミ「三翠SPA」




3 回「三翠ゼミ」を開催しました。
2023年1月28日、 三翠SPA*の枠組みで名田和義教授(園芸植物機能学)と福島崇志准教授(応用環境情報学)が講演。名田先生による堅牢な光合成エネルギー収支理論と福島先生による最新のレーザー光計測技術の話題は、教員ばかりか大学院生の活発な議論を誘発。全く異なる二つの領域が融合し新たな研究領域を開拓する可能性。まさに三翠ゼミの趣旨を体現するような回。 *Speaking Plant Approach:生体情報をもとに栽培環境を制御しようとする概念。
(文責:関谷信人教授 国際資源植物学
 福島先生

『生体内動態と構造を反映するバイオスペックル』

 名田先生

『クロロフィル蛍光シーリング法によるトマト葉の炭酸固定活性の測定』


国際資源植物学研究室オリジナルホームページ Sekiya_Lab
➡ https://sekiya-lab.xsrv.jp/plant/2023/01/28/三翠spa/








三翠ゼミについて

背 景

異なる価値観が融合することでイノベーションが生まれるように、自分の専門とは異なる分野の先端的研究を理解することは、新たな研究課題の着想やブレイクスルーを誘発する可能性を持っています。
国内屈指の学問的多様性を有する三重大学生物資源学部は、各分野の知識が衝突し融合するような機能を得ることで、新しい研究課題やブレイクスルーが生まれやすい組織的構造になっています。生物資源学部に内在する機能を顕在化させて創造的研究環境を創出するために、教員が気軽に相互の研究内容を理解する勉強会を設立しました。
生物資源学部の多様性を示した「三翠」の言葉をもとに、「三翠(海・山・空)の境界領域を探る」ことを目指し、この勉強会を「三翠ゼミ」と名付けました。 「個の力」をアップすれば「代表の力」もアップする。サッカー日本代表の選手たちが異口同音に語ります。
「三翠ゼミ」が個々の教員にイノベーションを誘発し、ひいては「チーム生物資源学部」のプレゼンス強化に少しでも貢献することを願います。

運 用

三翠の境界領域として以下のようなテーマを想定します。発表を担当する教員は可能な限りこれらのテーマを意識して発表内容を練って頂ければ良いでしょう。「とにかく研究内容を知ってほしい」というモチベーションで、テーマに拘わらず発表してもらっても構いません。

三翠Bio(生物学) 三翠Method(実験・調査技術)
三翠Tech(ものつくり) 三翠Food(食品)
三翠Stats(統計) 三翠Econ(経済)
三翠Ag(農業) 三翠Marine(水産業)
三翠Grant(予算獲得) 三翠Talk(新しい価値やアイデア)


重 要 事 項

聴衆は教員ですが「高校生」を相手に話すことを想定しましょう。
成果を自慢する場ではなく、相互理解によりイノベーションを誘発する場であることを意識すると良いでしょう。






パンフレット