三翠Animal




(左)近藤誠准教授(草地・飼料生産学)、(右)内藤啓貴助教(フードシステム学)

10 回「三翠ゼミ」を開催。
2023年10月25日、 三翠Animalの枠組みで、 近藤誠准教授( 草地・飼料生産学研究室 )と、内藤啓貴助教フードシステム学研究室)がご講演。
現代の乳牛や肉牛には、繊維だけではなくデンプンからのエネルギー供給が欠かせない。牛の生産性を高めるためにも、生産現場でデンプンの利用効率をどうやって調べるのだろうか?

動物福祉はペットの枠を超えて、今や畜産業界の世界標準。日本が誇るWagyuの市場シェア拡大には、飼育環境のストレスフリー化が急務。しかし、牛のストレスとは何なのか?

畜産業にまつわる大きな課題を動物科学×情報科学で挑む。 (文責: 関谷信人教授
 近藤誠准教授(草地・飼料生産学)

『資源×共生×生生で、牛肉・牛乳を得るために失われている栄養を調べたい』

 内藤啓貴助教(フードシステム学)

『バイタルデータを読み解いてウシの気持ちがわかったら、あなたはどうするか?』




 第11回目 三翠Grantは、11月30日(木)16:20~17:50に開催予定です。

岡島賢治先生(環境施設工学研究室)、藤山宗先生(地域共創展開センター、本研究科 兼務教員)
「JST共創の場形成支援プログラム『紀南オープンフィールドにおけるみどりのアントレプレナー共創拠点』の展開(仮題)」








三翠ゼミについて

背 景

異なる価値観が融合することでイノベーションが生まれるように、自分の専門とは異なる分野の先端的研究を理解することは、新たな研究課題の着想やブレイクスルーを誘発する可能性を持っています。
国内屈指の学問的多様性を有する三重大学生物資源学部は、各分野の知識が衝突し融合するような機能を得ることで、新しい研究課題やブレイクスルーが生まれやすい組織的構造になっています。生物資源学部に内在する機能を顕在化させて創造的研究環境を創出するために、教員が気軽に相互の研究内容を理解する勉強会を設立しました。
生物資源学部の多様性を示した「三翠」の言葉をもとに、「三翠(海・山・空)の境界領域を探る」ことを目指し、この勉強会を「三翠ゼミ」と名付けました。 「個の力」をアップすれば「代表の力」もアップする。サッカー日本代表の選手たちが異口同音に語ります。
「三翠ゼミ」が個々の教員にイノベーションを誘発し、ひいては「チーム生物資源学部」のプレゼンス強化に少しでも貢献することを願います。

運 用

三翠の境界領域として以下のようなテーマを想定します。発表を担当する教員は可能な限りこれらのテーマを意識して発表内容を練って頂ければ良いでしょう。「とにかく研究内容を知ってほしい」というモチベーションで、テーマに拘わらず発表してもらっても構いません。

三翠Bio(生物学) 三翠Method(実験・調査技術)
三翠Tech(ものつくり) 三翠Food(食品)
三翠Stats(統計) 三翠Econ(経済)
三翠Ag(農業) 三翠Marine(水産業)
三翠Grant(予算獲得) 三翠Talk(新しい価値やアイデア)


重 要 事 項

聴衆は教員ですが「高校生」を相手に話すことを想定しましょう。
成果を自慢する場ではなく、相互理解によりイノベーションを誘発する場であることを意識すると良いでしょう。






パンフレット