2023年9月29日(金)、三重大学三翠ホールにおいて、オープンラボを開催しました。
生物資源学研究科オープンラボ2023を開催しました。
今回は、「地域課題に対する生物資源学研究の展開」と題し、5名の教員によるシンポジウムと39名の学生によるポスターセッションを企画として、三翠ホール(大ホールおよびホワイエ)にて開催いたしました。
今回は、WEB事前申込が出来る形で参加者を募りました。来場者は、学外から78名、学内から教職員・学生126名、総勢204名の方にご来場いただきました。
シンポジウム
シンポジウムでは、冒頭、松村直人生物資源学研究科長より、研究科の活動について紹介があり、その後、シンポジウム司会者の橋本篤副研究科長(研究担当)から、三重大学において様々な分野の研究を先導しているセンター長である登壇教員5名の紹介がありました。
1. 日本の地域モデルの未来図部門(地域共創展開センター)
「過疎・高齢化の中山間地域から日本を拓く御浜町のスマートヴィレッジ化構想」
環境施設工学研究分野 教授 岡島 賢治
2. 持続可能社会モデルの未来図部門(地域共創展開センター)
「神事・産業用大麻研究プロジェクト」
「カンナビス研究基盤創生リサーチセンター」
地域イノベーション学研究科長/分子遺伝育種学研究分野 教授 諏訪部 圭太
3. 「次世代漁業生産リサーチセンター」
附帯施設水産実験所
教授 松田 浩一
4. 海藻バイオリファイナリー研究センター」
海洋食糧化学研究分野
准教授 柴田 敏行
5. 「地域脱炭素バイオマス研究センター」
木質分子素材制御学研究分野
教授 野中 寛
シンポジウム後は休憩を挟み、会場をホワイエに移動して、学生によるポスターセッションを開始しました。この企画はここ数年、コロナ禍で開催が難しい時期が続きましたが、今回学生が参加する対面実施が可能になったため、2019年振りに開催することが出来ました。
この企画は、事前に学生が作成した大型ポスターをパネルに貼り付けてホワイエに配置し、200名の聴衆を相手に自身の研究内容等を発表しました。企画では参加した39名の学生によるポスターセッションのほか、シンポジウムの登壇教員や産学連携コーディネータなどが作成したポスターを合わせて45件の研究課題をご紹介しました。
また学生によるポスターセッションの冒頭では「1分プレゼンテーション」を実施しました。これは、学生が事前に自分の研究を1枚にまとめたポンチ絵を作成し、会場に設置された液晶モニターに表示させて1名ずつ1分の時間制限の中、専門外の方にもわかりやすく短い言葉で発表しました。学会やゼミで発表する雰囲気とはまた違った形で、参加者に見守られる緊張感もあり、盛大に盛り上がりました。発表者の中から教員が優秀であると評価された学生は、後日研究科長から表彰されます。
参加した学外の参加者からの終了後アンケートでは、「有意義な機会であった」「多岐にわたる研究テーマの終着点はどこなのか」など、感想やご意見を頂きました。
当日配布資料
生物資源学研究科では,社会連携,地域連携を目標として, セミナーの開催,展示会への出展等を行っています。
くわしくは本研究科の社会連携ページをご覧ください。
➡ https://www.bio.mie-u.ac.jp/research/cooperations/