５月３１日（金）、第４回三重大学賞及び三重大学学長賞及び三重大学研究推進貢献賞合同授与式が開催され、本研究科の寺西克倫教授が三重大学賞を受賞しました。
また、三重大学学長賞（教育活動）を中島千晴教授が受賞、三重大学学長賞（研究活動）を 関谷信人教授、北上雄大助教、八木原風助教が受賞しました。
そして、三重大学研究推進貢献賞を立花義裕教授、舩原大輔教授が受賞しました。
寺西教授は、「生命と発光」を研究テーマに、自然科学への貢献として「生物の発光現象における化学的分子機構を解明する」と、医療への貢献として「生体での可視できない現象を発光により可視化イメージングする」を主に行われ、その功績が讃えられました。
三重大学賞
寺西 克倫 教授 (生物制御生化学教育研究分野)
「生命と発光」を研究テーマに、自然科学への貢献として「生物の発光現象における化学的分子機構を解明する」と、医療への貢献として「生体での可視できない現象を発光により可視化イメージングする」を主に行ってきました。前者では2008年ノーベル化学賞受賞者と20年近く共同研究し、「生物の発光現象」の基礎・応用研究の重要性が一般に認知されるようになりました。後者では、下腹部内の外科手術時における医療事故である尿管損傷（医原性尿管損傷）を尿管を光らせて外科医をサポートする術中尿管近赤外蛍光イメージング薬の開発や癌組織を光らせるイメージング薬の開発を行いました。現在、医薬品としての社会実装にむけ臨床第3相試験が終了し、今後の展開が期待されています。
【寺西先生のコメント】
栄誉ある三重大学賞に選ばれ、大変光栄に存じます。研究は基礎・応用・社会実装の広い範囲を行っており、社会実装では三重大学知的財産統括室と三重TLOの方々に大変お世話になり、既存のカテゴリーにない新医薬品の展開に至りました。皆様には心より感謝申し上げます。
三重大学学長賞（教育活動）
中島 千晴 教授 (植物医科学教育研究分野)
三重大学学長賞（研究活動）
関谷 信人 教授 (国際資源植物学教育研究分野)
北上 雄大 助教 (森林微生物学教育研究分野)
八木 原風 助教 (鯨類学教育研究分野)
三重大学研究推進貢献賞
立花 義裕 教授 (気象・気候ダイナミクス教育研究分野)
舩原 大輔 教授 (生体高分子化学教育研究分野)
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