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このページは、どうでもいいと思っていましたが、いろんなところから反響があり、それなりに読んでいただいているということがわかってきました。ぼちぼち、日々の生活を書いていきたいと思っています。

12月某日 仕事納め あっという間の1年でした。今年もいろいろなことがありました。政権が交代して、円が下がったおかげで輸出産業は持ち直しましたが、輸入ものの価格が上がり、畜産でも輸入飼料の価格が上昇してたいへんなことになっています。おまけに来年は、消費税の税率が上がります。どんな感じになるのでしょうか。とりあえず、今年も病欠することなく、健康に過ごすことができました。万歩計は、残念ながら300万歩がクリアできません。腹囲は85cmを切りましたが、体重の減少も達成できていません。研究業績もふるいませんでした。ただ、学部教育では、「課題」の導入により、改善の兆しが見えてきました。三大学セミナーや国際シンポで、少し英語も上達したかもね。

12月某日 iPad Air スマートフォンを使っているわけではないので、どうもタブレットというのは抵抗があったのですが、教育貢献表彰で、お金がもらえましたし、講義などで使っているMoodle2が、タブレット仕様になっているので、動作確認のためにも必要だろうということで、iPad Airを購入しました。慣れない手つきで触っています。

12月某日 地域イノベーション研究開発拠点 ついに地域イノベーション研究開発拠点ができました。記念式典は来年そうそうですが、待ちに待った地域イノベーションの建物です。場所は遺伝子実験施設の裏側というか、生物資源側で5階建です。写真の手前に見えているの遺伝子実験施設です。

12月某日 学内企業研究会 学内企業研究会が開催されています。21日〜今日までで、540社の会社が、三重大学に来て会社説明会をしました。研究室の卒業生が行っている会社もいくつかあり、何人かが説明会に参加していました。活躍している様子が何よりです。「学生さんをしっかり育てる」→「企業で活躍する」→「企業が三重大学の学生を採用したくなる」→「就職がいいと評判になり大学に人気がでる」というような循環になるといいですね。卒業生が一生懸命働ける場所が見つかるのが一番です。

12月某日 TV出演 三重大学では、月に1回、三重テレビのお昼に「きらめく群像〜三重大学の財(たから)〜」という番組をもっています。これは、各部局が月に一回、30分の番組を作成して放送するものです。12月は地域イノベーション学研究科の当番で、これに出演することになりました。放送は生放送で、午前中、リハーサルをして、12時から本番でした。年のせいか台本が全く頭に入らず、生放送ですから、失敗するわけにもいかず、緊張というか、独特の雰囲気のなか、放送にのぞみました。TVにうつっている自分を見るのは、なんだか変な気分です。後で聞いた話ですが、けっこう笑いをとれていたようです(ネタでなく、硬直した様子が)。

12月某日 講座分属 来年に向けて、1年生の講座分属の1回目の希望アンケートをとりました。なななんと、ぴったりと3つの講座に別れました。以前、1年生のカウンセラーになった学年では、最後まで、うまく分かれなくて、ほぼ全員の学生さんと希望について話をしたように思います。今年は、希望調査1回目で、定員どおりに希望が別れ、カウンセラーとしては大喜びでした。

12月某日 忘年会シーズンイン あまり考えたくないですが、体重のことを考えなければならない季節です。

12月某日 研究室訪問 2年生は研究室分属のために、1年生は講座分属のために、研究室を訪問します。去年よりも、たくさんの学生さんが来てくれたように感じました。

12月某日 日本分子生物学会 神戸で開催された日本分子生物学会に参加しました。やはり、分子生物学会は若い人が多くて、活気がありますね。「生命科学研究を考えるガチ議論」という企画に参加していて、夜8時までのものが、9時半までつづいて、三宮に戻ったのが、10時をまわってしまいました。ちょうどはじまったルミナリエでしたが、残念ながら消灯により見る事ができませんでした・・・・ちょっと残念。たまたま卒業生が勤める製薬会社のR&Dセンターが、ポートアイランドにあり、学会の会場のすぐ近くだったので、昼休みに会社を訪問し、研究室を見せていただきました。卒業生も元気そうでなによりでした。

12月某日 健康診断 血圧×、体重×、中性脂肪×って感じです。かろうじて腹囲△です。

11月某日 学部推薦入試 学部入試のはじまりです。資源循環学科では、定員の三分の1くらい推薦入試の分があります。試験による入試は、たとえば受験生50名でも、教室ひとつ、監督の先生2名ですみますが、推薦入試は、個別面接なので、教室の数もいりますし、教員も総出でないと対応できません。

11月某日 国際シンポジウム タイで開催された「食料とエネルギーの安全保障における微生物技術に関する国際シンポジウム」に招待講演者として参加しました。招待してくれた先生に、申し訳なかったですが、あいかわらず、ひどいプレゼンになってしまいました。日本語で語る時は心が落ち着いて語れるのですが、英語で語りはじめると心がどこかに行ってしまって・・・・質疑もうまくできず、聞かれていることがよく理解できず、ちんぷんかんぷんなことを言ってしまいました。前にタイに行ったのが2008年で、5年くらいたつのですが、バンコクの街をみてもずいぶん変わりました。バイクが減って車が多くなりました。街に活気があってうらやましいですね。ガソリンスタンドでは、E20という20%バイオエタノール含有のガソリンが普通に売っていました。某石油会社の研究所と某製糖会社のバイオエタノールプラントの見学にも行きました。アジアにはたくさん生物資源があって、それを微生物を使った変換技術で活用できれば、食料問題やエネルギー問題の解決に微生物学が貢献できるという感じです。「百聞は一見に如かず」勉強になりました。

11月某日 三翠化学会総会 三翠化学会の総会が開催されました。総会の後の講演会で、人文学部山田雄司教授の「伊勢神宮と遷宮」というお話をうかがいました。伊勢神宮が今の状況になったのは、大正時代で、それまでは、宇治橋をわたったところにも民家があったという話もおどろきでした。また、宇治橋も室町時代にできたこと、遷宮は本来は19年に一度で、20年に一度になったのは江戸時代になってからだとか、知らないことばかりでした。なぜ、20年に一度なのか、いろいろと考えさせられました。今回は、化学会独自の総会ということで、熊澤先生、嶋林先生、嶋田先生、梅林先生といった恩師、先輩諸氏、同期、後輩とたくさんの参加をいただき、総会を開催することができました。

11月某日 科学の祭典 今年も出典しました。お天気にも恵まれ、土日2日間で3274名の来場者がありました。我々のブースにも昨年を超え600名ほどの小学生が来てくれました。実験のほうでも70名近い参加者があり、盛況でした。小学生の男の子が、「シンチサーベイがある」と言っていたのが、印象的で、シンチサーベイとGMサーベイの区別がついていることに驚かされました。放射線をどう教えたらいいのか、学校の先生からの相談もあり、忙しい2日間でした。

11月某日 表彰状 授業アンケートの結果、表彰状をいただきました。表彰は相対的なものです。個人的には、4.5をめざして努力しているのですが、なかには、4.8とかいう点を出すような先生もおられますので、頑張れは必ずとれるというものでもありません。幸いに今年は、受講者46名以上の講義の部(32講義中)で1番をいただくことができました。もちろん、人数の多い講義は点数が出にくいということもありますが、生物資源学部全体の講義でみますと、まだまだ4番で、上には上の講義が存在しています。これを励みに、また頑張ります。

11月某日 卒業生来訪 大学11回の大先輩方が、卒業50周年の記念して大学を訪問されました。昨年7月に同期が集まって、卒業30周年をやりましたが、我々の同期も50周年を開催できるでしょうか。
三重大学HPで、この模様が紹介されました。三重大学HP        

11月某日 三大学国際ジョイントセミナー 無事に終了しました。あっという間の一週間でした。三重大生の英語力の向上にも驚きました。ワークショップで、各大学の学生が混ざって議論するのですが、例えば人口問題では、途上国では人口増加に頭をかかえ、日本では人口減と高齢化に頭をかかえています。エネルギー問題にしても、日射量の多い赤道に近い国、森林資源が豊富な国、地下資源が豊富な国といろいろな立場、考えがあって、そういったなかで、議論し、未来に向けてどうすべきかを考える。温暖化はどうなるか、どうしたらいいのか、こうした議論を通して視野が広がっていくと思うのです。たとえば、食料の問題にしても、依然として栄養不良や、ビタミン欠乏などの問題がある国と、あいかわらず肥満や大量な食品廃棄物が問題になる国、そうほうの学生が未来にむけてどうすればいいのかを、一生懸命、英語で議論する姿は、なかなかのものです。いずれの問題にしても、彼らが自分たちの問題としてとらえ、解決するために今後も勉強し、研究してくれるといいですね。参加した学生さんは良い経験をしてくれたと思います。この経験をこれからいかしてくれたら、コミッティのひとりとして大変うれしく思いますね。個人的には、もっと多くの大学が参加すればいいなあと思いつつ、これ以上参加人数が増えると運営側はたいへんかな・・・とも思います。とりあえず、無事に終わってなによりです。

フェアウエルパーティの様子

10月某日 三大学国際ジョイントセミナーエクスカーション 今回は、学生さん全員に三重大学の勢水丸に乗船いただき、伊勢湾の様子を見ていただきました。船内のいろんな測定装置や学生さんの部屋などを案内しました。

勢水丸乗船記念撮影

10月某日 三大学国際ジョイントセミナー 三大学国際ジョイントセミナーが三重大学で開催されました。今年が第20回。もともと、三重大学と、チェンマイ大学、江蘇大学の三つの大学で、持ち回りだったので、この名前がありますが、今回は、アジアを中心に8カ国、19の大学が参加しています。三重大学を加えて、20大学の学生による発表会とワークショップ。70名の海外の学生と47名の教員を迎えて、人口、環境、食料、エネルギー、持続的発展のための教育という5つの分野について議論します。グループワークでは、国の事情の異なる学生どうしが、話合いをしてグループごとでプレゼンテーションをします。同世代の他国の学生さんがどんな勢いなのかを知るだけでも価値があります。

参加者の記念撮影

10月某日 地域イノベーション学に関する国際ワークショップの開催 今年で5回目となるワークショップを開催しました。学生さんにとっては、英語での要旨の作成、英語での発表に、質疑応答、これがけっこう大変ですが、こういう機会があることが重要です。海外の大学の先生や留学生に参加していただき、英語でのコミュニケーションの場は、こうやって作ることができます。何も留学だけが、英語取得の場ではないし、学生さんには積極的に出て、実力を試してほしいですね。

10月某日 保護者懇談会 研究室の7名の3年生のうち6名のご父兄が参加され、研究室の見学と個人面談をいたしました。大学で接しているだけでは、なかなかわからない自宅での様子や、幼い頃からの様子や進路についての希望など、いろいろなことが聞けてよかったです。この個人面談のために居室を掃除するので、部屋がきれいになります。ご父兄も以前は同じくらいの世代でしたが、だんだん、我々よりも若くなってきています・・・まあ、当たり前のことなんですが。

10月某日 まさかの展開 元落合監督のGMと谷繁選手の兼任監督。来年の開幕が楽しみになってきました。落合監督の時代、たとえば2012年のシーズン、ナゴヤドームでの勝率は7割6分でした。今年はホームゲームは、29勝42敗1分で、大きく負け越しました。その結果、ナゴヤドーム開場以来、最低の観客数でした。高木監督の「ファンとともに」というキャッチフレーズだけでは、観客は呼べず、やはり勝たないと・・・・

10月某日 リーグ終了 64勝77敗3分。セリーグ4位。今シーズンの結果です。4位というよりも、45年ぶり2度目のセリーグ全5球団に負け越しという結果が、ファンとしては、ずっしりと重かったです。CSが採用されてから、ずっと10月はCSの月だったのですが・・・・今年はさみしい10月になりそうです。次期監督はどうなるのでしょうか。グランパスを含めて、監督交代と世代交代が来シーズンにむけて、鍵になりそうです。

10月某日 式年遷宮 20年に一度の遷宮ですが、93年のときは、三重バイオフォーラムの準備で忙しくて、ほとんど遷宮の記憶がありません。73年のときは、TV中継を父親とみていた記憶があります。そのとき、20年後はどうしているだろうか、なんて父親と語っていました。今回は、お木曵きにも参加したし、印象深い御遷宮となりました。さて、20年後はどうしているでしょうか?少なくとも、定年退職して年金生活者になっているはずですが・・・・生きているかどうか、ちょっと自信がないですね。

10月某日 後期のはじまり 朝、DNA配列をBLASTにかけようと思ったら、こんなメッセージが
Due to the lapse in government funding, the information on this web site may not be up to date, transactions submitted via the web site may not be processed, and the agency may not be able to respond to inquiries until appropriations are enacted.
アメリカの予算の関係で、国際DNAデータベースの更新や新規の登録も作業が出来ないってこと。NCBIも政府機関だから、こういうところにも影響が出るわけなんですね。lapse 失効、appropriation 政府の歳出金、enact 法案を成立させる 普段あまり使わない単語に遭遇しました。

9月某日 夏休み最後の日。明日からの後期の講義の準備に追われています。
夏休みの間の2年生の自由研究の話題が、大学のHPに取り上げられました。もともと酵母探しをしていて、抗生物質をいれた培地でスクリーニングしていたのですが、キシロースやアラビノースなどペンタオース(五炭糖)やセロビオースから炭酸ガスが盛んに出たものですから、すごい酵母をみつけた、これは大発見だと思ったのです。しかしながら顕微鏡観察で細菌だということがわかって、かなりがっかりしました。それでも、植物細胞壁を分解した糖類を利用して、発酵できる細菌なので、その産物が何かによっては使い道があるかもしれないと思いました。

9月某日 博士前期課程「中間学位論文発表会」 恒例の中間発表会です。地域イノベーション学研究科は、分野がいろいろなので、自分の講義を受けてくれているユニットが異なる学生がどんな研究をしているのか詳しく理解できていない場合が多いです。そんなわけで、中間報告会は重要で、なるほど、こんな研究をしているのかって理解が深まります。

9月某日 Bクラス 12年ぶりのBクラス。広島に3連勝なら、ひょっとしたら逆転Aクラスと信じていたのですが、連敗して「ジ・エンド」。Bクラスが確定してしまいました。カレンダーに貼る負けシールが足らなくなりそうな勢いです。広島ファンの皆さん、おめでとうございます。昔、東京の飲み屋で知り合った広島ファンのおじさんと意気投合して、はしゃいだことを思い出しました。二人で、さんざん巨人の悪口を言って、盛り上がりました。広島には、CSを勝ち上がってもらって、ぜひ、下克上を!なんて言うと阪神ファンのお姉様にお叱りうけそうですが。

9月某日 『「自分の壁」を越える授業』生田幸士(ダイヤモンド社)を読みました。納得いく話ではありました。
「人はなんらかの制約があり、ハングリーな状況に置かれたほうが知恵を絞れるものです。」p111、そうだよね。贅沢な研究費があればいいってわけではなく、ないからこそ、知恵を絞る・・・・って研究費が集められない言い訳をしているような(自分の場合)、「天才とは「階段を隠す人」である」p117、って糸川博士の話が妙に印象的でした。

9月某日 授業アンケートの結果 前期の二つの講義の授業アンケートが返ってきました。昨年の基礎分子生物学の授業アンケートで、どこを勉強していいかわからないので宿題を出してほしいというコメントがありました。そこで今年の基礎分子では、毎回宿題を出したのですが、82%の学生が、毎週1時間以上勉強したと答え、30分未満の学生が、昨年の50%から6%と、大幅に減少しました。なかなか自学習時間が増えなかったのですが、ちょっと驚きです。同様に80%の学生が宿題があったほうがいい、95%の学生が勉強にMoodleが役立つと答えていました。昨年よりもさらに増えたのが、正解がほしいというリクエスト。これまでの勉強スタイルのためか、正解がないと不安というか、誰かに「これは正解です」と言ってもらわないと落ち着かないようです。講義の内容、友達との会話、参考書、インターネットとあらゆる角度で眺め、これが正解だと自分で決めればいいものなのですが、それで先生が不正解というなら、自分はこう思うから正解だと主張すればいいだけのことだと思うのです。社会にあるいろいろな問題に直面したときに、正解はないのです。自分で考え、ひとつの結論を正解だとする。さらに様々な検討をして、一番これが矛盾なく正解であると考えるわけです。そういったことができるような学生になってほしいので、あえて正解は出していません(なんでそんなに正解がほしいのかな・・・きっと正解を出すと、ただそれを暗記しようとする学生が増えるような気がするんだけどね)。
 学生が受け身になっているのはそのとおりですが、それを指摘したところで、勉強してくれるものでもない。そこで、宿題を出すことで、勉強する習慣が身につけばいいかくらいのノリで始めたのですが、思ったよりも好評価で驚きました(宿題に目を通して評価するのはたいへんでしたけどね)。自分が学生だったころは、宿題を出す先生はいませんでしたが、もしそんな先生がいたら、きっと、文句を言っていたと思います。

9月某日 若葉マーク 長女が運転免許を取得しました。はじめて、助手席に乗りましたが、かなり緊張しました。自分が運転する以上に周りの状況に目がいって、かえって落ち着きませんでした。思ったより運転がスムーズなのは、クラッチもないし、パワステのおかげかかも。細い路地で左に寄るのは、親ゆずりかな・・・・助手席側の電柱が近い。

9月某日 CST(コアサイエンスティーチャー)プロジェクト 中間発表会に参加しました。理科教育こそが、主体的に学ぼうとする力をつける基本になっているのではないかと強く感じました。子供たちが、自分で見たこと、感じたこと、それを言葉にして、友達同士で議論して、なぜ、そういう現象が起きたかを考える。そのなかで、自分で調べたり考えたりする態度が身について、いわゆる受け身でない教育がなりたつ。小中学校の先生たちの理科教育実践の発表に、強いインパクトを受けました。「ゆとり教育」とは、中教審によれば、もともと自学習力の養成のためのもので、現在三重大学で取り組む「四つの力のセミナー」も同じ。つまり受け身でなく、自分たちで考える力をつけるためのもの。そういった力を身につけるためにも「理科」の果たす役割って大きいと思いました。
 「理科」の果たす役割は、単なる「科学」知識をさずけるのではなく、自分から知識を獲得し、自分で考える基本を身に着けることでないか考えました。そういう意味で地域で核となる理科教員が増えて、いろいろな理科の単元での実践が広がることは、明日の日本にとって重要なのではないかと、つくづく思った中間発表会でした。

9月某日 学部2年フィールドサイエンス実習グループワーク発表会 それぞれのフィールドに出た学生さんたちが班ごとに、問題点や感じたことをパワーポイントにまとめて発表する会です。年々、パワーポイントの使いかたもうまくなり、今年は例年になく個性的な発表がありました。発想は豊かでいいのですが、あまりに荒唐無稽な話は、どうかな?って思ってしまうのが、おじさんなんだと思います。こういった問題には正解はなく、いろんな立場、いろんな見方、いろんな背景で、いろいろな答えが存在するということを理解してもらえばいいですし、どう考えたかが重要なんだと思います。例年になくよい発表会でした。

9月某日 学部2年フィールドサイエンス実習 今年も練習船「勢水丸」を使った海洋調査に引率としてでかけました。ラッキーなことに、伊勢湾が鏡のようにおだやかで、予定の海洋観測は、順調に進みました。また夜の生物採取実習では、15cmくらいの小アジが沢山釣れていました。陸にあがっても、ちょっと揺れている感じが微妙です。

9月某日 東京オリンピック2020 ついに東京オリンピックがやってきます。64年の東京オリンピックは、かすかな記憶しかありません。個人的には、2020年には還暦を迎えます。ラジオで決定を聞いたとき、最初に思ったのは、7年後にどうなっているのかなという思いでした。どうなっているのか検討もつきませんが、7年後の自分に宛てて手紙でも書いてみますか・・・・サイエンスをすらすら読めるようになっていますか?卒業生はみんな元気にしていますか?バイオマスの糖化は進んでいますか?

9月某日 1年生の成績表配布 今年は1年生のカウンセラーをしており、前期の成績配布を行いました。大学1年生にとっては、はじめての試験で、どれくらいの成績がでるのか、ちょっとドキドキだったかもしれません。ひとりずつ、面談をしながら、成績表を返却します。人数が多いので、これも1日仕事になります。

9月某日 大雨 名古屋はたいへんだったようです。たまたま、伊勢に出ていまして、宇治山田の駅で、急行や特急が次々と運休になり回送になっていくなか、2両編成の白塚行きだけが、かろうじて運転しており、満員の普通電車で帰ってきました。

9月某日 フィールドサイエンス概論 集中講義のフィールドサイエンス概論の講義に出ました。例年のごとく、資源循環の基本原則と食品リサイクル法の話をしました。来週のフィールドサイエンス実習にむけて、しっかりと勉強してもらえたらいいですね。

8月某日 メガソーラー見学 中部電力の碧南火力発電所(石炭と木材チップ)と、武豊火力発電所(石油)とメガソーラー施設の見学にでかけました。何げなく使っている電気ですが、この夏の猛暑での発電現場は、とてもたいへんだったという話を聞きました。ソーラー発電の問題点なども知らないことが多く、勉強になりました。震災以降、電気について考える機会も増えました。国全体で考えるべき問題だと思います。
 
石炭火力発電所(碧南火力発電所)とメガソーラーたけとよ

8月某日 大学院入試 今年も地域イノベーション学研究科の入学試験を行いました。

8月某日 三重大学落語研究会OB会 30数年ぶりに会う先輩をはじめ旧交を暖めました。なんだか、タイプスリップしたような感じです。大学1年の4月、南家窓歌師匠(今回参加)が、生協の前で私に声をかけていなければ、私は落語することもなく、きっと大学教員にはなっていなかったと思います。そう考えると、ひとの出会いというのは不思議なもんだとつくづく感じます。

8月某日 猛暑 例年になく暑い日が続いています。テストの返却を行いました。いい成績の学生さんに、勉強しましたねと言ったら、ぜんぜんと答えられてしまい、高校で習った知識だけで十分に間に合いましたと言われてしまいました。高校生物の新課程の教科書を見ましたら、なんと今、大学2年で教えていることが、ずいぶんと出ているではありませんか。新課程学生が来るようになったら、講義の内容を全面的に見直す必要がありそうです。

8月某日 学部オープンキャンパス 今年も恒例の学部のオープンキャンパスが開催されました。これも例年どおりで、研究室の開放と、実験室で、大腸菌からのプラスミドDNA取りの実験を行いました。子供の代わりに来ましたというお父さんが、熱心にメモをとっている姿が印象的でした。高校生というよりもご父兄とお話をしていた時間のほうが長かったかもしれません。なんとか、倍率を維持していかないと、地方国立大学としては生き残れないかもしれません。

8月某日 試験成績 ドラゴンズが5連勝ということで、成績の採点もたいへんスムーズにすすみました。基礎分子生物学は、昨年よりも、平均点で10点も上回りました。2010年度以来の60点超えで、学生さんのがんばりが感じられました。学年による傾向が強く出ている感じがします。入学時の試験成績はそんなに変わっていないのに、1年生の過ごしかた(クラスの雰囲気)で、2年前期のこの講義へのモチベーションが大きな差になって出ています。3年生の循環飼料学のほうも、昨年に引き続き成績がよかったです。まあ、いつもことですが、テストの成績がいいと問題が簡単すぎたのではと思うし、できないと教え方が悪かったのではと思うし、結局のところ、どちらになっても、心は落ち着かないものです。あとは、授業アンケートの勉強時間がどうなったか。今期は、課題(宿題)を出すことで、予習復習をお願いしました。これが、どれくらい勉強時間に影響したかが知りたいところです。

8月某日 試験終了 これで前期が終わりです。ここから、頭を教育から研究へとシフトさせていかないといけませんね。

7月某日 前期の講義の終了 やっと終わったという感じです。今年は、受講生が多くて、けっこうたいへんでした。今年も、授業後にオフィスタイムを設定したのですが、質問に来た2年の学生はゼロでした。3年生は、そこそこ来てくれましたが(それでも片手で数えられます)。これから試験ウィークになります。期待と不安が半々です。今年は、宿題もけっこう出しましたので、勉強してくれていると信じたいところです。専門の勉強は、商売も素なので、こういうことを知っている、理解できていることが、理系の大学を卒業したという価値のひとつだと思います。それが身についていないと、就職活動で、戦う道具というか身についているものがないことになります。そうなると、理系というメリットが生かせずに、非常に数の多い文系と戦わなければならなくなります。そこで戦おうとすると、語学、経済、法律、社会というところで、当然ながら、不利な戦いになります。理系は、勉強して、いろんな知識があって、なんぼの世界だということを理解してほしいですね。

半期の授業で使いきったボールペンの芯、7本。

7月某日 MacBook 復活 バッテリー部分の故障により電源が入らない状況で、バッテリー部分の交換。修理はフラットレートなので、ついでに、ディスプレイを交換、アルミボディを交換、パッドの交換・・・しめて84000円。AirMacの新品が買えたな・・・痛たた。

7月某日 壮行会 この春に卒業した学生が、アメリカの某大学の大学院に受かって行くことになり、その壮行会が開催されました。今の研究室メンバーだけでなく、卒業生を含めての大宴会になりました。頑張っていただくしかありませんね。結構、料理を食べてから、ビールの一気をしたものだから、胃のなかで炭酸ガスが大量発生して、鼓張症状態に。しばらく苦しくて、どうなることかと思いました。

7月某日 ハードな週末 私の場合、準備やリフラクションシートへのコメント記入などで、けっこう講義のために時間を使っています。そんな関係で、講義を月曜日と金曜日に分けているのですが・・・・・・今週は、月曜日が休日ということで、月曜日の講義を木曜日にすることになりました。先週、セルラーゼ研究会で金曜日の講義を休講したために、その補講も金曜日にすることなり、ダブルヘッダー。そこへきて、MacBookが故障して、講義のPPTが取り出せなく、急遽、新しくつくることに、2回分。もちろん、プリントの準備も、2回分。何もかもがてんてこ舞い。そんななか、原子力規制庁からお電話・・・・・木曜日と金曜日の2日なのですが、ひさびさに、まじにハードな木金でした。

7月某日 セルラーゼ研究会 今年は、GH6の特集シンポジウム、GH6は、いわゆるトンネル構造のクレフトが最初に解かれ、プロセッシブ酵素という概念が確立するにあたって重要な役割を果たした酵素ではありますが、いまだに、触媒残基もはっきりとしていない、不思議な酵素グループでもあります。まだまだ、わからないことのほうが多いですね。二日めは、これまた不思議なGH61、当初エンドグルカナーゼと思われていたのに、実際には、酸化酵素で、酸化により切断する酵素だと言う事が判明しました。GH61のような酵素を分類するために、CAZyにはAA(Axilinary Activity)という新しいカテゴリーができました。GH61は、AA9というファミリーになっています。そんなこんなの勉強ができたセルラーゼ研究会でした。

7月某日 猛暑到来 ちょっと経験のない暑さ、本日の津市の最高気温37.7℃。

7月某日 日本農芸化学会中部支部シンポジウム 三重大学が当番で、中部支部シンポジウムを開催しました。今回は、農芸化学会技術賞になったミツカンさんの納豆開発についての受賞講演と、「昆虫がつくるおもしろい有機化合物」というタイトルでシンポジウムで三題の講演をお願いしました。もし、参加者が少なかったら先生方に申し訳ないなあと思っておりましたが、134名の参加者があり、参加した学生さんからも、面白かったと聞き、少しほっとしました。まだまだ、経費の計算をしなければなりませんが、ひとつ行事が終わりました。農芸化学会中部支部HP

7月某日 健康診断の結果 例年の如く、灰色の封筒が届く。おそるおそる開けると、ついに、「メタボ判定」が「非該当」になりました。とはいうものの、依然として中性脂肪は高く、問題は解決していませんが、それでも、メタボ判定がでるようになってから、はじめての「非該当」になり、ちょっぴりうれしかったですね。

6月某日 コンフェデレーション杯 勝ち点ゼロでの敗退。これが日本の実力というか、イタリアが悪すぎたかなって感じですね。本田選手が「格」ということを言っていましたが、確かに、2-0になったとき、イタリアベンチの選手は誰も深刻な顔をしていませんでした。みんな笑っていました。日本だったら・・・・実際にメキシコ戦で2-0になったとき、深刻な顔になっていました。これが「格」ということかもしれませんね。

6月某日 3年次編入試験 学部の編入試験がありました。これまでは、短大生、高専生が受験対象でしたが、最近は、授業料の関連で私立大学からの受験や、短大を卒業してから何年かたってから勉強したいといった人が受験して、以前に比べると人数も多くなってきています。大学入学のひとつの方法ではありますが、現状の3年秋からの就職活動を考えると、編入生はけっこうきびしい状況になりますね。修士まで4年と考えくれると指導しやすいことは間違えないでけどね。

6月某日 コンフェデレーション杯 ひょっとしたらなんて思ったのが、ばからしく感じるくらい、まだまだ日本と世界の間の壁は大きいと感じたブラジル戦でした。

6月某日 クラシックコンサート 大阪フィルがやってきた。席が前から6列で、フルオーケストラをこんなに前で聴くのははじめて。迫力ある音にまいりました。お腹のなかまで響きます。それにしても、あいかわらずマナーが悪い、演奏中に携帯電話をならすオバさん、勘弁してほしい。

6月某日 名古屋ドーム ナゴヤドームでのソフトバンク戦。谷繁選手の1000打点をこの目でと、でかけましたが、打点は999のままでした。試合は残念な結果でした。それでも7回までは、ずいぶんともりあがって、久々に大声をだしました。肝心の谷繁選手が怠慢プレーで途中交代と、さえませんでした。今年は、これで2回とも負けで、でかける元気がなくなります。

6月某日 ブラジルW杯アジア最終予選 W杯に行くことが目的でなく、そこから先をねらう今の世代のジャパンに頼もしさを感じました。とっても遠かったW杯も、ここのところ、出て当たり前のようになっているわけで、日本リーグの頃から知っているものとしては、隔世の感がありますね。

6月某日 健康診断 6ヶ月ぶりの健康診断です。残念ながら、体重を落とすことには成功しませんでした。12月の健康診断から、少し頑張って、体重を落としてきたのですが、3月の追い出しコンパ、4月、5月の歓迎会ラッシュで、結局、もとに戻ってしまいました。それでも腹囲だけは、84.7cmと、5mm減で、ついにメタボから脱却しました(かみさん曰く、誤差、誤差)。これからも気合いを入れていきたいと思います。

6月某日 寝床の会 ひさびさに落語に行って、こころから笑って、6月のスタートです。

5月某日 ESSスピーチ大会 大学のESSクラブの新入生英語スピーチ大会の審査員を学生さんに頼まれ、軽く引き受けたら、30名もいるということで、土曜日の朝から1日仕事になってしまいました。英語のスピーチはこんなに人気があるのに、落語研究会は人が集まらんなーーと思いつつ採点をしました。最近の学生さんは、発音もきれいですし、うまいなーーと感心しつつ、それでも優劣を決めないといけないので、審査員はきびしいです。英語が得意な学生さんが大学に増えるとはいいことだと思いながらも、少し羨ましい感じですね。うちのクラブにも新入生がこんなに入ってくれたら・・・・

5月某日 講座2年生歓迎会 今年もやってきました歓迎会。ここにむけて研究室の紹介のビデオを学生さんたちが作っています。今年もなかなかのできでした。

5月某日 藤原先生 フィリピンから藤原先生が帰国しましたので、研究室のOBが集まって、ミニOB会が開催されました。翌日のゼミには先生に近況などを語っていただきました。フィリピンの農家の現状を改善すべく、飼料生産を指導しているところが、すごいところです。

5月某日 鈴鹿高等工業専門学校 3年次編入学試験の説明会にでかけました。単位の読み変えや研究室分属など具体的な質問もありました。編入学試験もひとつの試験です。もともとは、短大生や高専生がさらに勉強したいときに用意された道筋だったのですが、最近は、学費の関係から私立大学からの途中編入なんかも増えています。高専も、中学生には、センターを受験せずに有名国立大学へ、なんて宣伝しているくらいですから、けっこう知られるようになってきた入学システムですね。

5月某日 忘れ物はなんですか? 連休の関係で、月曜日の講義が2回もあった週なんですが、いろいろなことが多すぎて、会議を忘れる、携帯電話を忘れる、自宅で課題を採点しようと手提げに用意したのに持って帰るのを忘れる、國酒研究会に行って筆箱を忘れてくる、忘れ物の多い一週間でした。学生さんに出した課題を見る時間に追われるのがきびしい。

5月某日 第2回の國酒研究会に参加 山口県の旭酒造の桜井社長の講演とパネルディスカッション。酔う酒から味わう酒への変換、23%精米による吟醸酒造りで、1984年に700石だった生産量が、現在1万1千石。酒の需要が減少一方にあって成長を続けている酒造元である。その成長戦略のかなに、今後の日本や、地域活性化につながるヒントがあると感じた。どうも日本酒は、酔いつぶれるイメージがあってよくない。おしゃれに、飲むというか味わうお酒というイメージでいかないと日本酒復権はきびしいかな。

5月某日 谷繁選手 祝2000本安打。このHPをはじめてからでも、立浪選手の2000本、山本昌選手の200勝、岩瀬選手の250セーブと大きな記録が達成されました。でも、個人的には、今回の2000本は特にうれしいですね。野村監督や古田選手のようなクリーナップではないところで、積み上げた2000本だから価値があるように思います。

5月某日 「下流志向」という本を読みました(内田樹著 講談社文庫)。大学でも、勉強が役に立つかどうかの判断を学生さんがしているという点では、この本で指摘されている状況と同じです。大学での勉強が役に立たないと思っているから勉強しないという論理があります。たかが20歳そこそこの知識と経験で、本当に大学の勉強が役に立たないと判断していいのか、世の中には、計りきれないものがいっぱいあるのに、自分がもつ30cmのものさしで、全ては計れると思っている。という著者の比喩はまさにその通りだと感じました。

5月某日 課題 学生さんが勉強する工夫をしないとと考えていたのですが、昨年の授業アンケートで、何人かの学生さんが、どこを勉強したらいいのか分からないので、課題を毎週出してほしいと書いていました。それならと、はじめてはみたのですが、学生さんの提出した課題に目を通すだけで思ったよりも時間がかかることがわかり、たいへんなことをはじめてしまったと少し後悔するものの、「課題が楽しみです」というコメントもあり、やめられなくなってしまった・・・

5月某日 研究室の新歓 例年のごとくの新歓です。今年の3年生はお酒に弱いことがわかりました。あまりすすめないようにしないと、お酒の印象が悪くなってしまいそうです。

5月某日 学長室 今年の日本酒「三重大學」ができましたので、学長を訪問し、報告しました。「香りは昨年のものよりよいが、少し味が重い」とコメントをいただきました。今年もまずまずの吟醸酒ができたと思います。

4月某日 連休前半 連休ということで、家族で久々にドライブ。とりあえず、南に向かって走る。高速道路が紀伊長島まで開通したためか、42号は空いていて走りやすかったです。道の駅に寄りつつ尾鷲まで行きました。天気に恵まれ気持ちいいドライブでした。

4月某日 1年生歓迎会 毎年恒例の1年生歓迎会。1年生と学科教員との宴会。もちろん、大半は未成年ですので、アルコール類はなく、ジュースにお茶、食事は油脂含量が高く若者むけで、おじさんには向かいないかも。1年生の出席率も高く、よかったかな。学生の自己紹介で、ドラゴンズファンだと言った学生が3名もいた。学科で、名古屋ドーム観戦ツアーが組めるかも。

4月某日 大先輩 昨年、卒業30周年を記念して同期会を開催したのですが、大先輩が、卒業50周年の同期会を開催の予定で、大学を見学に来てくれました。母校をたずねていただけるのは、うれしいですね。

4月某日 名古屋ドーム 今年最初の名古屋ドーム。広島戦でしたが、予告先発は前田健太だったので、打ち勝つつもりで出かけたのですが、8回2安打に抑えられ、盛り上がることなく、声も枯れることもなく、ビールを飲むこともなく、元気なく帰ってきました。

4月某日 緊急地震速報 朝、緊急地震速報で目がさめました。久しぶりに揺れました。震度は、1か2というところだと思いますが。南海トラフの大地震の前兆でないことを祈りたいです。

4月某日 いよいよ、前期の講義がはじまりました。半期15回の講義をどうするか、悩ましいところです。ここのところ、評価がきびしいせいか、学生の受講者数が減少していましたが、今年は、どういうわけか復活しました。結局のところ、「この講義は受講したほうがいい」という履修指導がものを言うようです。
 きっちりと評価をすべきだと最近読んだ「なぜ日本の大学生は、世界でいちばん勉強しないのか?」辻太一朗著、東洋経済新報社、に書いてありました。この本の分析には納得できる部分もあります。ただ基本的に文系の講義の話なので、理系に全てが当てはまるとはかぎりません。しかし、参考になることはたくさんありました。「このままでは日本は没落してしまう!」という叫びは、アジアの留学生を見ていると、現実味をおびてききます。

4月某日 定期券 これまで定期券は磁気カードでした。江戸橋駅に自動改札機が導入されるまでは、定期入れにいれておけばよかったのですが、自動改札機になってからは、いちいち定期入れから出していれるのは、結構面倒でした。全国のICカードが、共通利用できるようになったの機会に、今回の定期から、ICカードにしました。これで、名古屋の地下鉄や、東京や大阪でも切符を買わずにすみます。

4月某日 入学式 また1年がはじまるって感じです。1年生の就学カウンセラーとしては、4年後に、みんなそろって、同じ場所で学位授与式に参加できたらいいなーと思いつつ、学長先生のお話を聞いていました。

4月某日 國酒研究会 東海4県21世紀國酒研究会の立ち上げ、第一回講演会に参加しました。名古屋大学を中心に、岐阜大学、静岡大学、名城大学、そして三重大学と東海4県で國酒応援団をつくろうという決起集会です。講演会では、「最近の酒税行政」という名古屋国税局長のお話を聞きました。なんとか、國酒を盛り上げていきたいというところです。懇親会に純米吟醸「三重大學」を持参し、なかなかの評価をいただきました。その会合のなかで、ロボコンのように、大学対抗の日本酒造り大会のようなものが開催できないかというような話がでました。実現できるかどうかわかりませんが、実現したら、初代チャンピオンは三重大学でとりたいと思いました・・・・懇親会もイタリアンに吟醸、これが意外とあいました。もちろん、ワイングラスで、おしゃれにいただきました。

4月某日 桜が満開 日本の春がやってきた感じですね。1年生の就学カウンセラーとして、今年は、1年生に、「4年後の自分に宛てた手紙」を書いていただきました。1年生の今、感じることを書いていただき、封をして保管します。これを卒業式の当日に、学位記といっしょに渡したいと思います。

4月某日 新年度がはじまりました。また、こうして新しい学年がスタートします。研究室も新メンバーです。今年度は、久々に1年生のカウンセリング教員にあたりました。新入生とこれらから一緒です。

3月某日 セントラルリーグ開幕 昨年は首位に独走を許し、三連覇はなりませんでしたが、今年も気合いを入れて応援します。応援するために必要なもの、左から、「月刊ドラゴンス」「2013ファンブック」「スケジュールカレンダー」です。

3月某日 日本農芸化学会 仙台で開催されました日本農芸化学会2013年次大会に参加しました。今回は発表はなかったのですが、勉強にでかけました。シンポジウムでは、震災復興の話と、乳酸菌の話が興味深かったです。セシウムがどこに吸着しているのか、野良牛(放射性物質のついた草を食べている)のどの臓器にどんな放射性同位元素がついているか、水田での放射性セシウムの移行係数は差は何が原因なのか、まだまだ農芸化学領域が貢献できることがたくさんあるように思います。乳酸菌では、A社のヨールグルト菌は、NK細胞を活性化して風邪にかかりにくく、B社のヨーグルト菌は、アトピーや花粉症などの免疫疾患を緩和し、C社の菌は、血圧を降下させ、D社の菌は腸内環境を改善し、E社の菌はは、内臓脂肪を減少し・・・・それぞれ、ちゃんとした理屈があって、機能していることがわかり興味深かったです。

3月某日 学位授与式 毎年のことですが、お祝いムードと少しのさみしさのある学位授与式です。今年も学生さんたちの頑張りで、研究室から、「学長賞」を出すことができましたし、学部のほうでは総代を出す事ができました。指導教員としては、たいへんに光栄に思います。

3月某日 退職記念祝賀会 資源循環学専攻では、この3月末で、3名の先生が退職されます。伊藤先生、久松先生、石田先生です。昔なら、先生が退職されたら人事がありましたが、人員削減のため、補充がありません。当然ながら、講義を含めて、きびしい状況になります。

3月某日 「途上国環境保全に関する研究交流会」国際環境技術移転センター主催に参加しました。久しぶりの東京です。インドネシアの研究者が発表しているときに、東日本大震災の黙祷の時間が入りました。もう2年になるのですね。以前に研究室に来ていたパキスタンとタイの先生も参加されたので、昔話にはながさきました。環境問題は、ますますグローバル化しています。日本が体験してきた公害を含めて、世界に伝えるべきことがたくさんあるように思います。

3月某日 久松先生の最終講義 本学名誉教授 久松眞先生の最終講義がありました。久松先生に直接講義をうけた年代ではありませんが、いろいろなところでお世話になっています。多糖の構造決定など、楽しい研究のお話をうかがうことができました。

3月某日 「行動科学マネジメント入門」石田淳著 ダイヤモンド社 という本を読みました。「8割の「できない人」が「できる人」に変わる!」というタイトルに惹かれのですが、学生に当てはまるところもあれば、そうでないところもありました。学生さんは部下ではないし、給料がもらえるわけではないので、かなり異なる部分もあります。それでも研究室でものを教えるには、役に立ちそうなところもありました。ただ、今の学生さんたちが受けてきた教育と我々の世代が受けて教育には大きな差のあることを少し認識できたことは、よかったかもしれません。

3月某日 学部・学科説明会 愛知県立の某高等学校の学部・学科説明会に参加しました。某大手予備校の分析では、この東海地区での、農学・生物資源学系の受験人数は、ここ十年くらい変わっていないそうです。どこかの大学が増えれば、どこかが減るということになります。したがって、ある程度の倍率を維持していくためには、潜在的な受験者数を増やす必要があります。最近は、学会に高校生を呼んだり、発表させたりしていますが、この分野全体の宣伝をしないことにはいけません。そこで、もちろん、自分のところも宣伝はするものの、農学系全体の話をする必要があるのかと思います。農学系といっても、日本では、食品化学、栄養化学なども入っています。出口として食品や薬品など企業も紹介しつつ、農学・生物資源学部の宣伝をしてきました。

2月某日 前期日程入学試験 今シーズンは試験監督の当たり年で、また試験監督をしました。センター試験とは異なり、うちの大学を受験に来てくれているのですから、こちらも気合いが入ります。

2月某日 卒業研究発表会と修士論文発表会 運悪く、生物資源学部資源循環学科の卒業研究発表会と、大学院地域イノベーション学研究科の修士論文発表会が重なってしまった。主務は、地域イノベーション学研究科ではありますが、手のかかるのは、学部学生のほうで、ちょっとたいへんでした。それでも、無事に発表が終ってよかったです。

2月某日 審査 修士論文の審査5件と、博士論文の審査2件を無事に終わりました。今年は、論文の漢字変換のエラーが多かったかな。

2月某日 卒業研究論文の締め切り 卒業研究論文の提出日がバレンタインデーと重なったため、今年は義理チョコもわずか。4年生にしてみれば、それどころではない状況。3年生も就職活動で、それどころではない状況。

2月某日 試験週間も無事にすぎ、一挙に審査・発表シーズンの到来です。

2月某日 エリンギ ヒラタケから遅れること1週間で、エリンギのほうも子実体ができました。ヒラタケよりも迫力がありますね。

1月某日 国際シンポジウム 神戸大学で開催された「第4回イノベーティブバイオプロダクション神戸国際シンポジウム」に参加しました。いろいろな勉強になりました。個人的にはLynd先生とSaddler先生とお話ができたことがよかったです。会場に行くのに阪急六甲から登って行ったのですが、学生さんの歩くスピードが速くて、全くついていけませんでした。神戸大学の敷地にたどりついたときには、息が切れていました。毎日、これを通学するのは、健康的だと思いました。
 神戸へと向かう近鉄のなかで、「スタンフォードの自分を変える教室」(ケリー・マクゴニガル著、神崎朗子訳)大和書房を読みました。これもたいへん勉強になる本でした。ぜひ学生さんにおすすめしたいですね。

1月某日 ひらたけ 今年も学生実験で育てたヒラタケの子実体ができました。例年、おがくずと米糠でやっていますが、今年は、材料に小麦ふすまを混ぜ込みました。資源循環学科ということで、いろいろな食品廃棄物というか食品循環資源が利用できるのでないかと思います。キノコ培養試験は、実験が「樹木医補」の資格要件になっているからですが、こうしてキノコができると、実験も楽しいですね。容器はもちろん、某社のカップです。

1月某日 審査の季節 博士論文、修士論文、卒業研究論文と学生さんの書いた論文を読む季節の到来です。今年は、眼鏡を変えましたので、ばっちりと読みます。

1月某日 大学院二次募集の入試 博士前期課程と後期課程の入学試験がありました。合否は、ひとの一生を左右しますので、とくに気をつかいます。たくさん受験していただけるのは、ありがたいですね。

1月某日 センター試験 昨年ほどの混乱もなく、無事にセンター試験を終わりました。今回は、試験本部から会場が遠くてたいへんでした。とくに「国語」のときに、問題の配布時間が短くて、どきどきしましたが、試験開始3分前に準備ができ、ほっとしました。人数の多い会場でしたので心配していましたが、トラブルもなくリスニングも終わりました。何年やっても、センターの試験監督だけは、好きになれませんね。

1月某日 積雪 例年になく寒い日が続いています。センター試験が近づくと寒さが厳しくなるように感じます。

1月某日 成人式 娘の成人式がありました。父親は、朝から専属のタクシードライバーと化し、送迎につとめました。天気に恵まれてよかったです。

1月某日 CST事業 三重大学が採択されている科学技術振興機構の「理数系教員(コアサイエンスティーチャー、CST)養成拠点構築事業」の一環として、「くらしのなかの微生物」という講義と、ジャガイモでつくるPDA培地の作成と顕微鏡観察という実習を、県内の小学校・中学校の先生方と教育学部の大学院生に対して行いました。理科教育が、日本という国を助け、世界のなかで、「科学技術の日本」という位置を確立できる唯一の道ではないかと思います。理科教育を充実させるためには、理科好きな教員を増やすこと、理科系教員をサポートすることだと思います。自分の身に考えても、小学校でやった理科の実験は、本当に今へとつながっており、いくつかの実験は今でも、よく覚えています。SSHもそうですが、理科教育が充実して、理科好きな学生さんが増えればいいなあと思います。

1月某日 仕事始め 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いをいたします。こうやって書きはじめてから12年がたちました。まあ、しょうもないことをいろいろと書いてきたなあと感慨深いです。また、今年がここからはじまります。考えなければならないことは多いのですが、なるようにしかならないというのも実際のところです。どんな1年になるのかわかりませんが、精一杯の1年を過ごせたらと思います。今年の目標として、320万歩は歩きたいし、なんとしても腹囲だけは、85cm以下にしたいですね。

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