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歴史
三重大学大学院生物資源学研究科・生物資源学部は、大正時代に設立された三重高等農林学校を源流とする、100年近い歴史と伝統を誇る研究科・学部です。
三重高等農林学校が母体となった農学部、三重県立大学水産学部の歴史と実績を継承する水産学部を統合し、生物資源学研究科・生物資源学部となりました。
ここでは三重大学大学院生物資源学研究科および生物資源学部の成り立ちとその歩みをご紹介します。
なつかしの写真集
三重大学農学部および三重県立大学水産学部、三重大学水産学部時代の貴重な写真や資料から、大正時代から連綿と受け継がれる本研究科の歴史を振り返ります。
2つの登録有形文化財三重大学の2つの登録有形文化財は、そのいずれも本研究科の前身校に深いつながりのある歴史的建築物です。
なつかしの写真集【100周年記念 特設サイト版】
2023.4.6掲載。苅田修一教授の解説を掲載しております。
三翠同窓会三翠同窓会は、会員相互の連携と親睦を深めるため、同窓生や母校の最新情報を提供しております。
水産学部40周年記念三重大学水産学部誌(1991年)
三重大学農学部六十年史
三重高等農林学校時代(大正期)、三重大学農学部時代(昭和40年代)、三重大学農学部時代(昭和50年代)
「三翠」の由来
海岸まで濃い緑の松林に囲まれた学園から望むことができる伊勢湾 の素晴らしい景観に因んで。
三重高等農林学校創設の頃、海岸まで濃い緑の松林に囲まれた学園から望むことができる伊勢湾 の素晴らしい景観(「樹(松)のみどり」、「海のみどり」、「空のみどり」の三つの翠)に因んで、三翠学園と呼ばれるようになりました。 当時、自然の「三翠」にとどまらず、この「三翠」の言葉には、樹の翠は「不変の信念」、海の翠は「雄大な気魄」、空の翠は「久遠の理想」の意味が込められていました。また、三重の「三」を意味するだけでなく、世界を形成する「三才」(天、地、人)で使用されるように「三」には、「世界の」「全体の」という意味が込められており、若者がめざすところを意味して「三翠」は創られた言葉なのです。
生物資源学部・生物資源学研究科の沿革
大正10年(1921年) | 12月 | 三重高等農林学校設置 | |
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大正11年(1922年) | 5月 | 三重高等農林学校の農場で初耕式を行う | |
大正14年(1925年) | 三重高等農林学校附属演習林設置 | ||
昭和19年(1944年) | 4月 | 三重農林専門学校設置 | |
昭和22年(1947年) | 5月 | 1日 | 三重水産専門学校設置 |
昭和24年(1949年) | 5月 | 31日 | 三重大学農学部(農学科、農業土木学科、林学科、農産製造学科)設置 附属施設として農学部に附属の農場および演習林を設置 (前身学校は三重農林専門学校) |
昭和25年(1950年) | 6月 | 三重県立大学水産学部設置 | |
昭和26年(1951年) | 4月 | 1日 | 三重大学農業別科設置 |
昭和28年(1953年) | 4月 | 1日 | 三重大学農学部農産製造学科を同農芸化学科に改組し、同総合農学科設置 |
昭和30年(1955年) | 7月 | 1日 | 三重大学農学部農学専攻科設置 |
昭和39年(1964年) | 4月 | 1日 | 三重大学農学部農業機械科を設置し、同総合農学科を廃止 |
昭和41年(1966年) | 4月 | 1日 | 三重大学大学院農学研究科修士課程設置 |
昭和45年(1970年) | 4月 | 1日 | 三重大学農学部附属農場が現在の高野尾地区へ移転 |
昭和47年(1972年) | 5月 | 1日 | 三重県立大学から水産学部を移管し、三重大学水産学部(水産学科)設置 |
昭和49年(1974年) | 4月 | 1日 | 三重大学水産学部附属水産実験所設置 |
昭和51年(1976年) | 4月 | 1日 | 三重大学大学院水産学研究科修士課程設置 |
昭和54年(1979年) | 4月 | 1日 | 三重大学水産学部附属練習船勢水丸設置 |
昭和62年(1987年) | 10月 | 1日 | 三重大学農学部および同水産学部を統合改組し、三重大学生物資源学部(生物資源学科)設置 三重大学生物資源学部附属農場、同附属演習林、同附属水産実験所、同附属練習船勢水丸設置 |
昭和63年(1988年) | 4月 | 1日 | 三重大学大学院生物資源学研究科修士課程設置 |
平成 3年(1991年) | 4月 | 1日 | 三重大学大学院生物資源学研究科博士課程設置 |
平成12年(2000年) | 4月 | 1日 | 三重大学生物資源学部生物資源学科を改組し、三重大学生物資源学部資源循環学科、同共生環境学科、同生物圏生命科学科を設置 |
平成14年(2002年) | 4月 | 1日 | 三重大学生物資源学部附属農場、同附属演習林、同附属水産実験所を改組し、三重大学生物資源学部附属紀伊・黒潮生命地域フィールドサイエンスセンター設置 |
平成16年(2004年) | 4月 | 1日 | 三重大学国立大学法人化 |
平成18年(2006年) | 4月 | 1日 | 大学院重点化により、三重大学生物資源学部を大学院大学化し、三重大学大学院生物資源学研究科博士後期課程を改組 |
平成19年(2007年) | 4月 | 1日 | 国立研究開発法人 農業・生物系特定産業技術研究機構野菜茶業研究所(農研機構 野菜花き研究部門)および国立研究開発法人 水産総合研究センター養殖研究所(水産研究・教育機構 増養殖研究所)と連携し、連携大学院を発足 |
平成21年(2009年) | 1月 | 30日 | 第二代練習船勢水丸竣工 |
平成23年(2011年) | 4月 | 1日 | 国立研究開発法人 森林総合研究所(森林研究・整備機構)と連携し、連携大学院に加える |
平成28年(2016年) | 12月 | 1日 | 鯨類の持続的利用に関する教育・研究を行う附属鯨類研究センターを設置 |
平成29年(2017年) | 4月 | 1日 | 生物圏生命科学科を廃止し、生物圏生命化学科と海洋生物資源学科の2学科を設置し、4学科体制とする |
平成29年(2017年) | 10月 | 1日 | 三重大学生物資源学部設立30周年 |
平成31年(2019年) | 2月 | 26日 | 太陽化学株式会社と連携し、連携大学院に加える |
令和3年(2021年) | 12月 | 10日 | 三重大学生物資源学部・生物資源学研究科は、1921年(大正10年)、大学の前身となった三重高等農林学校として設置されて以来、 三重大学農学部、三重県立大学水産学部と移管後の三重大学水産学部、そしてそれらの統合としての生物資源学部を経て、 2021年(令和3年)12月10日をもって100周年を迎えました。 |
令和6年(2024年) | 4月 | 1日 | 三重大学生物資源学部資源循環学科、共生環境学科、生物圏生命科学科を改組し、三重大学生物資源学部生物資源学科を設置。1学科4コースの新体制となる。 |