第6回 三翠ゼミを開催。




6 回「三翠ゼミ」を開催。
2023年6月23日、 三翠Statsの枠組みで吉原佑准教授(国際資源利用学)と岡辺拓巳准教授(水産応用情報学)が講演。
吉原准教授は「生態学・農業分野で応用できる空間解析・モデルの紹介」と題し,ご自身のモンゴルでのフィールド調査を例に有用な空間解析やモデルの使用方法を解説された。
岡辺准教授は「沿岸域の環境と地形の時空間変動」と題し,漁船の協力から取得したビッグデータをもとに地形変動を予測した研究結果を紹介され,沿岸環境管理につながる可能性を示した。
分野を超えて応用できる研究手法の紹介に対して,活発な議論がされた。
(文責:木村妙子教授 海洋生態学
 吉原先生

『生態学・農業分野で応用できる空間解析・モデルの紹介』

 岡辺先生

『沿岸域の環境と地形の時空間変動』




 第7回目 三翠Vegetation(倉島先生・鳥丸先生 講演) は、7月27日(金)16:20~に開催予定です。








三翠ゼミについて

背 景

異なる価値観が融合することでイノベーションが生まれるように、自分の専門とは異なる分野の先端的研究を理解することは、新たな研究課題の着想やブレイクスルーを誘発する可能性を持っています。
国内屈指の学問的多様性を有する三重大学生物資源学部は、各分野の知識が衝突し融合するような機能を得ることで、新しい研究課題やブレイクスルーが生まれやすい組織的構造になっています。生物資源学部に内在する機能を顕在化させて創造的研究環境を創出するために、教員が気軽に相互の研究内容を理解する勉強会を設立しました。
生物資源学部の多様性を示した「三翠」の言葉をもとに、「三翠(海・山・空)の境界領域を探る」ことを目指し、この勉強会を「三翠ゼミ」と名付けました。 「個の力」をアップすれば「代表の力」もアップする。サッカー日本代表の選手たちが異口同音に語ります。
「三翠ゼミ」が個々の教員にイノベーションを誘発し、ひいては「チーム生物資源学部」のプレゼンス強化に少しでも貢献することを願います。

運 用

三翠の境界領域として以下のようなテーマを想定します。発表を担当する教員は可能な限りこれらのテーマを意識して発表内容を練って頂ければ良いでしょう。「とにかく研究内容を知ってほしい」というモチベーションで、テーマに拘わらず発表してもらっても構いません。

三翠Bio(生物学) 三翠Method(実験・調査技術)
三翠Tech(ものつくり) 三翠Food(食品)
三翠Stats(統計) 三翠Econ(経済)
三翠Ag(農業) 三翠Marine(水産業)
三翠Grant(予算獲得) 三翠Talk(新しい価値やアイデア)


重 要 事 項

聴衆は教員ですが「高校生」を相手に話すことを想定しましょう。
成果を自慢する場ではなく、相互理解によりイノベーションを誘発する場であることを意識すると良いでしょう。






パンフレット