栄養化学
食物に対する生体の応答を個体,組織,細胞,さらに分子や遺伝子レベルで明らかにすることを目的として研究している。具体的には,動植物・微生物から得られた未利用資源などから生体調節機能を有する成分を精製して構造解析を行い,動物実験や細胞培養の手法を用いてそれら成分の作用機作を解明することで,健康の増進や生活習慣病の予防や改善に役立てる研究を行っている。主なテーマは,大豆発酵食品の機能性に関する研究,眼疾患モデル動物に対する食品成分の改善効果,食品成分による骨代謝調節,気管支喘息モデルマウスを用いた食品由来抗アレルギー成分に関する研究,核小体タンパク質の機能に関する研究などである。