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このページは、どうでもいいと思っていましたが、いろんなところから反響があり、それなりに読んでいただいているということがわかってきました。ぼちぼち、日々の生活を書いていきたいと思っています。

12月某日 仕事納め というようなわけで、今年も無事に仕事が終わります。まだまだ、年度はつづきますが、正月休みに入ります。元気に出勤簿の最後に印鑑を押せたのがよかったです。今年は、恩師や同期の訃報もあり、生きていることに感謝しつつ、1年をすごすことができました。来年は、機構改革や学部改組など、重要な案件が目白押しです。先のみえない不安もありますが、まずは、地に足をしっかりつけて、1日、1日を大切していかないといけないなあと思いつつ、あいかわらず乱雑な机の上に、ため息がでます。
皆様、よいお年をお迎えください。

12月某日 研究室見学 他大学の学生さんが、大学院受験を考えていると研究室を見学に来てくれました。弱小ラボですが、そういっていただけるのが、うれしいですね。

12月某日 Happy Christmas 家族が寝静まってから、ジョンレノンのHappy Christmasを聞きながら、家のリビングで一人酒盛り。

12月某日 落語の会 三重大学の特任教授をしている林家菊丸師匠の「竹の水仙」の講義を聴きにいきました。就業時間内、しかも学内で落語をきけるのは、ありがたいです。また、鳴りものの説明や太鼓の話、出囃子などについての解説も楽しかったです。菊丸師匠に、現在の落語研究会の会長を紹介したところ、落語研究会の特別顧問になっていただけるそうで、なんとか、部員を増やさないといけないということになりました。

12月某日 研究室見学 例年になく2年生が熱心に研究室の見学に来てくれます。研究室について語るのは、悪くないです。「こんなつもりで研究しています」という話をしつつ、初心に帰るといいますか、どうしてこういう研究をしているのかというような原点を呼び起こしながら、話をしています。すでに、苅田研は、英語が厳しいという噂が広がっているとか、英語なんて怖くないさ、怖いものがあるとすれば、自分で自分に見切りをつけること、これくらいでいいと自分の能力を過小評価することだと思います。

12月某日 喪中の葉書 この時期は、喪中の葉書が届きます。そんななかに、中学のときの先生のご家族からのものがありました。担任とかでもなく、一教科の先生でしたが、図書委員会の先生でもありました。当時、クラスの図書委員をやっていて、図書室にいりびたっていました。いろいろなことを教わり、卒業後も、ずっと年賀状のやりとりをしていました。かれこれ40年にもなりますが、ちょっと、さみしい気分になります。

12月某日 CSTの講義と実習 今年も学校の先生を相手に、微生物の話をさせていただき、ジャガイモ寒天培地を作成して、麹菌を植えていただきました。ぜひ、シャーレに生育してくる麹を観察していただきたいですね。

12月某日 エルニーニョ スーパーエルニーニョな1日でした。朝から電車が強風で遅れましたが、異様な暖かさで、本日の最高気温23.7℃、それも朝9時のことです。電車のなかも、大学の教室もエアコン入れて欲しいという状況でした。午後になり、風が吹いて、台風のような、最大瞬間風速24.7m/sという強風状態になりました。気温もぐんぐん下がって14℃になりました。今年の天候は本当に変です。朝は南風、午後は北西風と、春と冬が混ざったような1日でした。

12月某日 ボーナス日 このあいだから、生協の書籍部に気になる本があって、ちらちらと立ち読みしていたのですが、ボーナスが出たら買おうと心に決めていました。ボーナス支給日の翌日、生協にでかけたら、ない、本がない・・・・売れてしまいました。アマゾンで簡単に本が買える時代ではありますが、本屋の本棚でなにげなく見つけた本、ちょっと悔しいです。まあ、題名は分かっていますから、すぐに注文すればいいのですが、よろこびいさんでいって、売れてしまって、なかったという現実が、少しさみしかったという話です。

12月某日 地域イノベーション学会 今年も地域イノベーション学会に参加しました。学会もできて5年、いよいよ地域イノベーションも、理念だけでなく、結果をみせる段階になってきたと感じます。参加している県内の企業の社長さんに熱い人が多いのが、この学会のいいところですね。聞いているだけで、こちらまで熱くなってきます。

12月某日 日本分子生物学会 学部4年生が分子生物学会に発表することになっていたのですが、ポスターだと思っていたら、口頭発表もあるというので、かなり練習させました。なんとか無事にこなしてくれたようです。卒業生が発表を見にきてくれたりして、行くべきだったかと思いつつも、これだけの仕事を抱えては、無理だという判断は正解かもしれません。

12月某日 師走 はやいもので、もう今年も残り1ヶ月になりました。最初の関門は、健康診断です。ちょっと血圧が上がり気味なのですが、一番の問題は、体重が減少しているにも関わらず、腹囲が増加していることです。筋肉が落ちて、腹が出てきているということでしょうか。軽いショックをうけています。

11月某日 学部推薦入試 今年も推薦入試がありました。入試シーズンインです。

11月某日 労働基準監督署の立入検査 放射線施設の立入り検査がありました。

11月某日 科学の祭典三重大学大会 今年も科学の祭典に出展しました。今年は、従来のGMサーベイを使ったポケモンゲームから脱却して、「光の万華鏡」をつくろうという出展をしました。万華鏡をつくるという作業をしてもらうということで、人数に制限がかかり、整理券を配ることになりました。子供たちよりも、できた万華鏡をのぞくご父兄がよろこんでいる姿が印象的でした。

11月某日 三翠化学会関西支部総会 大阪で開催されました関西支部総会で、学部の現状のお話をいたしました。卒業された先輩方からすれば、自分たちの卒業した研究室がどうなっているのか興味があるところだと思います。現状の「生命機能化学講座」の研究室紹介を行いました。

11月某日 教育貢献表彰 教授会で前期授業の授業アンケートに基づく表彰で、今年も表彰状をいただくことができました。これで、7年連続での表彰状です(えっへんと自慢?)。ただ、改組の関係で、来年度は半期通してやる講義がありませんので(旧学科では、3年生の講義はなく実験だけで、新学科での2年生の講義はなく実験だけですので、来年度はひとりで半期する講義がありません)、表彰状はいただけませんが、「基礎分子生物学」が無くなりますので、最後の年に表彰をいただけたのはうれしい限りです。

11月某日 高大連携交流会 今年から高大連携を推進する委員会に入っていまして、高校との連携を促進することが仕事のひとつになっています。夏には、SSHの高校生にPCRをしましたが、来年度にむけて、いくつか、高校生でもできそうなDNA実験を組んでみました。問題は、高校側からのニーズにあっているかどうかです。PCRやシークエンスでは、楽しくないかもしれませんが、PCRで米の品種がわかるといったら、文系の先生がたいへん驚かれていました。

高校の先生方との交流会の様子です(全学HPより)

11月某日 なんばグランド花月 吉本新喜劇の観劇ツアーに参加して、笑いに出かけました。大阪みなみといえば、なんといっても戎橋、一応大阪に行った証拠として写真をとってきました。それにしても外国人観光客が多いですね。

11月某日 市内某所で、高校生レストランでおなじみの三重県立相可高校の村林先生のトークを聞きました。ミラノ万博での実演の話など軽快な話術に感心しました。料理実演では、高校生の包丁さばきに驚きながら、松阪牛の寿司と鯛茶漬けをいただきました。地方から展開できる、いや地方だからこそ展開できるものがあると思いました。昼食は「まご弁」です。

11月某日 高松塚古墳 ちょっとドライブで、飛鳥までいきました。高松塚古墳の壁画の修復作業現場を見学でき、壁画の実物が窓越しに見せていただけると聞き出かけました。1300年以上もの昔、どのように書かれたのか、埋葬されていたのは誰なのか、興味はつきません。それにしても、石室の石ですが、機械で切断したように真っすぐに切れており、当時の技術力の高さに驚くばかりです。

10月某日 三翠化学会総会 同窓会の総会が三重大学で開催されました。10月最後のこの日も晴れて、いいお天気でした。これで、10月は、1mm以上の降水がわずか6日で、津としては、124年ぶりの記録ということになりました。本当に最近、雨をみていないように思います。

10月某日 記者会見 三重大学の新しいお酒、純米吟醸酒「トレセ」の記者発表を行いました。アルコール度数13で、少し薄め、新聞社8社、TV3局の前で、商品の紹介をさせていただきました。一旦授業にもどり、そのあと、9月から三重大学の特任教授に就任した林家菊丸師匠と少しお話をして、午後からは、人文学部の授業として行われいる桂吉坊師匠の落語会に参加して、再び授業、さらに研究室のハロウインパーティと、盛りだくさんの週末でした。

10月某日 科学研究費補助金の申請 今年も申請書をe-Radにあげて、一仕事がおわりました。今回は、あらかじめ申請書を添削に出して、ダメだしをしていただき、万全の体制でのそみました。まあ、これでダメならしょうがないというか、テーマそのものを考えなおさないといけませんね。

10月某日 尾鷲 尾鷲においしいあん巻きがあるとの情報で、休日を利用して尾鷲まででかけました。高速ができた関係か、国道42号は空いていて走りやすいです。さすがに、ハイブリッド車、荷坂峠から、大台町の道の駅までで、燃費45km/L以上を記録しました。

10月某日 前期授業アンケート 前期の授業アンケートの結果が返ってきました。基礎分子生物学の授業満足度は、過去最高の値を記録しました。ただ、平均の授業外学習の時間が大きく減少してしまいました。テストの成績も二極化しており、頑張っている学生さんは凄いのですが、そうでない学生さんとの差がとても大きいものとなってしまいました。講義のMoodleサイトの充実をはかってきましたが、今回のアンケートで、「Moodleは勉強する上で役立つと思うか」の質問に、そう思うと答えくれた学生が、昨年よりも大幅に減少している点が気になりました。家でコンピュータをあけないという学生もかつてはいましたが、今のMoodleは、スマホにも対応していますので、その気になれば、どこでも見ることができます。しかし前期を通して、全く見てくれない学生さんも結構います。一方で、課題(宿題)はあったほうがいいという学生さんも過去最高で、授業に出ていても、何を勉強したらいいのかわからないという傾向は強くなってきている感じがします。

10月某日 映画バックトウーザフユーチャーで、マーフィーがタイプスリップした日 とうとう映画で見た30年後に来ました。映画でみたときは、30年後の自分は、まったく想像がつきませんでしたが、こうして30年が経ってみると、ネット、スマホなど通信とコンピュータは著しい進展をしたとつくづく思います。30年前、MS-DOSをコマンドで動かして、大きな5インチフロッピーを使っていた頃が懐かしいです。これから先、30年後はどうなっているでしょうか。車が空を飛ぶことはないと思いますが自動運転は実現しているかも。化石燃料の枯渇が深刻になり、温暖化で自然災害が大きくなり、東南海で巨大地震が発生して・・・・・あまり明るい未来が想像できませんが、自分はそこまでは生きていないように思います。

10月某日 江戸橋 ついに江戸橋がかけかえられ、これまでの木造の橋から、コンクリートの橋になります。この工事のため、これから4年間かけての大工事になります。木造の江戸橋をわたるのはこれが最後かと思うと少しさみしい気持ちになりました。

10月某日 高校訪問 県内の某県立高校へ学部学科の説明にでかけました。どんな勉強をしたらいいですかと聞かれても、試験に通るように勉強してくださいとしかいいようがないですね。もちろん、自主的に、興味をもったことをとことん勉強してくださいといいたいところではありますが、残念ながら、入試をクリアしないと入学できませんので、なんか試験に通ってくださいという話になってしまいます。

10月某日 日曜日 数時間集中できる時間できたので、以前に投稿して戻ってきた論文を修正したものを、欧州の某雑誌に送りました。数時間後、エディターの先生から、いきなりメールが来て、アクセプトになりましたと連絡がありました。外国にも休日に仕事をしている研究者がいることがよくわかりました。アクセプトをいただけてよかったです。

10月某日 細胞生物学 新学科体制の1年生、学科必修科目の「細胞生物学」をはじめました。久々に大講義室で100名を超える授業です。以前、大講義室を使っていた頃は、まだ、液晶プロジェクターもなくて、配布プリントと板書で講義をしていましたが、液晶プロジェクターを使うと大講義室の場合、真ん中にドカンとスクリーンがあり、板書ができません。いやできるのですが、学生が座っている位置によっては見えない状況が生じます。一応、サブプロジェクターが2台あって、横の壁に写すことも可能ですが、スクリーンが小さいので、これもまた難。どうすべきか、悩ましいところです。

10月某日 保護者懇談会 恒例の行事です。今年は、私の担任クラスが3年生ですので、ご父兄の研究室案内をいたしました。屋上からキャンパスを一望いただき、7階から講座の研究室を案内しながら降りて、それぞれの研究室で指導教員の先生との面談という形です。今年から、保護者懇談会の前に、午前中就職企画を講堂でやりましたので、ご父兄にとっても朝からずっとというハードなスケジュールになったかと思います。

10月某日 ノーベル賞 医学生理学賞と物理学賞のダブル受賞で本当にすばらしいと思いました。日本人として誇りに思います。ただ、やっぱり日本の科学技術はすごいよねというような論調には、疑問を感じます。生物系の研究という分野で仕事をしていて感じるのは、中国や新興国の基礎研究の進展と、日本における基礎研究の衰退です。圧倒的な論文数が中国から出ている一方、国立大学の法人化後、日本の論文数は減少を続けています。今、日本がノーベル賞がとれているは、日本が、世界2位の論文数を誇っていた時代の研究成果です。今後、これが続くとは思えません。なんとか、法人化以降の削減方針を見直していただかないと日本は科学技術で中国や韓国の後塵を排することになるのではないかと思ってしまいます。先日来てくれた馮先生の場合でも、彼が博士の学生として日本に来たとき、圧倒的に日本のほうが、研究環境がよかったのですが、今となっては、完全に逆転しています。

10月某日 ちょっと無理がたたったのか、急性胃炎になってしまいました。若くないと知りつつ、体のほうは無理のきかない年になっていると思いました。

10月某日 ラグビーW杯 ラグビーでもりあがっています。個人的には好きな競技で、母校の中学は、名古屋市の大会で優勝していましたし、社会人になってからは、神戸製鋼さんの試合を見にいったこともあります。久々にゲームを見て(なかなかTVの放送がない)思ったのは、リリースがはやく攻撃が連続していて楽しいですね。当たり前かもしれませんが、スクラムの回数が減り、立ってプレーする時間が長くなっているように感じました。

10月某日 食品発酵学特論 新専攻体制がスタートして、どうせ大学院だから受講者は少ないだろうと思っていた講義に、思ったよりもたくさんの学生さんが受講申請をしてくれて、急遽、ゼミ室から教室への変更を余儀なくされました。まあ、教室のほうが、液晶プロジェクターが備えつけだし、黒板も使えるので、やりやすことは間違えないのです。

10月某日 新学期のスタート 新しい学科体制で、新しい講義がはじまります。9月中は、けっこうその準備におわれましたが、夏休みといえども講義がないだけで、それなりに行事も多く、あっという間に10月になってしまいました。

9月某日 学長に報告 三重大学酒造りから新製品が誕生しましたので、学長に報告しました。その名も「三重大学トレセ」、アルコールを13%に抑え、その分、酸が高め、ワインのイメージで食事をしながら、わいわい飲む日本酒です。おじさんからすると、ちょっと水っぽく感じてしまいますが、若い人にはうけそうです(開発にかかわった学生さん好みに出来ています)。既成概念の打破は、イノベーションや成長にとって重要です。

9月某日 全学FD「修学達成度評価について考える」に参加しました。これまで三重大学では、学生にアンケートを実施するかたちで、4つの力が身に着いたと感じているかどうかを測ってきました。来年度から第三期がスタートするにあたって、どのような能力がついたと学生が感じているのか、あるいは、どのようなことができるようになれば、期待したものが身に着いたといえるのか。学部間、学科間を超えて先生と議論しながらまとめていくというのは、なかなか勉強になります。ちょっと昔のQC活動を思い出しました。

9月某日 JIRCASサイエンスカフェ 学内で開催されましたJIRCASのサイエンスカフェに参加しました。

9月某日 地域イノベーション学研究科 修士中間発表会 地域イノベーション学研究科の修士中間発表会に参加しました。修士の学生にとって、残り100日あまり、これまでの研究経過と、これからの三ヶ月の間に、何をどこまで明らかにするのか。そんな中間発表会でした。

9月某日 学部入試説明会 全学の入試説明会に参加しました。たくさんの学生やご父兄が個別説明会に来ていただき、生物資源学部のブースは、ずっと盛況でした。遠いところからも来ていただきましたが、ちょうど鈴鹿でF1をやっていたので、宿泊がたいへんだったのではないかと思います。これから、推薦入試、さらに前期日程、後期日程と入試シーズンになります。

9月某日 高校1日大学 市内某高校の1日大学という行事に参加しました。高校2年生を対象に「生物資源」は何を考え、何をしている学部なのかを説明しました。この高校では、2年生がいろいろな教室に分かれ、それぞれの大学の様々な学部、学科の模擬授業をうけるという企画で行われいます。希望参加者数で、薬学部からの先生にちょっと負けたのが残念でした。

9月某日 松阪市新エネルギー推進委員会 森活プロジェクトは順調に間伐材を集めるのに成功しています。当初の予定どおりに間伐材を集めており、林業業者からは、山がきれいになった、流木の心配がなくなったなどの声が聞かれています。一方で、県内にも木質バイオマス発電所が増えてくるという状況で、木材の確保が逆に問題になってきています。長い目でみたときに、持続的に木材を確保するということは、皆伐や植林を含めて、議論する必要があるかと思います。この委員会を強力に推進してきた松阪市長が交代するということで、ちょっと委員会としても不安なところがありますが、次の市長さんにも、この意義を理解していただき、新エネルギーの利用を推進していただければと思います。

9月某日 「20歳のときに知っておきたかったこと」 連休で帰ってきた娘が、学校で薦められたと言って読んでいた本を少し拝借して読んでみた。いろいろと思うところがありましたが、56歳になった自分だから納得できるところもあり、もし20歳のときにこれを読んでも、なるほど、と思えたかは疑問です。それでも、試験のための勉強をしないとか、「自分の行動とその結果の責任は、最終的に自分にあることを自覚することです。人生にリハーサルはありません。ベストを尽くすチャンスは一度しかないのです。」とか、学生さんにも読んでもらいところもありますね。
「20歳のときに知っておきたかったこと」ティナ・シーリグ著、高橋裕子訳、CCCメディアハウス書籍、1400円

9月某日 丸新水産さん見学 河芸にあります丸新水産さんの鮭の加工工場を見学しました。海外でとれ冷凍された鮭が、こうして加工され、スーパーに出るのかと、興味深く見学できました。その加工の過程ででる未利用資源を使った新しい三重大学ブランド商品の開発がはじまります。企業と大学が連携することで、新しいものができそうです。詳細が。大学のHPで紹介されました。

9月某日 梅酒の試験 今年仕込んだ小ロットの梅酒試験の評価をしました。梅の品種や梅の熟度により味や香りが異なることがよくわかります。

9月某日 国勢調査 今年からインターネットで入力できるということで、国勢調査をしました。

9月某日 「科学の健全な発展のために」という本を読んで、試験に答えなさいという宿題をやりました。科学研究費補助金を申請するためには、勉強をしなさいということだと思います。
「科学の健全な発展のためにー誠実な科学者の心得ー」日本学術振興会「科学の健全な発展のあめに」編集委員会編 丸善出版、900円

9月某日 Happy wedding 研究室の卒業生の結婚式に参列しました。何回出てもいいですね。二人の笑顔がたまりません。お幸せに。

9月某日 大学院入試の合格発表 大学院の合格発表がありました。苅田研を受験していただいた学生さんは、全員合格しました。大学院生が増えるのは、研究室にとってありがたいことです。大学院生が中心になって、研究をどんどん進めてほしいですね。過去をみても、大学院生が多いときは、活気がありました。研究室の空間的な制約もありますが、大学院生を歓迎します。

9月某日 フィールドサイエンス実習 例年どおり、フィールドサイエンス実習の引率教員として勢水丸に乗船しました。台風が来ているので、心配しましたが、伊勢湾の波はおだやかでした。1日目の作業は順調にすすみました。ベントスネットでは、今年は貝があまり採取できず、大雨の影響か、木片や草などが多くネットにかかりました。それらから硫化水素の臭いがして、有機物の酸化による酸素不足が海底でおきている様子がわかりました。2日目の水質調査も、出だし順調でしたが、台風がこちらに向かっているということで、測定が終わりしだい下船ということになりました。2日目の夜の生物調査と発表のためのグループ学習がキャンセルされたのは痛いですが、台風の直撃では丘に上がるしかありません。急遽日程を変更して下船しました。

9月某日 結婚式に参列 研究室の卒業生同士の結婚式にはじめて参列しました。二次会にも参加したのですが、二次会の参加人数の多いのに驚きました。それだけ、二人の交遊関係が広いというか、友達が多いというのもひとつの才能だとつくづく感じました。幸せそうな二人をみていると、こちらまで幸せな気持ちになります。おめでとう。

9月某日 成績配布日 前期の成績を配布する一日。うれしいことに、ほとんどの学生さんが、いわゆる「フル単」でした。3年生前期なのに、もう残りは後期の学生実験と4年生の演習、卒業研究だけになっている学生さんもいました。そろそろ、就職を意識してくださいとアナウンスをしました。

9月某日 フィールドサイエンス概論 今年で最後となりましたフィールドサイエンス概論の講義。私の当番は、「食品リサイクル法」の説明ですが、資源循環学科から、生物圏生命科学科になりましたので、リサイクルを語ることはなくなるかもしれませんが、食品関係の就職する学生にとっては、知っていて悪い法律ではありません。

8月某日 馮先生とドライブ 二見の夫婦岩を見て馮先生曰く「セルラーゼのような岩ですね。」確かに、触媒モジュールとCBMがリンカーでつながれている様子にみえないこともないとあらためて思いました。二見から、パールロードで鳥羽の展望台、そして賢島(サミット会場となるホテルを見て)、横山展望台、そして内宮というルートで回りました。した道ですが信号が少ないので、燃費が伸び、30km/Lを軽く超えていました。

8月某日 馮先生来日 1996年当時博士課程の学生で、短期留学生として三重大学に来ていた馮家勲先生が、今では、広西大学の教授として活躍しておられ、別なミーティングで来日されたので、帰りに寄っていただき、研究についてセミナーを開催しました。彼が、当時使っていた実験室やベンチを懐かしがっていました。当時は、博士論文のテーマではないキシラナーゼの研究を一生懸命に取組んでいましたが、それから20年、現在も、バイオマス糖化の問題に取組んでいると聞いて、本当にうれしく思いました。

8月某日 放射線施設協議会 東京大学の安田講堂で開催された大学等放射線施設協議会の研修会に参加しました。監督官庁の原子力規制庁から、事故例などの説明があり、大学に対して放射線教育を含めきびしいお言葉がありました。他大学の施設の先生との情報交換も重要ですし、放射線利用の最新の話題も勉強になります。研修会が終わってから、少し東京駅で買い物をしたのが敗因でした。新幹線で名古屋までは、定刻どおり来たのですが、台風の影響で、三重県内がひどい雨で、とりあえず、特急で津までは、たどりつき、次の電車で津新町までは来たのですが、そこで雨のため、近鉄が不通になってしまいました。結局、津新町の駅で待つこと2時間50分、ようやく電車が動いて帰宅することができました(日付が変わっていました)。

8月某日 お盆の応援のときに連敗を止めて、それから6連勝。このまま、勝ちを伸ばしてもらいたいですね。

8月某日 定期講習 放射線障害防止法 第36条の2に定められた放射線取扱主任者の定期講習を受講しました。法令改正がありますので、3年に一回、こうした定期講習を受けることが義務付けられております。まあ、簡単にいえば、免許更新講習のようなもんです。もちろん、時間は長いですけどね。いつもは、話をするほうですが、朝からずっと、夕方まで、PPTの画像(それもほとんど文字)を見て、話をじっときくのは、けっこう大変でした。

8月某日 大学院入試 大学院の入試が終了しました。学部入試ほど緊張感はないですが、入試は入試、それなりの緊張感でのぞみました。修士の場合、受験生のほとんどは、内部進学者ですので、どこかで見た顔が多いのですが、講座では20名を超える受験生があったために、面接時間も長く、さすがにへばりました。

8月某日 お盆休み 連敗中でしたので、なんとかしてほしいと、子供達とナゴヤドームにでかけました。必死の応援で、濱田ががんばり、山井、浅尾が抑え、田島でしめ、平田、和田が打つ。すっきりと巨人を完封して勝ち、気分よく歌ってきました。

8月某日 オープンキャンパス 生物資源学部オープンキャンパスが開催されました。今年は、過去最高の1100名の参加があり、展示ブース、開放研究室ともにどこも盛況だったようです。熱中症とか心配していましたが、事故やトラブルもなく、無事に終了して、責任者としては、ほっとしています。最近は、高校生だけでなく、中高一貫校の中学生も参加するようになり、参加される保護者の方も多くなってきています。これから少子化のなかで、国立大学といえども学生さんの確保は大きな課題になってきます。ガイダンスでもうったえましたが、「どうか高校生の皆さん受験してください」というメッセージが届いてくれればいいですね。

8月某日 卒業生 某大学で学位を取得した研究室の卒業生が、その研究成果の概要についてセミナーをしてくれました。花をつくるためのシグナリングの研究です。彼の同期の卒業生も来てくれ、議論に参加してくれました。研究室に卒業生が来てくれるのは、本当にうれしいですね。

7月某日 暑い夏 梅雨が長かったですが、本格的な夏は暑いですね。津の最高気温、37.3℃でした。いやー暑い。そんななか、エアコンの故障している大講義室で試験をしました。温度設定が不良で、冷え過ぎで、試験中に寒いという苦情がでる始末。試験の結果は、平均点は例年なみ。ただ、上位と下位との差が、こんなに大きくひらいたのは、この講義がはじまっていらいはじめてでした。毎年、学年によって、いろんな傾向がありますね。今年は、上位は本当によく出来ていて、その人数も多い、一方、ぎりぎりの学生さんもたくさんいて、「通ればいい」派が多いのも事実ですね。

7月某日 SSH 県内のスーパーサイエンスハイスクール指定高校の学生さんとPCRによる実験を行いました。高校1年生の皆さんに綿棒でほっぺの裏側から細胞をとっていただき、DNAを抽出後、VNTRのプライマーでPCR増幅をしました。TAの学生さんの指導のおかけで、全員の学生さんが増幅したDNAバンドを電気泳動で確認できました(この実験も、かれこれ10年くらいしているから、新しいネタを考えないといけないかも)。

7月某日 ドデスカ メーテレ(名古屋TV)の朝の情報番組「ドデスカ」で、少しだけインタビューが出ました。三重の言葉の特集で、教育学部の余教授が出演したのですが、その放送のなかで「三重大学落語研究会は、上方落語か、江戸落語か」みたいな話のふりがあり、いまや2名となった現役部員のコントと、私のコメントが放送されました。わずか数秒でしたが、見ているひとは見ていまして、けっこうな数の人から「見ました」というメールをいただきました。

メーテレ「どですか」の番組サイト

7月某日 谷繁兼任監督 日本記録3018試合出場。今年は、節目の試合で、山井投手が先発。ドラゴンズ10000試合目も、山井投手が先発して、いずれも敗戦。新記録達成の試合だけに、勝ちたかったよね。

7月某日 基礎分子生物学 2004年から、今年まで、久能先生の後をついで、やってきました「基礎分子生物学」の講義が今期をもって終わりとなりました。授業の最後に「これで終わります。」と言ったとき、ちょっとさみしくなりました。もう、分子生物学を教えることはないでしょう、きっと。

7月某日 セルラーゼ研究会 中性子線によるタンパク質の構造解析で、水分子の水素が明確に見え、その方向性がわかるというのが、結構、驚きでした。本当に勉強になります。学生がポスター賞を受賞しました。ちょっとうれしいですね。

7月某日 三重大学酒造り学長訪問 今年できた新酒に、特別に作成した学長の似顔絵入りラベルを貼り、学長に届けました。学長に喜んでいただき、よかったです。

三重大学のHPで紹介された記事です。

7月某日 学部説明会 県内の高校への学部説明会に行きました。7月の前半だけで、4校に行きます。ちょうど夏休み前で、高校側としても、大学の説明を聞く事で学生さんのモチベーションをあげる作戦かもしれません。とにかく、ひとりでも多く、受験してただければとおいう感じです。今年は、広報委員ですので、外に出ることが多いです。

7月某日 出前授業 県内の高校へ出前授業にでかけました。あいかわらずの黒ヤギストーリーですが、この高校は、実は、3回目で、一回目のときに話を聞いてくれた学生さんが、現在博士課程の2年生にいます。ぜひ、三重大学を受験してくださいというような宣伝もしてきました。

7月某日 熊澤先生を偲ぶ会 恩師、熊澤名誉教授を偲ぶ会に参加いたしました。学部長の時代に農学部と水産学部を統合され、生物資源学部を作り、初代学部長をされました。たくさんの卒業生が集まり先生を偲んで、当時の話に花が咲きました。

6月某日 授業参観 今年もやってきました授業参観。思ったより多くの先生が見にこられて、緊張してしまい、いつもよりも早口になってしまいました。おかげで、予定よりも早く終わって、反省会では、早口の件を指摘されることになりました。多くの学生がノートをとっていない。3分の1の学生がねている・・・・等々、ご指摘はごもっともでございます。今後改善するように努力させていただきます。

6月某日 助成金 今年から、科研Bに採択されなかった人が、学内の助成金に応募できる制度ができました。早速応募したところ、本日採択の通知をいただきました。これでなんとか今年の研究費に目処がついきました・・・本当に助かります。

6月某日 アクセプト 某誌に投稿した原著論文が、掲載可で受理されました(アクセプト)。論文の作成に努力した学生さん、丁寧に見ていただいた編集委員の先生、査読の先生、多くのひとに支えられ、1報を作ることができました。たまたま研究室の学生さんの誕生日と重なり、とっておきの4合瓶を1本あけ、うれしい1日になりました。

6月某日 健忘症 やばい。そろそろ家に帰ろうと思ったところ、携帯がないの気づきました。どこかに置いてきたか、必死に記憶をたどりました。確か充電したよなぁ、充電器のコンセント辺り、机の上、必死に探すけど、見当たりません。と探しているうちに電車の時間がすぎ、1本を逃してしまいました。仕方がない、とりあえず帰ろうって、家に着いたら、リビングに携帯が・・・

6月某日 日本農芸化学会 中部支部例会に参加しました。受賞講演のGH88、GH105の話が面白かったです。そんな加水分解もあるんだって感じですね。シンポジウムの小胞輸送の話も面白かったです。ちょうど、授業でやっているあたりで、声をかけた2年生が数名来てくれたのも嬉しかったです。学会にも参加して、授業だけでなく、視野を広げてくれるといいですね。

6月某日 結婚式 卒業生の結婚式と披露宴に参加しました。大学教員としては、本当にうれしい限りです。心からおめでとうと言いたいですね。卒業生の御両親とも話す事が出来きましたし、研究室の同級生も集まり楽しい時間を過ごす事ができました。お幸せに!!

6月某日 和田選手の2000本安打 研究室の机の上には、山本昌投手の200勝、岩瀬投手の250セーブ、谷繁監督の2000本安打のポスターが貼ってあるのですが、これに、もう一枚増えるかと思うとうれしいですね。とくに30過ぎてからの活躍に頭がさがる思いです。元気をもらいました。

6月某日 教育実習 研究室の学生が教育実習に行っていますので、特練授業を参観に、県内の某高校にでかけました。緊張している様子がよくわかりました。板書が素晴らしくよかったですね。

6月某日 5000勝 ドラゴンズが、ついに5000勝に到達しました。巨人、阪神についでですが、6000勝は、なんとか、阪神よりも先に到達してほしいですね。

6月某日 交流戦 子供達とナゴヤドームの交流戦にでかけました。オリックス戦です。このカード、ドラゴンズの5000勝になるかなっと思っていたのですが、4998勝でむかえました。残念ながら、金子投手と中継ぎ陣の前に完封されてしまいました。

6月某日 学部説明会 今年は学部説明会要員ですので、何回か高校へ学部の説明に行かなければなりません。自分の所属する講座とかだけでなく、学部全体を説明しないといけないので、時間の配分も難しいし、説明のポイントも難しいですね。最寄り駅から高校までの徒歩の道のりが長くて疲れました。何人受験してくれるのかわかりませんが、ひとりでも、受験していただければという感じです。大学に来ることが目的でなく、どうなりたいのか考えて受験してね、っと語ってきました。

5月某日 学長表彰 担任をしている3年生のクラスで、2名の学生が成績優秀により、学長表彰に選ばれました。担任としてはうれしい限りです。あと2年、きっとがんばってくれるものと期待しています。

5月某日 出前授業 今年最初の出前授業。あいかわらずの、黒ヤギさんがなぜお手紙を食べたか?というストーリーですが、内容はすこしずつ進化しています。高校生からすると、大学の先生が何か話をしていったくらいの感覚かもしれませんが、ひとりでも、興味をもってくれて大学に来てくれたら、あるいは、社会に出てからも仕事で、大学と連携しようと思ってくれるのならいいかなと思います。

5月某日 教育学部のダブルディグリー 教育学部にダブルディグリーで来ている天津師範大学の学生さんが、三翠会館に見学にみえました。二階の和室に車座に座っていただき、いろいろな質問に答えました。この場所に農学部があり、後から、他の学部が移転してきたというお話が難しいようでした。

5月某日 国費留学生 申請していた国費留学生の申請書が採択され、研究室に留学生が来ることになりました。また、英語のプレッシャーが増しますね。

5月某日 津市文化協会講演会「?発見塾」で、「三重大学の酒造り」という題で講演をいたしました。津の市民の方にも、ぜひ飲んでいただけるありがたいです。三重大学梅酒が人気で、どこで売っているのかたずねられました。

5月某日 愛知県農業経営士協会知多支部で、三重大学の酒造りの紹介をいたしました。三重大学がどうして酒造りをしているのか、その経緯を紹介しながら、地域イノベーションについてお話をしました。農業経営に参考になればと思いました。懇親会では、純米大吟醸、梅酒、ヒメホワイトを試飲いただき、辛口のコメントもいただきました。高校の同級生の様子などが聞けたのが、個人的にはうれしかったです。

5月某日 一週遅れの母の日で、ドラゴンズファンの母親と子供と親子3代でナゴヤドームに出かけました。大野の完封で勝ちましたが、打てない打線にぼやきながらも、結果がよければ全てよし。一緒にバットをたたくのも十数年ぶりかと思いながら、応援歌をいっしょに歌ってきました。

5月某日 連休中はリラックスできました。4月から高等教育創造開発センターの仕事をするようになり、休み中は、「アクティブラーニング」の勉強をしていました。「アクティブラーニング」は日本だけのことでなく、アメリカ微生物学会のMicrobe誌の3月号、4月号にも、出ていますし、どのように勉強させるかは日本だけの問題ではないことを感じます。

4月某日 恩師熊澤善三郎名誉教授がご逝去されました。我々のクラス担任の先生で、大学に来てはじめて出会ったときから圧倒的なオーラのある先生でした。「うちのクラスからは、絶対に留年は出さんぞ」と1年のときは言われました。個人的には有機化学は苦手でしたので、成績はよくありませんでしたが、「キルケゴールはなあ」とサイエンスだけでなく、哲学も語ってくれるような先生でした。後に学部長をされ、農学部と水産学部の統合に尽力されました。いろいろと思い出はあるのですが、さみしいかぎりです。ご冥福をお祈りいたします。

4月某日 新車 自動車を購入しました。12年も乗った2リッターのツインカムと別れるのは、ちょっと寂しかったです。今度の車は、1.5リッターのツインカムですが、電気でも動く、ちょっと違和感のある車です。前も、ミッションからオートマになって、随分違和感があったのですが、今度のは、おどろくべき違和感です。まず、エンジンがかからなくても、電気で動くため、エンジンをかけた気がしません。始動はスイッチですし、そもそも鍵がないのです。降りるときに、どうしてもハンドルの下に手が行ってしまいます。鍵はないのですけど、鍵をとって降りるというのが習慣になっているものですから、シートベルをはずすと、手が行ってしまします。昔の原付のような燃費で走る車ですが、少しだけ未来に来た気がしました。

4月某日 地震 夜、2回ほど地鳴りがしました。地震かと身構えましたが、実際に揺れることはありませんでした。ただ、地鳴りは不気味ですね。いよいよ東南海地震かと思いました。

4月某日 瞬時停電 大学全体で10秒ほどの停電が2回ありました。コンピュータは完全に落ちました。幸い、デスクトップではなく、ラップトップでメインの仕事をしていたので助かりました。書きかけのメールのいくつかが消えましたが、そんなに重くはなかったですが、あちらこちで悲鳴が聞こえてきそうです。

4月某日 講義はじまる なんとなくですが、今年の雰囲気はいいかも、といっても「基礎分子生物学」は、今年で最後、もうこの講義をすることもないかと思うと、1回、1回が貴重な時間になりそうです。

4月某日 入学式 今年も入学式で、例年どおりに講堂で学生がつくった日本酒と梅酒の「三重大學」の販売を見に行きました。自分たちでつくったものを売ってこそ、その造りの思いが伝わるのだと思います。その後、学部の保護者を対象とした説明会に参加して、同窓会への入会のお願い、「三翠会館」の紹介などをしました。二週間前に卒業生を送った余韻のさめやまぬまま、新入生の受入れと授業の準備、各委員会の対応とスケジュールは待ったなしです。

4月某日 新入生オリエンテーション また新しい1年生が入ってきて、はじまります。同窓会長の挨拶など、例年の行事もありますが、今年からカリキュラムが大きく変わりましたので、たいへんになっています。

4月某日 学会誌の編集委員 しばらくやっていました学会誌の編集委員ですが、事務局から編集委員のアカウントの削除についてメールが届きました。慣れない作業でしたが、かなりの数の論文を読み、その評価をさせていただきました。勉強にもなりましたが、査読者が見つからず苦しい思いをしたこともありました。掲載不可にした著者からのクレームもありました。非常に判断に迷う論文もありました。読む側から書く側になりますが、数年やって編集委員の気持ちもよくわかるようになったので、少しは、採択率があがるかな、なんてね。

4月某日 さくら満開 今年もさくらが満開になりました。

4月某日 辞令交付 生物資源学研究科にもどりました。いろいろなことが、いっぱいあって、アップアップな状況です。がんばります。本日より、生物資源学研究科 生物圏生命科学専攻 食品発酵学教育研究分野 教授を拝命いたしました。

3月某日 学位授与式その2 研究室の学生の1名が、取得単位が卒業要件に足らず、25日卒業できませんでした。しかし特別再試が認められ、31日に卒業できました。学部長室で、こじんまりとした卒業式でしたが、「卒業おめでとう」。

3月某日 三翠会館のスタンプ 同窓会会館であります「三翠会館」は、昭和11年に同窓生により建てられたもので、1階の洋風なつくりと2階の畳部屋に見られるように和洋の木造建築物で、当時の地方の公共建築の特色を残している貴重な建物です。我々の世代は、ここで、たてコンをしたり、駅伝大会の打ち上げをしたこともあったように記憶しています。また、当時は喫茶店が入っており、ピラフを食べこともあります。その三翠会館が、2002年に文化庁より登録有形文化財として指定されました。今では文化財として整備され、大学関係者のみならず、外部からもたくさんの来場者がみえます。また、戦時下で統制のあった東南海沖地震の様子や、学徒動員で戦死した先輩諸氏の写真など、貴重な資料もたくさん保存しています。そんな三翠会館に来場記念のスタンプができました。ぜひ、押しにきてください。
大学のHPでも紹介されました。

3月某日 日本農芸化学会 岡山で開催されました日本農芸化学会の大会に参加しました。早口な発表をしてしまいました。あいかわらず、学会は勉強になります。岡山は、学生のときにバイクのツーリングで宿泊して以来ですから、実に33年ぶりです。鉄としては、路面電車を満喫しましたし、津山線のキハ47も楽しめました。

岡山の路面電車

3月某日 学位授与式 今年も学位授与式がやってきました。大学院の授与式では、6年の任期を終えて、私も地域イノベーション学研究科を卒業という感じで、いろいろなことがあった6年間だったと感慨深いものがありました。今年は、ダブルディグリーの留学生が研究室にいましたので、そちらの修了式にも参加しました。インドネシアの二つの大学から多くの学部長先生がおみえになって、なかなかのセレモニーでした。卒業生、修了生の今後の活躍をお祈りする、そんな一日でした。

地域イノベーション学研究科学位授与式、前列が博士、後列が修士の皆さん

3月某日 退職記念祝賀会 学部の退職記念祝賀会に参加しました。今年退職になる事務長は、昭和48年から実に42年間勤務しているという話で、48年といえば、巨人のV9時代からですから驚きです。長年にわたり大学に貢献され頭が下がる思いです。また某先生の、一般教養の時代に、同じ講義を週10コマしていたという話にもびっくりです。諸先輩の思いをつなげていかないといけないかなと思いつつ、イチゴ大福、食べすぎました。

3月某日 桂米朝師匠 ずいぶん米朝師匠の落語を聞きました。亡くなったという一報を聞き、「七度狐」と「宿屋仇」を久々に聞きました。ご冥福をお祈りいたます。

3月某日 松阪市新エネルギー推進委員会 本年度の活動と調査報告の報告書を市長に提出して、本年度の委員会としての仕事を終了しました。昨年度「松阪市バイオマス活用推進計画」を策定し、本年度は計画に基づく活動の1年目です。より詳細に実施を考える上で、委員会に部会を作成しました。その部会のひとつである森林部会で「森林活プロジェクト」を計画立案しスタートしました。これは間伐木材を1トン当たり6000円で買い取る制度です。木材ボイラー、木材発電など、間伐材の利用によるバイオマス利用を具体的に、採算ベースで動かす段階になってきました。

3月某日 学内企業研究会 三重大学から学生を採用したいという企業が集まり、学内だけの就職説明会が、5日間にわたって開催されました。参加企業が540社、申し込みは600社以上あったと聞きました。ちょっと就職は上向いているのかも。卒業生が何人か説明に来てくれました。皆元気そうでなによりです。

3月某日 学部学科説明会 愛知県内の某高等学校の学部・学科説明会に参加。2018年問題に向けて、地方国立大学も学生の確保が、いよいよ重要になってきます。今回の前期日程試験では、三重大学生物資源学部も大阪でも受験会場をつくりました。こういった努力をしないと学生確保がむつかしくなっていきます。なんとか、高校生の皆さんに受験をいただかないといけないので、ますます宣伝が重要になります。現在、国立大学だけでも、山形大学、福井大学、富山大学、信州大学、山梨大学、岩手大学、秋田大学が、名古屋での受験ができます。名古屋地区のご父兄は、「国公立大学好き」の傾向がありますので、地方国立大学にとって、学生の取り合いの場になりつつあります。

3月某日 地震 ちょっと揺れました。津市、震度2だそうです。震源は、岐阜県美濃中西部、深さ40km、Mw4.9でした。ちょっとした揺れにも敏感になりますね。ひょっとしたら、でかいのがくるんじゃないかって、身構えます。

2月某日 サイエンスインカレ 文部科学省主催の第4回サイエンスインカレ(神戸国際会議場)に行きました。今年も2年生の夏休みの自由研究のチームのひとつが、書類選考をパスしてポスター発表しました。私が就学カウンセラーをしている学年なので、応援にでかけました。練習の成果も出ていて、楽しいプレゼンテーションができていました。
大学のHPでも紹介されました。

2月某日 前期日程入学試験 センター試験とは異なり、この学部を目指して受験してくれいるのですから、なんとかがんばってほしいし、この中に将来研究室に来る学生さんがいると思うと、わくわくします。

2月某日 江戸橋常夜灯 江戸橋の常夜灯が復活しました。結局、北へ10mほどずれて、新たに組み立てられ、もとの姿になりました。ちなみに、江戸橋から近鉄江戸橋駅方面をみると、道の拡幅工事の様子がよくわかります。常夜灯が復活してよかったです。位置はずれましたが、伊勢別街道と、伊勢参宮街道本道の分岐にあるという位置にかわりはありません。

2月某日 福引き 某スーパーでレシート3000円分で一回ひける抽選会がありました。カランカランと鐘をならしてもらって、1等の1万円のカードをゲットしました。やったーと思いつつ、この運を科研費にとっておきたかったかも。

2月某日 生物資源学部 資源循環学科 卒業研究発表会 なんとか発表にこぎつけた感がありました。発表会の後、2年生の研究室配属のミーティングがあり、また新しいメンバーでの次のステージがはじまります。

2月某日 地域イノベーション学研究科 修士論文発表会、博士論文発表会 いろいろな研究があるもんだとつくづく思う発表会です。自分の専門外の話を聞くのも面白し、いかに専門外の人にわかりやすく説明するかという技量が試されているような気もする発表会です。

2月某日 生物資源学研究科修士論文発表会 研究室のダブルディグリー(DD)の学生さんが発表しました。ダブルディグリーは、修士課程の2年間を海外の大学で1年間と三重大学で1年間の計2年間研究して、修士論文を提出することで、二つの大学から「修士」の学位(英語でディグリーといいます)を授与されるという制度です。もちろん、日本の大学の修士を1年で修了するということは、それだけ優秀でないといけませんので、いわゆる「飛び級」扱いなわけです。発表会を見ていて、うまく話すもんだと感心して見ていました。

2月某日 三重大学酒造り 今年も三重大学の酒造りがスタートしました。

2月某日 「13日の金曜日」某国の研究所にお願いした書類が届くはずでした。届いたのは、宛名の書いた袋だけで、中身が空っぽ。袋だけ届いても、中身がないとしかたがない。問い合わせてみると、中に金目のものがないかと、どこかで封筒が切られて中身を見られたらしい。そのまま、送られてきたので、どこかで、中身が落ちてしまったというようなことでした。

2月某日 先輩 大学3回の大先輩から三重大学に多額の寄付をいただきました。ということで、大学の現状を見ていただくために構内を案内させていただきました。この様子は大学のHPでも紹介されました。

2月某日 出前授業 三重県立紀南高等学校へ出前授業に行きました。県内ですが、JRの特急に乗って、2時間ちょっとかかりました。三重県は広いとつくづく思います。車窓から美しい太平洋が見えるのですが、震災後は、なんだか微妙で、景色を楽しみながらも、東南海で地震がおきたら、大きな津波がくるんだろうなと思ってしまい、ついつい堤防の高さとか、街のいたるところにある海抜表示が気になってしまいます。あいかわらず、間抜けな奴で、コンピュータの電源を忘れてきてしまって、高校の先生に迷惑をおかけするはめに。実は電源忘れは2回目で、反省が足りません。

津駅 特急ワイドビュー南紀

2月某日 常夜灯 近鉄の江戸橋駅を降りて、三重大学に向かう途中、江戸橋の橋の手前に、石造りの常夜灯があります。1777年に建てられたもので、参宮街道と伊勢別街道の分岐点にあります。参宮街道は、四日市の日永追分で東海道に、伊勢別街道は、関宿で東海道へとつながります。参宮街道の本道は、三重大学を過ぎたところから、学生には、通称「ジジババ通」と呼ばれていますが、江戸時代には、日に数千人が行き交う日本有数の街道だったのです。津の街を出て、江戸に向かうときに渡る最初の橋ということで「江戸橋」という名前があると聞いています。その江戸橋常夜灯が、橋の工事のために撤去されてしまいました。

2月某日 中勢バイパス 国道23号線のバイパスである「中勢バイパス」の久居から津までの間の開通にさきがけ、ウォークイベントが開催されたので、参加しました。これで、ずいぶんと我が家は便利になります。

1月某日 サイエンスインカレ 2年生の自由研究のひとつが、第4回サイエンスインカレに採択されました。2年生の就学カウンセラーとしては、たいへんうれしいかぎりです。今年は、神戸で開催されます。

1月某日 センター試験 これもまた避けて通れない年間行事のひとつです。今年は、新課程、旧課程が入り交じりになっていました。当番の会場が広く、受験者数の多かったので、解答用紙や試験問題冊子を配るのも、説明をアナウンスするのも、ちょっとたいへんでした。2日間は体にこたえます。

1月某日 農芸化学31回生 農学部農芸化学科31回生(昭和58年3月卒業)の皆さんが、31年ぶりに大学に集まり、校舎を見学しました。1学年下の後輩にあたります。それぞれの出身の研究室の現在を見ていただき、その後、生物資源学部校舎の屋上から大学全体の景色をみていただきました。当時に比べると、ずいぶん建物が多くなり、ソフトボールをしていたグランドも今では校舎が並んでいます。旧農学部校舎も見ていただきました。こうして卒業生が大学をたずねてくれるのは、本当にうれしいですね。
大学のHPでも紹介されました。

1月某日 酒造り 今年も「三重大學」酒造りがはじまります。まずは、学生集めからはじまるということで、キックオフミーティングをしました。今年は、生協や、共通教育にも、ポスターを貼って、メンバー募集をしたのですが、開催が成人式前の週の金曜日の夜ということで、2年生の参加がさっぱりでした。それでも、なんとか、声をかけまわって、30名近くの参加者を集めることができました。よい酒ができることを期待しています。

1月某日 The Cell お年玉で「細胞の分子生物学」の第6版を購入しました。第1版から、第6版。ながめてみると、それぞれの版で、輪読をした人たちの顔が目に浮かんできます。今度の青の第6版はどんな輪読メンバーになるのでしょうか。

1月某日 ドラゴンズ平田選手のトークショー 近くのショッピングセンターで、平田選手のトークショーがありました。昨年は、甲子園での捕球で足を痛め戦線離脱、それでも自身初の規程打席に達するなど、活躍をしましたが、チームがBクラスでは、ファンとしては納得がいきません。本人も言っていましたが、ドラゴンズは、年配が多いので、若手がいかにのびるかが、躍進の鍵になることは間違えありません。今年こそと期待しています。

1月某日 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いをいたします。2015年は、4月からはじまる改組体制が大きな課題です。また、地域イノベーション学研究科から、生物資源学研究科への異動の予定です。改組後、学部のほうでは、資源循環学科から生物圏生命科学科になります。多分、これが今年一番のポイントになるのかなと思っています。大学も4月から学長が代わりますし、いろいろと変化の年になります。個人的には、GGワオンカードになるわけで、父親の世代なら、定年退職ということになった年頃まで来てしまったという感じです。ただ、だんだん無理が効かなくなっているのも事実で、現状を維持することにもエネルギーを要するようになっています。そんなわけで、少しずつですが、現状を維持することを目標にしつつも、あわよくば、上をめざして行きたいと思っています。
今年もがんばります。

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