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このページは、どうでもいいと思っていましたが、いろんなところから反響があり、それなりに読んでいただいているということがわかってきました。ぼちぼち、日々の生活を書いていきたいと思っています。 

12月某日 年の暮 また、こうして1年がすぎていきました。これまで、関わりのなかった人たちの関わりも増えて、かなりいろいろなことをこなした1年でした。ただ、健康管理の面では大きく失敗をし、体重増加、血圧上昇、視力低下など、ろくなことはありませんでした。メンタルをコントロールすることが大切なのと、1日の重みを知ることのできた1年でもありました。コンピューター上のカレンダーを振り返ると、よくもまあ、こんなに会議や打合せをしたものだと思います。どんどん仕事は増える一方でしたが、来年は交代できる業務もあるので、少しは余裕ができるかなと期待しています。よいお年をお迎えください。                                                                                                                     
12月某日 CST コア・サイエンス・ティーチャー養成プログラム CSTで講義と実習を担当しました。自分がこうして理系にいるのは、確かに親の影響も大きいですが、もうひとつ、小学校6年のときの担任の先生が、理科好きで、自作した道具などで実験をしてくれたことも大きいです。微生物は、小中学校の教科書では、「分解者」としか紹介されません。しかし大村先生のノーベル賞でもわかるように「生産者」としての役割もあります。小中の先生に、「くらしのなかの微生物」というお話で、微生物が我々の生活といかに密接に関係しているかを語りました。講義の後、実際にシャーレを使ったポテトスクロース培地を作成するという実習をしました。小中の先生が理科好きになれば、その教えている子供から理科好きが生まれ、理科好きが、日本の危機を救ってくれるかも。

12月某日 パリ協定 NHK特集の「脱炭素革命の衝撃」を見ました。同業他社の話しをきくまでもなく、まあ、こんなことになるんだろうなと思っていました。のんびりしている日本では、脱原発は不可能ですし、再生可能エネルギーは不安定だ、無理だと、言っている間に、ヨーロッパや中国は、どんどん再生可能エネルギーにシフトしていて、ドイツでは、まもなく、30%を超える勢いです。のんびりしている場合ではないのは、次にくるもの。世界的に温暖化防止が浸透してくれば、二酸化炭素を出す企業ものは、買わないということになります。同じ性能なら、いや少しくらい性能が劣っていても、二酸化炭素を出していない企業のものを購入するようになるのです。脱原発、再生可能エネルギーにシフトしたドイツの車は、生産に二酸化炭素を出さずにつくることができるようになる一方、トヨタの車は、石炭とLPGの化石燃料による火力発電に電力を頼っている。この脱炭素の動きが広がれば、世界の市場は、再生可能エネルギーを着実に増やしている欧州と中国の製品にシフトし、日本は取り残される。そんな危機感を感じた番組でした。

12月某日 国民栄誉賞 井山裕太七段が国民栄誉賞を受賞する。囲碁界で七冠を二度制覇している、すばらしい棋士ですね。彼の座右の銘が、イチローの「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」だど新聞に掲載されていました。このイチローの言葉、私も好きで、毎年「細胞生物学」の授業の最初にスライドに入れて語っています。

12月某日 工場見学その2 大手企業の100キロリットルのタンクから、今度は地元の酒造メーカーの4キロリットルのタンクへ、見学先もいろいろです。大きな企業での仕事と、地元のメーカーで、経営者としての仕事を両方見学していただくところに意義があります。従業員数名の会社がいかにして巨大な市場で戦っていくのか、その戦略と方策を聞けるだけでも工場見学の価値は十分にあります。また経営者として働くこととはどういうことなのか、従業員の家族を含めた多くの人たちの人生をしょっている経営者のこころを感じてくれたら、机の上ではできない勉強になるかと思います。最近は、大きな会社でも、ひとりひとり経営マインドをもつことは重要だと言われています。そういう意味でも、経営者と直接話すことができる機会は貴重です。

12月某日 ボーナスで靴を買う なんとなく心がうきうきします。古い靴も魅力ですが、新しい靴は、たくさん歩きたくなる感じがします。今日の帰りは、津駅まで歩こうという気になります。

12月某日 節電 学内にある飲み物の自動販売機、照明がついていないので、夜になると商品のところが、全く見えない。ふとコーラが飲みたくなり、自販機に買いにでかけた。日の落ちるのが早くなり、暗くて商品がわからない。かすかな光にPの文字が見え、Pepsiだと信じ、お金を入れてボタンを押した。暗い中、出てきたPETボトルのキャップを開けて飲むと、コーラではなく、POPというメロンソーダだった。カフェイン入ってないし、甘過ぎて飲めない、とほほ。

12月某日 工場見学引率 新カリキュラムになり、工場見学が復活しました。これは、毎週木曜日の午後に地域の企業の見学にでかけるものです。今回は、梅酒で有名な某社の工場を見学しました。タンクの大きさ、ラインの動き、品質管理という仕事の幅広さと、学生さんは様々なことを学んでくれたようです。実験もそうですが、大学で学ぶ知識や内容が、実際の企業現場でどのように使われているかを見ることは大切だと思いますね。

12月某日 サイエンスイングリッシュクラブ 今年は1年生が3名も入ってくれました。上級生がいないなかにあって、細々ですが、活動が再開しました。目標は、科学論文が声に出して読める書けるです。例えば、研究職につきたい、研究者になりたいと言うなら、残念ながら、英語は必須です。新しい情報は英語で入ってくるし、研究内容の発表は、英語で行われるからです。1年生に将来を聞くと、研究者になりたいと多くの学生さんが答えるのですが、それに向かって行動してくれる人が、以前よりも減っているのが少し残念です。「なりたい」だけではなれず、なるための努力をはじめないと目標には到達できないことを知ってほしいですね。

12月某日 地域イノベーション学会に参加 今回は伊勢角屋麦酒の鈴木社長が、学会賞を受賞されたこともあり参加しました。新潟の先進事例の講演を聞きながら、まだまだ、三重もやれることがあるように思いました。次年度開校予定の「新潟食料農業大学」の話を聞き、農業、食料生産における地方の役割の大切さを再認識しました。

12月某日 敗北 今年はM2が4人いるのですが、そのうちの2人がやっているテーマについて同じテーマの論文が出てしまいました。まあ、我々がのんびりしすぎたのか、敗北です。アイディアとしてはよかったというか、テーマ設定としてはよかったけど、世界は広いので、どこかで同じことを考えている人がいるもんです。他人が思いつくようなテーマを設定していることが既に凡人なのかもしれません。それにしても、今年は2連敗です。他者が追従できないようなアイディアを練るしかないですね。

12月某日 健康診断 過去10年で、最悪の体重、血圧。おまけに腹囲もメタボ領域にもどり、この夏からの体調管理に大失敗。血液検査の結果を待つまでもなく・・・。

11月某日 2年生歓迎会 現在のシステムでは、2年生の後期に、コース分属をしています。今年も生命機能化学講座(生命機能化学プログラム)を選択してくれた学生さんと教員、そして、同窓会の先輩に来ていただき懇親会を開催しました。2年生ということで、まだ、未成年もいることからアルコールはいっさいなしで、コーラで乾杯です。どの学生さんが、来年、研究室に来てくれるのか、そういう目線でついつい学生さんを見てしまいます。

11月某日 全学FD「資格・検定試験の具体的な活用法と記述式試験問題の研究」に参加しました。入試改革は、まさにまっただなかで、どのような試験を課していくのか、議論をしなければならないことが山のようにあります。英語では、CEFRが採用されそうですが、受験産業おそるべしで、三重大学に入学している学生のCEFRの分布なんて資料をもっていて、たとえば、三重大学で、CEFRのB1を合格基準にしたら、どうなるのか。それだけでなく、2018年入試では、小学校で外国語活動をした学生が入ってきますし、2019年には、高校で学びの基礎診断が導入され、2020年は、オリンピックよりも、新テスト導入のほうが、大学としては大きな話題になるかと思います。ここから先、毎年のように異なる教育をうけた学生が入学してくるということを考えると、大学の授業形態そのものを考えていかないと、国立大学として、三重大学は残れないかもしれません。

11月某日 三重大学COC+シンポジウム 三重大学は、文部科学省のCOC+(Center of Community plus)「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」に採択され、県内の高等教育機関とともに、様々な事業を展開しています。その中間報告を兼ねたシンポジウムがありました。実績のある高知大学の取組み事例の紹介を聞きました。地方国立大学の役割は重要だと改めて認識しました。高知県では、人口が70万人で、高知大学の学生と教職員で、およそ7000名、つまり、県民の1%が高知大学関係者なのです。つまり、大学の活動が大きく関わることが理解できました。まあ、三重県も、同じで、三重大学をはじめ、私立の大学と高専を合わせると、県民の1%以上が高等教育機関の関係者ですので、ここの活動が地方再生に大きく関わるとあらためて感じました。高知大学では、それが教員の意識として根付いているということに驚きました。

11月某日 学部推薦入試 入試シーズンインですが、まあ、1年じゅう試験やっている感じもあります。

11月某日 全学FD「大学アイデンティティの共有と教員・職員の役割」に参加しました。いまの大学生は所属意識があまりありません。応援歌も、学生歌も知りません。ひとりひとりが「三重大学」という看板を背負っているという意識もありません。まあ、学生さんだけでなく、教職員もそうかもしれませんが。どうせ、滑り止めで来ただけで、第一志望でもないし・・・・という意識がありありと見えたりします。でもね、どうせ4年間過ごすのだから、「三重大学卒業」という学歴になるのだから、もう少し、プライドや誇りを持てないだろうか、と思ったりもします。というようなわけで、自校教育、大学の歴史や三重大学はどういう大学かを教えることは重要ではないかと思うわけです。

11月某日 文献紹介 どこの研究室でもやっていますが、「文献紹介」とか「雑誌会」とか、学生さんが、最新の論文を読んで、その内容を研究室のメンバーに伝えるというような授業というかゼミです。嫌気性細菌のセルラーゼ遺伝子にLec9Aという表記があり、これが何の略かわからないという話。BernardとTuula、Tonyの提案により、セルラーゼは、Celを使いましょうということになっているので、Lecというのは、セルロースではなく、別の基質に作用する酵素かと思った。もちろん、GH9なので、加水分解酵素だろう、そこで、Lecという名前のつく、高分子多糖類、あるいは、β-グルカンをつくる植物の名前かとも思い、よく実験で使う細胞壁の由来となる植物の学名の頭文字をさがすも、該当するものがない。わからないというのは気分が悪いので、論文を書いているミュンヘン工科大学のZverlov先生に直接メールで聞いてみた、「Lecって何の略?」「Lecは、Celだよ、ただし、逆に書いただけ。Cel9AからZまで、使ってしまったので、次をLec9Aにした」という答え、なんだそりゃ。Lecについて一生懸命調べた時間を返してくれーーーと学生と共に叫びたくなるが、わかるということはうれしいもので、心が落ち着きました。

11月某日 科学の祭典三重大学大会 今年も例年どおり、科学の祭典に出展しました。今年は、ブースの場所が一番奥だったことと、似たようなブースが他に2つあったこともあって、例年のような混雑もなく、お叱りをうけることもなく、無事に2日間の出展を終わりました。科学の祭典に出展して、かれこれ10年以上になりますが、今回、はじめて、我々のブースに参加している子供たちが、新聞に写真入りで紹介されました。ちょっとうれしいですね。

11月某日 旧講座縦コン 改組が行われ、現在、研究室では、4年生は旧資源循環学科物質循環学講座に属し、3年生は、3学科体制の生物圏生命科学科生命機能化学講座に属し、大学院生は、生物圏生命科学専攻生命機能化学講座に属しています。この状況で、旧講座のコンパが開催されました。もちろん、4年生にとっては、同じクラスで4年間勉強してきた仲間ですが、3年生にとっては、別々の学科になっており、資源循環学科、共生環境学科、生物圏生命科学科の3つの別々の学科に属しているのですが、とりあえず、一同に会して親睦を深めるコンパが開催されました。他の研究室の3年生には面識もうすいですが、なんとなく楽しい時間を過ごすことができました。旧講座は、研究室が隣だったり、共通で機器を使用したりしていますので、廊下であったときに声をかけれるようになればいいですね。

11月某日 細胞生物学 細胞生物学の講義は、3人の教員で、5回ずつ担当しています。私の担当は、細胞膜の性質の部分なんですが、例年後期の最後に試験をすると、私のパートの成績が一番悪く、それで、多くの学生が単位を取得できない状況になっていました。そこで、本年度は、5回の講義が終わった後に、すぐにテストをすることにしました。やってみたテストの結果は、ここ2年ではもっともよい成績で、テストの平均点も10点以上改善しました。少しほっとはしましたが、成績の二極化が例年に比べて明確になってきました。

11月某日 地域イノベーション学研究科同窓会 地域イノベーション学研究科元教員として、同窓会に参加しました。三重大学のなかでの新しい取組みであった地域イノベーション学研究科も今年で9年で、来年は、10年を迎えます。試行錯誤のなかで、研究科としての修了生を出すのと、修了生の活躍を考えるとこの研究科の設置は成功だったと思います。次の10年に向けてどう展開していくかが、課題ではありますね。

11月某日 大学祭寄席 今年も落語研究会の大学祭寄席に参加しました。落語が一席のなのはさみしいですが、OBが来てくれて、なんとなく楽しい感じではありました。なんとか、部員を増やしていかないといけないですね。

10月某日 台風22号 週末が、二週続けて台風に襲われました。せっかくの休日なのに、なんだか休んだ気がしませんでした。

10月某日 Osaka Wheel 万博記念公園にある日本最大の観覧車、Osaka Wheelに乗りました。一周で18分かかります。眼下に広がる万博記念公園をみながら、70年万博を思い出しました。このあたりが、三菱未来館があって、オーストラリア、カナダ、そしてアメリカ館、あのあたりがソ連館で、と当時の記憶がよみがえってきました。太陽の塔をバックに写真をとりました。あの頃、今の自分は、全く想像もしていなかったですが、こうして、47年の年を越えて、同じ場所に立つというは感慨深いものがあります。

10月某日 台風21号 季節はずれの台風がやってきました。大変な雨がふりました。スマホが、がんがん鳴って、ちょっとびびりましたが、河川が氾濫することもなく、被害なく済んだのはよかったです。

10月某日 三翠化学会総会 農芸化学の同窓会、三翠化学会の総会及び講演会、懇親会が開催されました。新しい世代として、3年生にも参加をしていただき、上は、90歳近い大先輩から、年代を越えて、同じ学び舎で勉強した仲間が集いました。これからも、若い年代の参加に期待したいところですね。

10月某日 学部学科説明会 久々に愛知県内の高校に学部学科の説明にでかけました。対象が2年生ということで、ぜひ受験していただけるように宣伝をしてきました。宣伝になっているかどうかはわかりませんが、三重大学にこんなことをやっている研究室があるという説明をし、愛知県にもたくさん就職していますというような話し方になります。本当は、三重県内の就職率をあげないといけませんが、まづは、受験していただくことが大切ですので、実際に愛知県への就職人数などを紹介しながら、説明を行いました。願いはただひとつ受験生が増えることです。

10月某日 高校での説明会 県内の高校へ学部学科の説明にでかけました。対象が1年生ということで、三重大学だけでなく、近隣の農学系学部の宣伝も行いました。生物系というか、農学系をぜひ受験していただければと思います。

10月某日 3年生研究室歓迎会 10月から3年生が研究室に入ってきましたので、その歓迎会を行いました。新メンバーの活躍に期待しています。

10月某日 定例記者懇談会 三重大学が開催する定例記者懇談会で、梅とりに参加した学生さんとともに、新しい梅酒「紅翠」の発表を行いました。地元TVのニュースで画像がながれましたが、学生さんのアップが中心で、ほんとうに、ちょろっとしか映りませんでした。

10月某日 保護者懇談会 今年も保護者懇談会に参加しました。同窓会の説明をして、研究室の3年生の保護者と面談をしました。親御さんと話していると、親の気持ちもよくわかります。まあ、今の学生さんは、そのありがたみを理解できないなとつくづく思います。親御さんの思いも感じならがら、今後の学生指導に生かしていければと思いました。面談の後は、三翠会館を開けて、三翠会館の説明をしました。多くのご父兄に見ていただき、三重大学の歴史に触れていただけました。

10月某日 教職課程ガイダンス 生物資源学部と人文学部で教職課程をとっている学生さんのガイダンスに参加しました。一応、教職課程運営部会長という仕事をしているからです。教職をめざしてほしいのもありますし、例えば、教育心理学とか、教育について考えることは、人に伝えるという場面で役立ちます。「授業」は、伝えるという意味で、プレゼンテーションの能力が必要とされます。教育実習に行った学生のプレゼンがうまくなることを見ても、伝えようとする経験は重要だと思っています。

10月某日 日本農芸化学会中部支部例会 例年、三重大学の保護者懇談会がかぶるのですが、今年は一週ずれたために、参加することができました。植物の相互作用ですが、根粒形成の話で、根粒形成の機構とVA菌根菌の共生機構が同じという話が興味深かったですし、いわゆる寄生植物がアフリカでは、大きな問題になっているのに驚きました。最近は、ホームセンターで買う園芸用の土にも「菌根菌入り」というような商品が出回っており、だんだん「菌根菌」もメジャーになってきました。

10月某日 三重コロキウム 日本化学工学会東海支部「第7回三重コロキウム」に参加して「大学の連携商品開発」という題で、発表をさせていただきました。三重大学酒造り、鮭醤、梅酒、紅翠など、三重大学での事例を紹介しました。

10月某日 アグリビジネス創出フェア 台場の東京ビッグサイトで開催されたフェアに参加しました。今年は,9月にできた、できたての紅翠をもって出展しました。試飲コーナーでは、三重大学純米吟醸梅酒よりも紅翠のほうがうけました。ちょっと軽い感じがするのかもしれないですね。

10月某日 高大接続シンポジウム 大学入試改革は大学の問題であると思っていましたが、講演をされた文部科学省の課長さんは、高校教育の改革であるとおっしゃっていました。大学の新テスト対応や、今後、学生さんの活動記録などをどう入試に取り入れ評価するか、どんどん新テストまでの時間がせまってくるなか、心配の種が膨らんでいきます。

10月某日 全学FD「アクティブラーニングの効果とその検証」 松下先生の「ディープ・アクティブラーニング」の次に読んだ本が、溝上先生の「アクティブラーニングと教授学習パラダイムの転換」でした。この頃から、ぜひ、溝上先生に来ていただき講演をしていただきたいとずっと思っていましたが、ようやく念願がかない、溝上先生に全学FDとしてご講演いただくことができました。たいへん勉強になりました。アクティブラーニングについて、かなり深まりました。高校での対応や、今後の18歳人口の減少を考えたとき、国立大学として三重大学を残したいと思えるような教育を展開しないといけないとつくづく思いました。

10月某日 入試相談会 今年も入試相談会に参加しました。今年は、例年よりも多くの方がみえました。わかりやすい説明をこころがけました。オープンキャンパスよりは規模が小さいものの、じっくりと話しができる場でもあり、学生さんというよりも親御さん対応というのが入試相談会だと思います。

9月某日 紅翠 新しくできた三重大学梅酒「紅翠」を学長のもとに届けました。いなべ市農業公園には、およそ100種4000本の梅が植わっており、毎年春には美しい花をさかせています。その梅の実を漬込んだ三重大学梅酒です。

9月某日 ナゴヤドーム最終戦 優勝の決まった広島とのドーム最終戦に行きました。この試合は、森野選手の引退試合でもあり、5位は確定しているものの、来シーズンにむけて若いメンバーの活躍を見に行こうと出かけました。ドラフト4位の笠原投手が、満塁から死球と四球で2点を失い、ドーム全体が沈みましが、ゲレーロ選手の同点HRから、すごい盛り上がりで、サヨナラ安打まで、ドームが異様な雰囲気になりました。応援に来てよかったと思える試合でした。まあ、終わりよければ全てよしで、5位という順位はともかく、来シーズンにつながる試合だった、満足して帰宅しました。

9月某日 草地学会若手シンポジウム 三重大学で草地学会の若手シンポジウムが開催されました。「サイレージと微生物」という題で、お話をさせていただきました。サイレージは、乳酸菌による発酵なんですが、以前にやっていた飼料イネのホールクロップサイレージ(WSC)の微生物菌叢の研究などを紹介させていただきました。

9月某日 教養教育シンポジウム 京都大学の山田先生の講演会に参加しました。以前、京都大学の松下先生が、学生の「関与」ということを言っておられましたが、「エンゲージメント」というのは、関与なのかと思いながら、アクティブラーニングの設計と展開について勉強しました。「アクティブラーニング」について、頭のなかを整理することができました。

9月某日 地域イノベーション研究科修士課程中間発表会 発表会に参加しました。

9月某日 台風18号 台風がやってきました。津の最大瞬間風速は32m/sでした。雨もかなり降りましたが、今回は、川があふれるような降水量ではありませんでした。大きな被害もなく過ぎていってくれ、ほっとしましたが、せっかくの三連休がわやでした。

9月某日 柿 桃栗三年柿八年とよく言われます。今から10年前に柿の木を植えたのですが、これまでは、実ができても、青いまま落ちてしまったりで、10年目の今年、はじめて食べることができる黄色になった実ができました。ことわざは、間違えではないようです。もともと、ひとつのことに精進しなさいというような教えを果実に例えたものだったようですが、柿は、やはり実がなるまでに時間がかかるようです。

9月某日 非常勤講師 新潟大学大学院「微生物分子生命科学特論」の集中講義に行きました。ずっと話しをつづけるのは、思ったよりも喉がきつかったですが、元気のいい学生さんに後押しされ、セルラーゼや糖質結合モジュールについて、勢い良く語ってきました。新潟は、米どころ、酒どころ、わずかな期間でしたが、もどって体重計に乗ってびっくり、しばらく運動量を増やさないといけません。

8月某日 W杯出場 いつも思うけど、アジアをぶっちぎっていかないと、とても世界では戦えない。決勝トーナメントの常連になるには、アジアとは別な次元にならないといけないと思う。もちろん、アジアのレベルは上がっているし、あなどれないのはわかってはいるが。そこで苦戦しているようでは、世界では勝てないように思います。オーストラリア戦では、守備がよかったように感じた。がんばれ日本。

8月某日 放射線施設協議会 毎年開催される放射線施設協議会に出席しました。今年は、法令改正があり、3年をめどに施行規則の改正が行われることから、施設の予防規程の変更をしなければなりません。放射線防護も、少しずつ変わってきており、時代にあった対応をしなければなりません。一方、大学には放射線施設があり、そこには、多数の放射線測定装置が維持管理されています。放射線は目に見えないので、放射性物質を測定できる装置、人員、ノウハウ等を維持管理し、放射性物質について何が危険で、どう対応していくのかを、きっちりと教育すること、研究だけでなく、こうしたものも大学の放射線施設の役割かと強く思いました。例年、天候にたたられるこの協議会、今年はいいお天気でよかったです。

8月某日 35億 ドラゴンスの京田選手が出るときのテーマソングが、Dirty Workで、どうしてみんなが「35億」と最後に言うのか、わからなかったが、ようやくそれがわかって、すっきりした。

8月某日 アニソン 娘が、60年代と70年代のアニソンを知っているかとたずねてくる。ほぼほぼ知っているし、今も歌える。どれだけTVの前に張り付いていたかの証拠かもしれない。どういうわけか、放映されていた曜日や時間もよく覚えている。おまけにいろいろなことが思い出されてきた。床屋が混んでいて、「巨人の星」の放映時間に間に合わなくなりそうになり、床屋さんに早く終わるように髪型を変えてもらったことや、夏休みにあった再放送、ジャングル大帝の画面にあった「カラー」のマーク、狼少年ケンの映像を見て、子供の頃、トビに連れ去られるのではないかとヒヤヒヤしたこと、いやいや、いろんなことが頭には記憶されているなあとつくづく思う。

8月某日 ツイッターで、「学校の勉強って、将来なんの役に立つの?」という話が、もりあがっている。結局「勉強したことが役に立たない」といっている人たちは、「勉強してこなかった」人たちで、そういう人たちは、まともな文章が書けない等々。大学生も、もっともっと勉強をしてもらわないと、明日の日本が不安です。

8月某日 大学院の入試 夏の風物詩です。今年も大学院の入試がやってきました。面接が長いので結構たいへんなんですが、せっかく研究できる環境に来るのですから、ぜひ、しっかりと研究をしてくれたらいいと思います。

8月某日 学生さんの相談 今年は、どういう訳か、この時期に学生さんからの相談が多い。進路であったり、就職であったり、生活のことであったり、ちょっと不思議な感じがする。まあ、自分で決められないとか、情報を集められないとか、元気がでないとか、背中をちょっと押せば走れるというなら、いくらでも押しますし、手助けします。世間に出たら厳しいので、せめて、大学にいるうちに頼れるところに頼ってくださいね。

8月某日 オープンキャンパス 台風5号の直撃で、開催があやぶまれましたが、なんとか、台風が抜けてくれたので、開催することができました。今年は、講堂大ホールで、ガイダンスをして、そこから学部校舎のほうに移動するという方式をとりました。応援団にも手伝ってもらって、なんとか、スムーズに講堂から退出させることができました。ちょっとうれしかったのは、遠くから、我々の研究室に来たいという生徒さんが、参加してくれて、研究室をたずねてくれたことです。将来いっしょに研究ができたらうれしいですね。オープンキャンパスの関係者としては、熱中症などのトラブルもなく、無事に終えることができたのが一番でした。

8月某日 高大連携SSH支援事業 今年もSSH高校の学生が、実験に来てくれました。どういうわけか、今年は人気がありまして、20名もの高校生が参加してくれました。あいかわらず、やっているのは、VNTRのPCR増幅と電気泳動ですが、全員の高校生が増幅できました。ひとりでもDNAに興味をもってくれて、三重大学を受験してくれたらうれしいですね。

8月某日 研究室配属 新学科になり初めての研究室配属で、我々の「食品発酵学」研究室においても、第一期生となる学生さん、3名が決まりました。

7月某日 落語研究会OB会 今年もOB会がありました。あいかわらず、みなさん元気でなによりです。

7月某日 高大連携事業 今年も高大連携事業として、高校生の皆さんの練習船「勢水丸」1泊2日の航海がありました。関係者に挨拶がてら、高校生の様子を見に行きました。願いはひとつで、航海に参加してくれた高校生が、生物資源学部に入学して、再び航海実習の船に乗ってくれること。船長をはじめ、関係者にはそういう思いがあります。

7月某日 名古屋場所 有給休暇をいただき、母、叔母、叔父とともに愛知県体育館の名古屋場所にでかけました。白鳳の1047勝目、魁皇に並んだ勝負を見ることができました。稀勢の里や遠藤の休場は痛かったですが、宇良の活躍もあって会場は大いに盛り上がりました。愛知県体育館も、移転の話が出ています。この体育館の地下にプールがあるのですが、そこのスイミングスクールの受講生募集の掲示を見ました。今から50年前、そこの受講生だったことを思い出しました。

7月某日 オールスターあけ 巨人との3連戦、目下四連敗中でしたので、なんとか勝ってほしいと、ナゴヤドームに応援にでかけました。荒木雅博dayということで、2000本安打の記念セレモニーもあったのですが、残念ながら五連敗になってしまいました。

7月某日 3年生の研究室訪問 講座の3年生の研究室配属にむけて研究室訪問が行われていますが、あまり見に来てくれる3年生がいません。ちょっと不安ですね。

7月某日 セルラーゼ研究会 第31回セルラーゼ研究会に参加しました。研究会が終わってから、帰りの途中で、小諸市内の島崎藤村記念館を観光しました。島崎藤村の書のなかに「人の世は、三智がある。学んで得る智、人と交わって得る智、みずからの体験で得る智が、それである 藤村」という書を見つけました。なんと、明治の時代、藤村は、アクティブラーニングを語っていました。

7月某日 エースセミナー 第三弾、地元企業に就職して良かったところをいくつか説明していただきました。通勤が楽で電車に座れる、親が近くにいて安心、物価や家賃が安く、家も広い、通勤時間も短いので子供との時間がとれるなど、もちろん、グローバルな時代なので地方にいても世界を相手に仕事ができる。多少サラリーは安いものの、食べ物も新鮮で安い。確かに、都会に働いて、長時間の通勤をしながら暮らすよりはいいのかもしれません。この辺りは、田舎とはいうものの、名古屋まで1時間、大阪でも1時間半で、アクセスできるし、そんなに不便でもないのかな。実際に働いている人に、地元企業に働くメリットを紹介してもらえたのはよかったです。

7月某日 いきなり台風がやってきて、紀伊半島を横切っていきました。津のあたりでは、雨、風ともに大したことなくすみましたが、もう少し雨が降らないと、この夏は水不足になりそうです。

7月某日 あっというまの半年がすぎ、2017年の後半戦に突入です。突然暑い日になり、津市の最高気温は、35.5℃でした。

6月某日 ルーメン真菌類のセルロソーム Nature Microbiologyにルーメン糸状菌のセルロソームについての論文が掲載されました。ずいぶんと昔、ゴードン会議のディナーで、Ed BayerとBernard Henrissatといっしょのテーブルになり、真菌類のセルロソームについて話をしたことがありました。当時は、fungal dockerinとしての配列は、すでに見つかっていましたが、scafoldinについての情報がなく、どうやってみつけるのか、骨格は、タンパク質ではなく、多糖類ではないかなど、喋りながら食事をしました。はっきり、言って、EdとBernardがしゃべりまくって、私は、うなずくだけでしたが。ふと、そんなことを思い出した論文でした。

6月某日 PTA 愛知県立某高等学校のPTAの皆さんに、学部学科の説明を行いました。親の世代には、農学部と水産学部でできた生物資源学部という説明が、やはりわかりやすいようで、うなづいていただけました。

6月某日 出前授業 市内の小学校のPTA学級活動で、出前授業をしました。小学生を相手に回折格子による分光の話をするのは、やはり無理がありました。今回は、科学の祭典に出展している「光の万華鏡」つくりでしたので、話もそこそこ、工作を中心に展開しました。できあがって、万華鏡をのぞいた時の歓声がうれしかったです。話は退屈でも、作業は楽しいようでした。

6月某日 後藤先生の退職記念祝賀会 この3月に定年退職を迎えられた後藤先生の退職記念祝賀会が開催されました。後で聞いたのですが、同じ会場で後藤先生は結婚式をされたそうで、感慨深げでした。森田先生、江原先生の他、たくさんの卒業生の方が参加され、にぎやかな会となりました。赴任された当時のサングラス姿の後藤先生の写真等が披露され少し驚きました。

6月某日 3年次編入学試験 高専や短期大学、専門学校の方の3年次編入学の試験がありました。募集人員が少ないので、かなりの倍率になります。

6月某日 梅酒 今年も梅酒を仕込む季節になりました。漬込む梅一粒一粒の丁寧な「へた」とりと、洗浄、この手作業により、おいしい三重大學梅酒ができます。

6月某日 高校訪問 今年も学部の新しいパンフレットが完成しました。さっそく、高校説明会にもっていきました。生物資源学部に興味をもってもらう学生が増えてくれるといいですね。

6月某日 教育実習 教育実習の特練授業を参観するために、名古屋の某高校へ行きました。都会の高校は、そもそも通学路からしておしゃれですね。スタバがあったり、カフェがあったりで、なんとなく足取り軽く駅から歩きました。授業は、アクティブラーニングの要素を取り入れながら、うまくできていましたが、指導案の予定時間と大きなずれが生じ、計画段階での時間配分が十分に練られていませんでした。それにしても、高校生が活発で、質問もしっかりしているし、はっきりしないところを突っ込んできますし、きっちりと予習をしてきている感が素晴らしいですね。クラス全員が集中して授業を聞いている雰囲気がたまらないというか、こういう雰囲気で授業がしたい、こういう生徒さんに大学に来てほしいと思いました。いや、ちょっと驚きというか、すばらしい生徒さんでした。授業後も質問で先生のところに集まってくるし、教科担任の先生が、生徒の質問に答えられるかどうかを心配されていたのですが、その理由がよくわかりました。

6月某日 エースセミナー 昼休みの開催ということで、学生が集まらないかと思ったのですが、3年生を中心に50名以上の参加がありました。いろいろな話を聞いて、自分の肥やしにしてくれたらいいなと思います。時間は有限であるという自覚と、目標を立てること、その目標に「最高の」とか、ひとつ上の冠詞をつけるだけで、大きく目標が変わることなど、経験を交えながら語っていただきました。

6月某日 韓国 日本学術振興会(JSPS)と日韓研究者交流協会が行う国際会議に参加しました。JSPSのサポートをうけて日本で研究を行って、現在韓国で活躍する先生方の同窓会のようなものものです。前に韓国にいったのは、2000年でしたので、17年ぶりということになります。前にソウルに行ったのは、1998年で、ネオンが消え、IMFがサポートして、財閥が解体されていった頃でしたので、なんとなく静かなイメージでしたが、今回は、本当に活気がありました。とくに景福宮は、以前は、人出もなく、観光客もまばらでしたが、今回は、アジアからの観光客で溢れていました。それでも、中国からの観光客が激減しているというような話を聞きました。短い時間でしたが、韓国を楽しむことができました。

6月某日 荒木雅博選手 祝2000本安打達成。ドラゴンズとしては、2015年の和田選手以来の2000安打です。うれしい限りです。

5月某日 先輩の訪問 大学12回のみなさんが、母校をたずねてくれました。校舎の屋上から、三重大学全体を見ていただきました。幸い天気がよく神島から中部国際空港、御在所から経が峰まで見渡せました。昭和30年代の唯一残る旧農芸化学の実験棟の階段で、50数年前の写真と同様に、写真を撮られていたのが印象的でした。

5月某日 昇竜デー 交流戦前の三連勝を信じて娘といっしょに応援にでかけましたが、結果は惨敗でした。まあ、ナゴヤドームで、ジェット風船を飛ばせる日は限られていますので、楽しめました。7回の表、ツーアウトになってから、風船をふくらませはじめたのですが、そこから、ファーボールにデッドボールと、おいおいという感じでしたが、無事に風船を飛ばすことができました。

5月某日 教養教育科目のなかに「広報誌編集実践」という授業科目があり、この受講生が実際に作成している雑誌「miu」というものがあります。そのなかのサークル紹介のページで、所属人数の少ないベスト5で紹介された三重大学落語研究会。会長が、今年度の活動計画と研究会メンバーの名簿をもってきてくれました。新入部員が入ってくれて、ベスト5からは抜けることができました。

5月某日 全学FD 大阪大学の佐藤浩章先生による「3つのポリシー策定の意義と一貫性構築手法」という講演会に参加しました。大学におけるポリシーというのが、益々重要になってきます。佐藤先生のお話は、たいへんわかりやすく、大学におけるポリシーの重要性を認識することができました。ライザップ社の広告に例えられた話がわかりやすく、おなかが出ている状況(こういう人を求めている)がアドミッションポリシーで、三段に割れた腹筋の状況がディプロマポリシーで、そのなかで、これこれこういうことをしますというのがカリキュラムポリシーということだそうです。大学において、どういう学生を受け入れて、どういう学生を育てるのか、その学生を育てるために、どういうことをするのか。これが大学の3つのポリシーで、今後は、このポリシーが大学の評価につながっていきます。本当に勉強になりました。

5月某日 生化学会中部支部例会 生化学会員ではありませんが、会員外でも参加できるというので、シンポジウムに出ました。ノーベル賞を受賞された大隅先生のオートファジーの講演を聞きました。液胞中に粒子が見えたという話を新聞で呼んでいたのですが、どうしてか疑問に思っていましたが、液胞のプロテアーゼ欠損株を観察していてという大隅先生の説明で納得できました。とっても勉強になる講演会でした。

5月某日 エースセミナーの段取り 6月から、大学で「エースセミナー」というのをはじめます。これは、昨年度開催した「社長セミナー」に続くもので、本年度は、各企業の「エース」と呼ばれる方に講演をお願いするという企画です。趣旨の説明に企業をまわっています。

5月某日 母の日 あまり親孝行をしていないのですが、母の日ということで、ピンクのカランコエの鉢をもって、名古屋の実家に行きました。もう少し頻繁にいけるといいんですけどね。

5月某日 講演会 県内の某高等学校のPTA総会にて、「大学で学ぶとは」という題で、お話をさせていただきました。高校との勉強の違い、大学で勉強することの重要性などです。講演会とかで、アクティブにできる工夫はないものかと思いますが、今ひとつ、踏み切れていないところが弱いところです。壇上で、皆さんの視線を感じながら、お話ができ、聞いていただけたかなと思いました。ただ、保護者の皆さんの、あるいは、ご依頼をしていただいた役員の方のニーズに応えられたかどうかは不安でした。

5月某日 連休明けて、忙しさ復活の毎日です。

5月某日 連休中の連敗をなんとかしてもらいたくて、今年はじめてのナゴヤドームへの応援にでかけました。ビシエドとゲレーロのHRで快勝でした。

4月某日 大学院入試説明会 大学院の入試説明会を開催しました。大学院は、学部とは異なり試験も独自ですし、どの研究室で研究をしたいかというところで、研究室の先生とのマッチングが重要になってきます。全体の入試の説明と、研究室の見学や、指導を希望する教員との面談が含まれています。研究という大学の側面でみると大学院生のがんばりが、一番の動力になっているように思います。学部HPでの紹介はこちら

4月某日 寝床の会 先輩の南遊亭栄歌師匠の還暦祝いの会ということで出かけました。これまでにない観客の入りで、おどろきました。いっぱい笑って、帰ってきました。

4月某日 なかなか勝てないドラゴンズ 先発がそこそこ投げても打てないし、後半で点を取られて逆転負けと、調子の上がらないドラゴンズ。こちらまで、元気がでません。カレンダーに負けの×ばかり書いている今日このごろです。

4月某日 出前授業 今回の出前授業は高校側から、大学で学ぶことと高校で学ぶことの違いについて語ってほしいと、リクエストをいただきました。これについては多くの書籍が出ていますし、高校の先生もよく知っているのではないかと思いつつ、ここ数年、学生を見ていて感じること、とくに大学での勉強について誤解をしているのではないかと思うところがありましたので、思っていること、感じていることを語ってきました。

4月某日 桜満開 例年よりも1週間遅かったきがします。

4月某日 授業はじまり 本年度前期は、火曜日からの授業がスタートで、その1コマから、授業がありました。今回の授業は、新学科体制になって、新3年生用の授業で、本年度がはじめての授業ですので、一からつくっています。久々に15コマ分の講義をつくる厳しさを味わっています。

4月某日 入学式 忙しい1日でした。三重大學のお酒「入学お祝い」ラベルの販売に少し顔を出し、入学式後の保護者の集まりで、同窓会への加入をお願いしました。その後、ラーニングコモンズの研究をされているフランスデジタル通信大学のオージェリ先生のセミナーに参加しました。特に海外の大学のラーニングコモンズの例を映像で見せていただき、驚くと同時に、三重大学も、ラーニングコモンズを学部にもっと設定できないものかと思いました。セミナーの後、地域人材教育開発機構主催による、入学したての新修士1年生に行われるTA研修会(ティーチングアシスタント)に参加しました。あっという間の一日です。

4月某日 新任教員研修会 たとえば、これまで、二十年近く講義を担当された先生に、いきなりアクティブラーニング型の授業をしてくださいと言っても、ちょっとハードルが高すぎるかもしません。これから新しく講義をはじめる先生に、アクティブラーニングを体験してもらい、それを講義に少し取り入れてもらうのなら、アクティブラーニング型の授業を増やせるのではないかと、新任の先生方に集まっていただき「授業デザインとアクティブラーニング」という研修会を開催しました。参加された先生方が予想外に熱心で驚きました。大学HPでの紹介はこちら

4月某日 新入生オリエンテーション 今年も新しい1年生が入ってきて、ちょっと華やかな雰囲気になってきまいした。なんとなく、着ている服装も新しい感じの学生さんが増えて、また新年度がはじまる感が強まってきました(高校時代、制服ですと毎日の服装をそろえる必要がありますよね)。個人的には、今年も科学研究費補助金をはずし、また研究費について悩む1年がはじまるかと思うと気が沈みますが、桜もぼちぼち咲いてきたし、なんとかなるっしょ。

新入生オリエンテーション恒例の応援団のエール

4月某日 辞令交付式 学長からじきじきに辞令を交付いただきました。本年度から1年間、学長補佐(教務担当)ということで、三重大学全体の教育ということに関わっていきます。激務という噂なので、ちょっと心配していますが、まあ、なるようにしかならないと思ってます。大学のフラッシュニュースで紹介されました。

4月某日 開幕三連敗 楽しみにしていたプロ野球の開幕でしたが、いきなりの三連敗で、はやくも終了ムードです。元気がでません。

3月某日 旧資源循環学科の後藤正和先生が、定年退職されました。副学長・理事、研究科長などの重責を担われ、しっかりと仕事をされ、退職されました。先生にはいろいろとお世話になりました。

3月某日 現在ドイツで研究をしている研究室の卒業生が、ドイツワインを土産に研究室に寄ってくれました。ドイツでの研究や生活の話、最近の研究トピックや、我々の研究の進捗など、話題は尽きず、楽しい時間を過ごすことができました。大学教員として研究室の卒業生がたずねてくれて、近況を話してくれるのは、本当にうれしいものですね。

3月某日 学位授与式 今年も学部4年生が巣立っていきました。今年は、学位授与式の状況をYoutubeで中継し、式の様子を自分の部屋のコンピューターで見ることができました。保護者の方には、これまでは、小ホールに入っていただき中継をしていたのですが、小ホールやホワイエに人があふれる状況になり、今年から、保護者の方には、各学部のほうで中継を見ていただくことなりました。生物資源学部では、大講義室で見ていただきました。ただ、これまで祝卒業ラベルの日本酒「三重大學」は、小ホール前で、保護者の皆様に、かなり売れていたのですが、各学部に保護者の方が行かれた結果、売上げが大幅にダウンしてしまいました。祝入学のラベルに変えて、なんとか入学式で売らないといけないかもしれません。式の後、学生さんひとりひとりに学位記や、同窓会からの卒業記念品、学生さんによっては教員免許等を渡します。1年生のときに書いてもらった「4年後の自分に宛てた手紙」も渡しました。1年のとき、どんな思いでいたかを思い出してもらい、大学時代を振り返ってもらえればと思いました。2013年4月のこのHPに「1年生の就学カウンセラーとしては、4年後に、みんなそろって、同じ場所で学位授与式に参加できたらいいなーと思いつつ、学長先生のお話を聞いていました。」と書いていましたが、講座の学生さんにひとりの落第も出すことなく(ひやひやしたことはありましたが)、全員に学位記を渡せたのはよかったです。
学位授与式の様子、全学HPにリンクします。

3月某日 後期日程個別学力試験 前期日程が土曜日でしたが、後期日程は日曜日でした。試験監督も休日出勤ということになります。

3月某日 全学FD「高大接続とパフォーマンス評価の在り方」に参加しました。今のセンター試験にかわる新しい試験が行われようとしています。今回は、京都大学の特色入試について教えていただきました。最近、高校で課題探求型の授業が増えている背景というところを少し理解できたかなと思います。また、パフォーマンス課題と「本質的な問い」や、ルーブリックによる評価について学ぶことができました。本当に勉強になりました。FDの様子全学HPにリンクします。

3月某日 ワールドベースボールクラシック開幕 ドラゴンズからは、岡田投手と平田外野手が出ています。なんとか活躍してほしいですし、その活躍をペナントレースに、もってきてほしいですね。

3月某日 「学びの構造」 ちょっと古い本ですが、「学ぶ」という行動について、基本的なことを勉強しようと読んでいます。この本は、昭和50年の初版ですから、私が高校生の頃の本です。はじめのほうに「学べない人間」の3つのタイプが紹介されているが、40年以上たった今でも同じだと感じました。まあ、技術は進歩したけど、人間の本質は変わっていないのかもしれませんね。

3月某日 吹奏楽定期公演 三重大学吹奏楽団の定期公演に出かけました。管弦楽とは異なる迫力の演奏を楽しみました。パーカッションが忙しそうで、演奏中に動くのが気になりました。

3月某日 学部学科説明会 愛知県立の某高校にて学部・学科説明会に参加しました。1年生対象で、この時期には、文理選択など、進路に関する情報が必要なんだと思います。生物資源とか農学というと、なかなか高校生にはわからないかもしれませんが、食品を含め生物に関わるいろいろなことが世の中にはあり、そういった進路が先にあるというお話をしました。もちろん、三重大学だけでなく、同様な教育をしている地元大学を含めて話をしたつもりです。

2月某日 卒業検定 就学カウンセラーとしての重要な仕事です。4年生の後期の成績の確認と、卒業予定者の取得単位の確認、そして最後に卒業できるかどうかの確認を行います。この検定作業が済み、教授会を経て、学位授与に至ります。

2月某日 前期日程入試 前期日程の入試がありました。もちろん、毎年あるのですが、日程は固定されているので、今年は土曜日という休日になってしまいました。大阪会場のほうも、過去にない受験者数でした。    

2月某日 「嫌われる勇気」 ドラマがあったからではないですが、ずっと売れている本なので気になっていました。どうもタイトルから受けるイメージと本の内容に大きな差があるようにも思います。嫌われても我が道を行くというものと、独立した個が感じる「共同体感覚」が重要かと思いました。嫌われる勇気=我がままでもいいと誤解されているように思いました。ときどき読んでるアメリカの教育の本の根底に流れている「目的論」的な思想は、アドラー心理学なのかと思いました。ちょっとはまりそうです。

2月某日 卒業研究発表会 旧資源循環学科の卒業研究発表会を開催しました。今年の4年生は、就学カウンセラーとして1年のときから、履修指導、成績配布、講座分属、研究室分属、進路相談、保護者懇談会と関わってきましたので、彼らが1年生だった頃を思い出しながら、研究発表を聞きました。この4年間の成長を実感しました。まあ、「研究」という意味での、物足りなさはありますが、「発表」における頑張りはとてもよかったです。練習の成果なのか、原稿を読むような発表や、時間を大きく超えるような発表もなく(途中マイクの不良はありましたが)、流れるように、口頭発表を終えることができました。ポスター発表では、より詳しく、難しかったところや、自分なりの考えを熱く語ってくれました。

2月某日 修士論文発表会 改組後、はじめての生命機能化学講座の修士論文発表会に参加しました。先輩たちの立派な研究発表を、あまり勉強をしてこない1年生や2年生に見てもらいたかったですね。今、授業でやっていることが、こうした研究につながっていることを理解してほしいものです。

2月某日 全学FD「アクティブラーニングの効果と反転授業の可能性」に参加しました。かなり勉強になりました。反転授業といえば、サルマル・カーンのカーンアカデミーが有名ですが、彼の著に、「今年小学校に入る全世界の子供達の65%が、将来、いまはまだない仕事に就くだろう」という言葉が出ています。今回の講演でも、2030年には多くの仕事で人が必要でなくなる、でも人でなくてはいけない仕事もあるわけで、そういった仕事は、研究とか開発など、クリエイティブというか、何かを作り上げていく仕事だというお話がありました。したがって、そういった時代を生きて行く、学生に備えるべき能力は何かから考えていかなければなりません。また、大脳生理学の進歩も有り、記憶のメカニズムもかなりわかってきています。そういった背景のなかで、「アクティブラーニング」がいかに重要なのかがよくわかるお話しでした。個人的には、「アクティブラーニング」をうまく取り入れた大学の卒業生が、今後活躍するように思います。なんとか三重大学にアクティブラーニングを広げていきたいし、Moodleを使った反転授業を増やせたらなあと、部門長としては思うのです。
三重大学のHPに、このFDの紹介が出てましたので、リンクします。

2月某日 後期定期試験 学科必修科目の細胞生物学の試験ですが、昨年は3分の1の学生さんが、単位認定に届かなくて、大いに落ち込んだのですが、今年の成績は、さらに・・・・です。いったい学生にどんな変化が起きているのでしょうか。問題を比べても難易度が上がったとは思えません。ますます、勉強しなくなっているということでしょうね。某大学の1年生の自宅学習の平均勉強時間は3時間だそうですが、残念ながら生物資源学部1年生の平均勉強時間は1時間を切っています。この差は、たいへん大きく、1年で大きな学力差が生まれます。それが、そのまま、就職時での実力差になっているようにも思います。とくに「○○を説明しなさい」といった文章を書く問題ができていませんでした。SNSの普及で、長い論理的な文章が書けなくなっているのかもしれません。知っているつもり、わかったつもりで、学習が終わっていて、外化できていない、使える知識になっていないということだと思います。古い話で恐縮ですが、我々の時代は、生化学の試験でも「○○回路について説明しなさい」とかで、紙いっぱいに、構造式や酵素の名前や、補酵素のやりとりなどを書いたものです。センター試験の影響でしょうか、穴埋めや4択だったらできるのに、と言っている学生さんもおり、さも、試験の問題が悪いからできないと言いたそうでした。試験のスタイルではなく、外化できない知識は、知識が身についているとは言えません。

2月某日 法事 親父の法事で実家に行きました。母親が、妹のひな人形を出して飾っていました。昔、2DKの団地住まいでしたので、我が家のひな人形は、このサイズでした。全く痛んでおらず、昔懐かしく、人形を箱から出して妹といっしょに並べた記憶がよみがえってきました。

2月某日 個別学力試験の志願状況 来年度から4学科体制になり、学生定員が20名も増加したために、倍率が下がるのではないかと心配していましたが、なんとか、昨年の倍率を上回りました。研究科広報委員会のメンバーとして、少しほっとしました。

1月某日 旧資源循環学科の実験 今年度かぎりの学生実験で、今年もエリンギを育てました。市販エリンギの軸の部分から、菌糸を取り出し、MYG寒天平板培地で2週間生育します。そうすると、シャーレの全面に菌糸が生育します。これを寒天培地ごと5mm画くらいに切って、菌床培地に移します。菌床は、トウモロコシの芯、米ぬか、小麦ふすまを混合したものです。菌床に接種してから、3週間で菌糸が全体にひろがります。そうしたら、菌床の表面部分を少しスパテルで削る芽かきをします。芽かきから、さらに三週間でエリンギができます。昨年度は、芽かき後の温度管理に失敗しましたが、今年度は、うまくできました。

1月某日 新学科の学生実験 改組後、はじめての学生実験がはじまりました。いきなり、ピペットマンに、チップをつけずに、水酸化ナトリウム水溶液を吸い込んでいる学生がいておどろきました。話はちゃんと聞いてくださいね。

1月某日 三重大学管弦楽団定期演奏会 迫力あるベートーベンの5番を聴かせていただきました。研究室の学生さんが、演奏していて、一心不乱に演奏する様に感動しました。何人か、授業をとってくれている学生もみかけましたが、本当に真剣に取組んでいる姿は、いいですね。

1月某日 寝床の会 久々に寝床の会に行きました。落語を聞いて笑っている時間が、実に楽しいというか、いい時間を過ごせています。ふと、人工知能も笑うのだろうかと思った。落語という芸は、いかにその場面を、聴いている人の頭のなかで想像させるかというところがある。デフォルメした動きのなかで、場面や情感を伝える技術こそが芸なのかと思っている。そして笑いという精神活動は、かなり高度なものであるように思える。これは、人工知能にはできないのではないか。まだまだ、人工知能に負けない能力が自分にもあるように思えてきた。

1月某日 訃報 岡田節人先生 もう40年近く前の話ですが、まだ、大学1年生だった頃、岡田先生の講演を聞きました。真っ赤なアロハシャツで登壇した岡田先生は、熱く、細胞のことを語られました。講演の後、本屋で岡田先生の著書を買って読みました。ブルーバックスの「細胞と社会」、岩波新書の「試験管のなかの生命」とか、細胞への興味、生命の不思議を教えていただいた気がします。たった1時間そこそこの講演でも、いろいろな影響をうけるものだとつくづく思いました。一方、15回の講義、半期30時間にわたる講義でも、いったい私はどれだけのものを学生さんに残しているのだろうか、と思ってしまいました。ご冥福をお祈りいたします。

1月某日 三本松 お正月に妹が、三本松の葉をもっていて、金運がつくと聞きました。ネットで調べると確かに三本松葉は長財布にいれておくといいらしいようです。三重大学の構内にも、実は三本松があります。掃いて捨てるほど、三本松葉があります。やっぱり、霊験高い神社のものでないとご利益はないかもしれませんが、財布にいれておくのも悪くないかと思い、何本かとってきました。

1月某日 センター試験 今年もやってきましたセンター試験。2日目の朝に積雪がありました。津市の積雪は2cmほどでしたが、四日市のほうではかなり積雪があったようで、近鉄にも遅れがあったり、JRが止まったりした関係で、試験時間を1時間遅らせて無事に終わりました。

1月某日 三重大学酒造り説明会 今年も、三重大学酒造りの説明会を開催しました。今年で、11回目です。15名ほどの参加希望者を前に、酒造りというか、日本酒について語りました。参加希望者のインターンシップ手続きについて説明をしています。実際の酒造りは、後期試験が終わってからはじまります。

1月某日 江戸橋駅開業100周年 三重大学の最寄り駅、近鉄江戸橋駅が、今年で開業100周年をむかえました。現在、ホーム改良工事とトイレの改修工事中ですが、今度こそ、水洗トイレになるのでしょうか。

1月某日 新年あけましておめでとうございます。新しい年を迎えることができました。今年はどんな1年になるのでしょうか。いろいろとあると予想はされるのですが、先のことは全くわかりません。ひそかな目標にむけて、毎日を頑張るしかないかと思っています。研究室も三が日明けから4年生を中心に実験をはじめてくれていますし、卒業生がお菓子をもって後輩たちを激励にも来てくれました。研究室の1年の幕明けとしては、まずまずの一日で、ここからはじまります。

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