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このページは、どうでもいいと思っていましたが、いろんなところから反響があり、それなりに読んでいただいているということがわかってきました。ぼちぼち、日々の生活を書いていきたいと思っています。 

12月某日 仕事納め はやいもので、また1年が終わります。幸いにして大きな病気をすることもなく、健康に、1年を終えることができました。できるだけエレベーターに乗らない作戦は、二月で挫折し、目標の300万歩には届きそうもありませんが、280万歩は超えそうなので、昨年より10万歩ちかく増えそうです。健康診断の結果も、メタボにひっかからず、まずまずでした。今年は、大学の機構改革があり、高等教育創造開発センターは、地域人材教育開発機構になり、生命科学研究支援センターは、地域イノベーション機構先端科学研究支援センターになりました。研究科のほうも、来年の4月から学部4学科になりますので、広報担当として、高校への説明会も例年を上回る回数をこなしましたし、過去最大の参加人数だったオープンキャンパスも無事に開催できました。残念ながら、思ったようには研究は進展しませんでしたが、まあ、それでも3月には、三重大学鮭醤、12月には三重大学梅酒「紅翠」の発表をすることができ、少しは地域に貢献ができたかもしれません。一年を振り返るとそんなところでしょうか。毎年、毎年、「研究」は奮わなかったという表現がつづきますが、きっと、ずっと続くように思います。満足のいく研究というものが、そもそもの幻想のようにも思います。というわけで、皆様よいお年をお迎えください。

12月某日 「紅翠」の発表 いなべ市の農業公園サンパークには、たくさんの梅の木があります。菰野町は、関取米という米の発祥の地で、明治の時代には、この米が、日本の国内シェアの4割を占めていました。このいなべの梅の実と、菰野町の関取米で、梅酒をつくりました。これが、三重大学大吟醸梅酒「紅翠」です。この記者発表が行われました。いなべ市長、菰野町長と共に、僭越ながら乾杯の音頭をとらせていただきました。

12月某日 科学教育学会 京都大学で開催された科学教育学会研究会「次世代の科学教育研究」に参加しました。今回は、「次世代の科学教育とアクティブ・ラーニング」という講演タイトルに惹かれて参加しました。理科教育、とくに科学の専門授業においても、ジグソー法などのアクティブラーニングの手法が、有効に使えることを学びました。また、小学校での反転授業事例などの発表もあり、とっても刺激的でした。

12月某日 アグリビジネス創出フェア 東京ビックサイトで開催されたフェアに参加しました。三重大学生物資源学研究科のブースで、鮭びしお、三重大學のお酒、梅酒、梅ジャムについて説明をしました。ポスターを貼って、実物を置いているときは、お客さんは、パラパラでしたが、実際に試飲をしていただく時間になってからは、たくさんの方にお越しいただきました。特に、鮭びしおの味を見てもらった方々からは、いろいろな感想と、様々な販売戦略について示唆あるお話を聞かせていただきました。たいへん勉強になった一日でした。

12月某日 タイ国訪問 授業の合間をぬって、タイに行きました。タイの国立遺伝子工学、生命工学研究センターを訪問し、研究についていろいろなお話をさせていただきました。また、三重大学の学部間協定校である、モック王工科大学にも訪問し、研究議論をしてきました。三重大学に留学経験のある先生方と楽しく過ごせました。12年ほど前に、モック王工科大学に3週間滞在したのですが、その頃の写真が、研究室の廊下に貼ってあって、当時、横に写っていた学生さんが、今では、立派な教員になって活躍していました。髪の毛も黒々として、今より多かったたな・・・・・12年で、こんなに変わるものかと愕然としました。バンコクの街中では、国王のご逝去により、黒のシャツを着ている人や、喪章をつけている人が圧倒的に多かったです。バイオエタノールもさらに進んでいて、3年前に訪問したときは、E20でしたが、今では、E85もあるとか、実際にE85と書いた車が街を走っていました(E85と書いてあっても、必ずしもE85を入れているとは限りませんが)。今回は、スケジュールがタイトでしたが、フライトで映画を楽しめたので、あっという間にバンコクでした。往路は、「2001 Space Odyssay」を楽しみました。結構、字幕なしでも聞けるものでした。昔、名古屋のヘラルドに、この映画を見にいったとき、最初の場面で、映画館を間違えたかと思ったことを思い出しました。それにしても、ヨハン・シトラウスは、宇宙に合いますね。復路は、「シンゴジラ」を見ました。これはSF映画というようりも、政治映画かもしれませんね、楽しめました。

E85で走るホンダのベゼル

12月某日 先端生命科学研究支援センター 総合アイソトープ部門の技術職員の黒澤さんが、日本放射線安全管理学会第15回学術大会で優秀ポスター賞を受賞しました。おめでとうございます、日頃の問題意識と実践が、こうした受賞につながりました。共著者として、たいへんうれしいかぎりです。

12月某日 地域イノベーション学会 地域イノベーション学会に参加しました。鈴木三重県知事の講演を聞きながら、三重県は熱い人が多いと感心します。三重から日本を変えていくと皆さん本気で思っています。地域イノベーション学研究科の博士課程を修了したAさんが、木質バイオマスボイラーの廃熱によるトマトの温室栽培にチャレンジされ、Hさんの開発した浄化槽システムが、海外でも注目されるようになってきて、本当に、ここ数年で「イノベーション」がおきてきたと実感できますね。

12月某日 いよいよ師走 今年も残すところ1月となりました。2年前までは、12月がエントリーの解禁でしたので、本当にあわただしかったのですが、エントリーが3月になったおかげで、昨年、今年と静かな12月を迎えています。それでも、ぼちぼち、企業さんからのコンタクトがはじまり、就職シーズンが近づいてきたことを感じます。そんななか、三重大学生協専務の送別会があり、参加しました。専務とは、三重大学酒造り、鮭びしお、といろいろと一緒に仕事をしました。今後の活躍を祈りながら、立食パーティで、某酒造メーカーの日本酒を堪能しました。今年の新酒だそうで、いいできでした。

11月某日 「紅翠」 新しい三重大学梅酒のラベルデザインを決めました。これは、いなべ市の梅と菰野町発祥の関取米を使った梅酒で、これまでの三重大学梅酒とは、異なるタイプの梅酒です。新しい三重大学産学連携商品としての販売を予定しています。なんとか、地元の特産品として、地元に貢献できればと思います。

11月某日 健康診断 朝から、あまり水分を取らず、いつもはいているズボン下をはかず、できるだけ薄くて軽いスラックスをチョイスして、できるだけ軽いセーターを選んで、なんだかとっても寒いのですが、健康診断にのぞみました。前回、体重は減っているのにもかかわらず、腹囲が増加していたので、今回は、日頃から腹筋を意識してきました。体重は、前回なみだったのですが、腹囲は、2センチメートル減となりました。体重、腹囲とメタボ基準をクリアしました。あとは血液検査の結果を待つだけです。

11月某日 Moodle講習会 総合情報処理センターのMoodle講習会に参加して、自分は、こんなふうにMoodleを使っていますというワークショップに参加しました。普段何気なく使っているコースアピアランスのテーマであるArchaiusが、知られていなかったのが意外でした。見た目がすっきりするので、使っています。また、勉強の理解度を見るのに、小テストではなく、フィードバックが使えることを学びました。本当に勉強になりました。もっとMoodleについて勉強できる機会があるといいなあと思いました。

11月某日 推薦入試 なんとなく入試シーズインという感じになるのが、この推薦入試です。生物資源学部は来年度から、4学科体制に変わります。その最初の学年となる、新第三学科の学生の選抜でした。元気のいい学生さんが多く、来年が楽しみですね。

11月某日 高大連携 高大連携交流会に参加しました。高大連携、高大接続など、様々なところで議論がされています。高校で、大学の入学のためだけの勉強を教えていると、入学してからのモチベーションが下がってしまうとか、いろいろな問題がおきます。オープンキャンパスのように、見ていただくだけでなく、高大連携事業は、高校生に大学に来てもらい、講義に出てもらったり,実験をしてもらったり、大学生といっしょに取組んでもらったりして、大学という教育機関を知っていただくことと、その先に就職を通した実社会があることを理解していただけるような機会に利用していただけたらと思います。ということで、県教委、高校の先生方を対象に、三重大学における高大連携事業への申込方法について説明をしました。

11月某日 いい夫婦の日 朝、緊急地震速報で起こされました。思わず、身構えましたが、福島浜通りということで、距離がありましたが、すぐに、別なアラートで、津波警報が出て、今度は、TVに釘付けになりました。結局、いつもより1時間早い起床となりました。大きな被害がなくてよかったと思いました。港から漁船がつぎつぎと出ていく様子が中継されていましたが、どきどきで見ていました。

11月某日 卒業生来訪 卒業生が研究室をたずねてくれました。おみやげに、某社の純米吟醸をいただきました。さすがに付き合いが長いだけに、好みがよくわかっていただいています。

11月某日 携帯電話 長年使っていた携帯電話が、突如、動かなくなりました。電池を交換しても、動きません。とりあえず、スマホを使う子供の携帯にシムを入れてもらい自分の番号として使える状態になりましたが、多くの電話番号と,メールアドレスを失ってしまいました。とほほです。電車の時刻表や、毎日の出勤、帰宅時間が記録されていたので痛いです。

11月某日 高校生の発表 県内の某高校での高校生の課題研究発表会に参加しました。高校生の研究レベルの高さにおどろきました。パワーポイントでも、アニメーションや、ビデオを混ぜて、うまく使っていました。大学1、2年よりも質が高いです。高大連携で、こういう学生さんに大学に来て欲しいのですが・・・きっとランクの高い学校に行ってしまうのでしょうね。

11月某日 学芸員実習 水産実験所での学芸員実習にむかう学生をバスに乗せて引率です。いきなり10分以上遅刻してくる学生がいて、びっくりでした。私が学生の頃は、バスは必ず定時に発車しました。一度、遅れたことがあり、正門までバスを追っかけて走ったことがあります。幸い、正門の一時停止でバスが止まってくれて、乗せてもらえましたが、にがい思い出です。志摩の和具の港まで、学生を送り、もうひとつ三重大学の船「たんすい」に学生を乗せて、もどってきました。水産実験所には、ここから船で渡ります。行きは、学生さんも乗っていますで、しっかりと起きていましたが、帰りのバスは、運転手さんと二人で、鵜方駅前から、記憶がなく、気がついたら、櫛田川を渡っていました。運転手さんに申し訳なかったです。

11月某日 科学の祭典 科学の祭典三重大学大会に出展しました。今年も、昨年と同様に、光の万華鏡作成というブースです。回折格子と紙コップを使った簡単な工作を小学生にしてもらっています。昨年よりも、数を増やしてのぞみました。

11月某日 地域イノベーション学研究科同窓会 地域イノベーション学研究科元教員として、同窓会に参加しました。卒業生の結婚の話、転職の話、仕事の話、とにかく話に盛り上がりました。イノベーション学研究科の卒業生の皆さんは、元気ですし、話題も豊富、やはりコミュニケーション力が鍛えられているからでしょうか。

11月某日 三重大学祭 落語研究会の講演会に参加しました。かつて、20名を超えていた部員数も、今では2名で、今回も落語は1席のみでした。それでも、大学祭での落語は、ひさしぶりで、OBも見にきてくれてよかったです。

11月某日 日本協同教育学会 この学会には入会していませんが、日本協同教育学会第13回大会が、たまたま三重大学で開催されましたので、非会員として参加しました。アクティブラーニングのまさに中心に、協同学習があるかと思います。ジグソー法や反転授業など、盛りだくさんの内容でした。他の大学での実践事例や、課題点など、いろいろなお話を聞いて勉強になりました。アクティブな学びをどうつくっていくのか、刺激になりました。

11月某日 J2降格 正直にいって、きっとなんとかなると思っていました。まさか、まさか本当に降格になるとは、夢にも思っていませんでした。ずしっと重いというか、どう表現したらいいのか、まさかの降格でした。引き分けでもよかった、いや降格の決まっている湘南には勝つさとカードの有利さも運だよねと思っていました。今年は、野球もリーグ最下位といいところがなく、気の重いシーズンオフを迎えそうです。

11月某日 新聞掲載 先の定例記者会見の内容が、中日新聞の津市民版に掲載されました。現在の2年、3年、4年の各学年のリーダーがそろって写真に出ていました。

11月某日 機構改革 三重大学に新しく「地域イノベーション推進機構」ができました。これにともない、これまでの生命科学研究支援センターは、「先端科学研究支援センター」に改組されました。放射線科学・安全管理学部門は、そのままで、兼務もそのままです。放射線施設の名称変更にともない、障害予防規程の改訂などの準備を前からすすめてきましたので、問題はありませんでした。

10月某日 秋の高山 飛騨牛しゃぶしゃぶ食べ放題というバス旅行にでかけました。車窓の紅葉を楽しむというより、バスの中はほとんど寝ていました。高山は思ったよりも寒かったです。牛肉はしばらくはいいと思えるほど食べました。健康診断も近いのにと思いつつも、食べ放題の魅力に取りつかれてしまいました。街の散策もほどほどに津にもどりました。

10月某日 定例記者懇談会 7月以来の記者会見でした。今回は、三重大学酒造りが10周年ということと、附属農場での缶詰づくりが50周年ということで、会見を行いました。農場での缶詰つくりは私も学生の頃、実習として実際にミカンや、タケノコの水煮、夏みかんのマーマレードなどをつくった覚えがあります。そのときに使っていた缶詰の巻締め装置を今も使っていますが、なんと昭和13年製の装置で今も現役で活躍しています。大学HPの記事にリンクします。

昭和13年製の巻締め機

10月某日 三重大学地域貢献事業 この事業の一環で、人文学部特別講座として桂吉坊師匠の落語の会を、三翠会館の和室で開催しております。今年は、「落語の人情」ということで、「一文笛」を聞かせていただきました。米朝師匠の作でもありますし、特に、落語の後のトークで、米朝師匠の稽古の話が印象的でした。とくに前半のタバコ入れをゆずってもらうあたりの話のつくりと、表情、セリフ・・・・CDや音源で覚えたのでは出せないものがあることがよくわかりました。大学HPに記事が掲載されていますのでリンクします。

10月某日 卒業生の訪問 卒業生が家族づれで研究室をたずねてくれました。研究室には、彼が研究会で獲得したポスター賞の表彰状が今も飾ってあります。元気な顔を見せてもらえることが、一番うれしいですね。

10月某日 自損事故 ちょっとした気のゆるみと、脇見で、自分の家の駐車場に、壁ゴン。さっそく修理見積もりをとると、30万円・・・・痛すぎる。元気がでません。

10月某日 またまた名古屋市内の某高校での説明会 一応、これで今シーズンの高校での学部学科説明会はほぼ終了です。昔、よく乗ったバス路線にある高校で、ちょっとなつかしかったです。行きは、地下鉄で行ったのですが、帰りは、高校近くのバス停から、そのかつてよく乗ったバスに乗ってみました。ちょうど下校時間ということで、バスが満員。満員のバスという状況を最近は体験していないので、少しびびりました。進路指導部からいただいた資料では、本学には、あまり受験いただいていない状況でしたので、なんとか、ひとりでも受験いただけますようにとPRをしてきたつもりです。学生さんもそうですが、進路の先生とも話がしたかったですね。

10月某日 県内の某高校での説明会 大抵の高校では、液晶プロジェクターなんですが、この高校には、はやりの電子黒板があり、そこへ投影しながら説明をしました。高校にも、こういった装置が入っていることに驚きますが、逆に、教員よりも使い慣れた学生がいる理由が少し分かった気がします。

10月某日 感冒に感染 ひさびさに喉をやられました。発熱のためにせっかくの休日が台無しで、少しショックです。ゆっくりしてやりたいことがあったのですが、ただ寝ているだけでは・・・・時間がおしい。

10月某日 高校での説明会 兵庫県内の某公立高校に学部学科の説明に行きました。昨年度から、大阪でも前期日程の試験をやっていることもあり、関西圏での広報活動は重要だと思います。久々に阪急電車に乗りました。車窓の風景もなつかしく、いろいろなことが思いだされました。独身時代に行っていたテニスコートは、マンションになっていました。

10月某日 連休での読書 「本を読んでいる暇があったら科研でも書いたら」という声が聞こえそうですが、ニーチェというところが気になって、「ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた」原田まりる著、ダイヤモンド社、を読みました。実存主義をわかりやすく書いてあるかなと思いつつ、なんとなく「もしドラ」を思い起こしました。昔、熊澤先生が、「キルケゴールはなあ」と語ってくれたことがなつかしく思い出されました。

10月某日 大村先生講演会 昨年ノーベル賞を受賞した大村智先生の講演会に参加しました。ノーベル賞を受賞した先生の話を聞けるというのは、すごい時代になったと思います。今年は、大隅先生も受賞され、日本の微生物学の研究のレベルの高さを示せていると思います。研究者としての仕事も数年になってきましたが、大村先生の話を聞いて頑張らないといけないなあと思いました。大村先生のお話では、ゴルフもはじめて5年でシングルになったそうで、何事も徹底してやることが大切かと思います。凡人はただ感心するだけですが、少し元気がもらえた気がします。

10月某日 保護者懇談会 この行事が出来て以来、はじめて、研究室の学生さんの保護者の参加がありませんでした。というわけで、保護者の皆さんに同窓会への加入のお願いだけをしました。

10月某日 プログラム懇親会 後期から2年生の生命機能化学プログラムがスタートし、生命機能化学講座の教員とプログラム学生との懇親会がありました。同窓会三翠化学会の会長にもご列席いただき、講座として第一期生を受け入れるという記念の会になりました。もちろんお酒は出ませんが、ウーロン茶で乾杯をして懇談しました。

10月某日 後期の授業が始まりました。1年生の授業がさっそくありました。昨年は、なかなか静かにならなかった教室が、はじめから静かでした。リフレクションシートの回答も、昨年の学年とは全くちがっていて、学年によってこんなに違うものかと驚きました。まあ、試験をしてみないとわかりませんが、少なくとも1回目の印象としてはよかったですね。

9月某日 学部説明会 愛知県内の公立高校での学部説明会に参加しました。ひさびさに名鉄電車に乗りました。

9月某日 やり抜く力 昔TEDで見た、アンジェラ・ダックワース博士の本が出てましたので読みました。「人間のどんなにとてつもない偉業も、実際は小さなことをたくさん積み重ねた結果であり、その一つひとつは、ある意味、「当たり前のこと」ばかりだということ」。同様なことをイチローも「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道だと感じている」と言っています。才能ではなく「やり抜く力」こそが重要で、それをどのように鍛えるかが問題なのかもしれません。勉強になりました。「職務経験を20年積む人もいれば、1年の職務経験を20回積む人もいる」という言葉に少しどきっとしました。「ラクな練習はいくら続けても意味はない」ので、やはり厳しい道に進んで広げないといけないのかと思いつつ、できることをやり切ることの重要さをあらためて認識させられました。ロマン・ローランも「英雄とは、自分のできることをした人だ。ところが凡人は、そのできることをしないで、できもしないことを望んでばかりいる」と言っています。結論、できることをやり抜く、これしかないですね。
「やり抜く力ー人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける」アンジェラ・ダックワーク著、神崎朗子訳、ダイヤモンド社

9月某日 入試相談会 三重大学の入試相談会に参加しました。生物資源学部のブースは、昨年を上回る方が相談に来ました。模試とか塾で、オープンキャンパスに来ることができなかったというような生徒さんや、遠くから来た親御さんとか、大学周辺の普段の状況(家賃とか)の確認にみえた方とか、結構遠くからも参加いただきました。4つある学科のどこに自分のやりたいことがあるのかといった質問とか、就職先は?といった質問が多かったです。就職先は、三重大学生物資源学部という名前ではなく、本人がどれだけそこに行きたいかという思いのほうが重要なような気がします。実績はあっても、普通にやっていたら、そこに行けるというようなものでもなく、思いっきりやっていないと難しいというか、何ができるようになっているかに依存しているように思います。よく、学部卒業では研究開発には行けないですか?とか聞かれますが、学部卒業でも研究開発をしている卒業生もいますし、大学院を出ても、そうでない修了生だっています。重要なのは、モチベーションと努力のような気がします。

9月某日 出前授業 今年はリクエストがなく、これがはじめての出前授業でした。バイオマスのエネルギー化について某高校で語ってきました。伊藤整曰く「青春とは、手つかずの未来を所有することである」、若い高校生と話をしていると、その若いエネルギーに圧倒され、ちょっと羨ましい感じですね。

9月某日 休暇 せっかく休暇をいただいたのに、そんな日に限って台風がやってきました。台風が津市の真上を通過していき、雨量は175ミリ、最大瞬間風速23m/sでした。安濃川の水位が、氾濫危険水位を超えて上昇しましたが、超えていた時間が短かったために、氾濫することはありませんでした。それでも、最近の雨の降り方は、どかんと来るので怖いものがあります。

9月某日 三翠同窓会総会 2年に一回の三翠同窓会(学部同窓会)の総会が開催されました。同窓会の学内代表幹事をしている関係から、段取り、総会資料作成、事業報告、会計報告とそれなりに仕事をこなしてきましたが、無事に終わってほっとしました。同窓会の役割は、三重大学のような地域圏大学のミッションを考えるととても重要です。県内外の卒業生のネットワークこそが、地域再生の鍵ではないかと思います。今後も同窓会のありかたについて考えていかねばなりません。

9月某日 教養教育機構シンポジウム 教養教育機構のシンポジウム「アクティブラーニングとグローバル化を理念とした教養教育カリキュラムの成果と課題」に参加しました。聖心女子大学の杉原先生のご講演「アクティブラーニングを通して育ってほしいもの」と、三重大学の教養機構ができてからの試みの紹介がありました。三重大学では、全ての1年生が、スタートアップセミナーと教養ワークショップで、基本的なアクティブラーニングタイプの講義を経験します。また、英語教育では、これまで通期であったものを、前期集中型のカリキュラムに変更し、その結果として学生さんのTOEICの点数が向上しています。また、TOEIC上級者へは、イギリスへの3週間の短期海外研修を含めた英語特別カリキュラムが開講され、生物資源学部の学生も16名参加していたことを知りました。専門教育でのアクティブラーニングの実施を考えるとき、こうした教育をうけた学生が専門課程に来ていることを認識しないといけないと思いました。

9月某日 温泉 何年かぶりに、家族そろって長野県の某温泉にでかけました。ランチバイキングでお腹を満たし、露天風呂でのんびりと過ごしました。天気が良すぎて、露天風呂で日焼けをしそうでした。ぼうっと青い空と緑の山々を見ながら温泉につかっているのは、気持ちのいいもので、時間の流れを忘れてしまいそうでした。「命の洗濯」という言葉がぴったりと会う、午後の時間でした。

9月某日 広島優勝 25年ぶりの優勝。一番貢献しているのが、ドラゴンズです。とくに、マツダスタジアムでの大きな負け越しと、広島にマジックが出てからの2位巨人に対しての三連勝と、直後の対広島戦での三連敗は、マジックを減らす、よいアシストでした。広島ファンの卒業生にメールをしたら、ビールを買いに行くと返事が来ました。また闘莉王が帰ってきたグランパスが、19戦ぶりの白星となりました。今年は、ドラゴンズ、グランパス、共に監督の途中解任ということで元気がでません。

9月某日 オープンラボ オープンキャンパスは、受験生を対象にしていますが、オープンラボは、社会人を対象にしていると思ってもらえるとわかりやすいかもしれません。というわけで、研究科のオープンラボに参加して、研究室の4年生がポスター発表を行いました。

8月某日 大学等放射線施設協議会 今年も台風の接近のなか放射線施設協議会の研修会に参加しました。熊本地震での放射線施設への影響や、某大学であった老朽配管からの放射性物質の漏洩事例など、危機対策を考える上で、たいへんに勉強になりました。

8月某日 大学院の入試 大学院の改組と学部の改組が同時でしたが、学部のほうは、新学科の学生がまだ2年生ですので、大学院の入試にも、知らない学生さんが多く、新鮮な感じがしました。研究内容の説明を聞きながら、同じ講座内にもいろいろな研究があるんだと、つくづく思いました。

8月某日 県営名古屋空港 前に名古屋空港を利用したのは、まだ国際線があったころでしたので、ずいぶんと久しぶりに名古屋空港を利用したことになります。フジドリームエアライン(FDA)で、いわて花巻まで飛びました。共同研究に向けて、現場の視察です。現場には現場の香りがあり、現場をみることでわかる課題もあります。岩手県というと遠いイメージですが、飛行機だと意外と早いし、便利だということがわかりました。

8月某日 昭和49年度北陵中学校卒業生の同窓会 40年ぶりに会う友達は、名前と顔が一致しませんでしたが、話をするうちに、いろいろなことを思い出し、楽しい時間を過ごすことができました。幹事をしていただいた皆さんに頭がさがります。昔の中学ですので、9組まであり、360名を超える卒業生がいます。中には、すでに鬼籍に入った友人もおり、こうして会って中学時代や、その後の様子などを話せるのは、本当に幸せなことだと思いました。

8月某日 再びナゴヤドーム 谷繁監督の休養というか更迭に、ファンとしては言葉を失ってしまいました。監督をやめさせたら勝てるのか?とフロントに問いたいです。今、すべきことは、ひとつでも勝つ事、人事は、日程が終わったところで、判断すべきではないのかと思いました。それでも、チケットはチケット、燃えドラデーで、青いジェット風船を飛ばすべく、ナゴヤドームへ・・・・今シーズンは、これで1勝2敗1分になりました、残念。

8月某日 忘れ物 最近、忘れ物が多くて困ります。先日も、某店舗に携帯電話を忘れ、某研究室にiPadを忘れ、某入浴場で着替えを忘れ・・・・かなり、やばい状況かもしれません。

8月某日 修士論文審査 9月末に終了する10月入学の学生さんの修論審査がありました。修論審査というと真冬のイメージなんですが、この時期の審査は暑いです。もちろん,内容も熱いですけど。

8月某日 オープンキャンパス 今年のオープンキャンパスも、過去最高の参加者を更新し、1177名の来場者となりました。入試相談室も、学科ブースも盛況でした。

8月某日 リオオリンピック開幕 いつものオリンピックとは違って、次は東京かと思うと、開会式を見ていても、東京はどんな演出になるのだろうか、聖火の最終ランナーは誰?とか、いろいろと気になってしまいます。

8月某日 高大連携事業 高大連携として、県内の高校と連携して、PCRとDNAシークエンスをしました。寒天培地に生じた細菌コロニーから、DNAを抽出して、16S rRNA遺伝子をPCRで増幅した後、ただちにダイレクトシークエンスで塩基配列を決めました。決定したDNA配列をBLASTに投げて、ヒットする微生物の属種を調べました。参加者8名のうち、7名が、無事に塩基配列を決定することができ、BLASTでは、BacillusPseudomonasErwinaStaphylococcusなど、様々な細菌がヒットして、環境中にはいろんな細菌がいることが分かっていただけたかと思います。高校生でも、ちゃんとシークエンス反応ができることがよくわかりました。高校生が、理科の教科書のコピーをもっていて、そこには、PCRをやってみようということが書いてありました。よく読むと人間PCRで、温度の違う3つの水槽を用意して、時間を見ながら、試薬の入ったチューブを移して行くという作業を40サイクルやりましょうと書いてありました。40サイクルもDNAポリメラーゼがもつかな?と思いつつ、これをやれという教科書にも、びっくりしました。

8月某日 SSH 昨年に引き続き県内のスーパーサイエンス指定高校の学生さんとPCR 法の実習をしました。学生さんが生物の図説をもってきていたのですが、そこに、VNTR のPCR増幅と、アガロースゲル電気泳動が出ていました。驚きます、高校生が習っている内容なのかと思いましたが、高校生にとっては、実際に見るのははじめての道具ばかりなので、勉強になったと思います。今年は、地域イノベーション学研究科の低層棟にある実験室を借りました。サーマルサイクラーや遠心分離機、FASもあるので、機械を運ばずにすみました。また遺伝子実験施設の見学もすぐにできて便利でした。

8月某日 学習指導要領の改訂 国の学習指導要領の改訂が発表になりました。小学校における英語の教科化、小中高校の全ての教科においてアクティブラーニングの導入が決まりました。大学もうかうかとはできません。入ってくる学生が、しっかりラーニングしてきているとすれば、大学でもラーニングを基本としたカリキュラムの設計をしないといけません。とにかく、アクティブラーニングを取り入れた専門教育の実践が重要になるかと思います。

7月某日 三重大学落語研究会OB会に出席しました。相変わらず、皆さんの近況報告が面白いですね、さすが落研です。昨年は欠席でしたので、久しぶりでしたが、落語研究会の現状の報告をさせていただきました。

7月某日 記者会見 「セルロースから燃料を生産する微生物の創出」という記者会見をさせていただきましたが、残念ながら、掲載してくれるマスコミはありませんでした・・・・残念。

7月某日 大学説明会 大阪で開催されました「国公立・有名私立大学説明会」に参加しました。三重大学のなかでも生物資源学部は、前期日程の入学試験を大阪でも実施します。そのあたりの宣伝と思ったのですが、生物資源学部のブースに来てくれた学生さんは、ほとんど入試のことを知っていました。質問では、やはり来年度の改組による新学科のことが多かったですが、二つできる新学科のうち、片方ばかりに質問が偏っていました。中には、大学教員の仕事についてとか、私の研究についてとか、ちょっと変わった質問をしてくる高校生もいました。また、子供が模試でこれないので、代わりに来たという親御さんとも何組か話をさせていただきました。会場で、偶然、北海道大学のK先生にばったり会いました。18歳人口の減少で、旧帝大といえども、よい学生さんに来てもらうためにも、こういった説明会での活動が重要になるのでしょうね。

7月某日 ポケモンGO 何が起きたのかわかりませんでした。いつもと違う昼休みの風景でした。多くの学生さんが、スマホをもってウロウロと、ゾンビのように歩き回っています。ポケモンGOが国内配信されました。

7月某日 三重大学管弦楽団演奏会 三重県総合文化センター大ホールでの演奏会に行きました。ビゼーのアルルの女組曲とベートーベン5番の1楽章という演奏会でした。指揮をされている教育学部の兼重先生が解説をされて、ハ短調からハ長調という解説がわかりやすかったです。管弦楽はこころ落ち着きます。次回は、ベートーベンの5番がフルだそうなので期待しています。

7月某日 セルラーゼ研究会 第30回セルラーゼ研究会に参加しました。セルラーゼ研究会も30回の節目を迎えました。アメリカを中心に、セルロース質バイオマスの糖化プロセスは、着実に進行しております。今回、研究会で企業賞を受賞したノボザイムさんの酵素は、ここ5年でも糖化効率が大きく改善されています。昔、バイオエタノールのコストの多くは酵素剤代金と言われていましたが、かなり低減することに成功しています。次の10年でどうなるかはわかりませんが、セルラーゼという酵素が、実用的に利用できる時代になってきたことは、うれしいかぎりです。

7月某日 医学部看護学科FD 看護学科のFDに講師として参加しました。三重大学では、MoodleというLMS(ラーニングマネージメントシステム)を利用したe-learningをすすめているのですが、教員のアンケートを見ますと、医学部と工学部で、利用する先生がなかなか増えていません。もちろん、それぞれの学部で、スペシャリストと言えるハードユーザーもいますが、全体としては、普及していないのが実態です。そこで、Moodleを利用した授業のつくりや、Moodleを使って学生さんに見せることができる様々なもの(画像や、ファイル、テストなど)を見ていただくことで、Moodleを活用した授業が広がっていけばいいかな思っています。それにしても、看護学科の先生方の熱心さに驚きます。生物資源学研究科の先生方も、昔は熱く語っていたのですが・・・・・

7月某日 昇竜デー 留学生を連れてナゴヤドームへでかけました。吉見投手の三回目で、やっと勝てました。満塁HRも見ることができ、ユニホームがもらえ、ジェット風船を飛ばして、留学生もよろこんでくれたところがよかったです。

6月某日 昨年度の活動報告書の作成 毎年、この時期に前年度の教員活動報告のまとめをして提出します。昨年度は、地域イノベーション学研究科から、生物資源学研究科にもどり、広報委員会副委員長として、オープンキャンパス、学部学科説明会をこなし、高大連携事業、出前授業などにも対応しました。また兼務で、高等教育創造開発センターの部門長として、全学FDの企画運営、アクティブラーニングの導入などにも取り組み、生命科学研究支援センターでの放射線化学・安全管理学部門の教員としての仕事もこなしました。学生対応では、博士1名、修士1名(いずれも学長表彰)、学士6名を無事に卒業させることができました。原著論文も3報でましたし、10月には、低アルコール酒「三重大学トレセ」を発表して、3月には、三重大学魚醤「鮭びしお」をマスコミに発表しました。まあ、こうしてまとめてみると少し頑張れた年度だった気がします。

6月某日 共著論文の掲載 樹液から単離した酵母とその酵母でつくったビールについての研究論文が、食品工学会誌に掲載されました。このビール、「ヒメホワイト」は、今年のオーストラリア国際ビアカップにおいて銀賞を受賞しました。三重大学のマークの入ったビールです。ぜひ、味わっていただければと思います。

6月某日 就職セミナー 今年から就職支援委員会のメンバーになってしまい、某社による就職セミナーに参加しました。なかなかいい事を伝えてくれていましたが、参加している3年生が少なすぎるように思いました。せっかく就職活動準備について良い話をしてくれているのですが・・・残念です。

6月某日 またもらってしまった研究費の不採択メール。ここのところ、外部資金がとれなくて、頭を抱えています。なんとかしないといけません。

6月某日 イギリスのEU離脱 おどろきました。思ったよりもたいへんなことになるのではないかと思います。まさか、離脱とは、世の中わからないものです。ただ、グローバル化の一方で、内向きな思考が増えていくことが気になります。ナショナリズムの台頭は、あらたな火種になりかねないように思います。

6月某日 高校生の大学訪問 岐阜県内の某高校の学生さんが、バスに乗って大学見学に来てくれました。生物資源学部の紹介をさせていただきました。

6月某日 学部高大連携事業 この夏休みに高校生を対象とする勢水丸乗船実習の参加者ガイダンスに参加しました。高校の先生方との確認や船での実習の概略の説明をします。話を聞いてもらって、興味をもってもらい、少し予習など(例えば伊勢湾のことについて)した上で、船にのってもらえると効果がでるかなと思います。この乗船実習を経験した学生さんが、三重大学に来てくれるいいですね。

6月某日 三年次編入試験 高専生や短大生で、学部3年生に編入したい学生の入学試験です。本年度最初の入試がありました。志望動機などをみてみると、情報源がHPであることがよくわかります。やはりHPを中心とした広報活動が、ますます重要になってくるとつくづく感じました。

6月某日 化学実験 改組の関係で、教養の化学実験を担当していますが、有機合成の実験を担当しました。正直いって、大学卒業以来、有機合成には関わることがなかったのですが、そこは、昔とったなんやらで、遠い昔を思い出しながら、不思議と対応できるものです。今回の実験は、アニリンからアセトアニリドをつくるという合成反応なんですが、私が学生のとき(2年生後期の有機実験)は、ベンゼンから、ニトロベンゼン、アニリン、アセトアニリドという順で合成し、アニリンからさらにスルファニルアミドを合成していったように記憶しています。まあ、昔は昔で今は今ですが、経験や知識は、いつ役立つかわからないものだと感じました。試薬が悪かったせいもありますが、3回くらい失敗しているグループもあり、やりなおしで、思ったより時間がかかりました。ちょっと懐かしい感じでした。

6月某日 学部説明会 今年もこのシーズンがやってきました。6月と7月は、高校への説明会が最も多い季節です。来年度から、生物資源学部は4学科体制になります。新しい4学科の説明と定員増の内容を伝える必要があり、これから県内を中心とした高校に宣伝にでかけます。さっそく、できたての学部パンフレットをもって県内の某高校に出かけました。

6月某日 梅酒の仕込み 今年の梅酒の仕込みがありました。朝から、梅のへた取りに参加して、ひたすら作業して、梅の実を洗って、日本酒に漬込みます。これで秋までまてば、おいしい梅酒のできあがりです。今から楽しみですね。

6月某日 教育実習特練授業参観 教育実習に行っている学生さんの特別練習授業を参観するために、県内の某高等学校に行きました。よく考えたことが伝わるような授業でしたが、校長先生を交えた反省会では、早口になっていたとか、生徒への問いかけが十分でなかったとか・・・あれ、どっかで聞いたことがあるような・・・教え子は似るものなのか、自分の授業参観後の反省会で指摘された事項と似ている項目が上がっていました。まあ、自分でもできていないことを学生さんに要求するのは、気がひけますが、それでも将来のために、あえて厳しい指摘をさせていただきました。それでも、しっかり授業している姿が頼もしかったです。

6月某日 旧附属病院の解体 旧三重大学附属病院の解体工事が本格化してきました。三重大学に入学したての頃、クラブの先輩に連れられて医局を見学させていただき、屋上で夜景をみたのが、つい最近のような気になります。

6月某日 全学FD「授業デザインとアクティブラーニング」に参加しました。この企画は、この春に大学教員になった先生方に、授業をどうデザインして(シラバスを書いて)、アクティブラーニングをどう取り入れたらいいかを考えてもらうために、アクティブラーニングの手法を紹介しながら、学生にいかにラーニングしてもらうかを考える講座です。私は新人ではありませんが、いろいろと役立つ手法あることを理解できたように思います。

5月某日 旧講座たてコン 今年は、新2年生がいないので、3年生以上ばかりの旧講座たてコンになりました。それでも、研究室紹介のビデオを上演したりして、もりあがりました。当日が、近藤先生の誕生日と重なり、卒業生も来てくれてよかったです。例年なら、これに新2年生が加わるので、結構な人数でやっていたんですね。

5月某日 伊勢志摩サミット いよいよ伊勢志摩サミットです。毎日通勤に使っている普通電車にも警察官が乗っていたり、駅にもたくさんの警察官がいます。その全ての警察官が他府県から来ているようで、今日の駅にいた警察官は、大分県警の方でした。とにかく、誰も怪我なく、テロなく終わっていただけばと思います。

5月某日 三重大学水曜ミニライブ 三重大学では水曜日の昼休みの時間に、「水曜 mini Live」という行事があり、様々なクラブやサークルが登場しています。管弦楽団、邦楽部、エレクトーンサークルなどなど、やはり音楽系が多いのですが、今回私が顧問をしております「落語研究会」の登場です。今回は、現会長が、ひとりでコントを演じて会場をわかせてくれました。三重大学のHPでも紹介されました

5月某日 ミニレビューの掲載 Trends in Glycoscience and Glycotechnology誌に、論文が掲載されましたと事務局から連絡がありました。編集委員の先生に大変お世話になりました。
TIGGのHPはこちら

5月某日 ぼちぼちオープンキャンパスの準備 次年度の4月から、生物資源学部は、入学定員も増え、4学科体制になります。それをしっかりと宣伝しないといけないものですから、学部のパンフレットをはじめ、オープンキャンパス、高校での説明会等、準備をする必要があります。例年になく忙しい広報活動になりそうです。

5月某日 ひょっとして見ていてくれる方もあるかもしれませんので告知です。
「名古屋市立北陵中学昭和49年度卒業生の同窓会」
平成28年8月14日(日)名古屋東急ホテル 11:00〜
幹事 今村光志さん、亀村進さん、世話人 乾高章さんの段取りにより、開催の予定です。
北陵中学の同期の方、よろしかったら連絡ください。

5月某日 論文採択 共著の「樹液から単離した香気生産野生酵母のビール香気特性および実用性の評価」が日本食品工学会誌に採択になりました。ほっとしました。また、論文で単離した酵母で醸造しました「ヒメホワイト」が、2016のオーストラリアビアアワードで、ハーブ&スパイしー部門で銀賞を受賞したと、連絡がありました。品質のよいビールをつくっている伊勢角屋麦酒の技術力の高さですね。

5月某日 アイソトープ教育訓練 例年の恒例行事です。

5月某日 再試 昨年後期の学科必修科目「細胞生物学」の再試を行いました。「必修」という科目は、卒業するために、必ず単位をとらなければならない科目なんですが・・・・自分の経験を言ったところで時代が違うと一蹴されるのかもしれませんが、自分が必修科目の試験に落ちたときは、かなり焦りました。そして、再試の前には必死に勉強しました。幸い、再試で落ちて再履修になることはありませんでしたが、おかげで、再試になった物理化学と無機化学は、けっこう詳しくなりました。近頃では、本試験よりも再試験のほうが出来ていない学生が、けっこういて、正直言って戸惑います。もちろん、再受講になるわけですが、「必修科目である」ということが彼らのモチベーションにはならないことが理解できません。卒業や進級するつもりがないと言われていように感じてしまいます。

5月某日 連休から、少しのんびりとしてしまいました。「及第点に満足せず、自分の行動とその結果の責任は、最終的に自分にあることを自覚することです。人生にリハーサルはありません。ベストを尽くすチャンスは一度しかないのです。」という、ティナ・シーリングの言葉をかみしめて、ネジをまきなおします。

5月某日 教養教育化学実験 学部改組にともない新カリキュラムのなか、数年ぶりに教養教育の化学実験担当になりました。金属イオンの実験です。本当に混ぜるだけの実験なんですが、なぜ沈殿ができるのか、何に何を加えているのかが、理解できていない学生さんがたくさんいたのに、少しだけ驚きました。まあ、時代の流れといえば、それまでなんですが、学生さんの勉強や実験に対する姿勢に違和感を感じました。

5月某日 冨田勳氏訃報 NHKの「きょうの料理」の音楽や、「新日本紀行」のテーマソングが忘れられません。とくに、新日本紀行は、親父といっしょにいつも見ていました。そして、やはりなんといっても衝撃的だったのが、シンセサイザーという音源です。展覧会の絵、月の光の衝撃は忘れることができません。FMのエアチェックで、録音したカセットを擦り切れるほど聴いたと思います。とくに、亜麻色の髪の乙女は好きでした。共通教育の「民族音楽学」で、惑星を聴いたことも忘れられません。ご冥福をお祈りいたしております。

5月某日 再びナゴヤドーム 再び先発吉見投手、阪神戦でしたが、一方的な展開で、一度もチャンステーマを歌うことなく、完封負けでした。

4月某日 江戸橋 江戸橋の架け替え工事の進捗状況。ついに旧江戸橋の橋脚が全て取り除かれました。

昨年の11月頃

現在の様子、橋脚も撤去され、かつての江戸橋の面影はない

4月某日 道の駅「津かわげ」開業 国道306号と国道23号中勢バイパスの交わるところに道の駅「津かわげ」が開業しました。大学に近いということで、三重大学関連商品も販売しています。私の関連では、国際ビアカップ金賞の「ヒメホワイト」、全国二位の「三重大學梅酒」、先日発売となった「三重大学鮭醤」が販売されています。これまでは、大学の生協での販売でしたので、休日は購入できませんでしたが、これからは、道の駅「津かわげ」で購入していただくことができます。もし、近くを通りましたら、ご利用ください。

4月某日 熊本地震 実は、昨年の11月にあった薩摩半島西方沖地震(Mw7)が、ずっと気になっていて、これが、いわゆる構造線上にあるので、阿蘇の噴火へつながるのではないかと思っていました。4ヶ月経った今も、その断層の地震が続いています。その断層の先に今回の熊本地震があり、さらに大分になり、和歌山では、構造線の南側で、数年前から小さな地震が続いています。その先に三重がありますので、構造線上(三重県内では櫛田川流域)で、このような地震が起きるのではないか心配になります。もちろん、東南海の巨大地震が迫っていることは間違えありません。今回の地震で、多くの被災された方が、SNSで水の必要性について語っていました。我が家では、花に水をやるために、屋根の雨水を樋から分岐してタンク(80Lが2基)に貯めるようにしています。地震で屋根がつぶれたらしかたがないですが、こういった設備も役に立つかもしれないと思いました。

4月某日 研究室がスタート 新3年生を迎え、研究室が新年度をスタートしました。大学院生は、生物圏生命科学専攻、学部生は資源循環学科という状況が、もう一年つづきますが、しっかりと研究活動ができれば、学科や専攻はあまり関係ないように思います。昨年度は、大学院生は、地域イノベーション学研究科の所属でしたので、かなりややこしい状態でした。

4月某日 ナゴヤドーム デイゲームの巨人戦、先発は吉見、大ピンチで岩瀬、しびれる試合でした。結果は延長12回引き分けでしたが、家にもどったら、夜10時で、デイゲームのはずが、長い試合になりました。これで、サヨナラ勝ちだったらよかったのですが。

4月某日 入学式 今年も入学式では,日本酒の販売を手伝いました。多分、入学式が一番売れているのかなと思います。このお酒の販売でもって、今年の酒造りはひととおり終了です。三重大学の酒造りも10年続きました。10年かけて、日本酒「三重大學」と梅酒「三重大學」は、それなりの評価をいただける商品として育ってきました。次の10年にむけて、新たなスタートでもありますが、次の10年よりも、自分の定年退職のほうが先ですね。もちろん、今年は、「三重大学鮭醤」も販売しました。

4月某日 新入生オリエンテーション 同窓会の挨拶。同窓会長および同窓生から新入生へのメッセージを伝えました。生物資源学部の同窓会には、およそ2万人の卒業生がいます。そういった先輩方と学生をつないでいくことが重要だと考えています。なんとか、つなげる方策というか、手段を構築しないといけないと感じています。就職活動が、個別化していくなかで、意外と先輩というのは頼りになるということを感じてほしいですね。

4月某日 さくら満開 学内さくらがほぼ満開になりました。留学生が大喜びです。

4月某日 新入生オリエンテーション 新入生がやってきました。またこうして1年がはじまります。

4月某日 新年度 新しく赴任された先生が挨拶にみえたり、事務室の机の位置が変わっていたり、新年度でいろいろなことが変わったりします。また、いきなり科学研究費補助金の結果発表でした。「科研費落ちた、○○死ね」とつぶやきたくなりました。採択されるのと落ちるのでは、研究室の運営が大きくちがってきます。残念な結果でしたが、切り替えていくしかないですね。

3月某日 年度終わり 新たな節目です。事務方の異動、退職等でご挨拶にみえるかたもあり、年度末という感じです。

3月某日 成績配布 3年生後期の成績を配布しました。いよいよ、担任クラスも4年生になります。ここまでくると、卒業要件の単位数をほぼクリアしていて、残すのは、ゼミと卒業研究のみという学生さんがほとんどです。就職活動もまっただなかです。

3月某日 学位授与式 今年も学位授与式を迎えました。博士1名、修士1名の学長表彰者を出すことができました。学生さんのがんばりに頭が下がる思いです、本当によくがんばりました。まあ、先生が頼りないと学生は育つものです。例年のことながら、さみしい思いと、区切りの安堵感とが混ざる微妙な一日でした。


3月某日 全学FD 高等教育創造開発センターの部門長としての仕事で、「ディープ・アクティブラーニングの理論と方法」〜TeachningからLearningへのパラダイムシフト〜という講演会とワークションプを開催しました。京都大学高等教育研究開発推進センターの松下先生に講演をお願いし、12月に実施した三重大学におけるアクティブラーニングのアンケートの結果について報告をしました。近隣の大学からの参加もあり、70名を超える参加をいただき、全学FDとしては、よかったと思いましたが、各学部の事例紹介が、思ったよりも長くなり、ワークショップを実施することができなくなってしまったあたりが反省点でした。松下先生からは、三重大学がアクティブラーニングの先頭にたって「PBLを中心にしたアクティブラーニングのモデル校」になってほしいとお言葉をいただきました。期待に応えられるように、取組んで行きたいと思いました。

3月某日 三重大学魚醤 ヤマモリ(株)と共同研究をしてきました「鮭醤」がついに発売することになり、記者会見をいたしました。NHKのニュース(津放送局のローカル)にも取り上げられました。これは、白塚にある水産加工会社(丸新水産)からでる鮭の尾ひれを、醤油麹の抽出液(酵素液)で加水分解したもので、これまでにない風味の魚醤になっています。とくに、ペプチドに特徴があり、我々の分析でも、「コク味」ペプチドと言われているγ-Glu-Val-Glyが検出されています。このコク味ペプチドは、食べ物のコクを与えています。もちろん、グルタミン酸を含め、多くのアミノ酸が含まれていますので、「うま味」「コク味」のある調味液となっています。

3月某日 学内企業研究会 今年も三重大学内で企業研究会(企業説明会)が開催されました。14日から5日間、540社がブース展示をして三重大学に求人に来てくれました。卒業生が毎日のように、研究室に寄ってくれ、なつかしい話に花が咲きました。卒業生が活躍してくれるから、企業もまた三重大学から学生を採用したいと思うわけで、先輩から後輩へとつながっていくことが大切だとつくづく思いました。

3月某日 後期日程の入試 無事に後期日程の試験が終わりました。これで、6月の3年次編入試験からはじまる入試が全て終了しました。あとは、4月から来る新入生を迎えるだけです。今年度、広報委員会のメンバーとして、オープンキャンパス、高校訪問など入試の宣伝をしてきました。まあ、これで一段落で、また来週からは、来年度に向けて戦略を考えないといけないかもね。

3月某日 水産実験所へのお迎え 水産実験所での学芸員実習に参加している学生の迎えに、大学のバスで、志摩市の和具までいきました。片道で3時間くらいかかります。途中の道路での工事が目につきましたが、運転手さん曰く、サミットのために舗装工事をしているとのこと。確かに、伊勢と志摩を結ぶ道路ですから、外国のお客さんがきっと使うだろうから、今のうちにというような話かもしれませんね。たまには、こんな日もあってもいいかなと思いましたが、寒かったので、屋外に出て、和具でのんびりというわけには行きませんでした。

3月某日 ネットワーク障害 大規模なネットワーク障害で、大学のネットワークが外部と遮断されました。なんだかとっても平和な気分になっています。ネットがない時代は、こうだったかなと昔を思い出しながら落ちついた時間を過ごせました。

3月某日 前期日程合格発表 最近の合格発表は、見に来る人もまばらです。合格者の受験番号がネットにでるからで、昔のようなもりあがりはありません。

3月某日 三重大学吹奏楽団定期公演会 60回を迎える定期演奏会にでかけました。ペールギュントはともかくも、シィエラザードのバイオリンのソロの部分をどのように吹奏楽で演奏するか、少し楽しみでした。なかなかの演奏で、学生さんの気合いが伝わってきました。

3月某日 愛知県立の某高校での学部・学科説明会 恒例になっています。理系と文系の選択などもありますし、そもそも農学・生物資源学系の大学に進学した先にどんな出口があるのかが、高校生ではなかなか理解ができないかと思います。そんな出口の話をしつつ、ぜひ、生物資源学系に進学をいただきたいという話をしてきました。

3月某日 国際交流センター日本語研修修了式 昨年10月に開講式に参加したのですが、そのときは、各国の学生さんが、みな英語でスピーチをしていました。6ヶ月がたち、日本語集中講義を受けた後の修了式では、みな日本語でスピーチができていました。諸外国の学生さんにとって会話はともかく、カタカナと漢字は、かなり苦戦したようです。多くの学生さんが難しいと言っていました。それでも、多くの学生は、4月からの大学院入学がまっています。センター長がコミュニケーションツールとしての日本語と語っていましたが、本当の学ぶべき専門や技術の取得は、これからはじまります。留学生のみなさんの活躍を期待します。

2月某日 梅 留学生3名を連れて、市内の結城神社にしだれ梅の花を見にでかけました。寒い冬をのりこえたからこそある幸せですね。

2月某日 前期日程の入学試験 入試の倍率とか、ランクが気になるところです。とくに本年度は広報のイベント部会ということで、高校での説明会、オープンキャンパス、入試説明会などを担当してきました。そういった活動の効果があるのかどうかのひとつの指標にはなるかと思います。

2月某日 卒業研究発表会 研究室のなかでも、もっともおおきなイベントです。午前中は口頭発表で、午後はポスターセッションでした。2月に入ってからのがんばりは、賞賛に値しますが、もう少し前からだったら、もっといいものになったのになあーと思うのは指導教員だけでしょうか。卒業生のコメントの入った花束をいただきました。こういったものをもらったことがなかったので、戸惑いましたが、ちょっと照れますね。

2月某日 地域イノベーション学研究科の発表会 昨年度まで、地域イノベーション学研究科に在籍しておりましたので、修士課程の学生1名と博士課程の学生1名が、現在も地域イノベーション学研究科の所属です。その2名の発表会が、地域イノベーション学研究科棟でありました。さすがに院生だけのことはありますし、地域イノベーション学研究科独特のグループ学習の成果か、期待以上にしっかりした発表と質疑応答をしてくれました。

2月某日 修士論文発表会 旧資源循環学専攻 物質循環学講座の修士論文発表会に参加しました。改組のため、この研究室の組み合わせで修士論文の発表会をするのは、今年で最後です。土壌水分の移動、サゴヤシ、コムギ施肥、菌根菌など、本当に勉強になります。

2月某日 アカデミックフェア 学生や大学院生が、異なる分野の専門の人たちに、いかにわかりやすく説明できるかというような主旨で毎年開催されているものです。今回、研究室から4枚のポスター発表をしました。参加した3年生には、これからやる卒業研究テーマを語らせました。フェアに参加していた学生は、1、2年生が多く、そういった学年に、自分の研究を語ることは、大いに勉強になったことだと思います。様子は三重大学のHPに掲載されています。

2月某日 細胞生物学定期試験 学科必修の科目なんですが、試験のできが悪くて、落ち込んでしまいます。何が足らなかったのでしょうか。3分の1の学生の試験成績が、単位認定に届きませんでした。ほとんど白紙、あるいは全面白紙の答案を出されると、敗北感でいっぱいになります。がんばって講義をしているつもりなんですけどね。

2月某日 きのこの実験 今年の学生実験のきのこができました。菌糸の生育まではうまくいったのですが、芽かき後の温度管理に失敗して,キノコの形が変になってしまいました。
 

2月某日 技術職員研修 大学の技術職員(技官さん)の研修会で「統合バイオプロセスによるセルロースの生物変換」というお話をさせていただきました。酵素糖化と発酵を同時に行うという話です。セルロースの分解、とくに天然基質の分解には、数多くの酵素が必要です。アルコール生産能の高い酵母などに、植物繊維を分解させる能力をいれるよりも、植物繊維が完全に分解できる微生物に、有用物質(燃料や化学物質)を生産できるようにしたほうが、現実的ではないかという議論をしました。その上で、そういった可能性のある微生物と我々が取組んでいる研究を紹介しました。

2月某日 松阪市新エネルギー推進委員会 新エネルギー推進委員会に出席しました。森活プロジェクトは、順調に参加者を伸ばしており、目標の年間1500トンの木材の収集に届きそうな感じです。また、バイオマス施設のスタディツアーも好評で、よかったと思います。今後は、こどもたちにバイオマスを理解していただくような方策を考えていかないといけないかなと思いました。
 考えてみると、今、地方は、消滅自治体などと言われ人口減と高齢化に頭を抱えている状況ではあります。しかし、世界を見てみると、非常に不安定な状況で、エネルギーと食料を海外からの輸入に依存している都会の暮らしは、何か大きな出来事で、あっという間に破綻してしまうかもしれないという感じがあります。三重県には、幸い、食べ物も、エネルギー源もあります。それを活用できる方策さえ、しっかりしていれば、やがて都会から人は集まってくるように思います。まさに地域からのイノベーションの時代になってきたと思います。松阪市の場合、今後も風力発電、小規模水力発電、林道整備をつづけていけば、かなりの量の自然エネルギー供給が可能になるように思います。この松阪市の取り組みが、地方都市のモデルになったらいいなあと思いますね。

1月某日 あっという間に1月が過ぎていった。今月は、パーフェクトとはいかず、お客さんとの関係もあり2回だけ、エレベータに乗ってしまいました。2回にとどめられたのはよかったけど、それでも体重は落ちていないので、何かほかにも工夫が必要かもね。

1月某日 理数系教員(CST)養成拠点構築プログラムのシンポジウム 第3回のCSTシンポジウムに参加しました。小中学校の先生方の「理科室を科学館に」という取り組みが、本当にすばらしく感じました。振り返れば、私も小学校の時代、理科室が大好きな子供でした。5年生のときは理科クラブに入っていたと思いますし、理科室は、棚にはいった機器をみているだけで、わくわくするような空間だったと思います。文部科学省の教科調査官の「次期学習指導要領の方向性」についての講演を聞きました。やはりここでも「アクティブ・ラーニング」がひとつのキーワードになっていました。教育で育成すべき資質・能力とは何なのか、TeachingからLearningへのパラダイムシフトが、もとめられているように強く感じました。

1月某日 研究セミナー 新潟大学の杉本華幸先生に、キチナーゼについてのセミナーをしていただきました。高速AFMの話など、論文ではわからない部分についても、学部学生にもわかるように説明をしてくれました。酵素を車に例えると、キチナーゼは、キチン結晶表面を時速150km/hで動いているという、おそろしく高速で酵素がキチンを削っているわけです。となると、セルラーゼは、キチナーゼよりもかなり速度が遅いので、自転車のついたリヤカーになってしまうのか。

1月某日 寒波来襲 朝から太陽が出ているのに、空気が冷たい。午前11時をまわって、やっと4℃になり冷蔵庫のなかと同じになりました。天気予報では雪でしたが、雲が少し北へずれたので助かりました。

1月某日 COC+キックオフシンポジウム 三重大学が本年度、文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」に採択され、そのキックオフのためのシンポジウムが三重県庁の講堂で開催されました。地域の人材育成や地域の課題解決が、地方国立大学の重要な使命のひとつであることは間違えありません。もちろん、そんななかでも世界と戦える研究や教育をしなければ、地域が活性化するわけがありません。地域が衰退していくと嘆くよりも、まず地域にひとが集まる、そんな魅力ある取り組みをしないといけません。魅力があれば、ひとはだまっていても集まります。どう魅力をつくり、どうアピールするか。三重大学全体として取組まなければならない大きな課題です。

1月某日 バイオリファイナリー 「みえバイオリファイナリー研究会」が三重大学で開催され、参加しました。近畿バイオインダストリー振興会議の新名先生、神戸大学の近藤昭彦先生の講演を聞きました。アメリカを中心に、セルロース質原料によるバイオ燃料生産が実用化レベルで機能している実態がよくわかりました。温暖化防止の観点からも、生物材料を基盤とした化学物質生産が今後も重要になると強く認識しました。とは思いつつも、明日の研究費をどうするかを真剣に考えないといけない立場に、ちょっとため息がでます。

1月某日 冬型の気圧配置 正月は暖かでしたが、さすがに、やはり冬はやってきます。日本海からの強風にのって雪が降りました。積雪するほどではありませんでしたが、トロピカルな国から来た研究室の留学生は大喜びでした。

1月某日 訃報 谷山鉄郎先生が御逝去されました。旧資源循環学科 物質循環学講座 生物循環機能学研究分野の初代教授でもあります。ということで、私が生物資源学部の講師として採用をいただいたときの研究室の教授でもあり、ずいぶんと飲みにも連れていってもらいました。先生のいろいろな体験談をきくなかで、大学教員の社会貢献ということを強く意識したように思います。私の修士論文の内容を説明をしたときに、「微生物も面白ね」っと言っていただいたことや、相撲の話で盛り上がったことがなつかしく思い出されます。ご冥福をお祈りいたします。

1月某日 大学院の二次入試 院の二次試験、試験監督があたりました。監督がよくあたるなあと思いつつ、これで、前期日程は当たらないかなっと思ってしまいます。

1月某日 センター試験 今年もセンター試験がやってきました。例年のことではありますが、今年の監督では、体力の消耗がはげしく、とくに疲れました。私の担当した教室は、ひとりの欠席者もなく、どの教科もいっぱいでした。センター試験がなくなったらどうなるのかわかりませんが、まだまだ、この苦行は続きます。

1月某日 酒造りキックオフ 三重大学の酒造りも今回で10回目をむかえます。もう10年にもなります。今年も、はじまりますが、例年に比べて若い学生さんが積極的に参加してくれ、うれしいかぎりです。酒造りの概略をお話しましたが、現場体験を体験できる貴重な機会ですので、ぜひ、参加をいただければと思います。

1月某日 健康診断の結果 例年の恒例行事ですが、新年はこれからはじまります。メタボは脱却しているのですが、今回は新たな軽度異常があり、総合判定は「要経過観察」。基本的には体重を落とせば改善すると思いますので、今年一年は、エレベータにできるだけ乗らない作戦でいこうと思います。

1月某日 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いをいたします。2016年は、いきなり4日から授業がはじまり、正月気分もぶっとびです。それにしても、おだやかで暖かな正月でした。どんな1年になるかわかりませんが、精一杯生きていくことしかないといいますか、振り向いたところで、時間がもどるわけでもなく、ここは開き直って行こうと思うわけです。真新しい出勤簿の最初に印鑑をついて、さあ、2016年のスタートです。
今年もがんばります。

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