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日本の農業土木学教育は2021年に三重大学において100年を迎えました。

〒514-8507 三重県津市栗真町屋町1577

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履修科目例Model curriculum

ここでは、農業土木学教育コースの指定科目の中から農業土木・土木系技術者を目指すときに必要な最低限の科目例を紹介します。
本当であれば教育コースの科目全てを載せたい気持ちですので、
ここで紹介する科目に限らず興味のある科目はどんどん履修してください。

※卒業研究の指導教員を選択する場合は、この履修科目例に提示した科目以外にも指導教員の担当科目を履修しておくことを薦めます。
コース担当教員を参考に各自の履修を考えてください。


1年次  多方向への興味を持って教養科目を受講する

1年次では、いろいろな関心をもって多様な教養科目を受講してください。
特に農業土木・土木系の仕事は、政治や経済の国内・国際的な動きに大きく作用されることがあります。
もちろん、理系基礎科目、外国語の素養はしっかり身に付けましょう。

また、学業に加えて、大学時代の4年間になにか一つのことに真剣に取り組んで、そこで得た経験は就職面接で重視される傾向にあります。
1年生の間にとにかく一生懸命取り組めることを探しましょう。

 教養科目  教養基盤科目、教養統合科目



 学部必修科目 生物資源学総論(2)、フィールドサイエンスセンター体験演習(1)
 学科必修科目 将来気候予測論(2)、地球環境学概論(2)、生態圏循環学(2)
共生環境フィールドサイエンスセミナー(2)
 コース
必修科目
環境系数学(2)、環境情報学(2)
 選択科目
自由科目
 
   単位数  教養科目計40単位 専門科目15単位

2年次  農業土木・土木系技術者のための基礎を身に付ける

コース選択により、今後農業土木・土木系技術者としての道に進むことになる2年生では、実験実習が多くなってきます。
また、農業土木・土木系技術者の共通認識となる「構造力学」「水理学」「土質力学」が始まります。これらの講義内容は農業土木・土木系技術者の共通言語と なります。そして近年、土壌中の熱・物質移動を学ぶ「土壌物理学」は工学部土木の分野で注目を集めています。工学部には無い農業土木分野の強みの一つで す。真剣に取り組みましょう。

そして、測量では「測量学」「測量学実習」「測量学演習」を通じて、基礎的な測量技術から最新の測量技術まで2年次生の1年間で修得することができます。
これからの時代、農業土木・土木系の工事の発注や受注を行う上でも、最新の測量技術が使われることが多くなります。積極的に技術の修得に励んでください。

また、2年次の夏に、生物資源インターンシップを活用して、民間企業や県庁などへのインターンシップに行くことで、農業土木・土木系技術者としての仕事をより早く感じることができるようになります。

実験実習は青文字

 教養科目  教養基盤科目、教養統合科目



 学部必修科目  
 学科必修科目 環境保全生態学(2)、環境解析基礎T(2)、環境解析基礎U(2)
環境解析基礎V(2)
 コース
必修科目
 
フィールドサイエンス実習(1)、応用数学(2)、基礎構造力学(2)、測量学(2)、測量学実習(1)、
水理学(2)、基礎土質力学(2)、植物・土壌と水(2)、環境土壌学実験(1)
 選択科目
自由科目
測量学演習(2)、土壌物理学(2)、
構造力学(2)、建設材料学(2)、地形学(2)、
水環境工学(2)、景観生態学(2)
生物資源インターンシップ(1)
   単位数 教養科目計40単位 専門科目38単位
累計92単位

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3年次  実務の中から現代の課題を見つめ、専門科目を深める

3年次では、現役の民間企業の方や公務員を非常勤講師として招く講義が用意してあります。
現代の民間技術、国際貢献活動、農業政策、土木政策の課題や展望を直接聴けるチャンスです。地方の問題から国際問題まで答えられる現役の非常勤講師に、分からないこと知りたいこと、なんでも質問して自分を磨いていってください。
そして、3年次では1年かけて「水理学」、「土質力学」、「コンクリート工学」の座学の内容を実験で体験していきます。この実験で体験する水や土の性質は、農業土木・土木系技術者として実務に当たる場合の基礎的な経験となります。

さらに、農業土木、土木系技術者にもう1つ必須となる計画系の講義が「農村計画学」です。地域を理解し、そこに住む人を理解することで、よりよい生活環境を創造することができます。

実験実習は青文字

 教養科目  40単位取得済



 学部必修科目 技術者倫理(2)
 学科必修科目
 コース
必修科目
鉄筋コンクリート工学(2)、かんがい排水学(2)
水理実験(1)、コンクリート土質材料実験(1)
公共事業インターンシップ(1) 
農村ワークショップ運営実習(1)
 選択科目
自由科目
土質力学(2)、応用水文学(2)
実践農業土木学(2)、農業土木学学キャリアアップ演習(2)
ビオトープ論(2)、景観設計論(2)、水利施設工学(2)、農村計画学(2)、地盤・防災工学(2)、土壌学(2)、農地工学(2)
  単位数  専門科目:32単位
累計125単位

4年次  卒業研究により、1つのテーマを深く掘り下げて考える

4年次は、春から民間企業就職活動、国家総合、国家一般、県、市町村の公務員試験と就職活動が始まります。
公務員希望者は、試験会場の雰囲気に慣れることも大切ですので、国家総合の試験から受験していくことを薦めます。

また、面接において卒業研究の内容を聞かれることがあります。
これは与えられた“仕事”に対して、どの程度「積極的に」「問題意識を持って」「計画的に」取り組めるかという能力を把握するのに適した質問だからです。 採用後は、社会人として時に面白くない単調な仕事を行うこともあります。そのような場合にも前向きにがんばれる人が欲しいのは当然です。
就職活動や公務員試験が忙しいから卒業研究は後回しにするよりも、3年次からでも積極的に卒業研究に取り組んでおくとよいでしょう。

 教養科目                                                                           



 学部必修科目  卒業研究(4)
 学科必修科目  
 コース
必修科目
 
  
 選択科目
自由科目
 
   単位数  専門科目4単位            
累計129単位


バナースペース

農業土木学講座
産学官民連携実績

(官)三重県農林水産部
   農業基盤整備課
学官連携協議会(2004年〜)


(民)水土里ネットみえ
学官連携協議会(2004年〜)


実践農業土木学(旧称:実践農業農村工学)(非常勤講師)(2004年〜)
(官)農林水産省東海農政局
(官)三重県農林水産部
(官)愛知県農林水産部
(官)三重県県土整備部
(官)津市教育委員会
(民)三重県水土里ネット
(民)愛知県水土里ネット
(産)三祐コンサルタンツ
(産)NTCコンサルタンツ
(産)若鈴コンサルタンツ
(産)清水建設
(産)鹿島建設


農業土木学キャリアアップ演習(旧称:農業農村工学キャリアップ演習)(非常勤講師)(2011年〜)
(官)国土交通省中部地方整備局


(官)農林水産省東海農政局
   農村計画部・整備部
連携・協力協定(2016年〜)


(団体)(独)水資源機構
   中部支社
連携・協力協定(2016年〜)
(水資源管理・施設分野)


(産)(一社)農業土木
   事業協会
連携・協力協定(2019年〜)


(団体)(公財)三重県建設
   技術センター
建設技術研修への協力