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このページは、どうでもいいと思っていましたが、いろんなところから反響があり、それなりに読んでいただいているということがわかってきました。ぼちぼち、日々の生活を書いていきたいと思っています。

12月某日 年内最後の更新となります。皆様よいお年をお迎えください。平成最後の年末です。新年の皆様のご多幸をお祈りいたしております。

12月某日 ふるさと納税 年末のせいか、ふるさと納税の話題がTVでも多い。いなべ市が、ふるさと納税の返礼品として三重大学梅酒「紅翠」を採用してくれている。1万円で1本、2万円で3本が送られる。いなべ市の税収が、三重大学梅酒で少しでも増えるのなら、ヒルにさされながら農業公園で梅の実をとった学生さんの苦労も報われるかも。大学の地域への貢献もいろいろあるけど、こういった形もあるかなと思いつつ、三重大学のブランド品を、ふるさと納税の返礼品に採用してくれる自治体が増えてくれるといいし、大学を巻き込んだ返礼品開発なんていうのもありかなと思う。

12月某日 冬至 TVのニュースで、柚の入った風呂の話題が流れていた。カピパラのお湯に柚、近鉄の足湯電車に柚・・・・近鉄の足湯電車で、乗客が梅酒を飲んでいて、瓶が三重大学梅酒「紅翠」だった。さっそく、近鉄のHPを見ると、足湯電車のバーカウンターで、「紅翠」が出されていることがわかった。採用をいただいた近鉄の担当の方に感謝です。

12月某日 ジュニアドクター育成塾 この事業は、科学技術振興機構(JST)の次世代人材育成事業のひとつで、理数・情報分野の学習を通して、高い意欲や能力をもつ小中学生を発掘するものです。私の担当は「酵素のはたらき」ということで、アミラーゼによるデンプン分解を見るという実験授業を行いました。30名、6班の構成で行いましたが、道具をそろえるのが、たいへんで、特にポータブルの吸光度計を6台そろえるのに苦労しました。実験は楽しいと言ってくれる子供たちもいたのでよかったです。中学生に「これはディスポーザブルですか?」と聞かれ、難しい単語を知っているなあと思いました。さすがに中学生ともなると、グラフ用紙の使い方もうまいもので、大学生よりもセンスがある子もいました。将来、ドクターになってくれるといいですね。

12月某日 生協からのメール 11月に出た「Essential Cell Biology」の第5版、今ならブックフェアの特別価格です、という案内でした。細胞生物学の授業を担当して4年、今の4年生のときは、第3版を使い、今の3年生から、第4版になったのですが、来年の1年生は、第5版にしなければいけないかどうかです。とりあえず、読むのは、第5版にして、教科書としての指定は、日本語の第4版にしないと学生さんはついてこれないけど、授業には新しい情報を授業に取り入れていかないといけないかな。そんなこと思いつつページをめくると、CRISPRの節ができていたり、Sanger法シークエンスの4つのdideoxyNTPを入れて、ゲル板で電気泳動する図がなくなっていたり、教科書もどんどん変わっていることがわかりました。

12月某日 全学FD・SD「大学ガバナンスから見た教育改革」に参加しました。今回の講師は、首都大学東京の吉武先生で、少子化のなかにあって、今後大学がどう考えていくかが重要なことがよくわかりました。地方国立と言えばどこも一緒ではなく、そのなかにあって独自の路線や特徴を創っていかなければならないというようなメッセージをいただいたように思いました。

12月某日 学生実験 細菌を単離して、単離した菌を顕微鏡で見た後、PCRで16S rRNA遺伝子を増幅し、増幅したDNAの塩基配列を決めるという実験ですが、今年の2年生は優秀なのか、46名中、37名が800bpを超える塩基配列を決めてくれました。はじめてのPCR、はじめてのシークエンスにしては上出来すぎる腕前です。ちょっと感動もんでした。

12月某日 東海畜産学会 名古屋大学で開催された東海畜産学会に参加しました。岐阜県で、豚コレラが発生し、畜産関係はたいへんなことになっています。岐阜大学の杉山学部長のウイルスと動物の進化の話、名古屋大学の鈴木先生の後ろ足の位置を決定する遺伝子のメカニズムなど、たいへん勉強になりました。研究室の学生の発表もスライドの枚数が多くてドキドキしましたが、時間内におさまってほっとしました。自分が発表するよりも緊張しますね。

12月某日 健康診断 毎度毎度の出来事ですが、毎度毎度、自己嫌悪と後悔がやってくる一日です。もう少し何とかしないといけません。今回、体重は前回とほぼ同じだったのですが、腹囲が少し減少しました。ところが、測定してくれるお姉さんが、「あれ?」とか言って、体重が変わらないのに、腹囲だけ減少していることに疑問をいただき、測定すること3回。結局数値はかわらないものの、なんか腹をひっこめているではないかと疑われてしまいました。内臓脂肪を減らすヨーグルトや、NHKの「ガッテン」で話題になった油は、果たして効果がでるのか、詳細な結果が来るのが楽しみではあります。

12月某日 J1残留 J1最終節、湘南との16位争い。勝てばJ1残留ということで、ひさびさにTV中継もあるし、応援したのですが、前半で2-0と敗色濃厚。後半なんとか、なんとか追いついて2-2の引き分け。引き分けでは、16位となり、J2との入れ替え戦になってしまいます。ホイッスルがなったときには、がっかりしましたが、最後の最後で、磐田がオウンゴールで負けるという結果によりJ1残留が決定しました。ほっとしましたが、残留争いではないところで、がんばってほしいところです。

12月某日 推薦入試 いよいよ入試シーズンインです。高校の説明会やオープンキャンパスで見かけた生徒さんも受験してくれていました。広報委員会としてはうれしい限りです。

12月某日 査読 あいかわらず、内外の様々な雑誌から、査読の招待というメールがやってきます。たまたま、研究領域が近いので、ひきうけた某誌の査読。内容はまずまず、悪くはない。考察もデータに基づいているし・・・・引用文献まで、見ていって、あれれ、私の論文を二つも引用してくれている。ニコニコ、さっそくMinor Revisionと記入してコメントを送付、他の査読者がリジェクトしないように祈りつつ、ちょっとうれしい一日。

11月某日 学生実験 M先生といっしょに行っている学生実験、例年は、はじめ10回がM先生、終わりの5回が私というパターンですが、M先生の学会の都合で、今年は、はじめ5回をやることになりました。この学年は、落ち着いていて、授業もやりやすかったので、実験もスムースにスタートできました。

11月某日 三重県内企業研究会 キャリア支援センター主催による「三重県内企業研究会」の交流会に参加しました。たくさんの企業の人事の方、卒業生のみなさんとお話をさせていただき、就職の状況や、卒業生の近況などの情報をいただきました。研究室の4年生が内定をいただいている企業の方、3年生が応募したいと言っていた企業の方など、ご挨拶をさせていただきました。今後ともよろくお願いします。

11月某日 再試 前期の微生物学と応用酵素化学の再試を実施しました。抜群な答案もあれば、本試とどっこいどっこいの答案もあります。微生物学は必修なので、落ちたら困るはずなんですけど、気合いの入っていない答案には、がっかりします。結局、何人かは再受講していただくことになりそうです。

11月某日 同窓会 三翠化学会関西支部会にて、三重大学梅酒「紅翠」を記念品として採用いただきました。同期からも評価をいただき、ちょっとうれしいですね。

11月某日 三大学セミナー 三重大学、チェンマイ大学、江蘇大学、ボゴール農科大学を中心に、アジアの国の40近くの大学の学生が集まって、世界の問題点を議論する「三大学セミナー」に、研究室の院生が参加しました。これまでも、研究室の多くの卒業生が、このプログラムに参加してきました。今回、参加した院生が、ベストポスター賞をいただきました。指導教員としては、うれしいところです。他の国の学生さんと接することで感じることもあるかと思います。今後も、英語でのプレゼンテーションに学生を出していきたいですね。

11月某日 細胞生物学中間試験 全体としては、平均点が昨年と同じでしたが、ばらつきは、今年のほうが大きく、成績の二分化が顕著になって現れました。どうしたものでしょうか。80点以上をとっている学生が過去最高の人数であったことは、よろこばしいのですが、単位の認定基準に届かなかった学生が、昨年よりも増えていることが大きな問題です。残りの2回の試験に頑張ってもらうしかないですね。結果はもう変えられませんので、これから頑張るほか、手はありません。

11月某日 教育貢献表彰 前期の授業の授業アンケートの総合満足度において、微生物学の授業で、表彰状をいただくことができました。がんばりましたが、こればかりは相対的なものですから、他の先生の授業との兼ね合いになります。運良く、トップをとることができたというだけです。授業は教員がするのですが、授業は教員だけでなく学生とつくるものですので、学生を含めて微生物学の授業に関連したメンバー全員の表彰だと思っています。

11月某日 イオンモール津南 以前あったイオンのサンバレーが閉店後、新しくイオンモール津南として開店しました。売り場面積は三重県で二番目の広さのイオンモールです。実は、このイオンモールに、三重大学のお酒を置いてくれることになりました。どれだけ売れるかわかりませんが、ありがたいことです。そこで、グランドオープンの週末の土日、三重大学の酒造りの学生と共に、三重大学のお酒の試飲と販売サポートに行きました。土日で、20本くらい売れたように思います。大学ブランドの商品も売れなければ、自己満足にしかすぎません。三重大学魚醤が終売になってしまったことの反省から、売れる品質なら自信をもって売っていきたい、そういう商品でなければ大学ブランドとして意味がないように感じました。と威勢のいいことをいいつつ、二週続けての土日の出は、体にこたえますね。

11月某日 科学の祭典 今年も出展しています。研究室の学生との修行の場になっています。子供相手ですが、親御さんもいます。人前で話をする練習にもなるかとも思うのですが、苅田研に行くと、科学の祭典をさせられる、とネガティブな評判にならないか心配です。年齢とともに、体力的にも厳しくなってきています。それでも、子供達のよろこぶ顔が楽しみで今年も「光の万華鏡」の工作で出展しています。

10月某日 講座スポーツ大会 講座でのスポーツ大会が開催されました。種目は、バレーボールとバスケットボール。前評判に反して「食品発酵学研究室合同チーム」が優勝しました。同窓会からご支援いただいた巨大なトロフィーを得ることができました。来年は、連覇をめざしていきたいところです。

10月某日 秋のミニオープンキャンパス 台風の影響で中止になったミニオープンキャンパスの代替として、急遽、開催することとなりました。日程的にもきびしく縮小せざるえませんでしたが、それでも、たくさんの生徒さんと親御さんに来ていただきました。相談コーナーでは、例年になく留学と寮についての質問が多かったです。協定校への留学とか、英語特別クラスとか、英語を勉強するプログラムは用意がありますと伝えています。個人的には、留学したら話せるとかいうことではなく、日本にいても英語にどっぷりという生活は可能ですし、そういう生き方もできるので、要は、どれくらい自分にとって英語が必要なのかということだと思います。

10月某日 指摘 1年の細胞生物学の授業に使っている某社の教科書に「膜が余計に存在する」と書かれおり、学生さんから、「余計」の意味合いがわからないという質問がきました。この教科書は英語の訳本なので、さっそく原本をたどると、その部分は、extra membrane となっていました。たしかに extraには「余分な」という意味がありますが、日本語の「余計」がもつ意味あいは、「必要以上に多い」とか「余っている」か、ちょっとネガティブなイメージなので、むしろ extra の訳としては、「特別な」「別格な」くらいだろうなと思いました。誤訳というほどではないですが、違和感があったのだろうと思います。そういえば、前期2年生の授業で使った教科書でも、学生さんからの教科書の練習問題の答えについて正答例がおかしいのではないかと指摘がありました。これは出版社に問い合わせ、出版社から著書まで話がいって、著者に確認をしていただき、次の印刷分から正答例を修正していただけることになりました。自分が著者だったら「細かいこと言うな」って言いたくなるけど、きっちり丁寧に対応していただけて、こちらのほうが恐縮しました。いずれにしても、しっかりと教科書を読んでくれていると、ちょっと学生さんに感心した出来事でありました。

10月某日 ドラフト会議 今シーズンも5位と低迷したドラゴンズに、明るい話題。今から、来シーズンが楽しみになってきました。「くじ」で運命が決まるというのも、どうかなと思うかもしれませんが、まあ、世の中も似たようなもんかもしれません。

10月某日 愛知県内の高校での説明会 三重大学は名古屋から通学圏でもありますので、愛知県内とくに、尾張地区の高校での説明会は重要です。近鉄の定期券がお得なこと、名古屋駅から1時間ちょっとで行けること、こんな勉強や、あんな就職先や、意外と知られていない「生物資源学部」を宣伝にでかけています。

10月某日 「おしえて先生」の放送開始 地元のケーブルTVの番組に出演しております。番組のなかで、角屋さんの醤油つくりの話もあり、「発酵食品」というくくりの内容になっています。腸内細菌相とヒトとの関連がわかりつつあり、「食べ物」という概念そのものに変化があるかもしれません。

10月某日 保護者懇談会 今年もやってきました。研究室の3年生の親御さんがみえ、研究室を見ていただき、大学での様子や、成績、就職等について、いろいろなお話をさせていただきました。「大学に来て、安心しました。」と言われ、こちらも安心しました。同窓会館「三翠会館」も開け、何人かの保護者の方々に、三重大学の歴史を感じていただき、たいへん好評でした。

10月某日 細胞生物学 1年生対象の学科必修科目「細胞生物学」の授業がはじまりました。初回は、まずまずの感じで、スタートしましたが、7月末から講義をしていなかったためか、やたらに疲労してしまいました。90分語るというのは、結構エネルギーがいるもんだと感じるようになってきました。リフラクションの内容もよく、あと4回、しっかりとやりたいと思います。

10月某日 ノーベル賞 本庶先生が受賞されました。1981年、当時の醗酵学研究室の4年生、3名が、「こうより」という農芸化学の機関誌の尊敬する研究者はという問いに、利根川先生、本庶先生、板倉先生をあげました。そのうちの2名がノーベル賞となりました。もちろん、本庶先生は、PD-1の発見前ですが、すでに業界では有名な先生で、当時の4年生からするとあこがれの研究者でした。今の4年生に同じ質問をしたらどんな答えが帰ってくるでしょうか。あまり他大学の先生というか、業界に興味がなさそうではありますが。

10月某日 後期のスタートです。研究室に新3年生が来て、研究室生活をはじめます。4年生の一部は、内定式で留守ですが、新学期のスタートって雰囲気ではじまりました。

9月某日 台風24号 再び台風がやってきました。950hPaの中心気圧で紀伊半島に上陸、津のほぼ真上を通っていきました。津では967hPaまで気圧が低下し、瞬間最大風速は、南東風で32.0m/sでした。台風が通過してからは、風向きがかわり西風の吹き返しで、26.7m/sと、強い風が吹きました。今年は、7月の12号、9月の21号と台風のあたり年です。

9月某日 ミニオープンキャンパス 今年はオープンキャンパスの参加者が例年よりも少なかったこと、8月に三重県でインターハイが開催され、多くの生徒さんが、ボランティアで仕事があったためオープンキャンパスに参加できなかったのではないかということをふまえ、例年開催している「入試相談会」を拡大して「ミニオープンキャンパス」を開催する予定でしたが、残念ながら台風の接近で中止となりました。準備する側としては、ちょっと残念ですが、自然のことですからしかたがありません。

9月某日 「おしえて先生」 三重県のこのあたりのケーブルTV局「ZTV」の15分番組「おしえて先生」に出ることになり、研究室でロケが行われました。今回のテーマは、「発酵食品」ということで、食品発酵学研究室の教授として、発酵食品を食べることのメリットについて語りました。インビュアーが、林家菊丸師匠で、少し緊張しました。リハーサル一回で、本番スタート、リハーサルといっても初めの一分くらいのやりとりで、後半部分はぶっつけ本番という感じでした。なんとか、1回でOKがでたのでよかったです。放送は、10月の後半です。

9月某日 名古屋ボストン美術館 閉館になるということで、最終展に出かけました。ゆったりと美術品を見て回る休日も悪くはないですね。

9月某日 「はたらく細菌」 「はたらく細胞」というマンガが注目され、アニメーション化されています。ヒトの細胞を擬人化したアニメで、ヒトのいろいろな細胞が出てきます。この「はたらく細胞」のスピンオフで、「はたらく細菌」というマンガあります。細菌の擬人化はいいのですが、どの細菌もかっこよすぎです。内容は、けっこう面白いです。雑誌「なかよし」に連載されているとのことで、最近の少女漫画は、腸内細菌も扱うのかとちょっと驚きました。

9月某日 前期授業アンケートの結果 今年度からはじめた「微生物学」と、3年生の「応用酵素化学」の授業アンケートの結果がもどってきました。「微生物学」は、講義の内容をつくりながらの15回でしたので、けっこうたいへんでした。100人を超える講義で、アンケートの回答率が86%でしたので、まずまずです。とくに「微生物が人の生活に役立っていることが理解できた」という質問に、81%の学生さんが「あてはまる」と回答してくれたのが、うれしかったです。一方、応用酵素化学のほうでは、「酵素が様々な場面で利用されいることが理解できた」という質問に、17%の学生さんが「あてはまらない」と答えていたのが、ちょっとショックでした。私がひとりでやっている授業でのアンケート評価では、記録にある過去15年で、最低の満足度でした。講義のやり方が、時代に合わなくなっているのか、次年度に向けて反省しないといけません。

9月某日 農芸化学会中部支部例会 名古屋大学で開催された支部例会に参加しました。研究室の新3年生も参加してくれました。トリプトファン残基にマンノースが付加される修飾、タンパク質の糖鎖修飾による立体構造形成など、興味深い話を聞くことができました。懇親会では、某大学のM2の学生さんが博士課程への進学を迷っていると言うので、博士課程を勧めました。どうせ一度の人生ですので、思いっきりやってみたほうがいいと、得意のおじさん説教をしてしまいました。

9月某日 放射線取扱主任者指定講習 放射線取扱主任者は、3年に1回、指定された講習を受講しなければなりません。特に、事故事例の紹介は、たいへん勉強になります。どのようにして放射線施設で事故が起きたかの検証を学ぶことにより、事故を未然に防ぎ、事故が起きたときの対応を考えることができます。当事者は大変だったとは思いますが、たいへん勉強になります。今回の会場は名古屋駅前の「ウインクあいち」でしたが、高校時代によく行っていた地下街のお店の近くを通りました。なんとなく、当時のことと思い出しました。地上のビルは、全く、当時とは異なりますが、地下街は、お店こそ変わったものの、通路とか40年前とあまり変わっていません。

9月某日 放射線施設協議会 大学の放射線施設の全国会議のようなものです。年に1回、東京大学で開催されます。今年は、いよいよ、新法令が施行になり、予防規程の変更をしなければなりません。とくに、各大学とも放射性同位元素の使用が減少しているなかにあって、放射光施設などの利用は増加しております。いろいろな情報を得ながら、放射線施設を運営していきたいと思っています。

9月某日 同窓会&生物資源学部創立30周年記念講演会 2年に一回の同窓会の総会と、30周年記念講演会が開催されました。農学部と水産学部がいっしょになり生物資源学部ができて、はや30年がたちました。農学部世代で、国立一期校時代の卒業生としては、時代の流れを感じずにはいられません。三重大学が、いわゆる地方国立にあって、生物資源学研究科単独で、博士課程をもっていること、練習船をもっていること意味を、講演のなかで、再認識させられました。同窓会の学内代表としては、懇親会が無事すんでほっとしたところです。

9月某日 成績配布 前期の成績を学生さんひとりひとりに渡し、後期の授業の履修を指導するという行事です。1年生としては、はじめての大学での試験の結果なので、けっこうドキドキだったとは思います。「単位がとれた」と思ったものが、落ちていたり、試験でだめだったと思ったものが、単位認定されていたり、いろいろな表情を見せてくれました。まあ、すんだことは、時間が過去にもどれないので、しかたがなく、次に進むしかありません。後期の成績にも期待したいところです。

9月某日 台風21号 かなり前からの進路予想では、紀伊半島に直撃しそうな勢いでしたが、少し西に逸れました。関空や大阪で被害がでましたが、紀伊半島を直撃していれば、同じようなことが、中部国際や名古屋で起きたかもしれません。津の最大瞬間風速は、38.5 m/s で、7月の12号台風を上回る風が吹きました。

8月某日 訃報 同じ講座の助教の先生が突然亡くなりました。若い人が亡くなるのはこたえます。あらためて、命は有限であり、今、生きていることに感謝しつつ、生きていることの有り難さを感じつつ、仕事をしていきたいと思います。

8月某日 高大連携事業 今年も高校生を相手に、PCRを教えて、VNTRの増幅をやっています。今回、某社の高速PCR酵素を試してみました。1kb以下の断片なら伸長時間1秒という宣伝文句にのりました。実際に1秒でしてみると、なんと35サイクルのPCRが、30分で終わるという驚異のスピード。電気泳動したところ、参加した高校生の全員がバンドが出て成功しました。すばらしい技術革新です。この酵素を使えば、学生実験の待ち時間を大幅に短縮できます。さっそくオーダーをしましたが、人気商品となり欠品中とか、とほほ。

8月某日 高校時代の友達 某TV番組に高校時代の友人が出ていたと聞き、再放送を見ました。元気そうなのが何よりでした。活躍している様子がうれしいですね。

8月某日 人気 この時期の大きなイベントのひとつが、2年生のコース配属と、3年生の研究室配属です。研究室にどの学生さんがくるのかというのは、いつになってもドキドキで、かつて、希望者ゼロを経験していますので、希望する学生さんがいるように願うばかりです。2年生のほうは、教育コース選択なんですが、我々が属するコースを希望してくれる学生が多いほうが、学生さんのモチベーションという意味でも重要なんですけど。今年はちょっとばかり不人気でした。

8月某日 台風 台風がやってくるということで、行事がキャンセルになりました。時間があると本や文献が読みたくなるのが性分で、微生物系の本を読みました。「あなたの体は9割が細菌」という本を生協で見つけました。いわゆる、腸内細菌相と宿主であるヒトとの関係を一般に向けた本です。書いてあることの多くは知っていましたが、いざ自分のこととなると、なかなか実践ができていません。肥満は腸内細菌相で改善できるとわかっていながら、実践ができないのがちょっとさみしい感じです。

8月某日 大学院入学試験 ちょっと受験者が少ないのが気になるところです。就職がいいからというような理由もあるのですが、大学院修了者と、学部卒業者では、企業から期待されているところが違うようにも思います。授業料負担が大きいのかもしれません。実際のところ学生さんの保護者の世代での収入は増えていませんし、大学院に行かせるのにも、学費だけでも100万を超える費用がかかります。もちろん、モチベーションの問題が大きいとも思います。科学に興味をもっていない、好奇心の少ない学生さんが増えているようにも感じています。いずれにしても、大学院進学率を上げるのも課題のひとつです。

8月某日 一斉休業 今年も一斉休業がやってきました。お盆も宗派によって日程が違いますので、宗教行事もなく、ドラゴンズの応援にナゴヤドームに二回も出かけたものの、いずれも、終盤に逆転負け。名古屋まで、それなりの時間とお金をかけて出かけているのですが、気分が晴れない休暇となってしまいました。ちょっと残念です。まあ、勝つこともあれば、負けることもある。

8月某日 食料自給率 2017年度の自給率が、昨年の続き、38%になったと農林水産省から発表がありました。なかなか改善しないですね。食料・農業・農村基本法には、「国民に対する食料の安定的な供給については、世界の食料の需給及び貿易が不安定な要素を有していることにかんがみ、国内の農業生産の増大を図ることを基本とし、(以下略)」と書いてありますが、国内の農業生産が増大しないですね。

8月某日 オープンキャンパス 試験が終わるとオープンキャンパス。これも、毎年の行事です。今年も、生徒さんとご父兄を合わせて1200名を超える参加がありました。4月からはじめた段取りの集大成です。暑かったのですが、少し風があったので、具合が悪くなるような方もなく、無事に終わることができました。アンケートの回収しながら、参加してくれた生徒さんに「どうでした」と感想を聞くと、「面白かった」「来てよかった」と言ってくれたり、中には、「4月にきっときます」とか「先生の授業を楽しみにしています」なんて言ってくれる生徒さんもおり、オープンキャンパスを開催する側としては、思わず頬がゆるんでしまいます。ぜひ、来てください、4月に待っています。

8月某日 ツクツクボウシ 立秋の声を聞くと同時に、今年はじめてツクツクボウシの声を聞きました。猛暑は続いていますが、季節は確実に進んでいると自然が教えてくれているようで、少しほっとします。

8月某日 二酸化炭素濃度 アメリカ海洋大気庁(NOAA)による2017年の大気中の二酸化炭素濃度は、405ppmとなり、過去80万年で最高値となりました。また、温室効果の高いメタンと亜酸化窒素も、過去最高値を記録しています。「温暖化」、はんぱないですね。今年は、40℃という気温にも耳慣れしてきてしまい、34℃なら涼しく感じてしまうくらいの猛暑が続いています。気候変動も、暑いだけならいいですが、農作物の生産に影響がでると、世界中で食べるものが不足になってしまうのが恐ろしいですね。

8月某日 定期試験 今年もこの季節がやってきました。微生物学については、過去問もなく、学生さんは、膨大な範囲をこなさないといけません。ですから、日頃からの理解が重要で、課題をしっかりこなして、ひとつひとつ理解しないと、試験直前の暗記では無理ですと、お願いをしているのですが・・・・・2割近い学生さんが、基準をクリアできませんでした。もちろん、ほれぼれするような答案もあり、授業やってよかったと思える内容の解答もありました。しかし、一方で、「微生物学」を習ったという最低限のものが理解できていないような解答もあり、教える技術という点では、反省しなければなりません。広島の豪雨災害でのニュースで流れていた「破傷風」や「レジオネラ」の時事問題の正答率が低かったのは、ちょっとショックでした。

7月某日 台風12号三重県に上陸 台風は、潮岬のほうからやってくるのが常識でしたが、今回の台風は、伊豆のほうからやってきました。最大瞬間風速で34.5m/s、結構な強風が吹きました。近くの家の屋根が飛ばされるなど被害もでましたし、我が家も7時間くらい停電しました。幸い、大学は停電をしませんでしたので、冷凍庫のなかのものも無事にすみました。

7月某日 自分を失う忙しさというか、時間に追われて荒れていく感じが怖いですね。こころを整える時間がとれず、寝て、起きて、働いて、寝るという時間の流れに、ものを考える時間がなく、ただ予定をこなしている感が強く、ふと気がつくと、カレンダーだけが進んでいるという感覚に驚きました。ちょっとやばいかもしれません。当然ながら、3日前にしていたことを思い出すことができず、メールはスルー、電話のあったことも忘れ、会議はオーバーブッキング、学生さんに時間のマネージメントを語りながら、自ら、全くマネージメントできていない有様です。ちょっとオーバーホールが必要です。はやくこいこい夏休み。

7月某日 猛暑 連日暑い日が続きます。まさに猛暑災害です.夜中の3時でも30℃を下回らず、朝の最低気温が、29℃という暑さ、朝7時には、33℃になっているって、どういうことでしょうか。子供の頃、夏休みのラジオ体操のひんやりした空気が好きでしたが、今のこどもたちは、ラジオ体操の時間に熱中症を気にしないといけないような状況です。

7月某日 面談 1年生との個別面談です。数人の学生さんが、「やる気」と戦っていると言っていました。やる気がでないというような症状です。とくに進学率の高い高校の学生さんに出易い症状です。「三重大学なんかに入ってしまった」という後悔と、学内ののんびりした雰囲気、高校では、進路の先生に「三重大学なんか」と言われ、大学で勉強する意欲がでないというような訴えです。高校の進路の先生にも、ぜひ「三重大学でがんばれ」と言ってほしいところです。大学ですから、勉強や研究もできます。旧帝大ほどの数ではないにしても、アカデミックや企業の研究者として、営業として、公務員として活躍している先輩はたくさんいます。せっかくの4年間ですから、無駄にせず、自分の能力を最大限発揮してもらえればいいのです。一方で、進学率の高くない高校からの学生さんは、「三重大学に入れてよかった」という思いがあり、元気に勉強しています。個人的には「もっている能力」のような言葉は嫌いですが、少なくともモチベーションが高い学生のほうが、これまで見た学生さんでも伸びがあります。「能力」とは、出身高校の名前ではありません。

7月某日 梅雨明けと同時に、一斉にセミがなきはじめました。今年、我が家にも木は多くないのですが、それでも10を超える抜け殻を発見しました。

7月某日 セルラーゼ研究会 会長からセルラーゼ研究の拠点紹介をしてほしいという依頼で、先陣を切って三重大学におけるセルラーゼ研究の紹介をさせていただきました。三重大学でのセルラーゼ研究は、私がまだ大学院生だった頃にさかのぼります。35年にわたり、多くの先生方と学生さんが取組んできた歴史があり、それを少し紹介させていただきました。

6月某日 W杯ロシア大会 90分間ベスト8の夢をみました。ベスト8でブラジルと戦うと心躍らせましたが、残念でした。セルジオさん曰く、10人のコロンビアに勝っただけで、日本が強くなったという感じではなかったかもしれません。次回こそ、アジア予選を圧倒的に勝ち抜いてくれると信じています。

6月某日 日本農芸化学会中部支部例会 2018年度の農芸化学会技術賞と企画賞の受賞講演会とシンポジウムに参加しました。技術賞の魚醤の開発については、たいへん勉強になりました。地域のものをいかに地域で売っていくのか、地元の企業とどのように連携していくのか等、本当に勉強になりました。

6月某日 健康診断 またも、腹囲が85cmを超えてしまいました。前回よりは、体調がよかったのですが、腹まわりをなんとかしないといけません。

5月某日 教養科目の授業 今年から、教養科目「自然科学概論/食品の科学・食と健康」で、一コマだけ、「発酵食品と健康」という題で授業をもつことになりました。酢酸の化学式を黒板に書いたのですが、授業後の感想で、「化学式を書かれてもわかりません」と書かれてしまいました。実は理系と文系というような区分は、日本独自の考えかたのようで、アメリカでは、いわゆる文系学部の学生も、「Essential Cell Biology」を教科書に使っていました。どんな分野であれ、必要なら勉強をしなければなりません。文系だから、CH3COOHがわからなくていいという理屈にはならないと思うのですが・・・・。

5月某日 人気 これから2年生の講座配属、3年生の研究室配属がはじまります。ということで、ぼちぼち、学生さんが研究室見学に来ます。いろいろ聞いていると、忙しくないところか、楽なところを探しているとか、まあ、今どきの学生さんだから、しかたがないのかと思いますが、一方で聞いてみると就職先の希望はかなり高い。がんばらないと実力はつかないし、実力がなければ希望の就職は厳しいと、先日も某サイトの方が就職説明会で語っていました。確かに有効求人倍率は高いので、引く手あまたなんですけど、中身をみると、業種や企業規模で全くちがっています。人気のあるところは、あいかわらず激戦ですし、企業も無理をして人数をそろえるような採用をしたいとは思っていません。厳しい研究室とはいいませんが、自分を超える実力をつけてくれそうな研究室を選んでくださいね。

5月某日 新任教員向け研修会 今年も新任の先生に向けて、「授業デザインとアクティブラーニング」という研修会を開催しました。三重大学でのアクティブラーニングを増やし、教育の改善をするには、ベテランの先生にお願いしても、なかなか急にスタイルを変えるのは難しいので、これから授業をつくる若い先生にアクティブラーニングの手法を学んでいただき、展開してもらおうと思っています。今年は、ベテランの先生方の参加もあり、新しい手法を学んで授業を行おうとする姿勢に頭が下がる思いでした。

5月某日 東海・北陸地区国立大学学生関係副学長・部課長会議に出席し、三重大学の現状についてお話をしました。評価の明確化がこれからの課題のひとつだとは思いますが、20年前滞在していたUC Davisで普通に行われていた試験問題の開示や成績の分布の開示すら三重大学ではできていませんし、これからも多分できないのではないかと思います。個人的にはやってみたものの、広がる気配もありませんでした。アメリカでは、張り出された試験問題の解答例をメモする学生さんが、掲示板によく張り付いていましたが、日本の学生さんは、試験が終われば忘れないといけないといわんばかりに、試験を振り返りません。アメリカの大学は、そこからさらに20年分進んでいるのですけどね。

5月某日 ナゴヤドーム 今シーズンはじめてナゴヤドームにでかけました。日曜日のデーゲーム、なんとあの平成の怪物、松坂投手の登板でした。カットボールがきれていて、6回を7奪三振、被安打3、1失点、2安打という活躍でした。後も、岩瀬、岡田、福谷と無失点リレーで、快勝でした。気分よく家路につきました。

5月某日 粟冠先生の退職祝賀会・研究室同窓会 改組のたびに研究室の名称も変わりましたが、農学部の醗酵学研究室の卒業生としても参加しました。醗酵学研究室の時代を含め、多くの卒業生の皆さんと話しができて楽しかったです。大学1回の大先輩から、今年の4年生まで、実に67年間の学年が、同じ研究室で研究した仲間として一同に集い、語りあうのは本当に歴史を感じます。

5月某日 4000万歩達成 腰に万歩計をつけ、毎日エクセルに歩いた歩数を書き込んできました。4946日目にして、4000万歩を超えました。歩幅60cmとすれば、2万4000kmということになります。まだ、赤道面で半周とちょっとです。定年退職までに、なんとか地球一周できないかと目論んでいます。

5月某日 再試 昨年度後期試験で単位取得基準に達しなかった学生さんに再試をしました。再試は救済措置でもありますが、単位取得に見合うだけの知識が身に着いているかを確認するために行っています。以前は、再試をするとほぼみんな満点を取ってくれました。実際、自分の経験のなかでも、再試になったことが多々あり、その時は、今思っても必死にやったと思います。むしろ、再試を受けた科目の知識のほうが、より知識の定着率がよいようにも感じます。自分の経験を踏まえ、再試を実施しているのですが、今回は、再試をして、逆にがっかりしてしまいました。どうして・・・・と言いたくなります。再試をする意味がないというか、本年度は、もう、再試をせずに、本試験一発勝負にしようかと思います。

5月某日 同期会 学生時代の同期が体調を悪くしたので、それを励ます会に急遽参加しました。思ったより、元気そうで何よりでしたし、久々に集まった同期も皆んながんばっている様子でした。いくつになっても、学生時代の同期はよいものです。大学に集まりましたので、会の後、キャンパス内を皆で歩きました。校舎をみながら、ここで何があったとか、話題には事欠きませんでした。 

5月某日 連休の谷間 連休の谷間に授業がありました。思ったよりも出席率も高く、気分よく授業できました。

5月某日 連休 といってもどこかに行くわけでもなく、ひたすら残務整理と、こころの平衡を保つ作業、授業の準備。4月は怒濤の4月でした。すべきことが過剰で、時間の使い方や、割り振り方、マネージメントが重要だと思い知らされました。

4月某日 大学院入試説明会 例年の行事ですが、本年度は、他大学からの参加者が増えています。大学院も博士後期課程は定員を超えているのですが、前期課程が若干定員割れしているので、なんとか定員を確保しないといけないところです。近頃、学部の頃からボタンの掛け違いのような学生さんも見受けられ、専門の研究したいとか、専門で学んだことを生かした仕事に就きたいというような希望が減っているのが、ちょっと心配です。「三重大学のレベルでは専門の仕事に就けない」と言ってしまえば、ことは簡単で、これを勉強をしない理由にしているような感じがありますね。実際には、頑張ってやっている学生さんは、やっているし、専門の仕事に就いて、ガンガン仕事をしている先輩もたくさんいますので。

4月某日 前期授業がはじまる 本年度の授業は水曜日からはじまるのですが、水曜日の1コマ「微生物学」の授業から、はじまりました。春休み中に大講義室の改修工事があり、大型TVが部屋の中程について、うしろの席からは、前のスクリーンと、大型TVモニターの両方がみえる仕組みになっているのですが、朝、MacAir でPPTをつないだら、TVモニターはよかったのですが、前の液晶プロジェクターの縦横比が変わってしまって、どうも調子がわるい、しかたがないので、TVモニターをつけずに、液晶プロジェクター単独にしたら、うまくいきました。なかなか思ったようにはいかないものです。

4月某日 TA研修会 例年開催しているTAのための研修会ですが、今年は、どういうわけか盛況で、会場が満杯になってしまいました。大学院1年生を対象に、TAという仕事を理解していただき、TAにより院生自身がスキルアップしてくれたらいいですね。よいTAと、よくないTAについて、全研究科の院生がまざってグループ学習をするのですが、さすがに院生で、発表はうまいし、グループ活動も活発だし、アクティブラーニング型授業の典型をみているような感じでした。

4月某日 入学式 これまでにない数の保護者の方がみえました。保護者の方は、講堂に入っていただくことができませんので、学部の大講義室にYou Tubeを使って講堂での入学式を中継しています。その大講義室がほぼ満員になりました(300人座れるんですけどね)。いよいよ、入学式も学部ごとにしないといけないかもしれません。講堂には1600人入れますので、たとえば、教育学部と生物資源学部で入学式をすれば、講堂の半分に保護者の皆さんに入っていただけることになります。たくさん保護者の方に来ていただけたので、「祝入学」ラベルの大学のお酒もよく売れました。かつて教えた学生さんが、保護者となって参加されていました。ちょっとうれしかったですね。

4月某日 シーズンがはじまる 4連敗の後の1勝、今年もペナントレースがはじまりました。昨年は、引き分けをはさんで5連敗の後の1勝でしたから、今年のほうがいいよねって、思いながら、今シーズンも応援をしようと思っています。

4月某日 就学カウンセラー 生物圏生命化学科、平成30年度入学生の就学カウンセラーになりました。オリエンテーションからはじまり、履修申告をはじめ、4年間の付き合いがはじまります。オープンキャンパスで話を聞いてくれた生徒さんが、合格して来てくれました。ちょっとうれしいですね。就学カウンセラーも今回で3回目ですし、年齢的に、これが最後のカウンセラーとなります。みんなそろって卒業できるといいですね。

4月某日 新年度スタート H30年度がスタートしました。今年は、土日があって、月曜日から新年度がはじまったこともあり、「明けましておめでとうございます」なんてセリフが聞かれました。学長から、辞令をいただき、学長補佐をもう1年することになりました。

3月某日 年度末 年度の区切りで、1年がたったなと思います。H29年度が終わっていきます。まあ、終わったなという感じにはなりました。かつてない1年を過ごしました。学長補佐を1年やりました。学長補佐という職よりも、地域人材教育開発機構の副機構長としての仕事が多かったように思います。教職の再課程認定、三つのポリシー、目指すべき人材像、 シラバス、エースセミナーなど多くの会議に関わりました。学部の仕事として、高大連携、入試広報、オープンキャンパスをこなし、さらに放射線施設の管理業務、これに加えて講座主任、コース主任、また研究室の人事があり選考、さらに5名の4年生と4名の修士を出すという、カレンダーを見ると、よくたどりついたなあと思える日程がならんでいます。来週からは新年度、少しだけ楽にならないかなあと期待しています。

3月某日 粟冠先生の送別昼食会 本来なら、夜、送別会なんでしょうが、なかなか、皆さんの予定が合わなくて、農芸化学会が3月中旬にあったこともあり、送別昼食会をしました。講座主任として、送別会をしきりましたが、粟冠先生が赴任したとき、M1だった私が、講座主任として、送別会をしているのが、感慨深いと粟冠先生に言われました。

3月某日 Moodle 3.0 三重大学では、LMS(ラーニング、マネージメント、システム)として、Moodleを導入しています。Moodleの3.0の運用がはじまり、さっそく、4月からはじまる「微生物学」「応用酵素化学」のコースを立ち上げました。学科では、一番乗りでした。

3月某日 入学手続き 合格発表の後は、気になるのがこの手続きです。「手続き率」という言葉があり、合格者のうち、どれだけの方が手続きをしてくれるのかという数字です。最近は、旧帝大でも、合格したからといって100%が入学してくれるかというと、そうではないそうで、地方国立の場合は、その数字が結構気になるところです。合格発表は、なかなか来てくれませんが、入学手続きは、必ず来てくれますので、クラブの勧誘は、これがチャンスです。

3月某日 学位授与式 研究室から5名の学部生が卒業し、4名の修士が修了しました。4年生は旧資源循環学科の15回生で、生物循環機能学研究室の最後の卒業生です。修士の学生は、食品発酵学研究室ですので、ややこしい状況でしたが、まあ、苅田研としては、どこの学科や講座に属そうが、苅田研ですので、諸先輩方、後輩をみかけたときは、よろしくお願いをいたします。

3月某日 大学の統合 某新聞のトップに、名古屋大学と岐阜大学の統合の記事が大きく掲載されました。名古屋大学は、以前より、東海圏大学構想をもっており、名古屋大学を中心に、大学を編成したいと考えていると聞いていましたが、いよいよ現実になってきました。名古屋大学岐阜校とか、名古屋大学三重校となるのでしょうか。まあ、カリフォルニア大学も、バークレー、デイビス、サンフランシスコ、リバーサイド、アーバイン、サンディエゴ等、分かれていますので、そんなスタイルもあっていいかなと思います。名前だけならいいですが、企業のM&Aではないですが、大きいところがメリットがあり、小さいところはいいところだけ取られ、人を含めて縮小されるというようなことにならないようにとは思います。いよいよ大学再編成の時代になるのでしょうか。

3月某日 後期日程の合格発表 おどろきました。発表会場にいるのは、在校生ばかり、まばらどころか、ほとんど発表を見にくるひとがいないことに驚きました。もちろん、HPでも発表されますので、見にくる必要もないといえばないのですけどね。後期日程の場合は、入学手続きする学生さんがどれだけいるのかが、気になるところです。

3月某日 退職祝賀会 粟冠先生をはじめ、定年退職を迎えられた方々の祝賀会がありました。学務係長が、「42年前に、三重大学に就職したのは、三重大学が好きだったから」と言われました。そういう思いの人たちにより、大学が支えられているとつくづく思いました。

3月某日 日本農芸化学会 本年度の大会は名古屋開催ですので、早起きしてでかけました。研究室の助教の先生が、前の職場での仕事が評価され、学会の若手女性研究者賞を受賞しました。そんなわけで、ひさびさの受賞記念講演からの参加をしました。懇親会には、純米大吟醸「三重大學」と「紅翠」を出し、多くの皆様におほめの言葉をいただけました。会議や運営の仕事の多い中、学会はとても楽しく、学会明けの通勤は、まるで、夏休み明けの小学生のような感じで、職場に行きたくない的な雰囲気になりました。声をかけてくれました先生方、先輩諸氏、後輩の皆さん、研究室OBの皆さん、また、来年、学会で会いましょう。

3月某日 後期日程の入試 前期の発表の終わったところで、すぐに後期の入試です。

3月某日 前期日程合格発表 来年の1年生の半分以上が、この合格発表で決まりました。後は、後期日程の入試を残すだけです。以前は、発表掲示板の前は、大勢の人が集まっていましたが、最近は、人もまばらで、以前のような盛り上がりがありません。ネットで合格者の受験番号が出ますので、スマホで見ればいいわけで、わざわざ大学まで来る必要はないというのは、そのとおりです。

3月某日 三重大学吹奏楽団定期演奏会 今回は、「展覧会の絵」を吹奏楽でするので、楽しみに出かけました。プロムナードのトランペットは圧巻でした。いいものを聴かせていただきました。「古城」のサックスの音が頭のなかを支配している時間が、しばらく続きました。

3月某日 オープン戦 楽天とのオープン戦が、星野監督の追悼ゲームということで、ナゴヤドームにでかけました。今年は、松坂大輔選手も加入したということで、ピッチングスタッフに期待していたのですが、楽天打線につかまり、大敗でした。負けて悔しいオープン戦でした。夜は、侍ジャパンの試合がありました。1日にナゴヤドームで2試合を見るのは、はじめてでした。国際試合は、普段のリーグ戦とは異なる雰囲気があります。日本が勝ちましたが、ジャパンのピッチャー陣は、気合いが入っていましたね。ソフトバンクの選手はすごいにつきます。

3月某日 粟冠先生最終講義 粟冠先生の最終講義がありました。粟冠先生は、私が修士1年のときに、醗酵学研究室の助手として赴任され、以来36年に渡り、応用微生物学、微生物工学と名前は変わりましたが、三重大学の醗酵学、微生物学を支え、25名を超える博士、100名を超える修士、200名近い学士、230にも及ぶ論文を、世に出し、三重大学の研究と教育に貢献されてきました。個人的にはさみしい感じがします。修士2年のころ、粟冠先生といっしょに透過型電顕室にこもって、細菌の細胞壁を見ていたこと、某社の研究所に、マウスの解剖や抗血清の取り方を習いにいったこと、三重バイオフォーラムや、英語文例集や、総説など、いろいろなことを思い出しながら、最終講義を聞いていました。

3月某日 助教の先生が赴任 食品発酵学教育研究分野に、新任の先生が赴任いたしました。これからは、二人三脚ではないですが、二人六脚くらいの勢いで研究室を運営できたらいいですね。

2月某日 法令改正説明会 放射線障害防止法という法律のもと、放射線取扱主任者として放射線管理業務をしておりますが、この4月から法令が改正されます。それについての説明会に参加しました。法律の名前から、変わりますし、中身についてもいくつかの変更事項がありますので、放射線障害予防規程をはじめとする学内の規則も、法律の変更に対応しなければなりません。規則を変更する前に、まずは、改正法令の勉強からはじめます。

2月某日 今いる場所 カル・ニューポート著「今いる場所で突き抜けろ!」を読みました。以前に読んだ「グリット、やり切る力」と共通するところがたくさんありました。結局、何をするにも、今いる場所で、頑張れない人は、どこへいってもダメで、今いる場所で、頑張れる人は、どこへ行っても頑張れるのだと思います。自分のやりたいことを探すなんていうのは幻想で、一生懸命にやっていることがやりたいことになるのだと思います。企業の面接なんかで、「一番になった経験を話してください」とか聞くのは、この「突き抜ける」経験があるかないかを聞いているのだと思います。その会話から「やり切る力」について見ているのかと思いました。学生さんに、この2冊はおすすめですね。

2月某日 三重大学・ひと模様 毎日新聞の地方版に連載されている「三重大学・ひと模様」というコラムで、研究について紹介がされました。一応、リンクを貼ります。三重大学・ひと模様

2月某日 全学FD 「高大接続の事例研究」に参加しました。先進事例でもある佐賀大学の西郡先生をご講演をいただきました。高大連携活動(とびらプロジェクト)、佐賀大学版コンピューターベーステスト(タブレット入試)、特色加点制度など、新テスト対応を着実に進めている佐賀大学の事例を紹介していただきなら、三重大学はどう考えていくのか、課題が多いです。次の高校1年生が受験するときには、新テストになるわけですが、どのように評価するのか、大学入試も不安だらけです。

2月某日 修士論文発表会 生命機能化学講座の修士論文発表会を開催しました。講座主任ですので、挨拶もさせていただきました。修士1年の学生さんが、休日返上で準備をしてくれました。発表会の後、修士1年生に対しての慰労会を開催しました。多くの先生(収入源)が参加してくれて、会計的には助かりました。

2月某日 卒業研究発表会 旧資源循環学科、物質循環学講座、最後の卒業研究発表会が開催されました。今年も、口頭発表と、ポスター発表でしたが、例年より、ポスター発表での人出が少ない感じでした。旧体制での卒業研究発表会は、これで終わりになりますと同時に、生物循環機能学教育研究分野としての卒業研究も、今年度で終わりになりました。

2月某日 修士論文審査 修士論文の審査がありました。

2月某日 推薦入試の合格発表 推薦入試の合格発表がありました。次年度から一緒に勉強する学生さんが決まっていきます。

2月某日 平昌冬季オリンピック よくよく考えると4年に一度というのは、きびしい戦いですね。「オリンピックの借りはオリンピックでしか返せない」とか、「悔しさをバネに」なんていいますが、生易しい「悔しさ」では、とても4年間もがんばれませんし、4年後の代表になれません。代表になったとしても、その成果を示すのは、ほんの一瞬でしかないわけで、その一瞬にかけているアスリートに本当に感動します。生半可な悔しさと、自分に対する甘さを思い知る、そんなオリンピックの開幕です。

2月某日 胃腸風邪 名古屋の某ホテルのディナービュッフェにでかけたのですが、人ごみに出たのが災いして胃腸風邪を拾ってしまいました。ひさびさに寝込んでしまい、体重が4キロ減りました。これからは、健康診断の前に病気をするというのもありかと思いましたが、会議等や様々なところで、多くの方にご迷惑をおかけすることになり、たいへん申し訳ない状況になってしまいました。

1月某日 三重大学管弦楽団定期演奏会 研究室の4年生の学生さんの最後の演奏会ということで、ドボルザークの9番を聞きにいきました。卒業研究をしながらの練習は、時間のやりくりがたいへんだったと思います。すばらしい演奏でした。

1月某日 大学院二次募集 例年この時期に、大学院二次募集の入試をします。受験する学生さんは、卒業研究や修論作成もしながら院試の勉強や対応をしないといけないので、けっこう大変です。

1月某日 ふと思った オープンキャンパスや、入試説明会に来てくれた皆さんは、センター試験で点数がとれただろうか。

1月某日 急行停車 我が家の最寄り駅に急行が停車するようになると、近鉄から発表がありました。昨年末から、駅のホームの延長工事がされていたので、ひょっとしたら急行がとまるんじゃないのと期待していました。これで、便利はよくなりますが、ガラガラの普通電車でのんびり帰宅することはできなくなりそうで、その面では少しさびしいかも。それでも家から名古屋へ乗り換えなしで急行でいけるというのは魅力です。

1月某日 三重大学酒造り説明会 今年も三重大学の酒造りをはじめるにあたっての説明会を開催しました。思ったよりも人が集まらなくて、ちょっと心配です。それでも医学部の学生さんが、「医学部で習う微生物は、病原菌とか、やっつける対象なんですが、ひとに役立つ微生物もいるんですね」と感想を言ってくれました。我々の分野は、どちらかといえば、食品や薬品や役立つ微生物を扱っているので、微生物というと仲間みたいな意識がありますが、やはり医療では、微生物は敵なんですね。

1月某日 学生実験 多分、専門の学生実験を担当するのは、今年が最後かもしれないなあと思いつつ、実験に出ています。評判のすぐれない学年ではありますが、初回の印象はずいぶんとよくなりました。学生さんも少し変わってきてかなと感じることができるのは、うれしいですね。

1月某日 センターが終わって 例年そうですが、センター試験が終わると、各大学、学科のランクがでます。今年のボーダーは、69%か(河合塾のバンザイシステム)、もう少し上げてほしいところ、せめて70%はほしいなと思います。今年はセンター試験の平均点も下がったので、こんなものかもしれません。倍率が下がると、大学院進学や研究志向の学生さんが減少しますし、就職が悪い訳ではないので、院生が少なくなり研究室の活気がなくなってきます。ぜひ大学院まで進学して自分を磨いてほしいと思います。もうすぐ還暦だから感じるのかもしれませんが、若いとき、チャレンジする2年と、おっさんになってからの2年は、全く二年間の意味がちがいます。修士の2年間に学んだこと、体験したこと、その多くが、今の自分にとって結構重要な基礎になってると感じていますので、その2年を体験してほしいと思うこのごろです。

1月某日 センター試験 何年かぶりに、試験監督が当たりませんでした。センターの試験監督がないということは・・・・・2月、3月は忙しくなりそうです。毎年そうですが、寒い記憶しかありません。

1月某日 燃える男星野仙一 ドラフトでドラゴンズに来たとき、ちょうど、TVでは「巨人の星」を毎週やっていた頃、主人公の星飛雄馬の苗字の星と、星野仙一の星が、かぶって、当時の小学校のクラスでも話題になりました。なんといっても、昭和49年のリーグ優勝。「燃えよドラゴンズ」の歌詞そのままに、「星野仙一、強気の勝負」でした。そして、監督になってからの優勝、さらに、三重大学の教育研究に、多額の寄附をいただいております。その訃報に言葉を無くすとともに、ご冥福をお祈りいたします。

1月某日 論文 以前に当研究室に1年ほど来ていたパキスタン教育大学の先生が書いた論文が、トルコの生化学会誌に掲載されました。ちょうど東北大震災の頃で、なんとか論文になってよかったと思います。

1月某日 新年あけましておめでとうございます。怒濤の2017年が終わり、2018年を迎えました。学長の新年挨拶に出席し、三重大学が取組まなければならないKPIをはじめ、様々な課題を再認識しました。個人的には、体調管理を徹底することと、昨年以上に、時間のやりくりを丁寧に行うこと。しっかりとメールを見ること、できるだけ早く4000万歩を達成すること(12月31日で、3900万歩)、生物資源学部設立30周年の記念行事を成功させることなどなど、すでに、やるべきことは、たくさん決まっています。本年もどうぞよろしくお願いをいたします。

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