環境化学

講座必修科目 2年次・前期 (2単位)

担当教官

冨野孝生 (三重大学 教育学部教授)

授業の目的およびねらい

自然現象や自然環境を化学し結果の理解を深めるために不可欠な基礎的な内容を講義する。 かなり化学的な内容に立った視点から講義を展開するが、理解を深めるためにビデオや簡単な実験実習、現場見学を盛り込んで興味を喚起しながら講義する。

授業内容

  • 1. 自然の中の化学
  • 2. 身近な環境を探る
  • 3. 化学の基礎とアボガドロ数
  • 4. 物質循環のからくり
  • 5. 水の化学 水質成分の基礎(1)
  • 6. 水の化学 水質成分の基礎(2)
  • 7. 水の化学 水質成分の基礎(3)
  • 8. 海水の化学
  • 9. 大気の化学
  • 10. 土の化学
  • 11. 空気・水・岩石計測の化学技術
  • 12. 安定同位体トレーサー
  • 13. 宇宙と地球の元素存在度
  • 14. データと数値の扱い
  • (5分間コーナーの開講) 授業時には、毎回5分間程度の時間をとって、われわれを取り巻く最近の地球環境の問題や環境化学のトピックスを広く紹介して、講座専門分野へのイントロダクションに供する。

教科書・参考文献等

  • 地球の環境, 北野康, 裳華房 (参考文献)
  • 地球化学入門, 半谷高久, 丸善 (参考文献)

履修資格・関連する科目等

成績評価の方法

定期試験の成績と出席状況を重視して総合評価とする。