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このページは、どうでもいいと思っていましたが、いろんなところから反響があり、それなりに読んでいただいているということがわかってきました。ぼちぼち、日々の生活を書いていきたいと思っています。

12月某日 コロナではじまり、コロナで終わるような一年でした。緊急事態宣言も何回もでました。オリンピックにパラリンピック、授業は、オンラインに対面を併用したハイブリッド型。まあ、いろんな体験をした1年でもありました。個人的には、時間のやりくりの難しさと、多くの会議での時間調整のなかで、学生とのコンタクトや、授業準備、論文を読む時間をどう確保するかということが課題でもありましたし、年齢的にも無理が利かないことを実感した1年でもありました。まあ、それでも、それなりに1年は過ぎてしまい、すぎた時間はもどってきませんので、来年にむけて、できていないことをできるようにするしかありません。みなさまよいお年をお迎えください。

12月某日 三重大学管弦楽団 久しぶりの定期演奏会。シューベルト7番と、ドボルザーク9番です。研究室の卒業生が演奏に出ていて、元気そうで何よりでした。生の演奏では、トランペットなどの管楽器の迫力や、コントラバスの低音の響きがまったく違いますね。これはスピーカーでは、再現できないよね。

12月某日 ジュニアドクター 今年もジュニアドクターの授業をしました。今年も例年どおり、アミラーゼによるデンプンの分解実験ですが、生徒さんからたくさんの質問をいただいた。中学生からは、高分子の切断はどのように起きるのかとか、小学生からは、焼いた肉は硬いのに、どうして消化酵素で分解されやすいのか、など。次から次へと出てくる質問の対応に苦労しましたが、彼等が、その疑問をずっと持ち続けてくれて、高校や大学で科学をならった時に「そういうことだったのか」と分ってくれるようになったらいいなあと思いました。

12月某日 異動 放射線施設の廃止業務がすべて完了になり、16年にわたり一緒に放射線管理を担当していただいた技術職員の方が異動になった。非常に困った状態から助けていただき、いろいろと迷惑をかけてきた。科学の祭典なども手伝ってもらい、ずいぶんと我が儘につきあわせてしまったかもしれない。からとなった机がちょっとさみしいですね。

11月某日 変異株 新しい変異株が、新たな驚異になりつつあります。水際対策では、多分、止まらないので、今、感染者がすくないうちに準備をしておかないといけないのかなとも思います。スパイクタンパク質の変異なので、新しいスパイクタンパク質の配列のmRNAワクチンを準備すべきですね。ウイルスといえ、核酸をゲノムとする物質ですから、進化に関しては微生物と似たところがあります。ヒトの免疫に攻撃されるなら、攻撃されにくいものが生き残り増えていきます。なかなかコロナとの戦いは先がみえないですね。

11月某日 SD 大学の職員の皆様の研修会ということで、「教学マネジメント」について語る機会を与えていただきました。第4期に向けて、何をとわれているのか、どのような方向へ大学教育を進めるのかについて、個人的な思いを話させていただきました。

11月某日 原油価格高騰 燃料費が上がることにより、ありとあらゆるものの値段があがってくる。ちょっと風が冷たくなってきたので、ファンヒーター用の灯油を購入しにでかけたが、1リットル当たり100円という、はじめて見る三桁の価格になっていた。化石燃料使用の抑制にはなるかもしれないが、庶民にとってはきびしい冬になるかもしれない。バイオ燃料への研究投資が増えてくれるといいかも。

11月某日 感染者も減少して、県内の新規感染者がゼロの日が続く。なんとか、これでもっておわりということにならないだろうか。諸外国の感染者増をみると、これではすまないようにも思えてくるが、なんとか、このまま、行ってほしいところですね。

11月某日 生命機能化学実験実習 今年もはじまりましたが、今年は2回に分けて行うことになりました。顕微鏡好きな学生さんがいて、楽しく顕微鏡実習ができました。あいかわらず、手元はあやういですが、そこそこ顕微鏡は見れていましたね。

11月某日 某ヤクルトファンから、リーグ優勝記念にプレゼントをいただく。今年は、ずいぶんとヤクルトの優勝に貢献したからね。ドラゴンズファンとしては、リーグ優勝をしてお返しをしたいところで、立浪新監督に期待が膨らんでいます。

11月某日 休日 たまにはかみさん孝行をしないといけないと思い、名古屋のながめのよいホテルのラウンジで、ランチに出かけた。「ひのとり」の先頭車両の一番前の席がとれたので、名古屋までの時間も楽しめた。座席の位置が高いので、架線が近くに感じた。ちょっと贅沢な時間でした。

10月某日 出前授業 8月に緊急事態宣言がでて、キャンセルになった分を感染者が減った今がチャンスとばかりに出かけていった。PCRの実験実習だけど、コロナでPCR検査という言葉がなじみになったせいか、生徒さんが熱心に聞いてくれるのが、何よりも楽しい出前授業でした。

10月某日 業務のことは詳しく書けないけど、ちょっと忙しくしています。やるべきことが山積みになり、時間だけが過ぎて行く感じです。

10月某日 細胞生物学 履修者は130名を超えている1年生の授業だが、教室には、ぱらぱら20名ほど、残りはオンラインのコンピュータの向こう。それでも大講義室で話をするのは、久しぶりな感じ。

10月某日 後期授業がはじまる 感染者は確実に減少してきている。それでも、日本に入国できていない大学院生もおり、ハイブリッド型の授業を後期も展開するつもり。

9月某日 緊急事態宣言解除 緊急事態宣言が解除され新学期が迎えられてよかった。どんどん学生さんに来てほしい。新3年生の研究室活動について許可を申請して、実験室に来てもらえるようになった。

9月某日 全学FD「教育と研究に関する高等教育の在り方」 兵庫大学高等教育センターの有本先生にご講演をいただいた。大学において、教育と研究を両立させることの重要性は、わかっているものの、なかなか、対立の構造から抜け出すことができていないのが、現状の課題である。そもそも明治以降の日本の大学の在り方と、海外の大学の在り方の違いから説明があり、納得できる点が多くあった。大学に対する視点が少し変わった気がする。

9月某日 全学FD「ルーブリック評価ワークショップ」に参加した。成績評価をどのように明確化するかというところで、ルーブリック評価を導入している大学が増えている。三重大学でも、ルーブリック評価を取り入れているものもあるが、まだまだ普及しているとは言うことはできない。そこで、ワークショップを開催してルーブリック評価を紹介するとともに、実際のそれぞれの授業をもとに書いてもらい、グループ学習のような形で紹介してもらった。参加いただいた先生方に、とても熱心に取り組んでいただけ、主催側としては、頭の下がる思いでした。

9月某日 第5波 県内の新規感染者が1桁になって、第5波の収束が見えてきました。月末には、緊急事態宣言が解除され、無事に10月から新学期が迎えられるとありがたいです。

9月某日 研究室 2週間の自己健康管理を経て、研究室のメンバーになる3年生が、挨拶に来ました。研究室生活のスタートです。

9月某日 授業アンケート 授業が終わって、成績つけて、そしてやってくるのが、学生のアンケート結果。「微生物学」「応用酵素化学」のどちらも、昨年の満足度からポイントを落としてしまった。一番の問題点は、学修時間が減少してしまったこと。課題の内容は、ほぼ同じであったが、課題の質が落ちているせいか、そこにかける時間が減ってしまったこと。しかし、コメントには、「課題が多くてたいへんだから、隔週にしてほしい」とか、先輩たちはもっと勉強していたと言いたい。「微生物学」は、食品衛生監視員資格にもかかわってくるので、しっかりと勉強してほしかったですが、学修時間をどう増やすかが、次年度の大きな宿題となりました。「応用酵素化学」の授業は、次年度以降は、准教授の先生にも入っていただくので、15回するのは、これが最後でした。最後の授業で、この満足度では、ちょっと後悔が残りました。

9月某日 全国大学教育センター等協議会 オンラインで参加しました。教学マネジメント指針に基づく対応の各大学の取組みや、教育DXの取組みなど、先行する他大学のお話は、たいへん参考になりました。はじめての参加でしたが、大学間の横のネットワークも大切だとつくづく感じます。

9月某日 博士論文審査 外国の大学から、博士論文の審査を頼まれる。これも国際貢献のひとつだからと引き受けたが、パスポートのコピーを送れと言われ、ふとパスポートを見てみたら期限が切れていた。コロナもあって海外に出るという発想がまったくなくなっていて、パスポートを見るのも久しぶりで、すっかり忘れていた。

9月某日 成績配布 1年生から就学カウンセラーとしてみてきた学生が4年生になり、最後の成績配布です。みなさんよくがんばってきてくれました。若干、卒業要件に届いていない学生もいますが、ほとんどの学生が、演習(ゼミ)と卒業研究を残すのみとなりました。進路もほぼ決まり、カウンセラーとしては、残りの半期を卒業研究にどっぷりつかっていただければと思います。

8月某日 保健指導 健康診断の結果がよくないので、保健指導をうけるようにと共済組合から連絡があった。共済組合は、共済組合で保健指導をうけさせないとお叱りをうけるとか。思ったよりも厳しく指導があり、厳しい課題をつきつけられてしまった。まあ、なんとかしないといけないですね、自分の健康ですから。

8月某日 緊急事態宣言 再び県内に緊急事態宣言がでましたが、以前のような緊張感がないのが気になります。朝の電車の混み具合も、まったくかわっていませんし、宣言がでたからといってかわっていないところが、いわゆる宣言慣れのような状況なのかもしれません。

8月某日 大学院入試 昨年は延期になった大学院入試を今年はスケジュールどおりにできました。高学年の学生は、ワクチンの接種がほとんど済んでいますので、安心感があります。それでも、十分な距離と、マスク、アルコール消毒で、対策をした上と、オンラインでなんとか面接することができました。

8月某日 コンピュータの不良 使っているコンピュータが、ネットにつながらなくなって、理由がわからなかったのですが、なんとなく復旧しました。しばらく更新が全くできずにいました。

8月某日 第5波 感染拡大が続いています。医療現場は厳しさを増しているようです。

8月某日 大雨 数十年に一度とか、だんだん聞き慣れてきて、毎年のように数十年に一度が、つづけば、それは日常になってくる。例年の8月の降水量の何倍もの雨が、数日で降れば、川はあふれるし、山は崩れる。これが温暖化だと思うと、これから先の気候変動は、もっともっと大変なことになってくるのではないかと心配になる。

8月某日 閉会式 なんとなくはじまって、なんとなく終わってしまったオリンピックでした。アスリートや関係者での感染拡大がなく終わったとすれば、よかったんじゃないかと思います。ただ、オリンピックをやったことによる気の緩みか、これからの感染状況が心配です。閉会式で、中学生の頃聞いていた冨田勳の「月の光」が流れたが、40数年たっても、当時のシンセサイザーの音は、新鮮に感じました。

8月某日 採点 文字を読みながら採点は、いろいろ考えることも多い。ひとつの答案を端から端まで読んで、配点表を見ながら点数を決める。さらに出席状況、課題、小テストなど、学生のパフォーマンスもチェックしながら、最終評価を決める。ひとりの学生を10分で見ても100 名いれば、17時間はかかるが、これが科目もひとつではないので、1日数時間集中して採点をしても,何日もかかる。これまで、ずっとやってきて、あまり気にもならなかったが、今年は、会議が多いので時間が気になる。おまけに、ワクチン接種による体調不良や、知り合いが感染して濃厚接触者になり試験にいけないなどの理由で、例年なら1回の試験を科目ごと問題を変えて複数回行った。やっと出口がみえつつある。

8月某日 探求活動 例年、高校生に大学に来てもらってPCRを体験してもらうのですが、コロナ禍のなかで、高校生に来ていただくことができず、こちらから、サーマルサイクラーや遠心分離機をもっていき、高校でPCRを体験してもらいました。

8月某日 2回目接種 噂では、2回目は副反応が酷いとか,1回目があまりにも、何もなかったので、問診の先生に聞いたところ、そういう人もいるそうで、大丈夫ですと言われた。2回目接種後、まる24時間は、まったく平気だったけど、24時間をすぎたあたりから、体がだるくなってきた。熱をはかるが、平熱+0.5℃、やや微熱な感じ。それでも、これが副反応であるなら、肺炎よりは、ずっと軽いし、なんといっても、2回目接種で、抗体ができると思えば、心がすこし休まる感じがしてきた。

8月某日 前期試験 昨年はオンラインでの試験でしたが、今年は、対面試験が実施できました。オンライン試験は、得点の集計があっという間に終わるので、楽ですが、紙での記述試験は、答えを読んで評価をしなければなりません。久々に採点をした感じで、こんなに手間だったかと思えるくらい時間がかかりました。個人的な感想ですが、今年の試験成績は、ちょっとどうなのって感じで、教え方が悪いのか、今の学生には合わなくなってきているのか、悩みはつきませんね。

7月某日 オリンピック 2013年に東京オリンピックが決まったときに、本当に楽しみにしていたのですが、今となっては、本当にやるの?って感じです。それでもアスリートには責任はないので、しっかりと応援をしたいと思います。頑張れ日本。

7月某日 訃報 恩師松嶋欽一先生がご逝去されたと連絡がありました。留年のピンチを乗り越えて3年になりましたものの、あまり勉強に力が入っていないなか、先生の「応用微生物学」の授業が、とても興味をひきました。研究室も先生の「醗酵学」を選び、修士までお世話になり、就職先も紹介いただきました。松嶋先生の講義を受講していなければ(必修だから必ず受講するのですが)、今の自分はなかったとつくづく思います。微生物学との出会いがあり、こうして、現在「微生物学」の講義を担当し、「食品発酵学研究室」の教授として、研究活動をできているのも、そもそもは、松嶋先生の講義が原点だとつくづく思います。ご冥福をお祈りいたします。

7月某日 微生物学 感染と防疫の章だったためか、いつもよりも授業のコメントが多い。勉強熱心なのはいいことだと思う。免疫とかのコメントが多く、この手の話が好きな学生が多いことがわかる。

7月某日 緊急事態宣言 首都圏で、再び緊急事態宣言がでるという。これで、東京オリンピックは、緊急事態宣言下で行われることになった。どんなオリンピックになるのだろうか。無観客もやむをえないな。

7月某日 モデルナ 職域接種ということで、モデルナ社のワクチンの1回目を接種しました。思ったほど痛みもなく、肩が痛くなることもなく、ひょっとしたら空うちされたのではないかと思うほど何もなく、かえって不安になってくる。ちゃんとワクチン入っているよね・・・・きっと。

7月某日 ワクチン接種券 やっと我が家にも接種券が届きました。

6月某日 バトミントン オグシオで全日本5連覇の小椋久美子さんが、三重大学に授業で来てくれた。トップアスリートの言葉は、迫力があるし、説得力がある。戦う上で、自分とどう向き合うか、いわゆる自己分析が重要だと語っておられ、まさに就職活動に向かう学生も同じだと思った。オリンピックともなれば、凡人にはわからないほどのプレッシャーがあったのだと思う。そんななかでも結果にこだわり、結果をのこしていく。ひとつひとつの言葉に多くの示唆をいただけたと思う。

6月某日 微生物学 菌の名前が多すぎて覚えられないとクレームが来る。これまでの学生は、思っていても、教授には、そういうことを言わないのが、礼儀のようなものだったが、今の学生は、ストレートにクレームを伝えてくる。まあ、そういう世代なのだと思う。じっと我慢するより、思ったことを言ったり、書いたりできるところがちょっと羨ましいかな。けど、微生物学にとって、微生物の名前は、必須なので、こればかりはしかたがないですね。

6月某日 学会支部例会 オンラインでの学会参加。本来なら家庭の用事で参加できない学会も、こうして自宅からオンラインで参加できる。旧知の先生方と一杯やるのが、学会の楽しみのひとつだが、こうして、オンラインで話しを聞くのも悪くない。

6月某日 ハイブリッド授業 とうとう参加者が1名となってしまった。オンラインに切り換えるべきかな。

6月某日 健康診断 健康診断のたびに、徐々に減少していた身長が、ついに170cmをきってしまいました。骨密度が低下しているのか、ちょっとずつ減少傾向にあったが、大台を切るとショックが大きいですね。おまけに、腹囲は増加しているし、BMIが増えてしまう。しばらくは、ジャンプしよう。

6月某日 放射線施設 生物資源学部アイソトープ実験施設の廃止を行いました。1960年に許可をとってから何代目の主任者になっているのかわかりませんが、61年の時を経て、最後の放射線取扱主任者として、施設を閉じました。膨大な記録の整理のなか、懐かしい先生方の名前をたくさん見ることになりました。立入り検査の心配をしなくてすむだけ、心が少し軽くなりますね。

6月某日 教育実習 研究室の学生の特練授業の参観に出かけました。今どきの授業ですから、ICTの活用や、アクティブラーニングを取り入れた授業で、我々の高校時代の授業とは、別物のような気がします。手が痙攣しそうになるくらい板書をノートに書くという、一方的な授業はなく、短い時間であっても、生徒に考えさせ、相談させ、思った事を言う、そういった授業形態が今後も主流なのかと思います。大学だけが、あいかわらずの授業をしていていいはずがないと思いましたね。

6月某日 変異型 三重県内のウイルスは、ほぼ全部が変異型となりました。今後はどの変異型かということになりそうです。大学の講堂で、大規模ワクチンの接種が行われることになりました。ワクチンの接種くらいしか、対策がみえてこないですね。

5月某日 ハイブリッド授業 緊急事態宣言の影響か、授業に参加するが学生がどんどん減少してきて、ほとんどの学生が、オンライン側に出ている状況です。これだったら、いっそオンラインにしてもと思いますが、対面で受講したい学生もいるので、がんばりたいですね。先週は3名でしたが、今週は2名、密をさけるために、わざわざ大きな教室をつかっているので、がらんとしています。前期も折り返しをむかえました。

5月某日 爆破予告メール これまで台風とかで休講になったことはありましたが、爆破予告メールでの休講ははじめてでした。愉快犯にしてもほどがあります。倫理観とかがなくなりつつある日本という国の先が思いやられます。どうしてこんな国になってしまったのか。

5月某日 緊急事態宣言 第四波の到来で、再び緊急事態宣言が出されました。今回は、医療がピンチなのと、在宅で亡くなるかたが出てきたり、入院調整がつかないとか、かなり深刻です。

5月某日 新型コロナウイルスのゲノム移行 というような論文を読む。そんなことがあるのかなと思いつつ、RNAウイルスがどのように染色体に移行するか興味はありますね。ファージの溶原化とかDNAウイルスならわかりやすいのですが、今回の論文で一番おどろいたのは、ヒトの細胞での逆転写酵素の発現でした。これがあれば、RNAからDNAへ逆転写ができますね。

5月某日 連休 とくに外出するわけでもなくすごす。

4月某日 授業 授業も二まわりした。ぼちぼちと慣れてきて、もとのペースにもどりつつある。例年と違うのは、会議や打合せの多さ。対面もオンラインもあるが、対応すべきことが多い。まあ、これも給料のうちだからと、はりきりつつも、気になる論文がでていても、PDFをダウンロードするだけで、じっくり読んでいる時間がない。いや、どこかに時間があるはずだ。

4月某日 近鉄アプリ スマホが鳴る 見ると近鉄アプリ、人身事故で名古屋線が一部不通の知らせ。電車の位置情報を見ると、不通区間の名古屋側と三重県側に電車がとまっている。不通区間から三重県側では定刻で電車は走っているが、帰宅に使える電車は、2台だけ。1台は、駅に走っても間に合わないところまで来ている、次の電車なら間に合うかもと、仕事そっちのけで、駅に走った。なんとか、電車に間に合って乗れたが、これをのがすと2時間待ちになるところだった。スマホで電車の位置がわかるアプリも、役立つことがわかった。

4月某日 授業 1年ぶりに学生を前に授業をした。履修登録者数は70名を超えているが、教室に来ているのは、20数名だけだった。50名以上がオンラインのZoomの画面の向こうにいた。久々に教室に届く声量での講義、また体が慣れていないのか、声もかれたし、90分間でかなり疲労した。還暦をすぎた身には1年間のブランクは思ったより大きかった。まあ、じきに慣れるとは思うが、はじめの一週間は、けっこうきついかもしれない。

4月某日 ハイブリッド授業 前期の授業がはじまりました。前期は、奇数日は、学籍番号が奇数の学生が、偶数の日は、偶数の学生さんが登校して授業に参加します。教室の座席にはQRコードを貼付けてあり、これをスマホで読み込むことで、どの学生が、どの教室のどの席に座ったかが記録される仕組みになっています。校舎内に、1年ぶりに学生があふれています。なんだか、ひさしぶりに見た景色のような変な感じです。教室を探してウロウロしている学生をけっこう見かけました。1年生はまで来ていないので、2年だと思いますが、教室の番号と場所が一致していない感じです。2年生もはじめての登校ですから無理もないですね。

4月某日 入学式 昨年はできなかった入学式を挙行することができました。学部ごとに分けてでしたが、なんとかできたという感じですね。

4月某日 新入生オリエンテーション 昨年はすべてオンラインでしたが、今年は、対面で実施することができました。

4月某日 辞令交付式 副学長を拝命いたしました。身のひきしまる思いです。

3月某日 こども大学 伊賀研究拠点で、第23回の「こども大学」を開催しました。

3月某日 学位記授与式 学部ごとに分けて学位記授与式が行われた。1600人が座れる三重大学講堂で、生物資源学部の卒業生200数十名を、間隔をあけて座ってもらった。席は指定して、入り口で検温し、密にならないように、入場してもらい、退場後は、次の学部までの間に、座席の消毒をしてと、例年の数倍の手間と時間をかけて、なんとか学位記授与式を開催することができた。昨年、できなかったから、余計に今年の式が有り難く感じた。卒業、おめでとう。

3月某日 後期日程の合格発表 後期日程の入試から10日、県内の感染者数も、久々にゼロ。大学共通試験からはじまって、前期日程、後期日程と、大きな試験の日程がこれで終わる。試験が原因となるような感染は見られなかったように思う。なんとか、次の1年生を迎える体制に移っていけそうだよね。

3月某日 さくらの開花 気象台から津市内でのさくら(染井吉野)の開花の発表があった。平年より10日もはやく、観測がはじまってから、もっとも早い開花となった。今年は2月も暖かな日があったし、降水量が少なかったので、日射量も多かったのが効いているのかもしれない。どんどんはやくなっているような気もするし、さくらの開花は4月のようなイメージが抜け切らない。

3月某日 全学FD・SD 地域人材教育開発機構で行った学生と教員に対するアンケートの結果をみると、学生と教員との間に、このオンラインでの授業での感じ方に差のあることがわかる。学生だけでなく、思ったよりも教員も孤独感があったし、他の先生とのコミュニケーションの必要性を感じる教員が多かった。そのことから、機構で、「臨場感のあるオンライン授業とは」という題で、FDを開催した。これまでも、いろいろなFDを開催してきたが、100名を超える参加希望があったのは、はじめてだった。オンラインでのグループ学習について、実際に体験してもらうと同時に、学部/研究科を超えて、どのような工夫が必要なのかを話し合っていただいた。みなさんの工夫を聞いていると、次年度はもっとうまくできそうな気になってくる。

3月某日 1年生の健康診断 健康診断に来ていた1年生と話しができた。大学に来たのは、入学試験以来という。それを聞いただけで、この1年がどれだけたいへんだったかが伝わってくる。合格発表後、入学手続き、オリエンテーション、履修登録、オンラインやオンデマンドの授業、課題やレポートの提出、そして、定期試験に、成績発表、友達と話すこともなく、不安もあったろう。それでも、研究室での実験が楽しみですと、笑顔で言われると、ほっとした気分になる。

3月某日 前期日程試験がおわって10日 県内の感染者数の増加はなく、試験による感染というような感染者は出ていない気がする。なんとか、前期日程の試験をクリアした感じだが、世間は、ここのところ、ちょっとゆるんでいる感じがする。次の後期日程試験も感染なく終わってほしい。

2月某日 海水面 2020年の平均海水面が過去最高の値となったと気象庁から発表があった。温暖化で、北極や南極,氷河が溶け出していると言われているが、海水面の上昇は、災害の原因にもなりかねない。思ったよりも温暖化の影響が顕在化するのが早いかもしれないと感じました。

2月某日 前期日程入試 この受験生が入学して卒業するとき、自分も定年退職となる。もちろん、それまで元気だったらという話ですが。大学教員として最後の卒業生となる学年、どんな学生が研究室に来てくれるだろうかと思いつつ教室で受験する姿を遠くから応援しました。かつてだれも経験したことのないコロナ禍を超えてきた受験生だからベストを尽くしてほしい。

2月某日 暖かな一日 2月とは思えない暖かな日。津市の最高気温は、22℃で初夏の陽気だ。某教授が半袖で校舎内を歩いていた。ぽかぽか陽気で、この暖かさが、猛暑の前兆でないことを祈りたい。

2月某日 自分会社 今朝ラジオでたまたま聞いた放送で言っていた。ひとは、自分会社の社長で、勤務先は取引先。自分会社は何を売るのか、勤務先は主要取引先には違いないが、取引先は複数でもかまわない。なるほどなと思いつつ、就職活動は、まさに自分会社の営業だと思った。取引先をどう見つけるか、何を売りにして、どう顧客を満足させる品質を提供するか。そんな風に考えてはどうかとふと思った。

2月某日 修士論文発表会 大講義室での対面の発表会とオンライン配信を同時に行うハイブリッド型発表会を開催した。次年度の多くの授業が、このハイブリッド型になる。実際にやって、ハイブリッド型のイメージができた。今年の修士の学生は、改組後の1年生だった学年だった。一番忙しい時期がコロナの緊急事態宣言とかぶり、長期にわたり研究活動が制約をうけた。そんななかでも研究をつづけ発表にたどりついた。あっぱれ。

2月某日 卒業研究発表会 思いおこせば、これまで卒業研究発表会は、何十年もつづく恒例行事で、先生や、先輩,同期、後輩たちの前で、自分の研究内容を発表するというイベントであった。それが、今年ははじめてオンラインでの開催となった。学生は、てなれたもので、チャット機能をつかって質問する。時代は変わった。

2月某日 緊急事態宣言の延長 新規感染者数は減少傾向にあるものの病床の使用率は下がらない。インフルエンザとの違いは、発病してから回復までの時間が長いこと。重症化したら入院日数が長くなるので、病床が足らなくなる。三重県も病床の使用率が下がらないので、警戒宣言も延長となった。

2月某日 閉店 大学前の吉野家さんが、閉店となった。津の中心部にある都ホテルも閉店となった。市内の酒造メーカーが廃業になった。様々な業種がきびしい状況になりつつある。2020年は、パンデミックの年だったが、2021年は経済的に苦難の年になりそうだ。

1月某日 共通試験から10日 毎日、三重県が発表する感染者のリストをみていますが、高校生の感染者が増えていないので、共通試験での感染拡大はなかったことになります。県内の感染者の多くが、病院や施設でのクラスターであること、また、受験生も気をつけていて、むやみに会食していないことを考えると、県内受験生のリスクは低いです。ただ、若い人は無症状も多いと聞いていますので、試験監督の教職員への感染も心配でしたが、今のところ、そういった報告は出ていません。問題は、次の前期日程試験で、これは日本中から受験生が来ますので、ちょっと心配ですね。

1月某日 イギリス変異株 米国微生物学会から配信される記事を読む。イギリス変異株は、B.1.1.7という変異株で、もともとの武漢タイプのウイルスと比べると、23箇所の変異があり、そのうちの3つが、スパイクタンパク質での変異だそうだ。この3つの変異のうち、N501Y(501番目のアスパラギンがチロシンに変異した)が、ウイルスの感染性が高くなったのではないかと報じている。まったく別の南アフリカ変異株も、N501Y変異をもっている。いずれにしても、国内で感染が確認されれば、新たな驚異となるかな。

1月某日 工場見学 バスに乗っての工場見学。今年は、バスの座席も指定して、間隔を空けてすわり、体温チェックと行動履歴を確認して出かけました。実際の工場を見るというのは、オンラインでは体験できません。とくに香りとか感じる部分は、難しいです。社長に会社説明をしていただきましたが、就職して働く事が少しイメージができたと思います。

1月某日 大学共通試験 センター試験にかわり今年から実施される試験ということですが、問題の出題傾向が変わったものの、スタイルは、センター試験とおおきな差はないですね。三重大学では4300名ほどが集まって受験しますが、試験後にクラスター発生しないことを祈るだけです。

1月某日 緊急事態宣言 再び感染者が増加して、医療崩壊がさけばれるようになり、都会の都府県に緊急事態が宣言されました。三重県内も過去最多の感染者数を更新しています。新年そうそう前途多難です。

1月某日 新年あけましておめでとうございます。今年こそよい年になるように願っています。コロナウイルスに対するワクチンの効果で、夏くらいまでに、おさまり、無事の東京オリンピックが開催できるのか、何があってもおどろきませんが、一寸先は闇ですので、1日、1日を丁寧に過ごして行くしかないかと思っています。本年もよろしくお願いをします。

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