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このページは、どうでもいいと思っていましたが、いろんなところから反響があり、それなりに読んでいただいているということがわかってきました。ぼちぼち、日々の生活を書いていきたいと思っています。

12月某日 本年の5月にコロナが5類相当になってから、新型コロナによる規制の多くが解除され、なんとなく終わった感が出ていたが、秋には、かなりの感染者数をだしている。また、新しい変異株も広がりつつある。ウクライナ戦争や、中東での戦争など、世界をみれば混乱は終わりが見えない。温暖化も「地球沸騰」というキーワードが出るくらい、深刻化している。立浪ドラゴンズは、球団はじまって以来初の二年連続の最下位と低迷を続けた。暗い話題も多かったが、来年こそ、よい年になってほしいと思っています。

12月某日 歯医者 健康診断の歯科検診で、歯石の除去を強くすすめられたので、歯医者を予約した。いくつになっても、歯医者の雰囲気は好きになれず、なかなか、敷居が高かったが、高齢者になってくると、歯を大切にしなければならない。1回で済むかなと思ったが、歯医者さんに、「4年ぶりですので、1回では無理ですね」と言われてしまった。「コロナだったから、しかたありませんよね」と言われるも、「もう少し頻繁に来てくださいね。」と言われてしまった。しばらく、歯医者通いも続くことになった。

12月某日 再試 昨年ほどではないが、今年も多くの学生さんに再試をうけてもらった。ふと思った。「再試は、試験料を別途徴収する。再受講は、受講料を徴収する。」とすれば、再試や再受講を減らせるのではないか。例えば、「微生物学」の講義は、市民開放授業なので、9400円の受講料で、一般の方も受講することができる。再受講の場合は、同額を支払っていただくとする、とすれば、もう少し授業にしっかりと取り組んでもらえるのかもしれない。

12月某日 出勤簿 会社勤めの時代、毎朝、本社受付にある出勤簿に捺印してから仕事をしました。大学に転職してからも、事務方から、毎朝、出勤簿に捺印するように言われ、以来、30数年、できるだけ、毎朝、出勤簿に捺印するようにこころがけてきましたが、ついに、出勤簿がなくなり、来年からはオンラインになります。毎朝、出勤簿に捺印することで、一日、一日を大切にできたように思います。

12月某日 BGM 研究室のBGMということで、Deep PurpleのCDをかけてみました。50年前の曲を今の学生は、知っているのかと思いましたが、名曲は残っていくものなのか、多くの学生が、曲をしっていました。自分たちが学生の頃、50年前というと戦前になってしまい時代が異なりますが、今では、50年前の曲も、ネットで簡単に聞けるということらしいです。

12月某日 研究室の忘年会 「忘年会」という言葉も懐かしく感じますが、4年ぶりに、研究室の忘年会がありました。

12月某日 ジュニアドクター研修 今年もアミラーゼを使ったデンプン分解の実験を行いました。これまでの経験から、実験系を少し変更したところ、25℃と45℃での反応速度の違いが大きく見れるようになりました。中学生の班よりも、小学生の班のほうが、実験が丁寧で、反応曲線がきれいに書かれていました。実験自身は単純なんですが、酵素の特徴を深く掘りさげることができる系です。温度の違い、酵素量の違い、基質濃度の違いなど、いろいろなパラメータを振ることで、酵素の性質に迫ることができます。実験の作業は、小学生高学年から中学生向けです。

12月某日 イルミネーション 大学構内にイルミネーションがつけられ、点灯式がありました。木々に小さな光が灯り、通路は明るくなって、夜もきれいな感じです。この時期、5コマの授業が終わると、もう暗くなっているので、明るいとちょっと元気がでます。

12月某日 師走 今年も残すところ1か月となりました。時間がはやく感じる毎日です。

11月某日 学部推薦入試 次年度から改組ですので、改組1年目となる学年の推薦入試が行われました。面接をしていて感心するのは、高校生の皆さんが、よく大学のことを知っていることです。HPなどで宣伝をしているからかもしれませんが、自分が大学を受験をしたとき、どんな研究室があるとか、どんな先生がいるとか、まったく知りませんでした。

11月某日 アカデミックフェア アカデミックフェアは、三重大学で学生が行っている研究を紹介するイベントです。学外の方にも参加いただくことができます。日頃、自分の属する学科の研究は、おおむね把握しているのですが、これが学部全体となると、さっぱりで、ましてや他学部の卒業研究となると、どんな研究をしているのか、まったくわかりません。どんな研究があるかを聞くだけでも、とても勉強になりますし、複数の学部をもつ国立大学として、この地に三重大学があることの意味もわかるような気がします。今年は、SSH校のポスター発表もならんでいましたが、ずっとポスターをながめていても、大学と高校の切れ目がわからないくらい、高校の探求活動の成果もあがっている感じでした。高校生のポスターが英語で書かれいたのにもおどろきました。

11月某日 三翠化学会総会 同窓会の総会に参加しました。同窓会設立10周年の記念樹が、正門前の道路の拡張工事で伐採対象になりましたので、同窓会のほうで、移植を行いました。その移植先で、今年の猛暑を乗り越え、どうやら根がついたようですので、あらたに「三翠化学の樹」として石盤を設置しました。昭和58年に植えられた「けやき」は、平成を経て、令和に移植され同窓会設立50周年の記念となりました。

11月某日 同窓会関西支部会 同窓会の関西支部の会合に、学部の改組の話などを説明にでかけました。コロナ禍があったために、大阪に出るのも久しぶりでした。若い同窓生の参加がなく、同窓会の存続もあやぶまれますが、先輩諸氏からは、暖かい言葉をいただきました。それにしても、近鉄の「ひのとり」は快適でした。

10月某日 新幹線の車内販売 今月末で、東海道新幹線の車内販売がなくなります。我が家では、新幹線の固いアイスクリーム専用の熱伝導性の高いアルミ製のスプーンを購入しているのですが、この使い道がなくなるのは残念です。とくに、朝の新幹線には、コーヒーのモーニングセットがあり、朝の東京行きでは、よく利用していました。いろいろ事情はあると思いますが、ちょっと残念ですね。もっと昔(就職した頃)は、新幹線に食堂車があって、東京出張の時、食堂車で食べるのが楽しみだった時代もありました。

10月某日 細胞生物学 さかのぼってみると、2004年の前期に旧資源循環学科の「循環生物学」(どういう訳か、授業名の英文が、Basic Molecular Biologyでした)という授業を担当し、後に、この授業の名称を英文に合うように「基礎分子生物学」に変えて担当し、さらに改組で生物圏生命科学科の「細胞生物学」の担当になってきました。この間ずっとEssential Cell Biologyが、授業のネタ本で、お世話になってきました。はじまった頃は、初版で、今年に6版が出て、この世界も随分と進んだ気がします。三重大学での授業で、リン脂質の脂質二重層や、転写と翻訳を語るのはこれで終わりです。振り返ると、「基礎分子生物学」の時代が、けっこう楽しかったですね。学生さんの数もそんなに多くなくて(本年度受講生は140名を超えていますが、当時は50名ほどでした)、毎週、たくさん学生が質問に来てくれて、週二回講義しているような感じでした。「細胞生物学」になってから、質問に来る学生も極端に減少し、コロナもありましたが、ここ数年は試験の直前でも、誰もこないという状況です。学生のほうも随分変わったんだと思います。

10月某日 ドラフト会議 たまたま休日出勤の代休を取得した日が、ドラフト会議で、はじめてドラフト会議をTVで見ることができました。就職活動のような感じでもあるが、選手としては、自分が評価されるわけで、人生にかかわる会議なんだと思いました。他球団との競合でくじ引きは、とくに緊張感がありました。

10月某日 研究室新歓 コロナ禍を乗り越えて、実に4年ぶりに研究室の新メンバー歓迎会を開催することができました。歓迎会もなく、追いコンもなく卒業していった研究室メンバーには申し訳ないですが、やはり研究室には、こういった行事が必要な気がしました。

10月某日 地域情報交流カフェ 三重大学の伊賀研究拠点で開催された交流カフェに参加しました。創業を考えている方や、実際に会社を立ち上げて運営をしている若手など、40名近くの参加があり、様々な議論が白熱しました。こういった創業熱に大学がどのようにこたえていくのかが今後の課題になるかと思いました。

10月某日 連休明け授業 3連休明けの火曜日の朝、1コマの授業、いつものように、講義室の入り口で、出席カードを配布していると、けげんな顔をする学生さんが、「月曜の1コマではないですか?」と聞いてきた。「火曜1コマですけど・・・・・」連休明けで、曜日を間違えているのか、気持ちはわからないではないが、定年間際のおじさんではないので、若い人はしっかりとしてほしい、本日は火曜日です。

10月某日 保護者懇談会 久々の対面での保護者懇談会に参加し、研究室の学生のご両親と、成績表を見ながら面談をしました。この行事、保護者の皆さんには好評で、ずっと続けていますが、相変わらず批判もあります。学生を甘やかしている等のコメントもいただいています。学生相手というよりは、保護者対応だとつくづく思います。以前、国立大学で保護者懇談会が珍しかった頃、新聞の取材をうけ掲載されたことがありましたが、けっこう叩かれました。今では、私立大学を含め、多くの大学で行われるようになっています。今年は対面ということもあり、登録文化財にもなっている同窓会会館も開けて、保護者の皆さんに見ていただきました。この地に高等農林学校ができてから100年という年月を感じていただければと思いますね。

10月某日 後期の授業 後期の授業がはじまりました。例年どおり、学科必修科目の細胞生物学の五回分の授業をはじめましたが、改組の関係で、この授業は次年度から2年生に移ることから、今年度が最後の授業となります。はりっきっていきましょう。

9月某日 日本農芸化学会、中部支部・関西支部合同大会 合同支部例会が三重大学で開催されました。私が遺伝子実験施設の助手として採用された頃、合同支部例会が三重大学で開催されました。それから30年近い月日が流れ、今回、三重大学での合同支部例会の当番が回ってきました。思いおこせば、当時、ゲル板と呼ばれるガラス板に、厚さ0.5mm、長さ60cmとか、90cmのポリアクリルアミドのゲルを作成して、DNAを電気泳動して、塩基配列を決めたりしていました。それから30年、キャピラリー電気泳動を経て、次世代シークエンサーが登場し、大量に塩基配列を読むこと、ゲノム配列を決めることが、当たり前の世の中になり、今回のシンポジウムでもご講演をいただきましたが、ゲノムマイニングから、新規酵素を同定するというような研究が行われるようになりました。21世紀になり、地球環境の問題、気候変動や資源枯渇、食糧難など、人類が今後直面するだろうと想定される様々な諸問題に対して、「農芸化学」という学問領域は、広く貢献できるように感じます。30年後に、次の合同支部例会の当番が回ってくるまで、いろいろな問題が、研究により解決されていてほしいと思いました。学科最年長ということで、大会会長を拝命しておりましたが、支部幹事の先生方、三重大学の先生方にた多大なご支援をいただき、無事に合同支部例会を開催することができましたことに感謝申し上げます。

9月某日 論文 社会人博士課程の学生が投稿した原著論文が掲載可となり、あっという間に雑誌に掲載された。かつては、掲載可になっても、雑誌に掲載されるまでに、けっこう時間がかかっていたが、今回は、掲載可から掲載までが、あまりに早くておどろきました。

9月某日 前期の授業アンケート 前期の授業アンケートの結果がかえってきました。受講生91名で、アンケート回答者81名で、授業によく来てくれている学生は、ほぼ全員回答してくれたかと思います。満足度では、およそ1割の学生には満足してもらえず、「学業への興味・関心が高まった」の項目では、93%が、当てはまる、やや当てはまると、回答してくれたので、2年生前期の専門科目の入り口としては、役割を果たせたかなと思いました。毎回の学修時間は、4時間以上の学生が42%もいて、75%の学生が授業外に2時間以上の予習・復習・課題勉強に取り組んでくれた。この数字は、単位の取得率に近い数字なので、ちゃんと勉強してくれた学生は単位が取得できる感じです。まあ、全員が満足して、単位が取得でき、全員に「微生物」に対する知識が定着することが理想ではありますが、現実とのギャップは、なかなか埋まりません。来年度が理想を目指す最後のチャンスです。

9月某日 きき酒選手権大会 何年かぶりに三重県酒造組合による「きき酒選手権大会」が開催されました。過去、全国大会で3位の実績のある三重大学としては、選手を出さないわけにはいきません。そこで、8月に「きき酒」に興味のある学生に集まっていただき、「きき酒」の練習をしてきました。全問正解は出ませんでしたが、成績は悪くありませんでした。参加してくれた学生が、来年も出たいと言ってくれたのが一番の収穫かもしれません。今後も今回のメンバーを中心に、きき酒訓練を続けていきたいと思います。

9月某日 研究室配属 新しい研究室メンバーとして3年生が挨拶にきました。この学年は、教員生活最後の指導学生となります。そういう事情のなか当研究室を選んでいただき、本当にありがたいことです。

9月某日 科学研究費補助金の申請書 こうして科研費の申請書を書くのも最後かなと思いつつ、ワードに文字を打ち込む。かつては、台紙に直接手書きだった時代もあり、ワープロで打ち出した字を切り貼りしたり、たくさんコピーして、のり付けして綴じたものを提出してこともあった。時代は変わり、今では、電子申請になっている。申請件数も問われる時代なので申請書は書きました。

8月某日 バンテリンドーム 大学の同期と、久々の観戦です。ずっと前から予定して試合でしたが、大島選手の安打数が1999本になっており、大事な試合になりました。見事、第二打席でセンター前へはじき、2000本安打達成の瞬間に立ち会うことができました。試合は、延長のすえ負けてしまいました。おかげで、ヒーローインタビューもなく、ちょっと残念でした。今シーズンは、ドームにでかけても負けばかりで残念です。

8月某日 高大連携 思いおこせば、ちょうど私が高校生の頃に、はじめてDNAの塩基配列が読めるようになりました。今では、卒業研究で、DNAの塩基配列を読むことは、ルーチンで、DNAを切ったり、つないだりすることも、あたりまえのように出来ています。今の高校生が、我々の年くらいになったときに、生物学はどこまで進化しているでしょうか。今年は、8月だけでも、50名近い高校生にPCRを体験していただきました。多くは、理系の生徒さんなので、この体験が、彼等の将来に少しでも役立てばと思います。

8月某日 大学院入試 今年も多くの学生に大学院を受験いただきました。大学院生が多いことは、研究室の運営においても重要です。大学院生も、後輩たちの実験を見たり、教えることで、自分の理解の程度や問題点を把握できるようになります。また大学院生には、どういう訳か、責任感が出てきます。学部生の後輩が自分たちを見て、育つということがわかるようになるかなと思います。

8月某日 台風 せっかくの夏季休暇(お盆やすみ)でしたが、台風の来襲で、どこにもいけませんでした。

8月某日 伊賀市民ふれあいフェスタ 伊賀市の市民ふれあいフェスタの、「伊賀の産業展」に伊賀研究拠点と国際忍者センターが出展をし、三重大学の広報活動をしました。伊賀研究拠点のブースでは、体験型科学実験「忍者の通信手段・あぶり出し」を行い、多くのこどもさんに参加をしていただきました。とくにうけたのは、コバルトを使ったあぶりだしで、水を含むことによる金属錯体の生成により色が消え、加熱で水を飛ばすことにより青い色がでるものでした。ブースでは、おとなの方からも、いろいろと大学に対するご意見をいただきました。こうした一般の方と直接話しのできる機会をもつことも、地域にねざす国立大学としては、大切かなと思いました。

8月某日 教科書 細胞生物学で使用している教科書「Essential Cell Biology」の英語版の第6版が出版された。5年ぶりの改訂なのだが、日本語になるまでに時間がかかり、第5版の日本語版をやっと昨年から授業につかっている状況で、すでに5年遅れている状況でもある。この分野は、どんどん新しい内容が加わっているので、改訂はしかたがないが、もう少し早く翻訳版を出していかないとこの分野の進捗についていけないかもしれない。自分が教えている章では、図などが少しかわったものの、内容はそれほど大きく変わっていないので、第5版の日本語版でも困ることはないかな。出版社としても、まだ、日本語版を出して2年もたっていないのに、第6版の訳にとりかかるのは、けっこうたいへんかなと思うし、第5版にかかったコストを回収できていないような感じもする。それにしても、円安のおかげで、洋書の値段の高いこと。

8月某日 オープンキャンパス 4年ぶりの本格開催となりました。研究室でも4年ぶりに、実験体験をできるように準備をしたのですが、なんせ4年ぶりなので、かつての経験者がいない状況でしたが、院生のがんばりで、なんとか準備は間に合いました。かつては、実験にたくさんの人が来て、対応に追われ、整理券を配ったり、人数制限やお断りをしたのですが、今年は、実験をしたいというニーズが、あまり多くありませんでした。研究室には多くの高校生やご父兄の方が来ていただけたのでよかったですが、オープンキャンパスに来てくれている高校生が、入学する頃には、定年退職でいないので、研究室の説明をしつつ、ちょっとさみしい感じでした。

8月某日 高大連携 今年も高校生に大学に来ていただき、PCRの実験実習を行いました。また、別な高校の探求活動のサポートとして、一般細菌検出用の寒天平板培地を作ってもらいました。高校生が大学に来ることも、制限がなくなりましたので、今年の8月は、高校生対応の活動が多くなっています。高校生にもサイエンスの楽しさを伝えたいですね。

8月某日 こども大学 三重大学伊賀研究拠点で、こども大学の開講に先立ち挨拶をさせていただきました。こどもたちにサイエンスの楽しさが伝わればいいかなと思います。

8月某日 講座縦コン 名前は「コンパ」なんですが、お酒はでません。生命機能化学講座の3年生が研究室を決めるために、食堂に3年生以上が一同に会して、食事をしながら歓談する会です。3年生、4年生、院生と集まると150名は超えるという大所帯ですので、なかなかにぎやかな会です。マスクをしていない顔を見るのは、はじめての4年生の学生もいたりで、4年ぶりの開催となりました。新型コロナウイルス感染症が5類相当になってから、全数把握がされていないので、感染者数の増加に実感がわかないのが実際のところです。かつての大学の姿にもどりつつある感じですが、最近卒業した学生は、こうした体験がなかったのは気の毒な感じです。

8月某日 定期試験 学年ごとにカラーはでていますが、昨年度の学年と比べるとそれまでの例年並みという感じでした。単位認定できない学生は、大幅に減少しました。試験には来ないと思っていた全く授業に出ていない学生が、試験には来ていたのが、すこし意外でした。ここ数年の傾向は、続いており、文章題が苦手という感じです。「○○を説明しなさい」と出題しているのに、○○が全く説明されていなかったり、関連する単語の羅列であったり、どうも日本語になっていない、というような答案が増えています。「○○とは、□□のことです」とか、「△△しているのが、○○です」とか○○を説明してほしいのです。しかし、例えば、「パンデミック」についての説明を求めているのに、「世界的流行」とか、「感染拡大」とかしか書いていない。そもそも、何が流行しているのか、歌なのか、本なのか、動画なのか、どんな感染がどんな規模でどのように拡大しているのか、そういうことを書いてほしいんですけどね。授業アンケートの改善してほしいところにも、試験を四択にしてほしい、穴埋め問題を増やしてほしい、というようなコメントが、増加傾向にあります。書いた言葉で伝える力をつけていくことが必要かなと思いました。

7月某日 屋根 台風シーズンの前に、ちょっとだけ自宅の屋根の修理を依頼して、直していただきました。

7月某日 奨学金授与 民間企業から、生物資源学部の学生に奨学金をいただいているのですが、その奨学金の採用通知授与式に参加しました。TVのニュースでも放映されましたが、企業さんから困窮学生を支援したいただけるのは、本当にありがたいことだと思います。

7月某日 地域コミュニティセンター 名古屋市守山区のコミュニティセンターで、久々に「黒やぎ」の話をしました。コロナ禍で、中断していたいろいろな活動がもどりつつあります。内容は、かつて、日本農芸化学会のサイエンスカフェでお話したものです。今後も、一般向けに、活動を再開していきたいと思います。

7月某日 前期授業の終わり 前期の授業15回が終了しました。苅田研究室に行きたかったのに、定年退職で行けないのが残念です、というようなコメントを複数いただきました。少しでも微生物に興味をもってもらえたとするなら、それは素直にうれしいかぎりです。問題は、定期試験の出来具合で、うれしい言葉を並べていただいても、学生に微生物学の知識や考え方が身についていなければ、授業としては、どうなの、っていうことになります。

7月某日 熱帯夜 猛暑日 熱中症警戒アラート 今年は、これらの単語が、三点セットでついてくる。朝の最低気温が28℃とは、ちょっとおどろきだか、そのうち慣れてきて、最低気温が30℃でも、驚かなくなりそうだ。

7月某日 新しい正門 三重大学に新しい門ができました。これまで、国道23号から直接構内に入れるのは、附属病院前だけであったが、大学前のバス停のところを改装して、徒歩と自転車は、直接23号から入構できるようになりました。学生や教職員は問題にはなりませんが、新しい門から真っすぐ入ってきた外部の人が、生物資源学部校舎の裏側(南側)に出てしまい、道に迷っていました。人は、なかなか道なりには歩いてくれないものなんですね。

7月某日 セミ 毎年、我が家の庭からセミの幼虫が出て来て羽化するが、今年は、例年になく羽化数が多い。ざっと抜け殻を数えただけでも10は超えている。今年は暑いかもしれない。

7月某日 バンテリンドーム がんばって応援に行ったのですが、勝てませんでした。まあ、子供の頃からのドラゴンズファンは、染み付いていますので、勝てばいいですが、負けてもファンをやめるわけではありません。勝ち負けはともかく、はつらつとしたプレーを見せてくれるのであれば、納得ができます。今回は「涌井さん、ごめんなさい」という気持ちになるゲームでした。

6月某日 微生物学 ウイルスは生物ではないが、取扱う分野としては微生物学の範疇にある。毎年、授業でウイルスについて語っているが、やはり、コロナのこともあり、授業後のコメントを見ると関心が高いのと、身近なものとして感じてもらえている気がする。まあ、最後は試験の出来が問題なんだけど、関心を示してくれているコメントを読むだけでも、教員としては嬉しい感じです。

6月某日 青枯れ病 家庭菜園に、昨年よりもはやくキュウリの青枯れ病が発生し、キュウリの苗は、全滅してしまった。ほとんど収穫できずに残念な結果となってしまった。そのかわりでもないが、ミニトマトと、ナスは、順調に生育し、収穫を迎えられそうだ。

6月某日 健康科学食品研究会 伊賀地区の関係企業に参加いただいている研究会に参加しました。

6月某日 就職説明会 キャリア支援チームと、伊賀研究拠点で、伊賀名張地区のご父兄に就職活動の説明会を開催しました。伊賀地区の企業から、卒業生に参加していただき、ざっくばらんに就職活動のタイムスケジュールや、家族にどうしてもらいたかったを語っていただきました。思ったよりも、多くのご父兄に参加いただきよかったと思います。

6月某日 3年次編入学入試 定員は少ないですが、一定のニーズはあります。もともとは、短大や高専からの入学のためのような制度ですが、最近は、大学からの転校が増えている感じですね。

6月某日 キッチンカー はじめてキッチンカーを利用することができた。自家焙煎のおいしいコーヒーをいただくことができた。香り高いコーヒーに、ちょっとだけ、幸せな気分になる。

6月某日 大学の同期とバンテドーム 交流戦の観戦に行きました。今年は、勝てない感じです。声を出しての応援ができるようになって雰囲気は、コロナ前にもどりました。オリックスの宮城の出来が良すぎました、残念。

5月某日 開学記念日 3年生の成績優秀者に対する学長表彰式が行われました。今年は、講堂の小ホールにて、優秀学生に賞状と記念品が学長から贈られました。がんばった学生さんへのご褒美なんですが、自分の学生時代の成績から考えると、頭が下がるくらい頑張っていることがわかりました。

5月某日 百周年記念樹の石碑の除幕 学長、研究科長、同窓会長により石碑の除幕が行われました。記念樹が立派に育ってくれることを祈りながら、これから少子化のなかで、どうのように大学が存続していくのかが、重要になってくるなと思いました。

5月某日 連休明けの授業 思ったよりも欠席者が多いかな。休みすぎるのもよくないのかもしれないのか。

5月某日 地域共創プラザ 地域共創プラザという名前で、新しい食堂がオープンしました。吹き抜けの食堂で、明るいのが何よりです。席も増えましたので、これまでよりも混雑が緩和されるといいですね。とくにコロナ禍にあって、大学周辺の飲食店がけっこう閉店してしまったので、学内での食事をするニーズは増えているかと思います。

5月某日 ゴールデンウイーク 今年のカレンダーでは、5月1日と2日が授業のある日になるのですが、三重大学では、思い切って、この2日間を休講にしました。授業はないので、学生にとっては、9連休です。その2日分を8月の暑い時期にやることになりました。教員もできるだけ有給休暇をとってくださいという話だったのですが、会議が設定されて、出勤ということになりました。それでも、有給休暇が1日とれたので、よかったです。学生からは好評でした。

4月某日 ちょっとだけ、授業内容や専門の話をChatGPTにたずねてみました。幸い、まだまだなところもあって、まちがていることも多々あったので、少しほっとしました。

4月某日 ChatGPT 授業での課題を出しましたが、対話型AIの利用をどうするのかを考えないといけないのかなと思いました。かなり高度な文章をつくってきますので、課題とかの作文に使うことは可能でしょう。これまで、Webとか先輩のレポートや課題をコピーしてくるというようなものについては、ソフトウエアでのチェックが可能でしたが、AIが書いた文章をチェックすることはできません。かと言って、学生が就職する先では、対話型AIの利用はますます進んでいますので、禁止するよりは、正しく使うことを教えるべきか、と考えたりします。これについて、学内でChatGPTに直接たずねたという話しがあり、ChatGPTからは、「ChatGPTの文書をそのままレポートに書くことは、著作権侵害になる可能性があるので避けるべき」「参考として使用する場合は、かならず引用元を明記すること」との回答があったと聞いた。さすが、対話型AIだけあって、ごもっともな回答です。結局、使う側の問題なんだよね。

4月某日 前期授業 また、今年もはじまりましたという感じです。前期の授業がスタートしました。例年になく、落ち着いた、スタートでした。朝の授業ですが、遅刻者も例年より少なく(かつて初回から遅刻してくるものが多かった時もある)、静かにはじまった感じです。ただ、生協さんに、教科書の販売状況を確認したところ、履修学生数の半分も売れておらず、例年になく少なかったので、ちょっと驚きました。学生実験もそうですが、実験書とか白衣とか、シラバスに指示が出ており、初回から用意してくるものなんですけどね。だんだん、そういうことも難しい時代になってきました。

4月某日 入学式 新型コロナの感染がはじまってから、講堂で全入学生をいれての一斉入学式はなかったのですが、実に3年の時を超えて、入学式が行われました。例年は、オリエンテーションを先にはじめてからの入学式でしたが、今年は、まず、入学式が先で、そのあとにオリエンテーションと履修指導などが続くという形になりました。共通教育が新カリキュラムになりましたので、今年からはじまることが多くあります。まずは、スタートです。

4月某日 副学長の仕事は解かれたのですが、新たな仕事ができて、新入生をむかえるにあたって、忙しくなってきました。それでも学部の業務で、大学全体の仕事ではないので、気は楽です。定年前の2年ですから、ガンガンやるというよりは、体調とも相談しながら、きっちりとやるという感じでスタートしたいと思います。

4月某日 新年度 ちょっと正月のような気分ですが、異動の挨拶もそこそこ、新しい感じでがんばります。

4月某日 リーグ開幕 今年は投手陣が充実と思っていたら、8回担当の選手が行方不明という、なんとも不思議な出来事。契約は無視できるというのが、外国の常識なのか、日本はなめられているということなのか、ちょっと残念というしかない。

3月某日 年度末 年度末ということで、予算の残額の調整などで走りまわっていました。今年度で、全学的な仕事が終わりになります。高等教育創造開発センターの教育開発部門長を拝命してから、はや8年。この間、地域人材教育開発機構、高等教育デザイン推進機構と全学的な高等教育に関する取組みに関わってきました。3ポリの設定から、授業アンケートにいたるまで、部局の先生方に、依頼とお願いをする日々で、多くの先生方のおかげで、なんとか仕事を終わることができました。とくに今年度は、講座主任もあったので、人生初の忙しさでしたが、なんとか年度末を迎えることができてよかったかなと思っています。

3月某日 ルーブリック評価のFD ルーブリック作成のためのFDを開催しました。成績評価基準の明確化は、重要な視点で、学生も何がどのように評価されているのかを知りたいと思います。教員側から、どれくらいを達成目標としているのかを示すことは重要です。ルーブリック評価表の作成を体験いただけたと思います。

3月某日 こども大学 伊賀研究拠点で第27回のこども大学を開催しました。NHKと地元ケーブルTVが取材に来てくれました。NHKのほうは、津の放送だけでなく、東海地方でも放送され、三重大学伊賀研究拠点の宣伝になりました。

3月某日 さくらの開花 とにかくはやいなという印象です。

3月某日 学位記授与式 コロナ禍の時代を乗り越えて、今年も学位記授与式が開催されました。今年は、研究科と学部と2部構成で、学部のほうはひさびさに講堂いっぱいの卒業生を入れて行われました。今年の4年生は、2年からオンライン授業、3年、4年とマスクした顔しか見てないので、マスクをとって集合写真を撮ったとき、誰が誰なのかがうまく把握できませんでした。縦コンも、スポーツ大会もなく、研究室の学生を除くと、もっとも関わりが少なかった学年かもしれません。

3月某日 WBC 結構な盛り上がりになり、優勝となりました。バンテリンドームでの試合のときに、娘が5時間並んで購入した「WBCストラップ」をスマホにつけて応援をしました。シーズンに向けて盛り上がりができればと思います。決勝戦は、教授会とかぶったので生で見る事はできませんでしたが、多くの人が大谷選手の活躍を見ることができたかと思います。

3月某日 PBLのFD 三重大学の教育の特徴のなかにPBL教育というものがあります。これは、Problem Based LearningとかProject Based Learningとか言われるもので、ある課題を、総合的な知識や技能を使ってグループ学習により解決していくというような教育方法です。わかりやすいのが、例えば、医学教育で、内科、外科、耳鼻科など、それぞれの診療科の勉強をする方法と、実際にこういう病状の患者さんがいたとして、どのような治療をすべきかを考えるような授業方法があり、後者をPBL型と言っているかと思います。しかし、なかなか課題が十分にアプローチできなかったり、そもそも、グループ学習とか、こういった勉強方法に拒否反応を示す学生もいますので、なかなか全学的な展開は難しいところではあります。シラバスをみると、次年度、三重大学には200を超えるPBLを取り入れた授業があります。こういった授業を展開する先生方の交流を深め、よりよい授業ができたらと思います。

3月某日 入試 今年はカレンダーの都合で、前期日程、後期日程ともに休日にかかり、合格発表までの日程がタイトになっています。それでも、どんな新1年生に会えるかは、楽しみではあります。

3月某日 春 春っぽくなってきてご近所の梅も満開になった。今年は、WBCがあるので、例年よりも早く野球シーズンが来た感じがする。それにしても、大谷選手は凄すぎる。フリー打撃で、バンテリンドームの五階席の中段まで飛ばしていた。ちょっと想像できないが、TVの映像を見て、「そんなのありか」とつぶやいてしまった。

2月某日 科研費の発表 もう何を書いても採択される気がしないというか、自分の考えや書き方は時代に会わなくなったのかもしれないと感じた。まあ、済んだことはしかたがないので、切り換えていくしかない。他人がどう思うかわからないが、自分では、面白いと思っているのでそれでいい。研究費が少ないと大胆に攻めることはできないが、年齢的に大学院生をとれなくなってきたので、ちょうどいいかもしれない。

2月某日 三重大学リカレント教育センター リカレント教育センターのキックオフシンポジウムに参加した。日本では、勉強は学校でするもんで、卒業したら勉強はしないというような風潮だけど、アメリカの(UCDavisの)学生は、「卒業してから、本当の勉強がはじまる」と言っていた。大学は、勉強の仕方を教えるところで、どうしたら勉強できるか、どうしたら知識が身に着き、考えることができるようになるか、それを教えてくれるのが大学、と彼等は言っていた。三重大学にリカレント教育センターができて、社会人も気軽に学べるプログラムがあるというのは、この地域においても重要だ思う。コロナ禍で、オンラインとかオンデマンドの授業プログラムの構築する技術が格段に進歩したので、その気になれば、社会人も自宅にいながら、大学の授業を受けられる時代になってきた。

2月某日 100周年記念植樹 植樹はこの時期が木にとって優しいということで、高等農林学校がこの地にできてからの100周年記念樹の植樹式が行われた。植樹されたのは、「くまのざくら」、紀伊半島にのみ自生するさくらの固有種で、染井吉野よりも早く咲くことが知られている。今から、春が楽しみだが、近くに植樹されている80周年記念の染井吉野に対抗するためには、30年くらいかかるかもしれない。いずれにしても、春が待ち遠しくなる。

2月某日 卒業研究発表会 大講義室での対面での開催になった。発表時間は、ひとり7分と質疑応答だったが、50名を超える学部生では、朝から夜までの長時間の発表会になった。42年前、学部大講義室で卒業研究発表会を体験した。スライドをつくり、発表直前まで、説明のセリフの練習をして、どんな質問がくるか、どきどきしていた自分を思い出す。卒論テーマでは、p-ニトロフェニルの基質で酵素の加水分解活性を測定していたが、まさか、この歳になるまで、p-ニトロフェニルの基質を使った酵素活性に関わるとは、当時、まったく、これっぽっちも思っていなかった。

2月某日 全学FDアセスメント 大学として3つの方針を掲げていますが、とくに「学位授与の方針」についての評価が必要になってきています。方針にしたがって運用できているかどうかが、もとめられるのは、当たりまえだけど、「ちから」をつけたことを証拠でもって検証するのは、かなり難しいと感じました。今後も改善が必要な項目であることは間違えなさそう。

2月某日 修士論文発表会 大講義室での対面での開催になった。講座主任としての挨拶が予定されていたのですが、すっかり忘れていて、遅刻してしまい、講義室に入ったら、すでに最初の発表が始まっていた。段取りをしてくれていたM1に申し訳ないことをしてしまった。

2月某日 産学官連携セミナーin 伊賀 今年はテーマをDX(デジタルトランスフォーメーション)にした。三重大学では、DX人材育成推進事業に採択されているので、三重大学でのDXの取組みについての講演会を開催した。どんどん時代はかわっていきつつあるなかで、電子媒体を使うだけでなく、積極的に活用できる人材こそが、これから必要になってくる。すでに小学生からプログラミング教育がはじまり、高校でPythonを学習するようになってきている。そういったことを身につけた学生が世にあふれ出てきたときに、おじさんたちは、きっと困ってしまうことになりそうな気がする。

2月某日 推薦入試の合格発表 前期日程よりも前に発表がある。少なくとも推薦入試を受験する生徒は、共通テストの点で合格しそうなところって決めていないかと思うので、一般入試の学生よりも、モチベーションがある。合格者には、ぜひ、入学後、頑張ってほしい。

2月某日 工場見学 久々のバスでの工場見学に参加した。2つの企業を訪問したが、いずれも社長がじきじきに対応してくれた。このことが、学生にどれほど響くかがわからないが、引率教員としては、含蓄あるお話を聞けて勉強になった。実際にお金を稼ぐということは、本当に大変だとつくづく感じるが、経営者の方針だけでなく、職場を構成するひとりひとりの従業員のモチベーションが、会社を動かしているとも感じた。普段は見ることができない現場から、学生が何かを感じてくれたらうれしいかぎりだ。

2月某日 修士論文審査 修士論文をしっかりと読む。そして、赤のボールペンで書き込みを入れながら、どう考え、どう乗り越えてきたか、何がいいたいのかを読み取る。とくに、考察にそれが現れてくる。考察は決して他人のデータや論文を紹介するところではない。データにもとづき、何が言えるか。そのあたりが、評価のポイントになるかな。

1月某日 SSH校の発表会 県内のSSH校の発表会に参加した。指導要領の改訂で、高校にも探求の時間ができてきているが、現役高校生から、探求活動が入試につながらないと、高校生が探求活動に取り組めないというようなお話を聞く事ができた。もちろん、大学では、最低限の学力が必要であり、そのために入試を課しているわけですが、ちょっと試験は苦手だけど、探求活動や研究活動は大好きといった生徒さんを、どちらかと言えば、歓迎している。高校での探求活動の成否は、ひょっとすると大学の入試にあるかもしれないなと感じた。

1月某日 博士課程論文発表会 博士課程の学生の発表会があった。かつては、博士課程の発表会となれば、その所属する研究室の学生がたくさん来るのが普通であったが、コロナの事もあり、ひっそりとしてた発表会となった。学部2年、修士2年、博士3年の7年分の発表だと思うと、感慨深いし、40分は短い気もした。

1月某日 最強寒波 最強寒波襲来。津では、気象台の観測がはじまって以来、はじめて、1月での積雪11センチを記録した。大雪警報が発令したために、午前中の授業は、休講となった。ちかくの新名神高速道路では、トラックなどの立ち往生が発生し、たいへんな混乱が生じた。授業の一環として実施している工場見学も、大学のバスが運行できずに、休講となってしまった。ちょっと残念だけど、雪を恨むわけにもいかないよね。

1月某日 大学院入試 この時期に大学院の入試がある。前期課程の二次募集と、前期課程からの後期課程進学者の入試が行われた。8月の大学院入試に比べて規模は小さいけど、授業のある時期なので、教室などの段取りが、何かとたいへんだ。なんとか無事に終了した。

1月某日 共通テスト 毎年の恒例の出来事。意外と知られていないが、今年、受験者が4000名を超える単独の試験会場は、三重大学の他にはない。つまり全国でも有数な受験者数の多い試験会場だということ。それでも、かつては、5000名を超えていたので、ずいぶん18歳人口が減少したかと感じてしまう。受験生が多いということは、それだけ、試験監督の仕事などが、他大学よりも多いということだけど、こればっかりはしかたがない。

1月某日 留学生 かつて研究室に来ていた留学生が、母国の大学で、「ベストティーチャー賞」を受賞したと、授賞式の写真をメールで送ってくれた。もう10年以上も前の留学生だけど、こうして連絡してくれるのが、ちょっとうれしいかな。

1月某日 蜃気楼 キーンと冷たい風が吹くと、伊勢湾の海水温との差で、伊勢湾の入り口にある神島や、伊勢湾を航行する船が、海面から浮かんで見える。「もう蜃気楼かもしれない」と口ずさんでも、学生さんは知らない歌かもね。教室から蜃気楼が見える大学も珍しいといえば、珍しいかも。

1月某日 PubMed 学生が書いて掲載された論文がPubMedで検索できるようになり、論文がPubMedCenter(PMC)のアーカイブに入ったことから、オープンアクセスになり、世界じゅうから見ることができるようになった。三重大学では、オープンアクセスポリシーが制定されので、投稿論文は基本的にはオープンアクセスであることが重要になるが、通常の雑誌投稿では、オープアクセスにすると、投稿費用が格段に上がるので、困ったことになっていた。投稿した雑誌の掲載論文が、PMCに入れてもらえるなら、胸をはって、オープンアクセスしたと言えるので、たいへん助かる。

1月某日 国内のコロナ感染死者数が過去最高の498人を記録した。今にしておもえば、緊急事態宣言の頃は、逆に平和だったのかもしれません。

1月某日 ジュニアドクターのレポート 小学生と中学生のレポートを読む。酵素反応について,「時間とともに分解した」「温度が高いほうが、分解がはやかった」「酵素をたくさん入れたほうが分解した」などなどと通常のコメントが続くなか、とある中学生のコメント「分解速度が次第に遅くなることに気づいた」と書いてあった。確かに、はじめは、基質の濃度が高いので反応速度は高く、分解が進むと基質濃度が下がってくるので、反応速度は遅くなるし、デンプンの量をヨードとの結合で見ているので、ある程度基質が分解すると、この方法では直線性が出ない。中学生でも、観察力のある生徒さんもいるもんだと感心する。

1月某日 新年あけましておめでとうございます。今年こそよい年になるように願っています。新型コロナウイルスのパンデミックから、丸3年がすぎました。人類史上最悪のパンデミックだったスペイン風邪も、丸3年で収束しています。今年こそは、ポストコロナと言えるようになってほしいところです。今年こそ、立浪ドラゴンズになんとかしてもらわないとと思っています。個人的には、そろそろ定年退職も見えてきましたので、研究室の片付けとかを意識しないといけないかなと思います。本年もよろしくお願いをします。

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