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このページは、どうでもいいと思っていましたが、いろんなところから反響があり、それなりに読んでいただいているということがわかってきました。ぼちぼち、日々の生活を書いていきたいと思っています。

4月某日 SSH校の発表会への参加 高校時代に研究ができるのは、羨ましいかぎりだ。いろいろな研究発表があって面白かった。指導する先生方もたいへんだったとは思うが、大学も将来への先行投資くらいに考えて、SSHへのサポートにインテンシブを与えてくらたら、きっともっと多くの先生がかかわれるのではないかと思ってしまう。そうした活動のなかで、ちょっと光る生徒を推薦入試で入れるというようなことができるといいなとも思う。もちろん、その生徒が、うちの大学に来たいと思ってくれていたらの話しではあるが。

4月某日 学生の書いた論文がアクセプトされた。もう少し早くアクセプトが出ていれば、学長表彰の対象になったのにと、ちょっと悔しい思いもある。

4月某日 首位 ドラゴンズが、実に2016年以来の単独首位。もちろんまだ4月、まだ他球団と一通りも当たっていないけど、それでも「首位」という言葉がなんともいえず、心地よく、10勝、一番乗りというのも嬉しい。3年目の立浪ドラゴンズ、今年は違うというところを見せてほしい。

4月某日 微生物学 教員生活の最後の学部15回の講義がはじまりました。運悪く在学生健康診断の時間がかぶってしまったため、健康診断に行く学生が目立ちました。気合い入れていきます。

4月某日 放送大学 今年度から、放送大学の客員教員を兼務するようになりました。今後、セミナーや公開講演会などを通して、「微生物」を語っていきたいと思っています。

4月某日 オリエンテーション2日目 教育的インターンシップや、三重創成ファンタジスタ資格の話をして、これで、前年度教務委員長の仕事は、すべて終了。ここからは、新年度の教務委員長の仕事になる。応援団のエールを毎年、校舎の中庭でやってもらっているが、昨年はほとんど1年生が集まらなかった。今年は、たくさんの1年生が応援団のエールを聞いていた。この違いは、いったい何なのか。学年がかわるだけで、そんなに変わるものなのか。ちょっと不思議な感じだった。

4月某日 オリエンテーション 新1年生への履修指導。前年度の教務委員長が例年することになっているので履修指導を行った。いきなり情報が過多な感じはするが、すぐに共通教育の時間割を作成しないといけないので、まずは、履修システムへのログインができる状態になってもらわないといけない。コンピュータをもってきてもらったが、多くの学生が、電源コードをもってきていなかった。最近のコンピュータは電池が長持ちするんだと思っていたら、ある学生が、高校では構内で充電してはいけないことになっていたとか電源コードを持っていけなかとか。大学は講義室にも、ラーニングスペースにコンセントを用意しているので、勉強にはいくらでも使ってもらっていいんですけどね。

4月某日 入学式 昨年は、桜がもつかどうかの心配をしていたが、今年は、桜の開花がちらほらだった。大学院生(博士前期課程)の学生に履修指導をした。大学院は、学部とは、ちょっとちがっているので、そのあたりを確認した。新1年生も元気に入学式に出ていた。大学の1年がはじまった感じだ。

4月某日 辞令交付 大学教員生活の最後の1年がはじまりました。

3月某日 紅麹 マスコミで微生物の話題が出るのは食中毒や健康被害。紅麹(モナスカス属)は、いわゆる麹菌(アスペルギルス属)とは異なり、属より上の科で、異なっていますので、麹菌ではありません。麹を原料にした、お酒やみりん、酢、醤油、味噌といったものに、風評被害がでなければいいがと心配です。

3月某日 定員割れ 中部地方の私立大学の61%が定員割れというびっくりの記事が新聞に出ていた。思ったよりも少子化の影響は早く出てくるかもしれない。

3月某日 こども大学 伊賀研究拠点で開催されたこども大学に参加した。和紙と洋紙の切断面を顕微鏡で観察すると、和紙のほうが繊維が太いし、切れにくい。地域でも和紙の原料であるミツマタの栽培を増やしているとか。伝統的なものに科学的な根拠を入れて残していくことが重要かなと感じた。

3月某日 学位記授与式 今年も、4年生6名と、大学院前期課程3名が、研究室を巣立っていった。ちょっとお天気が悪かったけど。みんな元気そうで何より。

3月某日 オープン戦首位 ソフトバンクと並んで、オープン戦首位というドラゴンズ。ちなみに、オープン戦を勝ち越した年は、かならずAクラスという過去のデータがある。期待満点で、開幕を迎えたい。

3月某日 退職記念祝賀会 今年度は、定年退職や早期退職で8名の先生方が、ご退職になり、その祝賀会が、実に4年ぶりに行われた。年長者ということで、乾杯の音頭をとった。コロナ禍とかいろいろなことがあり、先生によっては、生物資源学部になる前に採用になった先生もおられ、歴史を感じた。

3月某日 中選手追悼試合 子供の頃によく聞いた「1番センター、中、背番号3」というアナウンスが、強烈に残っている。中選手の追悼試合に、バンテリンドームにでかけた。オープン戦とはいえ、昨年の日本一の阪神に勝ったのはよかった。昨シーズンは、ドームにでかけた全ての試合で、負けたので、オープン戦とはいえ、ちょっと嬉しい。

3月某日 後期日程個別学力試験 無事に終わってほっとする。モチベーションの高校生に来てほしい。

2月某日 前期日程個別学力試験 次年度からカリキュラムが変わり、1学科制になることで、入試の予想が難しくなっている。果たしてどんな学生が来てくれるのか、楽しみではあるが、関われるのが、最初のオリエンテーションくらいかな。カリキュラムの変更で、1年生の授業が減ったので。

2月某日 「雲外蒼天」 地元伊勢鉄道が、地震で被害のあった「のと鉄道」を応援する鉄印を販売すると聞き、さっそくでかけて購入した。鉄印に書かれた「雲外蒼天」の文字がしみる。

2月某日 博士課程集中講義 久々の集中講義でした。さすがに、4コマ連続は、体力的にきびしくなってきました。それでもさすがに博士課程の学生さんは、対応がすばらしく、授業も楽しくできました。

2月某日 卒業研究発表会 今年の4年生は、コロナ禍で、1年のときは大学に登校すらできず、2年生の授業もほとんどがオンラインだった。研究室の6名の4年生も、しっかりと発表してくれた。ちょっと残念だったのは、発表会後の打ち上げの会。コロナ前は、けっこうな盛り上がる会だったけど、今年は4年生の参加がすくなく、参加している教員のほうが多いくらい。それでも修士の学生がたくさん参加してくれたので、久々に楽しい時間を過ごす事ができた。

2月某日 修士論文発表会 今年の修士2年の学年は、大学1年生からの担任だったので、こうして立派に発表している姿を見ると感動する。コンピュータのファイルには、彼等が大学1年の時につくった自己紹介のPDFが残っているが、高校時の制服や入学式のスーツ姿の写真が多い。あどけない学生だったが、6年経って、タンパク質の結晶構造を解いたり、次世代シークエンサーをフル活用してり、複雑な化合物を合成したり、新しい分析方法を提案したり、膨大なデータを操りプログラムを書いたり、さらにこうした研究を英文の論文にして投稿したりして、驚くばかりの成長を見せてくれた。なにより、様々な質問をぶつけてくる教員に対して、しっかりと受け答えでき、議論できている姿が、なんとも頼もしい。6年前は、まったく想像できなかった。学部4年の卒論はコロナ禍でオンラインの発表会だったけど、今年は大講義室で元気に発表してくれ、プレゼンも立派なものだ。成長をみせてくれた嬉しさ半分と、彼等がいなくなるさみしさ半分かな。

2月某日 産学官連携セミナー in 伊賀 今年のテーマは、AI(人工知能)でした。人工知能が勢いを増しており、人工知能でなくなる職業なんていうのが、話題になっているが、今回の講演で聞いたところでは、人工知能vs人、ではなく、人工知能を使いこなせる人vs使えない人、ということだそうだ。かつて、90年代のはじめ、コンピュータやメールが入ってきたとき、タイプできない人やメールに対応できない人がいたが、同じようなことかもしれない。時代は変わる、変わる時代にどう対応するか。

2月某日 修論審査 博士前期課程の学生さんが増えたので、審査件数も多くなった。研究室が違えば修論のスタイルも違うし、引用論文の書式もいろいろ。苅田研究室の卒論や修論は、米国微生物学会誌の書式と同じにしている。かつては、「フェノクロ、エタ沈した」なんて、方法に書く学生もいたが、今では、皆な、同じような文言になってしまっている。自分の言葉で書くよりも、失敗を恐れる世代なのかな。

2月某日 プロ野球キャンプイン 今年こそ、今年こそ、打つ方をなんとかしてほしい。

1月某日 工場見学 何回参加しても、これほど楽しいものはない。どうして、学生は嫌がるのかがわからない(レポートを課しているからか)。企業がどんな活動をしているのかは、実際に見てみないとわからないし、普段目にしているものが、どのような過程でできているのかを知るのは、いろいろなことに役に立つと個人的には思う。せっかく大学からバスで行けるのだから、もう少し受講者が多くてもよさそうな気がする。机の上の勉強や実験も大切だが、何を見ているか、何を経験しているかは、自分の幅を広げるためにも重要だという気がする。工場見学に行けば、いろいろな企業を見ることができる。規模感や、従業員の様子や、機械類の大きさ、技術など、感じることはいっぱいあるはずだ。就職説明会でブースで話しを聞くよりも、よほど多くの情報を得ることができると思う。たとえ就職したいと思っていない分野であっても、その製品なり商品が、どんな検査を受けて、あるいはどんな装置で作られているかを目でみるだけで、価値があるように思うけどね。

1月某日 博士課程の発表会 博士課程の研究は、分野がちがっていても聞きごたえがありますね。どのように考え、どのように研究をプラニングし、何をどのようにすれば、自分の考えが証明できるか、あるいは、ある現象を観察した上で、その現象の法則性というか、規則性を明らかにしていく。生物資源には、いろいろな研究があり、自分の分野以外の研究もそれなりに楽しめる。ちょっと残念なのは、学部学生が大学院の発表会に来てくれないことだ。こんなに楽しい世界があると、先輩たちが語ってくれているのに。

1月某日 大学院入試 大学院の二次入試がありました。博士前期課程から後期課程に進学する学生さんの入試も含まれています。博士をもっていないと就けない仕事もありますし、博士をもつことで優位になる職業もあります。個人的には、どうせ一度の人生なので、もし研究することが好きなら、好きな事を思いっきりしてみてはとは思います。ただ、お金はかかります。それでも、学術振興会とか、最近は、博士課程に様々な優遇制度もありますので、今は、ねらい目なのかもしれません。

1月某日 原著論文の受理 かつて研究室に来ていた留学生が、祖国にもどって、書いた論文が雑誌に受理されたとメールが来た。ちょっと嬉しいかな。コロナ禍があって、研究室への制限や、サンプルの入手ができないことなど、かなりきびしい状況があったなかでも、がんばっている様子に、安心した。

1月某日 大学共通試験 大学にとっては恒例行事です。受験生もたいへんですが、大学教員もけっこう大変です。三重大学は、全国でも受験者数の多い大学のひとつですが、それでも、年々受験者が減少していることが、よくわかります。思っているよりもはやく18歳の大学受験者人口は減少しているかもしれません。かつての国立大学のように授業料が安いわけでもありませんので、大学を選択しない場合もあるかと思います。これからは、いかに学生を確保するかというところが、大学の経営にとっては重要になってくるのではないかと、感じてしまう共通試験です。

1月某日 新年あけましておめでとうございます。今年こそよい年になるように願っています。元旦そうそう緊急地震速報で緊張が走りました。名古屋の親類の家に集まっていたのですが、中層マンションで、結構な揺れでした。元旦の地震ということで、2024年は、ちょっと不安なスタートとなりました。教員生活も残すところ1年と少しになります。最後の1年となりますので、1日、1日を大事にしていきたいかなとも思います。今年もよろしくお願いをいたします。

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