このページは、どうでもいいと思っていましたが、いろんなところから反響があり、それなりに読んでいただいているということがわかってきました。ぼちぼち、日々の生活を書いていきたいと思っています。
3月31日 辞令交付式 本日をもって、三重大学を定年退職になりました。思い起こせば、1978年三重大学農学部農芸化学コースに入学してから、実に、47年もの間、三重大学にお世話になった。1991年に教員として採用されてからは、多くの皆様のご厚情に支えられ、ここまで来ることができました。三重大学を離れるのは、さみしさもありますが、今後も、三重大学の発展を祈念して、退職のご挨拶とさせていただきたいと思います。このHPも実に、2001年からはじめて、24年もつづけてきましたが、一応、ここで一区切りとさせていただきます。今後につきましては、他校の非常勤講師などをしながら、しばらくは、のんびりしたいと思っています。たいへんお世話になりました。一応、Facebookで、近況等を報告しようと思っていますので、もし、このHPをご覧になっているかたで、今後も報告をみたい方は、ぜひ、Facebookでの友達をリクエストいただければと思います。基本的に、Facebookのほうは面識のあるかたを友達とさせていただいておりますが、このHPからの方は、せひ、その旨をMessageに入れていただければ、対応をいたします。長い間、本当にお世話になりました。
3月某日 伊賀研究拠点 こども大学 こども大学に参加して挨拶をした。31回目の今回は、コンデンサーによる充電と放電のしくみと、紙をつかった橋の作成、紙をおることで、荷重に耐える橋をつくるという工作だった。子供達のいろんなアイディアを見ることができた。工夫すると、紙一枚でも荷重に耐えられる橋ができることをわかってくれたらいいですね。
3月某日 学位記授与式 専攻長として、最後の仕事かな。専攻の学位記授与式に出て、学長表彰者に表彰状を渡した。最後の卒業式と卒業生を見送った。彼等、彼女等の今後の活躍を期待して、エールを送る。
3月某日 退職記念祝賀会 昨年、最年長ということで、乾杯の音頭をとらせていただいたが、とうとう自分の番がやってきた。これで、4週連続での宴会となった。学生の時代から、三重大学にお世話になり、民間に勤めているときも、大学の先生には、いろいろなことを教えていただいてので、47年もの間、三重大学にお世話になったことになる。もちろん、大学のキャンパスも変わったし、大学の雰囲気も変わった。当時の所属は農学部だったので、女性も少なく、今の生物資源学部とは、まったく雰囲気が異なっていた。多くの方に支えられて、ここまで来たなあと感無量だった。
3月某日 送別会 高等教育関係の皆さんが、送別会をひらいてくれました。高等教育創造開発センターからはじまり、地域人材育成推進機構と、この間、学長補佐、副学長と8年にわたり、三重大学の教育改革に取りくんできたのですが、私をこの任につけていただいた、当時の理事、副学長、並びに、センターの先生方、教務部長をはじめ事務方の皆さんと久しぶりに集まって、楽しい時間を過ごすことができました。
3月某日 後期日程入試 何回かカウンセラーをやって学生と対応してきたなかで、後期日程入試で入学する学生には、卒業するまで成績上位で優秀な学生と、どうしても三重大学に入ったことが納得のいかない学生がいると感じた。学歴社会だから、どこどこ大学に入ったことが重要なのかもしれないが、個人的には、自分が何をして、何ができるようになるかのほうが、はるかに重要だと思う。もし後悔があなるなら、受け直せばいいし、それができないなら、大学でで全力をつくすほうが、はるかに楽しいとはおもいませんか。
3月某日 三重大学吹奏楽団定期演奏会 管楽器の音量に圧倒されに行く。授業に出ていた2年生が、しっかりとした演奏をきかせてくれました。また、吹奏楽団のOBの学科の卒業生と話をすることもでき、近況などを聞けました。忙しい時に音楽にはいやされますね。
3月某日 送別会 放射線施設関係の皆さんが、送別会をひらいてくれました。民間の時代、遺伝子実験施設の時代、生物資源学部の時代と、合計すると30年近く、放射線取扱主任者として、放射線施設で勤務したことになる。監督官庁も、科学技術庁、文科省、原子力規制庁と変わったが、変更申請などで、なんども霞ヶ関に行った。立入り検査でも大きな指摘事項なく、また被曝事故なく、職務をまっとうできたのは、技術職員の皆さんをはじめ、スタッフに恵まれていたからだと、つくづく思う。
3月某日 放送大学三重学習センター開設30周年記念式典、公開講演会にて、「人に役立つ微生物の話」というタイトルで話をしました。熱心に聞いていただき、楽しく話をすることができました。
2月某日 最終講義 非常勤ではない正規教員としての最後の講義、最終講義を行った。学部の同期がたくさん来てくれて、なんとも暖かな感じになった。いろんなことをしてきたので、いろんな方面の先生方や事務方が参加をしてくれて、当初の大講義室がパラパラだったらどうしようという懸念が、吹き飛ぶような人数が参加してくれた。なつかしい顔ぶれがたくさん集まってくれて、みんな元気そうでなによりだと思った。講義の後のパーティで、旧交を暖めのだが、かつての応用微生物研究室のグループ、資源循環学科時代のグループ、食品発酵学時代のグループと分かれ気味ではあったが、それぞれのグループがけっこう混ざったくれたのが、嬉しかった。またこの集まりで、会をひらいてほしいと言われたし、上の先輩にも来てほしいと言われた。最近の若い人は同窓会には興味がないと思っていたが、こうして集まって、想い出を語り、近況を語り、未来を語る場こそが、同窓会と理解していただけたら嬉しいかな。それにしてもあっと言う間の楽しい時間を過ごすことができた。参加いただいた多くのかたに感謝したい。振り返ると、大学に入学してから46年もの間、三重大学にお世話になってきた、ちょっと、うるってなるよね。
2月某日 前期日程入試 受験生にはがんばってもらいたいし、明日の未来をつくってほしい。次年度、共通教育の非常勤をする予定ではあるので、受験生のなかには、自分の講義に来てくれる学生がいるかもしれないと思うと応援したくなる。
2月某日 実験手法の相談 卒業生から実験手法の相談があった。定年間際でも頼ってくれるのが、なんとも嬉しい。そんなに特殊な実験ではないが、微生物の種類によっては厄介なものがある。実際に、同じような微生物で、自分も解決に苦労したことがあるので、役に立てたかなと思う。
2月某日 お酒 卒業生から定年退職を祝って、お酒が送られてきた。ラベルに「セルロース大吟醸」と書いてある。ほんとうに、セルロースで大吟醸ができたら嬉しい。セルロースというか、木材ベースの焼酎はあるらしいが、セルロース原料で大吟醸というのは、夢だよね。
2月某日 三重大学管弦楽団第60回演奏会 管弦楽団の演奏会に参加した。今年の曲は、なんとベートーベン交響曲第9番だ。大学の講堂に歓喜の合唱が響いた。県内唯一の学生オケ、これまで、卒業した研究室の学生も何人かが所属しており、いろいろな交響曲をきかせてくれたが、まさか第九が聴けるとは思わなかった。9月に合唱メンバーの募集があったが、練習日に参加が難しく断念したが、知っている先生が歌っている姿をみて、ちょっと羨ましかった。来年もあれば、合唱に参加したいところだ。講堂はオーケストラ用には設計されていないので、フルオーケストラでは狭い感じだったが、いい演奏が聴けてよかった。
2月某日 卒業研究発表会 これが最後の卒業研究発表会になる。あいかわらず、いろんな分野があるおかけで、研究手法もいろいろで面白い。赤外分光、有機合成、次世代シークエンス解析、植物の機能性成分まで多彩で、分析手法もNMR、質量分析、クロマトグラフィ、遺伝子組換え、RT−PCRと多彩だ。その気になれば、いろんな手法が勉強できる講座だとつくづく思う。発表会後の打ち上げに4年生の参加者が少ないのは、高齢者からするとちょっとさみしいかな。これも時代かな。
2月某日 修論発表会 はじめて環境情報館の1階のモニターをつかっての発表会だった。けっこう冷える環境(床が冷たい)であったが、興味深い発表があり、ちょっと入りこみすぎてしまい、途中退席して出席しなければならなかった会議をすっぽかしてしまった。
2月某日 産学官連携セミナー in 伊賀 伊賀研究拠点主催でのセミナーに参加した。今年のテーマは「気候変動」で、どんどん変わりゆく気象とその影響について、三重大学の3名の先生方に語っていただいた。個人的には、とても勉強になった。温暖化まったなし、と言われているが、楽観論もある。私が学生だったころ、すでに温暖化の話はでていた。その頃、350ppmくらいだったと思うが、二酸化炭素濃度は、年々上昇しており、このままではヤバいと多くの科学者が警鐘をならしていた。当時一部の学者が、二酸化炭素濃度は、ぜったいに400ppmを超えないから心配しなくてもいいと主張していた。二酸化炭素濃度が上がれば、植物の光合成が活発になるので、400ppmは超えることはないよ、って言っていた。それから40年、現在では、420ppmを超えて上昇をつづけている。このままでいくと、人類にとって22世紀は、生存できるかどうかの厳しい環境になると、シミュレーションは示している。地球は氷河期に向かっているので大丈夫だという議論もあるが、時間のスパンが違う。氷河期が来る前に、温暖化で人類は滅んでしまうだろう。今回のセミナーでも紹介されたが、温暖化で、土壌中の有機物が減少する傾向にある。暖かくなることにより土壌中の有機物が、微生物によって分解されるからだ。たとえば、北海道では泥炭が生じる。これは、夏に育った草や葉が、分解されずに残っていくからである。温暖化が進むと泥炭ができなくなり、分解が進む。さらに、永久凍土といわれる土壌に含まれる有機物も分解が進む。こうなると人類には二酸化炭素やメタンの排出を止めることができなくなり、加速度的に温暖化が進む。微生物学を学修している学生は知っていると思うが、20分で1回、細胞分裂をする細菌の増殖の仕方でいけば、環境さえ整えば、あっと言う間に微生物は増えていき、有機物を分解して、大量の二酸化炭素を排出する。このままでいけば、21世紀末には平均温度で4℃上昇するとシミュレーションされている。22世紀には生きていない人たちが無責任なことをし続けているのが、ちょっと気になる。
2月某日 節分 例年より1日はやい今年は2日が節分だ。例年どおりに豆をまく。
1月某日 博士論文発表会 これがくると忙しくなる感じだ。ただ、博士論文となると審査も時間がかかる。ただ、数が少ないだけが救いだ。これが、修士論文ともなると、数が多く、定年間際の教員にとっては、目が疲れて苦労する。そういう日々の足音が聞こえてくるのが、博士の発表会かな。
1月某日 SSHの発表会 高校生の進化は、進んでいる。いまでは、小学生からプログラミングを習っている。その小学生が、中学生になり、高校生になってくる。高校生がPythonを使ってコードを書き、自分たちでアプリを作ることに感心していたが、いよいよ高校生もAIを使うようになってきた。コンピュータに学習をさせて、画像を判断できるようようなアプリをつくっている。こういう高校生が、大学に来るようになるので、パソコン教室のような授業はやめたほうがいいし、「我々の分野にコンピュータスキルは必要ない」なんて言えなくなりつつあるかな。
1月某日 講座歓迎会 講座に新しい先生が赴任されたので、歓迎会と新年会を兼ねた会に参加した。若い先生に期待するところが大きいが、国立大学の未来は決して明るいものでもない。かつて、6000人近くが受験していたセンター試験の会場だった三重大学も、今年は、3900名ほどだった。18歳人口の減少がしみてくる。
1月某日 運転免許更新 運転免許センターで運転免許の更新をした。次の免許更新が、2030年と書いてある。随分遠いと感じていた2030年も、おもったより近くなってきたかもしれない。いただいた年賀状に「昭和100年」と書いてあるものがあったが、考え見ればそうだ。これのほうが、母親の年齢とかが、とてもわかりやすいし、自分の歴史を考える上でも便利な感じがする。やはり昭和世代だからかな。
1月某日 工場見学 その2 これで工場見学の引率も最後になります。例年お願いしている伊勢の工場2件を見学しました。社長みずから御対応いただき、同じ日に某局の「カンブリア宮殿」での放送があるとことで、インパクトはあったかと思います。何かを感じたかについて、レポートを見たいですね。
1月某日 阪神淡路大震災から30年 あの地震を知らない世代も多くなってきたというか、学生は全く知らない。地震の恐ろしさを感じた出来事であった気がする。もう30年かって感じ。
1月某日 伊賀研究拠点ワークショップ 就職活動を控えた3年生の学生さんと、企業の若手社員とで、「企業で働くために必要な能力」について議論してもらった。学生がもつイメージと実際に働いている人のもつイメージのギャップについて感じてもらえたらいいかなと思う。参加していただいた5社の企業の皆様には、大学の教育に参加していただき感謝しかない。
1月某日 学生実験 学生実験を担当することになってから、25年になるが、シャーレの蓋に寒天培地を注ぐ学生をはじめて見た。おいおい、それでは、寒天平板培地にならんだろう。これくらいのことは、言わなくてもわかるだろう、という思い込みはいけない。
1月某日 新年あけましておめでとうございます。いよいよ、教員生活もカウントダウンに入りましたが、3月末まで、結構予定が詰まっています。4月以降は、サイトも閉じることになりますが、2001年当時、教員はHPをつくって、研究内容を紹介しましょうという号令にもとに、はじめたサイトです。このサイトから、いろいろお声がけをいただき、共同研究に発展したり、論文になった事項もあります。また外部の依頼講演のときに、紹介をしてくださった先生が、このHPをコピーしていたということもありました。というところでは、一定の役割を果たしたかなと思います。このHPのつくりも、当時、「ホームページビルダー」の練習用のHPのフォーマットを使ったものでしたが、あれから20数年、あいかららず、htmlを手打ちで入力しているという原始的なHPですが、よくここまで続けられたなと思います。今年もよろしくお願いをいたします。
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