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農業生物学講座
人類にとって農業,すなわち食料生産の営みは必要不可欠である。
また,安全でおいしい農産物の供給・環境の保護・生物資源の循環においても農業が重要な役割を担っていることは言うまでもない。 この活動をより持続的により良くしていくためには,対象とする動植物の生命現象を明らかにし,深く理解することが必要である。 我々の講座では,遺伝育種学,作物学,園芸学,動物生産学,飼料学, 植物医科学,昆虫生態学といった農学の考え方を出発点として,そこから新たに発展した生物科学を様々な視点から追求し,世界的な食糧問題の解決や緑豊かな環境の維持に役立てることを目的としている。
生物資源学部では令和6年度から、1学科4コース体制のもと、専門分野を再構成しました。
- 2024年(令和6年)1学科4コースの新体制へ
- SDGs。Society5.0。気候変動や異常気象への対応。
脱炭素社会やポストコロナ。
課題がより複雑化する社会へ向けた分野横断型の教育研究の創出へ。
農業生物学講座の教育研究分野
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分子遺伝育種学
育種とは,人間にとって望ましい方向へ生物の遺伝的性質を改変する技術であり,品種改良と言い換えることもできる。私たちの研究室では,植物の育種にとって重要な生殖機構(受粉・受精,自家不和合性,花器官形成など)の研究を中心に,遺伝子・ゲノムレベルでの研究を行っている。また,植物への遺伝子導入技術を用いて,育種に有用な遺伝子の機能解明や遺伝子組換え植物の作出を進めている。
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資源作物学
人間は衣・食・住を基礎とした人間らしい生活を実現するために必要な資源を農林水産業により持続的に生産している。そのうち,食糧となる食用作物や工業原料となる工芸作物などの資源作物について,それぞれの特性を明らかにし,有効な栽培・利用方法をみいだそうとする学問が資源作物学である。三重県特産品のイセイモ,ダイズ,水稲などの新品種育成や環境保全型農業生産技術の開発を通して地域の農業に貢献している。
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園芸植物機能学
園芸植物がもつ様々な機能を,果樹や野菜の栽培の改善に役立てるための研究を行っている。果樹では,常緑果樹の果実の発育・成熟に関する生理学的研究を行い,野菜では,環境ストレスに対する生理・生化学的反応の解明とこれらに基づいた高品質野菜の栽培法の確立を目指している。
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動物生産学
ウシ・ブタ・ニワトリの作る肉・牛乳・卵を食べることで,人は良質のたんぱく質を摂ることができ,健康の維持ができる。私たちの研究室では「動物のホルモン分泌」や「工サの消化に重要な 微生物」について調べることで,動物の生産性を高めるための基礎的な研究を行っている。動物の生産性を高めることができれば,より少ない工サで動物を飼うことができ,環境に対する負荷も減少するので,食料問題や環境問題の解決につながる。
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植物医科学
植物の病気を防ぐためにはその病気を正しく診断し,病原菌の種類や生態を正確に理解することが必要である。私たちの研究室は,将来,植物の医者として植物病害の診断,防除指導ができる人材を育てることを目標に教育を行っている。研究面では,植物病害の原因となる微生物(主に菌類)の分類,多様性,系統,進化,生態について,顕微鏡を用いた形態学的方法,遺伝子解析などの分子生物学的方法を駆使して研究を行っている。
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昆虫生態学
昆虫は農業を始めとする様々な産業の害虫として重大な損失を与えうるが,一方で花粉媒介や害虫防除などのために極めて重要な役割を果たしてもいる。本研究室では,害虫の防除,有用昆虫の利用,昆虫群集の保全のための知識を主に生態学的に深めることを目標としている。研究テーマは多岐にわたるが,基礎的な側面からのアプローチが多い。現在研究しているテーマとしては,ミツバチ以外の野生昆虫による農作物の花粉媒介の実体と仕組みの解明,植食性昆虫の寄主範囲の進化が生じる仕組みの侵入昆虫を利用しての解明などがある。
最近の出来事
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令和6年度後期 大学ファーム「楽農講座」第3回目が終了しました。
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令和6年度 前期 教育貢献表彰!46名以上の部門:近藤誠准教授
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オープンラボ2024学生ポスターセッション優秀ポスター賞表彰式を開催しました
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中日新聞「この人」コーナーで、諏訪部圭太教授が紹介されました。
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令和6年度後期 大学ファーム「楽農講座」第2回目が終了しました。
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三重大学と独立行政法人国際協力機構(JICA)との連携覚書が更新されました。
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中日新聞に、神事・産業・医療用大麻研究センターについて諏訪部圭太教授によるコメントが掲載されました。
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【WEB公開中】本研究科の白水貴准教授の菌類に関する取材記事が掲載されました。
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インドネシアの協定校パジャジャラン大学ご一行が生物資源学研究科を来訪しました。
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令和6年度後期 大学ファーム「楽農講座」~後期が始まりました。
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本研究科兼務教員のディナ・オクタヴィア先生が「リサーチコアセミナー」第12回に登壇しました。
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令和6年度前期 大学ファーム「楽農講座」(全6回)が終了しました。後期は10月8日(火)に開始します。
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本研究科の白水貴准教授が監訳した本が出版されました。
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フィリピンのヌエバ・ヴィスカヤ州立大学ご一行が生物資源学部本館ならびに附帯施設農場を来訪しました。
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濵嶋賢さん(博士前期課程2年)が知多市役所にてJICA青年海外協力隊 参加者出発報告会に参加し各メディアで報道されました。
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令和6年度前期 大学ファーム「楽農講座」第5回目が終了しました。
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【特集:学生へのインタビュー取材04】持続可能な牛肉生産への鍵:牛のデンプン利用の研究
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本研究科の白水貴准教授のキタキクラゲに関する研究成果が日本経済新聞にて紹介されました。
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学部間協定校であるムラワルマン大学森林学部から12名の学生の皆さんが来訪しました。
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令和6年度前期 大学ファーム「楽農講座」第4回目が終了しました。
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関谷信人教授、近藤誠准教授らの論文がField Crops Research 誌に掲載され、プレスリリースが行われました。
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『大学ジャーナルオンライン』に諏訪部圭太教授の記事が掲載されました
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大麻専用圃場で、研究用大麻の種蒔き(播種)が行われました。
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株式会社島津製作所の本社を訪問しました
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山本裕大さん(博士前期課程1年)が、日本菌学会第68回大会にて学生最優秀口頭発表賞を受賞しました!
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タマサート大学からの訪問団との交流会が行われました。
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本学と国際協力機構(JICA)との覚書を締結しました
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博士後期課程2年の股村真也さんが笹川科学研究助成に採択されました!
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クマノザクラ近況
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第48回三重大学定例記者懇談会が開催され、諏訪部教授・長屋祐一准教授らが久居農林高等学校と共同研究に関して報告しました。
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農場で羊の赤ちゃんが産まれました!
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NHKにて、神事用の大麻に使う機械の復元について諏訪部教授によるコメントが放映されました。【動画配信中】
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本研究科の白水貴准教授の菌類に関する研究が三重大学広報誌「X」に掲載されました。
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農場水田における有機農業への転換を目指して
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諏訪部圭太教授らが、牧野富太郎博士が命名した植物を使ってダーウィンの研究した自家受精進化の謎を解明!
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令和5年度 前期 教育貢献表彰!46名以上の部門:近藤誠准教授
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大学ファーム「楽農講座」を再開しました。
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日経新聞にて、大麻草の産業利用に関する本格研究始動についての諏訪部教授による解説が掲載されました。
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神事・産業用大麻研究プロジェクトについての意見交換が行われました。
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三重県総合博物館での本研究科の研究活動紹介パネル展開催のお知らせ11/11-11/19【終了しました】
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三翠Animal
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三重県立久居農林高等学校の皆さんが生物資源学部を訪問しました。
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Nayohan Sandiさんが第131回日本畜産学会にてEnglish Presentation Award を受賞しました!
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近藤誠准教授が第131回日本畜産学会にてAnimal Science Journal Reviewers Award を受賞しました!
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生物資源学研究科オープンラボ2023を開催しました。
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インドネシアBRIN-RCAM研究センターが表敬訪問し、本研究科にて研究紹介講演会が行われました。
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パジャジャラン大学水産・海洋学部訪問団が本研究科を表敬訪問しました。
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本研究科の塚田森生教授が生物多様性プロジェクトの一環でセバスチャン・ベッテル氏と共に講演しました。
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久居農林高校との連携に向けたキックオフミーティングが行われました。
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地域共創展開センターシンポジウム開催のお知らせ9/21【終了しました】
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『三重大X[えっくす]』 にて 諏訪部圭太教授の研究が紹介されました。
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オープンラボ「地域課題に対応する生物資源学研究の展開」を9/29開催します!【終了しました】
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L'Institut Agro Dijon(フランス)の研究者3名が本研究科を訪問され、議論や交流を深めました。
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タマサート大学(タイ)Science and Technology学部のみなさんが三重大学を来訪しました。
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諏訪部圭太教授・伴智美准教授らの取組みが、WEBメディアFINDERSに紹介されました。
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附帯施設農場で羊の毛刈り実習を行いました
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クマノザクラ近況
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第4回 三翠ゼミ「三翠Diversity」
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マレーシアのトレンガヌ大学へ本研究科の中島千晴教授および塚田森生教授らが表敬訪問しました。
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2023年2月17日24日,三重大学大学院生物資源学研究科100周年を記念して植樹式・講演会が行われました。
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2023年2月17日,三重大学大学院生物資源学研究科 100 周年を記念して植樹式・講演会が行われました。
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三重大Rナビ~三重大学研究最前線に、本研究科の諏訪部圭太教授の植物の不思議を解き明かす取組みについて紹介されました。
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三重大学ホームカミングデイ2022サイトに本研究科の諏訪部教授・関谷教授・伊藤智弘准教授へのインタビューと立花教授の講話が掲載されました。
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パジャジャラン大学訪問団との交流会
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パラオからの訪問団との交流会
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CBCラジオ「多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N」に塚田森生教授が出演し、スズメバチの生態について解説します。9/13【放映終了しました】
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9/2夕方放送の東海テレビ『ニュースOne』のスズメバチが秋に凶暴化する理由・対策について塚田森生教授が監修しました。【放映終了しました】
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股村真也さんが令和3年度肉用牛研究会にて肉用牛研究会奨励賞を受賞しました!
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マレーシア トレンガヌ大学との共同ウェビナーを開催します。12/22【終了しました】
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令和3年度 前期 教育貢献表彰!46名以上の部門:塚田森生教授
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令和3年度 前期 教育貢献表彰!26-45名の部門:近藤誠准教授
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白水貴准教授のFD講演会を開催!
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塚田森生教授のFD講演会を開催!
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第95回文化講演会?発見塾にて塚田森生 准教授が講演されました!
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名田和義教授のFD講演会を開催!
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山田佳廣名誉教授が『Insectes Sociaux』 からインタビューを受け、'Interview with a social insect scientist' seriesに掲載されました。
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諏訪部圭太准教授らが、シロイヌナズナが自殖へと進化した仕組みを解明し、読売新聞朝刊に掲載されました!
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フジテレビFNNオンラインにて「毒キノコ関連投稿が相次ぐ理由と見つけた時の注意点 」 について白水 貴 助教のコメントが掲載されました。
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諏訪部圭太准教授らによる論文がスイスの科学誌Frontiers in Plant Science(電子版)に掲載され、新聞各社に報道されました!
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三重大学が参画するバナナ・カカオの難防除病害管理技術の創出を目指した国際共同研究がスタートしました。
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プトラマレーシア大学からの表敬訪問がありました
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長菅輝義教授のFD講演会を開催!
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令和元年度前期教育貢献表彰!
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第8回生物資源学研究科オープンラボ「基礎研究から地域貢献・共同研究を考える」を開催しました!
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附属農場「夏休みこども体験学習」開催しました。
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第60回東海・近畿地域大学附属農場協議会を開催しました。
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附属農場「夏休みこども体験学習」開催のお知らせ
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アグリビジネス創出フェア2018に出展しています!
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Budi Wardimanさんが18th Asian-Australasian Animal Production CongressにおいてBest Presentation Awardを受賞しました
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びわ湖環境ビジネスメッセ2018にブース出展しました!
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びわ湖環境ビジネスメッセ2018にブース出展しています!
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近藤誠准教授が科研費審査委員長表彰を受賞されました
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公開講座「植物・虫・きのこ-農業生物資源の多様性と機能-」を開催しました
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平成28年度後期教育貢献表彰!
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「アグリビジネス創出フェア2016東海」に出展しました
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平成28年度前期教育貢献表彰!
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【イベント】 産学官コミュニティシンポ2016開催のお知らせ
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近藤誠准教授の研究内容講演会を開催!
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久居農林高校が生物資源学研究科を見学!
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梅崎輝尚教授が相可高校と行っているイセイモ実験が新聞で報道!
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寺村珠里さんが全日本大学対抗ミートジャッジング競技会で全国優勝!
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資源環境学科2年生の自由研究「測って、食べて、肉を知ろう!」